ごあいさつ
初めまして。18歳のフリーライドスノーボーダー、東野かけると申します。現在私はフリーライド・スノーボードという自然の地形を滑走して競う種目で【U18アジア人として優勝を目指す】という大きな夢に向かって挑戦を続けています。これまで2年連続で日本代表に選ばれ、今シーズンも2026年1月にオーストリア開催される世界選手権に出場することが決まっています。
フリーライドスノーボードという競技をご存知でしょうか。これは整備されていない自然の雪山を滑走し、ライディングの難易度、流れ、美しさ、ジャンプやラインの選び方などを総合的に評価される競技です。まさに自然との共存が求められ、気象・雪質・地形・体力・精神力のすべてが試される過酷なスポーツなのです。
昨年の世界選手権では、思うような滑りができず、世界との力の差を痛感しました。今年は必ず勝ち、U18最後のこのシーズン、結果で自分を証明したい。そして、世界一を目指すこの挑戦を、人生の大きな転機としたいと考えています。
このプロジェクトを始めた理由
現在、挑んでいる「フリーライド」という競技には、日本ではまだナショナルチームもなく、専門の常駐コーチもいません。しかし、ヨーロッパや欧米ではフリーライドスノーボードの人気が高く専属のコーチ・チーム・サポート体制が整っている一方で、日本では競技人口がまだ少なく、私のような若い選手が海外に挑戦するには非常にハードルが高いのが現実です。

海外ではチーム単位でサポートを受けて出場するのに対して、私はすべてを自力で準備し、背負わなければなりません。遠征費、滞在費、エントリー費、コーチング費など、すべて自己負担で準備しなければならず、経済的な負担は想像以上に重いものでした。それでも諦めたくない。なぜなら私には強い意志があるからです。優勝という目標を達成するためには、プロの指導と十分な練習環境が必要不可欠です。
だからこそ、皆さんのお力を借りたくて、今回このクラウドファンディングに挑戦することを決めました。
実現したいこと
私は世界に証明したいのです。アジア人でも、フリーライド種目世界一を獲れるということを。
そして、未来に夢を描く子供達や、次の世代のスノーボーダー達にも希望を届けたいと心から願っています。これまでの挑戦や世界で戦う姿を通じて、日本の子供達に「フリーライドでも世界を目指せる」ことを伝えたい。夢をあきらめない姿を見せることで、日本のジュニア世代や、雪に憧れる子どもたちの未来に繋がるを信じています。

私がこの挑戦をする意味
18歳という若さで世界に挑むことに不安がないと言えば嘘になります。しかし、今この瞬間を逃してしまうと、同じ条件で挑戦できる機会は二度とないかもしれません。私がアジア人として世界の頂点に立つことができれば、それは私個人の成果ではなく、アジア全体の可能性を示すことになると信じています。


全国には、ありがたいことに、僕を応援してくれている子供たちや親御さんがたくさんいます。「僕も将来カケル君のように世界の大会に出たい!」って言ってくれる子。「あなたを見て、雪山に憧れ、スノーボードにすっかりはまり、たくさん練習しています!」と話してくれる親御さん。今ではそんな皆さんの声が、僕の原動力です。だからこそ、今回の挑戦は僕だけのものではありません。
「雪を残したい」―スノーボードから生まれたもう一つの夢
私は幼い頃から雪山に親しみ、スノーボードと出会ってからはその魅力に取り憑かれるように練習を重ねてきました。10歳から海外に挑戦した経験や世界を転戦する中で、私はある事実と向き合いました。「年々、雪が減ってきている」ということです。そして、フリーライド競技では、人の手が入っていない大自然の中を雪崩装具を背負って滑る。そこには息をのむほど美しい場所である一方で、厳しい現実も見せてくれました。雪不足による雪崩、岩肌の露出、不安定な雪面、これらすべては地球温暖化による直接的な影響です。この現状を目の当たりにした私は、気候変動の深刻化に興味を持ち、地球環境を守る活動にも献身的になりました。
私は「自然の上で滑るという恩恵を受けている一方で、このような自然が牙を向くことは自分達の行動が原因である。ならば自然を守ることは私たち自身を守ることであり、それは恩恵を受ける者の義務ではないだろうか」と考えました。
私の夢は、アスリートとして活躍することだけではなく、スノーボードを通して得た学際的視点や価値観を活かして、“雪のある未来”を守るために、行動できるアスリートになります。
真の志は、気候変動の時代における変化を生み出すリーダーとして、環境と社会の両立を目指す持続可能な未来の実現に貢献することです。
これらの思いから「欧米大学へ進学し環境学を専攻。そして、スノーボードを続けながら、気候変動について学ぶ」というもう一つの夢を持つようになり、間近に迫ってきている欧米大学志望校への出願と世界選手権に向けた練習との両立に日々励んでいます。
【昨年の世界選手権出場の動画です】過酷な山を滑り降りてくる様子をご覧ください!
2025Freeride Junior World Championships
先日、POW JAPAN(Protect Our Winters Japan)の代表、小松吾郎氏より最年少アンバサダーとして任命いただきました。現役アスリート目線ということでSDGs SPORTS カリキュラムを環境×スポーツ×ビジネスの観点から受講し、認定取得など、競技者としての活動と地球環境を守る行動を両立させる若い世代のロールモデルとして、私にできることを一歩ずつ始めています。

プロジェクトの価値
皆様にご支援いただくことで、私の世界挑戦が実現し、日本のフリーライド競技の発展にも貢献できると考えています。また、挑戦の過程や結果を通して、夢を追いかけることの大切さや、諦めない心の価値を多くの方に伝えることができます。私の挑戦や世界で戦う姿を通じて、日本の子どもたちに「フリーライドでも世界を目指せる」ことを伝えたい。夢をあきらめない姿を見せることで、日本のジュニア世代や、雪に憧れる子どもたちの未来につながることを信じています。

現在の準備状況
オーストリアでの世界大会に向けて、体づくりと技術向上に日々取り組んでいます。それとともに正念場を迎えている受験の準備も進めており、ベストなコンディションで大会に臨めるよう準備を整えています。渡航に関する手続きも順次進行中です。
リターンについて
ご支援いただいた皆様には、心を込めたお礼とともに、僕の挑戦を身近に感じていただけるようなリターンをご用意させていただきました。大会の様子をお伝えする活動報告や、私からの直筆メッセージなど、支援者の皆様だけの特別なコンテンツをお届けします。
※本人はまだ18歳以下の為、母がプロジェクトオーナーとして管理させていただき、しっかり対応させていただきます。
スケジュール
1月のオーストリア大会に向けて、12月末までに最終準備を完了させ、万全の状態で世界の舞台に立ちます。大会後は結果のご報告と今後の活動について、支援者の皆様にお伝えいたします。
最後に
私一人では到底実現できない夢です。皆様のご支援があってこそ、この大きな挑戦に向かうことができます。アジア人として、日本人として、世界の頂点を目指す私の挑戦を、どうか温かく見守り、応援していただけませんでしょうか。
皆様と一緒に、新しい歴史と、日本の子どもたちの未来にの為に全力で頑張っていきます。ご支援のほど、何卒よろしくお願いいたします。




コメント
もっと見る