LINEで送る25年間、時計作家として時間と向き合ってきた
はじめまして。
ATELIER COFFRET®（アトリエコフレ）という屋号で、手づくりで腕時計を制作しています。石川晶子です。
1999年から手づくり腕時計作家としての活動を開始し、
現在はオンラインを中心にオーダーで時計を作るとともに、
ハンドメイド講師としての活動や、「心の時間を取り戻す」サポートをしています。
私が約25年間にわたって大切にしているのは、
「時間」と「心」に寄り添うことです。
そんな私も、これまでの人生で自分の時間が止まったと感じる経験を何度もしました。
【19歳。卵巣をひとつ切除する】
10代の最後の春。私は大病をし、手術をすることになりました。
本当なら希望にあふれた社会人一年目。
しかし、私は内定をもらっていた会社で思うように働くことができませんでした。
「みんなと一緒に社会人になれないんだ」と社会から取り残された気持ちになり、
挫折感を味わいました。
生きていくことに不安を抱えることもあった日々。
私は自分の時計が止まったように感じました。
【38歳。離婚を経験する】
2010年、仕事のパートナーでもあった当時の夫と
お別れをすることになりました。
夢を語り合いながら歩んできた時間があったからこそ、離婚は大きな決断でした。
日常の中にぽっかりと穴が空いたようで、
今まで当たり前にあった景色が急に色を失ったのを覚えています。
【47歳。コロナ禍で再び病気が見つかる】
2020年、コロナ禍。
「手づくり腕時計の作り方」をオンラインで多くの人に届けたいという想いからその準備をしていた矢先に、再び病魔が私を襲ってきたのです。
また、闘病生活が始まるのだろうか…。
なぜこんなに何度もつらい思いをするんだろう？
副作用で苦しむのかな……。
病気の怖さを知っていた私は、不安で胸が締めつけられました。
【52歳。立ち上げた会社の代表を退任する】
52歳。
仲間と築いた会社から離れる決断をしました。
仲間を信頼して結成した会社だっただけに、
この決断は私の心に深い「影」を落としました。
「任務を全うできない私は価値がない」
厳しいご意見もあり、
自己否定や自己嫌悪に襲われる日々……。
私はその後、InstagramなどSNSをすべて遮断します。
心が凍りつき、完全に時が止まっていました。
「みんなは新しい世界で進んでいるのに、私は取り残されている」
挫折と孤独を、何度も味わいました。
しかし、こんな私が大きく変わったのです。
私を変えてくれたものこそが、縁があったラボでの心の学びと出会い、
そして「思考の書き換え」です。
「止まっていたのは、時間ではなく『私の心』なのかもしれない……」
それに気づいてから半年間、心の学びに集中し、自分自身を内観し、
私は少しずつ、自分の時間を生きられるようになっていきました。
おそらく、私と同じように立ち止まっている人、
苦しい思いをしている人は少なくないはずです。
そんな人たちに、私の体験を伝えたら、
もう一度動き出すお手伝いができるのではないか……。
だからこそ、自身の体験をつづった書籍を出版することを決めました。
同じように苦しんでいる人、誰かの力になりたいと願う人に届けたくて、
このプロジェクトを立ち上げました。
「止まった時間」をもう一度動かすための本を届けたい
「止まった時間は、『思考の書き換え』で動かせる」という希望のメッセージを、書籍というかたちで届けるのが本プロジェクトです。
誰かの言葉に傷ついたり、過去の出来事を引きずったり、
「私なんて」と自分を責めたり……。
生きづらさを感じている全ての人に。
本を開いたときに、
「大丈夫だよ」
「ちゃんと見ているよ」
「あなたの時間は動いているよ」
と心に光がともるような一冊にしたいと考えています。
また、私が20年以上、ハンドメイドを仕事にしてきた経験を活かし、ハンドメイド作家・講師が、
自分の作品やサービスを届けるために、前向きな心で走り続けられるよう、心のブロックやビリーフ（思い込み）を外し、
活き活きと活動できるように支援したいという思いもあります。
私は思考の書き換えとジャーナリングを通じて、
悩んでいる人に伴走する存在になりたいという気持ちから、
現在も心の学びを深めています。
クラウドファンディングで応援を募ることを決めた理由は、
一人で作るのではなく、
みなさまのエネルギーを力に変えて、つながりを持ちながら出版までの道のりを歩んでいきたいと考えたからです。
