米原市・長岡(旧山東町)の天野川です。
▼はじめまして
私たちは滋賀県米原市・長岡(旧山東町)の天野川源氏蛍未来プロジェクトです。
私たちの町の財産である蛍を再生するプロジェクトにお力をお貸し下さい。
(天野川源氏蛍未来プロジェクトのメンバー)
▼プロジェクトの概要

米原市・長岡(旧山東町)の天野川は、特別天然記念物・長岡のゲンジボタルおよびその発生地として知られ、かつ ては天皇陛下にも献上された蛍の里です。
第1回は大正14年6月18日、澄宮殿下へ献上されました。

この写真は、昭和25年6月に昭和天皇、皇后両陛下とマッカーサー元帥に源氏蛍を献上に行くときの近江長岡駅前で撮影されたものです。


私の祖父たちは一生をかけて蛍を愛し、川の清掃やパトロール、カワニナの育成を続けてきました。 蛍が最盛期だった頃、地域での「蛍祭り」は盛大に行われ、川面いっぱいに輝く蛍の光と人々の笑顔 が溢れ、まるで夢のように華やかな日々がありました。


しかし今、あの光景は失われつつあります。自然発生に頼るのみとなり、蛍を守る活動はほとんど行 われていません。そして一昨年の土砂崩れで大量の土砂の流入や、道路工事の兼ね合いからなのか、蛍の幼虫のエサとなるカワニナの生息環境が悪化。 蛍が飛ぶ日も減少し、地域の宝が消えかけています。
私たちは、祖父たちの想いを受け継ぎ、天野川の浚渫(しゅんせつ)や環境改善に取り組むべく、再び源 氏蛍が舞う川を未来の子どもたちに残すために立ち上がりました。


※現在の天野川の様子
子どもの頃、祖父と一緒に見た、あの無数の蛍の光、それは私にとって世界でいちばん美しい記 憶です。 祖父は晩年、子どもの名前さえわからなくなっていたのに、真っ暗な道を何度もパトロールに出かけ ていました。蛍のいない川辺を歩く祖父の姿は、いまでも私の心に焼き付いています。
その情熱に胸を打たれ、学生時代の私は祖父と蛍を題材とした『天野川』という映像作品を制作しました。
この作品は1978年にスタート、日本ビクター(株)が主催する「2001年の第23回・東京ビデオフェスティバル(TVF)」で最優秀賞(グランプリ)を受賞しました。
この催しは、プロ・アマチュアを問わない国際的なビデオの祭典として歴史を重ねてきたもので、この年は世界39の国と地域から、過去最多の2,202の作品が寄せられた中での受賞でした。
失われてゆく美しい日本を蛍に重ね、強い哀惜を込めて描かれた作品で、世界中から祖父 への思いを称賛していただきました。祖父の生き方や蛍への愛情が、多くの人々の心に響いたことは、 私にとってかけがえのない誇りです。
そのビデオ作品を限定YouTubeでご覧いただけます(画像は粗いですが)。
下記のURLをクリックしてください。
👇
https://www.youtube.com/watch?v=xsJJ1XV1rvQ


今でも祖父への愛は変わらず、毎年6月になると「祖父にあの頃の蛍を見せてあげたい」という気持 ちが胸に込み上げてきます。 しかし近年、蛍が飛ぶ日が減り、かつて毎年訪れてくださっていたお客様も少しずつ離れていってし まっているのが現状です。蛍を楽しみに来てくださる方々ががっかりする姿を見るたび、なんとかこ の川を蘇らせたいと強く思います。

かつての「蛍祭り」の華やかさ、祖父が蛍合戦と言っていたほどに天野川に舞う光、感動する人々̶̶ 祖父が魅了されたあの風景をもう一度、次の世代にも見ていただきたい。

天野川は今、手を付けないと数年後には蛍が絶滅する恐れがあると専門家は言います。
修復範囲も広く、重機も必要で専門業者といっしょに取り組む必要があります。
天野川は私たちの命です!
業者にお願いするところと私たち素人の手でも出来るところを話し合い、専門家による調査も踏まえ行政のお力を借りながら、守っていくことこそが大事だと思っています。
源氏蛍発祥の地・米原市・長岡(旧山東町)の天野川を再び美しい川に戻し、未来の子どもたちに「いのちの光」を伝 えたいため、どうか皆さんのお力をお貸しください。


※あくまで「ボランティア主体」「人件費は含まれていません」

毎年6月には「ほたるまつり」が開催されます。


米原市は、全国で唯一、特別天然記念物に指定されているホタルの町です。ホタルの観賞を通じてホタルの保護や環境保全意識の高揚、環境教育の充実を図るとともに、地域の活性化と観光振興に資するため、さまざまなイベントが催されます。
※特別天然記念物とは、文化財保護法により、学術上の価値が高く特に重要なものを特別天然記念物として指定されています。特別天然記念物として指定されているのは全国でここ長岡だけです。
※写真等の使用に関しては許諾を得ています。
▼最後に

私たちは、3月のキックオフイベントや6月の蛍イベントで、蛍の舞う空間の再生を体感で きるだけでなく、**「いのちの循環」や「自然との共生」**をテーマにしたワークショップや展示も 行う予定です。
▼リターンについて
リターン品として源氏蛍のポストカード、地元の蛍もなか、源氏蛍の写真集、蛍アート作品、ima art cafe(長岡)のカフェチケット、チーズケーキなどをご用意いたしています。
▼スケジュール
2026年1月末 クラウドファンディング終了
2026年2月 天野川周辺整備作業を依頼、作業状況等SNSで紹介
2026年3月 キックオフイベント(詳細は決まり次第SNSで発信)
2026年6月 ほたる祭り開催




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