自己紹介
初めまして!私はベルリンを拠点に、DJやモジュラーシンセのライブ、食とアートを融合したイベントを行っています。市川大介と申します。
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Djを日本でもやってましたが、音楽を聴けば聴くほどクラブシーンの本場ヨーロッパに行きたい!っと単身日本を捨てる勢いで出て行きました。
そしてクラブシーンにはただ楽しむつもりで飛び込んだ世界でした。
しかしそこには、文化の違い、言語の壁、価値観のギャップといった数えきれない障壁があり、何度もぶつかり、悩み、立ち止まることもありました。
それでもひとつひとつ壁を越えていくうちに、その“困難さ”さえも楽しさへと変わっていきました。
そしてクラブという空間は、単に音楽を聴いて遊ぶ場所ではなく、その背景にある文化や歴史、ルーツを知ることでより深く味わえる“学びの場”であることに気づきました。
今回のクラウドファウンディングは、ただの遊び場を作るためではありません。
音楽と芸術、そしてそれを支える思想や物語と密接にリンクした、岡山ならではのクラブシーンをさらに豊かにし、次の世代へとつなぐためのプロジェクトです。
ここから生まれる空間が、人と文化を結び、刺激し合い、新たな創造の火種となることを願っています。
とりわけベルリンでの体験は、私にとって特別な意味を持ちました。
この街では、クラブはセクシュアル・マイノリティの人々にとってのセーフスペースとして長く機能し、誰もが自分らしく存在できる場所として守られてきました。
レズビアンの母のもとで育った私にとって、その価値観は幼い頃から自然なものであり、ベルリンに辿り着いたことは「来るべくして来た場所」だったのだと、いま強く感じています。
クラブは単なる娯楽の場ではありません。
そこには尊重と自由を守るためのルールがあり、文化が息づき、歴史が流れ、個々の表現が交差しています。
音楽だけでなく、その背景にある思想、コミュニティ、そして生き方までも体験できる空間。
だからこそ私は、クラブを
**深夜ミュージアム**と呼んでいます。
過去と現在、個と社会、音と思想が共鳴する場所。
それは踊るためだけの空間ではなく、感じ、学び、再接続するための生きた文化空間です!
この精神を岡山の地に根づかせ、Hyphenatedが掲げる「再接続」という理念とともに、未来へと受け継がれるクラブカルチャーを育てていきたいと考えています。
またDjやアーティストの場合は自由にそれを発表し共有する場所でもあります。
勿論岡山にもそのシーンは根付いてますが、私は自分の海外に住んでる経験やヨーロッパで出会った人達
、音楽を通して旅をして出会ったアーティスト、ミュージシャンたちを岡山に招待し、
更なる異文化交流を図り、岡山、また日本の人たち、逆に海外のアーティストにも日本を身近に感じてほしいと思っています。
今回のイベントは"再接続"というテーマがあります。これは人種のように元々は一つだったものが、
旅を重ねるにつれバラバラにされてしまったものを、一つのものだという事を思い出してもらうテーマであります。
その理念に共感してもらったアーティストに今回アートワークを依頼しました。

Abuqadim Haqq(アブカディム・ハック)氏。
ミシガン州デトロイト出身。
テクノミュージックがアメリカ・デトロイトで産声を上げた黎明期から、数々の名盤アートワーク、ポスターデザイン、書籍を手がけてきた伝説的ビジュアルアーティストです。
彼の作品は、アフリカンカルチャーと音楽の歴史を背景に、
“つながり”と“継承”の意味を深く問いかけるものです。


当時のデトロイトは、経済破綻や人種差別といった社会的混乱の中にありました。しかしその chaos の中で、若者たちは音楽とアートに「未来への希望」を見出し、より良い世界を信じて創造し続けました。
そこから生まれたポジティブなエネルギーは海を越え、世界中へと広がっていきます。
テクノという“種”は、姿形を変えながら、たとえ明確に定義できなくとも、いまもなお人々の心の中で静かに息づいています。
音楽を視覚化し続けてきたHaqq氏にデザインを依頼し、今回その世界観をポスターだけでなくTシャツとして具現化しました!