将来的には、私のように時間が止まったように感じている方や生きづらさを抱えている方に向けて、もっと自分を解放して心豊かに生きられるような思考の書き換え講座やセッションを届けていきたいと考えています。
私の夢はこのプロジェクトで実現できると確信しています。
止まった時間を動かした「思考の書き換え」ワーク
私は長い間「他人軸」で生きてきました。
誰かに認められたい、嫌われたくない――自分の気持ちより他人を優先し、
「それが当たり前」だと思って生きていました。
ビジネスも人間関係もうまくいかない日々。
「幸せになってはいけない」という思考が潜在意識にあり、
自分にいつも厳しく生きてきました。
50歳を過ぎてから、起こした会社の代表を退任後、
心も身体も限界を迎え、何もできなくなってしまいました。
そんな私を変えてくれたのが「思考の書き換え」ワークです。
【ビリーフ（思い込み）を探る】
「仕事がうまくいかない人のブレーキを外す」
という言葉に惹かれて、ラボに入りました。
そこで取り組んだのが、「思考の書き換え」のワークです。
まずは、心の中にあるビリーフを書き出していきました。
・「仕事ができない私は価値がない」
・「完璧にやらないと認めてもらえない」
・「きちんとしていないと愛されない」
ビリーフを洗い出していくうちに、
私は今まで何度も自分をいじめてきたことに気づいたのです。
ラボではさらに、ビリーフの原因を探っていきました。
すると、子どもの頃に、「ちゃんとしないと注意される」と思った出来事や、
その反対に「ちゃんとしていれば親に褒められる」とか
「親に注意されないで済む」と感じた小さな頃の記憶が次々と出てきます。
今の思い込みは過去の経験から作られてきたことが見えてきました。
次は「書き換え」に入っていきます。
【思考の書き換えワークとは】
本来のワークは、もっと深堀りする内容ですが
ここではポイント部分だけ、少し解説します。
たとえば「完璧にやらないと認めてもらえない」をまずは「真逆」にします。
「完璧にやらないと、認められる」とか「完璧にやらないと、愛される」という感じに。
次に主語（私と人）を入れ替えます。
「他人が完璧にやらないと、私に認めてもらえない」このように置き換えます。
自分にやっていることは、他人にもやっていて、その結果、他人にも厳しい基準を作ります。
これは、全員に対して出るものではなく
子供やパートナーなど「気を許せる相手」や
「弱い相手」に強く出ることがあります。
次に、すべて主語を自分に置き換えます。
「私が、完璧にやらないと、私が私に認めてもらえない」
ここが置き換え（書き換え）で一番「核」になる部分で、
「私は私に対して『ちゃんとしていない自分はダメ』と言っている」
と認識することで
「実は自分で自分にかけていた呪いだったね……」
と気がつきます。
この場合、最後は、
「完璧にやらなくても、やっても、どちらでもいい」と「ニュートラルな場所」に、自分を連れていくことができます。
ダメな自分も愛されるし、完璧にできる自分も褒められる。
そう思うと、心が少し楽になっていきました。
【ここで終わりたくない】
「心のブロックを解除する」「ビリーフを外す」
プロセスは決して楽なものではありませんでしたが、明らかに心に変化がありました。
「『頑張る』ことよりも『自分を責めない』ことのほうが、 ずっと大切だよ」
と気づいた自分がいます。
そうすると、思いを込めて作った時計たちも、
私の心をこう励ましてくれているようにも思えました。
『落ち込んだ日も、つらい日も、手づくり腕時計をのぞき込めば、時間はちゃんと動いている。あなたの時間は動いてるよ。前を向いて歩き出そう！』
その後音声配信を始め、言葉を紡ぐことが再始動の最初の一歩となります。
【バトンをつなげたい】
私はビリーフをひとつずつ書き換えることで心は再び動き出しました。
「思考を変えることで、再び心の時間を動かせる」ことを
多くの人に伝えたいという思いが、このプロジェクトの原点です。
25年の感謝を胸に次のステージへ
1999年、手づくり腕時計作家として活動を開始しました。
【時計って自分で作れるんだ！】
腕時計が手づくりできることを知ったときは衝撃でした。
動くものが自分で作れることに驚き、
「自分でも作りたい！」と胸が高鳴ったのを覚えています。
あるとき、マルイの手づくり腕時計コーナーを見ていたら、
専門学校時代の友人が作った腕時計が売られていました。
個性あふれるすてきな腕時計！
久しぶりに、その友人と話したくなり、連絡を取りました。
