フェムケアの灯を消さないために。医療とフェムケアをつなぎ全国に広げる挑戦

東京で消えつつあるフェムテック・フェムケアの灯。このままでは全国への広がりも頭打ちになることが予想されます。そんな今だからこそ、もっと身近に医療とフェムケアが自然に交わる場所を各地に広げていきたい。自分のからだを大切にできる世の中を当たり前に。女性の声から社会を変える挑戦です。

現在の支援総額

438,000

8%

目標金額は5,000,000円

支援者数

15

募集終了まで残り

13

フェムケアの灯を消さないために。医療とフェムケアをつなぎ全国に広げる挑戦

現在の支援総額

438,000

8%達成

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目標金額5,000,000

支援者数15

東京で消えつつあるフェムテック・フェムケアの灯。このままでは全国への広がりも頭打ちになることが予想されます。そんな今だからこそ、もっと身近に医療とフェムケアが自然に交わる場所を各地に広げていきたい。自分のからだを大切にできる世の中を当たり前に。女性の声から社会を変える挑戦です。

はじめまして。

東京・神保町にあるフェムケアショップICHI BUNNO ICHI(イチブンノイチ)代表の宮前朋子です。

千代田区観光協会フリーペーパー「千代田細見」掲載時の写真

ICHI BUNNO ICHI(イチブンノイチ)の名前は、
「大多数の中のひとり」ではなく
「たったひとりの自分」
「ありのままのわたし」

という意味を込めて名付けました。

ICHI BUNNO ICHI外観

私は27歳で第1子を出産してから、家族の転勤に帯同し、約15年間専業主婦でした。
「妻は夫の転勤についていくのが当たり前」
「子供が小さいうちは母親がそばにいた方がいい」
女性として、妻として、母として、
誰かが決めた「こうあるべき」

何となくそんなものか。と従って生きてきました。

自分ひとりの力で生きていかなくてはならなくなったとき
「誰かのこうあるべき」に流されて生きてきた自分は
本当に自分を大切にして生きてきたのだろうか」
「自分を本当に大切にした生き方とは何だろう」

と考えるようになりました。

女性は特に、自分のからだについて語ることを許されなかった時代が長く
生理やPMS、更年期、性についてなど、特に女性特有の健康課題については
女性自身でさえも見て見ぬふりをすることが当たり前になってしまっています。
それが故に、自分の女性器を見たことも、触ったこともない女性が本当に多いです。
自分のからだなのにも関わらず、です。

「我満することが当たり前」
「慎ましやかに隠すことが女性らしい」
「性は男性に与えてもらうもの、女性は受け身であるべき」

本当にこのような価値観が正しいのか。

多くの女性は疑問とギャップを感じながら生活しているのが現実です。
そしてその疑問とギャップは、身体の変化が如実にでてくる更年期以降に
「問題」となって表れてくるのです。

わたしはそのような「問題」を抱えながら
「どこに相談していいかわからない」
「こんなことを口にしたらだめだと思っていた」

そんな女性の声を1000人以上聞いてきました。

ケアを通して、
自分の身体を深く知ることができたり、
年齢やホルモンの変化を前向きに受け止めることができます。

私たちはそんな“自分を知る・労わる”きっかけを届けたい。
フェムケアを「特別なこと」ではなく、「あたりまえの習慣」にしていきたい。
そんな想いで「ICHI BUNNO ICHI(イチブンノイチ)」を運営しています。

近年、フェムテックという言葉は広がってきましたが、
実は東京ではフェムテックショップの閉店が続いています

一方で、東京から数年遅れて、地方ではフェムケアの波がようやく動き始めています。

このまま東京の灯が消えてしまえば、地方での広がりも頭打ちになるのではないか。
そんな危機感を感じています。

フェムテック・フェムケアは、まだまだ社会の「当たり前」ではありません。

  • ・「性について触れてはいけない」「我慢して当たり前」という固定観念
    ・日本の性教育の遅れ
    ・フェムケア製品が“贅沢品”のように扱われ、“生活の一部”として根付いていない現実

