実施理由/背景

子どもたちが安心安全に暮らせる「自立援助ホーム」を尼崎市に開設する

私たちNPO法人つなごは、虐待などで家庭に居場所のない10代の子どもたちに、安全安心に過ごせる居場所「子どもシェルター」を運営し提供しています。子どもシェルターで過ごした後の次のステップとして、自立援助ホームに入居する子どもが多くいます。尼崎市を含む阪神間は、家庭で不適切な養育を受け、居場所のない子どもが多い印象があります。そこで尼崎市に自立援助ホームを設立することで、行き場所のない子どもたちに、安心安全の生活拠点を提供する意義があります。よりニーズの高い地域である尼崎市に自立援助ホームを移転し運営することで、そのニーズに応えたいと思います。新しい一歩を踏み出す子どもたちの、明るい未来のためにご協力お願いいします。

プロジェクト内容説明

尼崎での開設・運営に向けた費用をご支援ください

自立援助ホームは、20歳までのこどもたちが居住し、通学や通勤しています。子どもシェルターや施設を出た後、自立援助ホームに移り、一人暮らしのための準備をする子どももいます。ホームにはスタッフが常駐しており、自立に向けたサポートをします。NPO法人つなごでは、明石市で運営していた自立援助ホームを8月末日で閉鎖し、よりニーズの高い尼崎市での開設に向けて準備しています。新しい物件は、子どもたちが安心して過ごせる居住スペースになるよう改装し、年度内の運営開始を目指しています。施設運営は、国や自治体からの補助金や、正会員・賛助会員、みなさまからの寄付金で成り立っています。新しく施設を開設するにあたり、発生する費用を補助金で補うことは難しく、財源は苦しい状況です。みなさま、ご支援、ご協力をお願いします!

目指すところ

子どもたちの未来と地域を明るく豊かにする

私たちは、虐待などで家庭に居場所のない子ども達を保護し、安心・安全に暮らせる、心身を安らげる場所を提供しています。尼崎市で自立援助ホームを開設することで、帰る居場所がなく、苦しみ悩み、危険な目に遭うおそれのある子ども達を地域から一人でも減らすことができます。自分を大切にし、躓きながらも様々な体験を積んでいく子どもたちの成長を見守り、信頼関係を築けるようにチームで子どもたちを支えていきます。困っている子どもたちが穏やかに生活し、希望をもって巣立っていけるような、自立援助ホームを尼崎市に開設したいと思います。助けを求めている子どもは、まだまだたくさんいます。子どもが、「一人じゃない、頼れる大人がいる」と安心できるように、地域の方々、全国の皆様と一緒に子どもたちを支えていけたらと考えています。

寄付の使い道

自立援助ホーム移転及び運営に係る費用として活用させていただきます。
・地代家賃(地代・家賃・敷金・支払い手数料)　200万円　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・備品購入費(家財道具・備品購入)　20万円　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・業務委託費(引越し費用・リフォーム費用)　130万円　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・修繕費(明け渡しのための原状回復費用　50万円　　

自治体からのメッセージ

NPO法人の取組へのご支援をお願いいたします!

尼崎市では、市民、NPO法人をはじめとした市民活動団体、事業者、行政など多様な立場の個人・団体が互いの強みを活かしながら、課題解決や魅力向上に取り組んでいます。
「特定非営利活動促進事業」は、皆さん一人ひとりの力を「寄付」という形で結集し、地域の様々な課題に取り組んでいるNPO法人を支える制度です。地域の課題に主体的に取り組むNPO法人の活動を継続し、拡大していくためにも本事業への温かいご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

事業スケジュール

令和7年8月　 自立援助ホームの移転先を探し、新たに物件を賃借する。
令和7年9月　 自立援助ホームのリフォーム工事開始、家具、設備などを新物件に移転。
令和7年10月　 自立援助ホームの移転先での事業開始のため必要な物品を購入。
　　　　　　　 年度内のホーム運営開始を目指す。

子どもたちが安心して利用できる物件を尼崎市で探し、穏やかに生活できるようリフォームします。プライベート空間が保てる個室に、家具などを購入し設置します。施設の準備と並行してスタッフを確保し、今年度内の運営開始を目指します。