それは「私も作りたい！」と思った瞬間。
一歩足を踏み入れることへの不安もなく、新しい世界にドキドキしたのを覚えています。
はじめに開催した時計展は
その友人とふたりで鎌倉のお食事処の一画とお庭で開催しました。
お客さまに「良いものを見せていただきました」とのお言葉をいただいたときのうれしさは、今でも忘れられません。
私の時計で誰かが喜んでくれたり、楽しんでくれたりすることが
こんなにもうれしいなんて！
【1週間で100万円売れた】
私はお客さまが時計を身に着けることで「特別な気持ち」になったり笑顔が増えたりしてほしいと願いを込めて作っています。
女性の手元が華やぐデザインの腕時計を作りたい！
そんな思いで、天然石やガラスのビーズをあしらった時計を作ると
私の看板商品になりました。
今でも多くのお客さまにお届けしています。
百貨店での催事では1週間で100万円の売上を達成し、
「着けると元気になる」「心が華やぐ」
とうれしい言葉を多くのお客さまからいただきました。
たとえ落ち込んでいる日でも、時計をのぞき込めば、
いつもどおり時間は進んでいます。
「あなたの時間はちゃんと動いています」
そんな思いを込めて、お客さまの大切な時間に、
私の作品がそっと寄り添えますように……と、一本一本、丁寧に制作しています。
最後にお客さまからいただいたお手紙の一部をご紹介します。
「留め具近くのビーズを失くしてしまいました。
修理をお願いいたします。
お手数をおかけしますが使えるようにしてください。
長い間使用していますので、愛着があります。
歳月が過ぎましてもステキなのです。」
修理してでも、まだまだ着けたいと思ってくださるお気持ちに
胸がいっぱいになりました。
このお手紙は私の宝物です。
出版は私自身の「再起動」
暗闇の中で「ここで終わりたくない」と思ったあの日から、
少しずつ光を探しながら歩いてきました。
書籍がかたちになることは、今ここに生きている自分の証ともいえます。
支援してくださるみなさまと一緒に、
「止まった時間は必ず再び動き出す」というメッセージを広げていきたいと願っています。
【書籍の内容（仮）】
『時を刻む〜心のブレーキの外し方〜（仮）』
1章 時が止まっていた私
2章 時計の針が動いた瞬間
3章 時が止まっている人たちを支える
4章 今という時は一瞬
資金の使い道
皆さまからいただいた資金は、書籍『時を刻む〜心のブレーキの外し方〜（仮）』の
出版費用、広報活動費として大切に使わせていただきます。
※CAMPFIRE手数料を含みます。
※本プロジェクトはAll-in方式で実施します。
目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
書籍は、～著者をとことん愛する出版社～トキツカゼ出版株式会社より
自費出版にて出版します。
スケジュール
2025年12月～2026年1月 クラウドファンディング実施
2026年 5月～ 順次リターンをお届けします
2026年 5月 電子書籍『時を刻む 〜心のブレーキの外し方〜（仮）』出版
2026年 8月 ペーパーバック『時を刻む 〜心のブレーキの外し方〜（仮）』出版
リターンについて
今回制作する書籍の他、さまざまなリターンをご用意しました。一部をご紹介します。
【電子書籍＋お礼のメッセージ】2,000円
【ブックカバー付ペーパーバック+お礼の手づくりメッセージカード】10,000円
【手づくり腕時計作品セミオーダー権+ブックカバー付きペーパーバック】30,000円
【スペシャルスポンサー+電子書籍】100,000円
最後に
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます。
クラウドファンディングを決めたのは、
みなさまの応援を力に変え、
つながりを感じながら出版までの道のりを歩み、
最後にはみなさまに、たくさんの感謝をお返ししたい――そんな思いからでした。
読者がこの本を手にしたとき、心の中に小さな光がともる――
そんな体験を届けたいと思っています。
プロジェクトを一緒に育てていただけたらとてもうれしく思います。
ご支援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
＜募集方式について＞ 本プロジェクトはAll-in方式で実施します。
目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