それでも、全国からはるばるお客様が訪れてくださいます。

「婦人科に行くのは少し勇気がいる」
「ネットだけではよく分からない」
このような女性の声を、私は1000人以上から聞いてきました。

悩みを話しながら、
ときには笑い、
ときには涙を流し。

誰かに話したい、そして自分の身体のことをきちんと知りたい。
私たちのお店は、“ものを買う場所”である前に、
安心して話せる「場」としての意味を持っていると感じています。

ICHI BUNNO ICHIでのイベントの様子(骨盤底筋について説明しているところ)

だからこそ、どんなに大変でも、
「必要とされている」と感じる限り、この場をなくしたくない。

正直に言えば、店舗の維持は簡単ではありません。

でも、お客様の
「来てよかった」
「こんな場所がもっと増えてほしい」

という言葉が、何よりの原動力になっています。

だからこそ、
今、新しい仕組みで確実に全国にフェムケアを広げる拠点づくりに挑戦したいと思っています。

活動を続ける中で感じたのは、
「話せる場」と「正しい知識」そして「医療のつながり」が、すべて必要だということです。

そのギャップを埋めるために、フェムケアに理解のある医師と連携し、
「ICHI BUNNO ICHI(イチブンノイチ)」の店舗を一部改装し、クリニックを併設する構想を進めています。

ICHI BUNNO ICHI(イチブンノイチ) は、クリニックの開設支援や事務サポートも行い、
医療とフェムケアをつなぐ“橋渡し役”を担っていく予定です。

この医療連携が実現すれば、フェムケアと医療が互いに支え合い、女性の健康を包括的に支援できる拠点になります。

さらに、医療とフェムケアをつなぐ拠点を全国に広げるため、
「ICHI BUNNO ICHI(イチブンノイチ)認定フェムケア薬局」という仕組みを立ち上げます。

フェムケアの知識を持つ薬剤師・医療従事者が、
地域の中で気軽に相談できる“かかりつけフェムケア”のような存在になること。
そこから医療機関との連携が生まれ、地域に女性の健康を支えるネットワークができていく。

それが、私たちが目指す未来です。

すでに「やってみたい」という声が各地の薬剤師さんから届いており、
この輪を広げることができれば、
フェムケアが“特別なもの”ではなく“あたりまえ”になる未来が見えてくると信じています。

私たちが描く未来は、「フェムケアが特別ではない社会」

そのために、

  • ・医療とフェムケアの橋渡しとなる拠点をつくる
    ・話せる薬局・相談できる場所を全国に広げる
    ・女性が自分のからだを知り、選べる文化を根づかせる

これらを通して、女性の生きづらさを少しずつ解いていく社会を目指します。

  • ・店舗の改装費および運営費
    ・認定薬局制度の準備・資料作成・専門家との連携費用
    ・ワークショップ・オンライン相談の体制構築費
    ・デザイン・制作・広報費 など

このプロジェクトは、まだ始まったばかりです。
医療機関の誘致や認定薬局制度も、今まさに構築段階にあります。

でも、「いま動かなければ、日本のフェムテック・フェムケアの灯が消えてしまう」
その危機感と覚悟で、私は前に進みたいと思っています。

どうか、あなたの力を貸してください。
この“橋渡し”を、共に始めましょう。

「モノより行動」でお返ししたいとの想いから、3,000円から300,000円までのリターンをご用意しました。
“わたしはこの未来を応援する” という参加表明として、共に歩んでいただけたら嬉しいです。

フェムケアは、一人でがんばらなくていい。あなたの選択が、次の誰かの心を軽くします。

≪確認事項≫
※このプロジェクトは、現在計画・準備段階の取り組みを含みます。
万が一、医療機関誘致や認定薬局制度が実現しなかった場合でも、支援金は「これまでの活動・資料整備・発信・学びの共有」に活用し、支援者の皆様に丁寧に報告いたします。
想いを共にし、フェムケアの“灯”を守り・広げる仲間として、どうかご参加ください。


初めてこのプロジェクトのお話を伺ったとき、胸の奥が熱くなりました。

「こういう場所が必要なんだ」
「ずっとやりたいと思っていたことが、ついに形になるかもしれない」
そんな想いが一気にあふれ出したのを覚えています。

薬剤師として日々多くの方と向き合う中で、私はずっと、一般の方の健康リテラシーはまだ十分とは言えず、不調があってもどこに相談すればいいのか分からないまま、苦しさを抱え続けている人がとても多いという現実を感じてきました。