テクノの歴史とHyphenatedの理念が交差する“再接続の象徴”として生まれた作品です!
— Daisuke Ichikawa(Hyphenated主宰/DJ D1101)
そしてゲストDjには、ベルリンで出会った韓国のDJ Keisohn を招待します。
彼はカナダやベルリンでの豊富な活動経験を持ち、
地元韓国でも更なる進化を続けるDJです。一見全く違うように見える様々なジャンルのダンスミュージックを彼の繊細なセンスと経験による技術をで紡ぎスムーズな音楽の旅行をさせてくれる彼のDjは
まさにHyphenatedの理念そのものです!
そして地元岡山からもシーンを長年に渡って支え続けるDj,アーティスト達!
ローカルシーンを支え続ける彼らがいなければ、深夜ミュージアムとも言える岡山のクラブシーンは
存在しないでしょう!
さらに今回は未来へ繋ぐというテーマで
地元岡山から日本中で長年DJ活動を続ける
DJ ZENによるDjワークショップ、
そして僭越ながら私本人によるモジュラーシンセサイザーのワークショップを行います!

リターンについて
今回のリターンでは、
Hyphenatedの世界観を象徴する特別なアイテムをご用意しました。
Abuqadim Haqq(アブカディム・ハック)氏によるオリジナルTシャツ


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デトロイト・テクノの精神を受け継ぐアーティスト、Abuqadim Haqq氏が
「Hyphenated」のために描き下ろした限定デザイン。
イベントのテーマである“つながり”と“再生”を表現した一点です。
高品質ポスター(A2サイズ)

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上記アートワークをもとに制作した、数量限定のポスター。
インテリアとしても飾れる上質な仕上がりです。
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ミュージシャンのKEITA SANO

含む岡山を代表するアーティストの楽曲を収録したEP(デジタル配信)
ジャンルを超えたコラボレーショントラックを収録予定。
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イベント当日の入場チケット(Yebisuya Pro)
2026年1月17日(土)に開催される「Hyphenated Okayama」への入場チケット。
現場でしか味わえない音と空間を、ぜひ体験してください。
これらのリターンは、すべて本プロジェクトのために制作された限定アイテムです。
音楽、アート、そして人とのつながりを形として残し、
この一夜を共に記憶していただければ嬉しいです。
— Daisuke Ichikawa(Hyphenated主宰/DJ D1101)
スケジュール
12月10日クラウドファンディング終了
1月11日PINE and SONSにてDj,シンセサイザーワークショップ
1月17日Yebisu ya proにてクラブイベント開催
最後に
音楽は、言葉を超えて人の心をつなぐ力を持っています。
時代や場所、文化が違っても、同じリズムの中で誰かと共に揺れる瞬間がある。
その一体感こそが、私が信じ続けてきた“音楽の本質”です。
Hyphenatedは、分断された世界の中で、
もう一度「つながることの意味」を取り戻すために生まれたプロジェクトです。
それは単なるイベントではなく、
音楽・アート・人のエネルギーが重なり合って生まれる、ひとつの“生命体”のような試みです。
岡山で生まれるこの夜が、
ベルリン、デトロイト、そして世界中のどこかへと波紋のように広がり、
また誰かの心の奥で新しい表現へと変わっていく——
そんな循環を、皆さんと一緒に作りたいと思っています。
どうかこのプロジェクトを通して、
「音楽がまだ何かを変えられる」
と信じる力を共有させてください。
皆さんの一人ひとりの想いが、このHyphenatedを動かす心臓になります。
一緒に、世界をもう一度“つなぐ”夜をつくりましょう。
長文となりましたが最後まで読んでいただいてありがとうございました!

— Daisuke Ichikawa(Hyphenated主宰/DJ D1101)




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