サツマイモ栽培をされる皆様へ

こんにちは。宮崎県児湯郡高鍋町で有限会社児湯芝農園を営んでおります代表の桑島です。温暖な宮崎の気候を活かし、20年以上にわたって芝生とさつまいも苗の生産に取り組んでまいりました。

今回のプロジェクトでは、全国からのご注文にお応えするため、さつまいも苗の生産体制を整えていきたいと考えております。現在、毎年4~6月に合計300万本の切り苗を出荷しておりますが、ご注文をお断りせざるを得ない状況が続いており、心苦しく思っております。皆さまからのご支援により、サツマイモを植えたいお客様にできるかぎり苗をお届けするため、2026年は合計500万本の出荷を目指しております。

サツマイモ苗生産のために

毎年、ご注文開始の11月から出荷終了の6月まで全国各地から『今年もサツマイモ苗をお願いします』というお電話やメール、ご注文を全国より数多くいただきます。ご家庭で楽しまれる方から幼稚園、保育園、小学校から大学、地方自治体、市民農園、一般企業、生産者の方まで本当にたくさんの方々へ毎年、サツマイモ苗を出荷しております。

しかし、現在の設備や人材では皆さまのご期待に十分お応えできていません。老朽化したビニールハウスの修復が急務で、雨漏りや温度管理、散水設備にも支障をきたすことも増えてきました。また、より良い苗を安定して育てるため自然由来の土壌改良剤や資材の導入も必要です。

施設だけだはなく増産に向けて、12月から始まる土づくり、種芋の植付けから4月の出荷開始に向けて、温度管理や散水など苗の生育状況をみながら適切な管理をする人材を雇用することも必要になります。

いい収穫とたくさんの笑顔を

私たちが目指すのは、サツマイモを植えたい方にできるだけ提供できる苗の生産出荷です。家庭菜園を楽しまれる方には、お子さんやお孫さんと一緒に苗の植付けや芋掘りを体験していただき、生産者の方には植えたい時期に苗をお送りし、いい収穫をしていただくことです。

また年々新しい品種がでてきますので、気が付けば現在31品種というたくさんの品種を生産するようになってきました。新しい品種が出てもその品種の評価が消費者、生産者、流通業者など市場を通じて分かるのに数年かかります。品種開発競争が激しくなってきている中で、少しでも早く新品種をたくさんお方にお試しいだだけるようにしていたきたいと考えております。

サツマイモ苗づくり20年

児湯芝農園は芝生生産からスタートし、ハウス栽培のサツマイモ苗、タマネギ苗の生産まで栽培品目を増やしてきました。サツマイモ苗の生産品種も始めた当初は5品種ほどでした。年々ご注文を多くいただけるようになり徐々に生産品種も増えて現在は31品種となりました。宮崎の温暖な気候と豊かな土壌、そして何より『サツマイモを楽しく育てて、いい収穫をしていただきたい』という想いを込めて育てています。

これまでも『実家の母がいい苗だったと喜んでいました』『孫と一緒に甘い焼き芋を食べました』といったお声をいただくたび、お客様の笑顔が頭に浮かび、この仕事を続けてきてよかったと感じます。

産地の現状

コンビニやスーパーで焼き芋やスイーツのかたちで目にする機会が多いサツマイモですが、実際に植付けから収穫までを体験していただくことに価値があるのではないかと思います。何年か栽培していると、基本の通り栽培してもうまく収穫できる年できない年があります。

毎年、夏の気温が異常に上昇する中、産地では新たな病害虫被害の発生も問題になっています。写真は、病害のため出荷できず畑で捨てられている芋です。　干ばつにも強く比較的強く育てやすいサツマイモでも産地で収穫が安定しにくくなっていることをサツマイモを育てるたくさんの方に感じていただけると幸いです。

リターンについて

ご支援いただいた皆さまには、今年収穫しました様々な品種のサツマイモをお届けいたします。お客様から美味しいということでお声をいただくことが多くなってきました「あまはづき」や紫、オレンジ、干し芋専用品種など検索しても販売されていない品種から定番の「べにはるか」まで多数ご準備しております。全部で14品種、各品種とも3キロ単位となります。品種によって数に限りがございますので、ご了承のほどよろしくお願いいたします。11月現在、まだ収穫中ですので、発送は2026年1月の予定です。食べてみたい品種やこれから植付けをしたい品種のお試し用としてもお使いいただければと思います。

※甘いムラサキ芋品種の「ふくむらさき」です。

現在の準備状況とスケジュール

12月からの種芋植付けに向けて、種芋の収穫、品種ごとの作付け計画、ハウス補修部分の確認、天然成分由来の土壌改良剤などの手配を進めています。目標金額300万円を達成できれば、来春のサツマイモ植付けシーズンまでに設備を整え、2026年には昨年以上のご注文に対応できる体制で、4月からの出荷シーズンを迎えることができます。

・2025年12月　　クラウドファンディング募集終了

・2026年1月　　  リターンのサツマイモ発送

・2026年1～3月　サツマイモ苗床のハウス修理、土壌改良剤散布、種芋植付け

・2026年4～6月　サツマイモ苗の出荷

最後に

全国のさつまいもファンの皆さま、このプロジェクトは私たちだけでは実現できません。皆さまお一人お一人のお力添えがあってこそ、『児湯芝農園のサツマイモ苗』を全国にお届けできます。宮崎から全国へ、新鮮な苗をお届けし、いい収穫と笑顔につながればと思います。

どうぞよろしくお願いいたします。

※注意事項

本プロジェクトを利用して、プロジェクトオーナーと第三者（支援者を含む）との間の雇用関係を成立させることはございません。
また、プロジェクトオーナー以外の第三者（支援者を含む）が当事者となる雇用関係の成立をあっせんすることもございません。このことは、本プロジェクトのリターンについても同様です。