そして、病気になる前にできることは本当にたくさんあるのに、それを学べる場所も、正しく導いてくれる医療機関も、ほとんど存在していないということ、私一人では無力すぎると痛感しています。

医療費削減が議論される今こそ、「未病」の段階で適切な知識とケアを届けられる場所が必要です。

エビデンスに基づいたセルフケアを学び、必要なときはすぐに治療に進める
──そんな当たり前が、まだ当たり前ではない。

その“当たり前”を本気でつくろうとしているのが、このプロジェクトです。

フェムテック製品を扱うお店ICHI BUNNO ICHIが、クリニックと連携してしてそんな「当たり前」を作ろうという挑戦は、これまでの医療の在り方に新しい風を吹き込みます。

医療と日常のケアがつながり、誰もが「今日から変われる」場所ができること。

これは、多くの人の人生を救い、未来を変える力を持っています。

私は、このプロジェクトが日本の医療を前に進める力になると信じています。

ここから始まる小さな一歩が、全国に広がり、
誰もが健康について主体的に考えられる社会につながることを心の底から願っています。

その未来を実現するために──この挑戦を、私は全力で推薦します。


『宮前さんのすごいところ』

宮前さんのすごいところは、
「あの車椅子の女の子は、生理のとき、何か困っていることがあるんじゃないかな」とか。
「支援学級に通う男の子は、自分の性欲とどんなふうに向き合っているんだろう」とか。

どんなひとのどんな性にも、すっと心が及ぶところ。
性について、大事に真面目に考えてくれるところ。

そうだよね、
みんなそれぞれ必死に生きて、
みんなそれぞれ自分の性と向き合っているよね。

宮前さんと話していると、いつもそんなことを考えさせられます。

イチブンノイチを応援しています。

神敦子#note#
https://note.com/jinatsuko


わたしは生理に悩まされることが多く、頼れるのはネットか婦人科だけでした。

もちろん婦人科に診てもらうことは大事ですが、生理用品何を使ったらいいか、そんなことはネットの情報を頼りに誰にも相談することなく自分で試す他ありませんでした。

イチブンノイチでは全商品を触って見ることができます。

月経カップ一つとっても複数のメーカーを比較することが出来ました。

そしてともさんに相談することもできたことは自分ひとりじゃないと勇気づけてくれるものでした。

本来のフェムケアとは、大手薬局チェーンの店頭にフェムケア商品が置かれるようになるだけでは意味がないと思います。

イチブンノイチが目指す、一人ひとりの為の自分の身体について相談できる場所が必要です。

私は今まで海外に3年以上住んだことがありますが、
イチブンノイチが目指す認定フェムケア薬局のようなサービスに出会ったことはありません。

実現した際にはこのフェムケアの灯を東京から全国、全世界へと拡げてほしいと思います!

支援金の使い道

集まった支援金は以下に使用する予定です。

  • 設備費

  • 人件費

  • 広報/宣伝費

  • リターン仕入れ費

  • ・店舗の改装費および運営費 ・認定薬局制度の準備・資料作成・専門家との連携費用 ・ワークショップ・オンライン相談の体制構築費

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

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  • 11月23日にプロジェクトが公開になりました!初めての挑戦ですが、精一杯頑張りたいと思います。応援メッセージを追加掲載しました!このプロジェクトが一人でも多くの方に届きますよう、引き続き応援よろしくお願いいたします。応援メッセージ、コメントもお待ちしています! もっと見る

コメント

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  1. 2025/11/26 11:57

    ネット情報じゃなくて、医学薬学に基づいた正しい知識を、気軽に教えてもらえる場所が身近にあれば!わたしの町にもそんな場所ができてほしい!女性だけではなく、男性にとってのそんな場所もあればいいなあ。

    1. コメントありがとうございます! まさに! 『イチブンノイチ認定フェムケア薬局』では、知識と医学薬学とフェムケア製品とがすべてつながる場になります。 東京だけの特別なものではなく、あなたの町にもあの人の町にも、男性も女性も、すべての人が自分の身体を当たり前に大切にできるようになるよう、頑張ります! 引き続き、応援よろしくお願いします!


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