\作品の内容をチラ見せ!!本企画主催からのコメントも!!/

はじめまして。おづはる日と申します。
私は、東京を中心に活動するアーティストチーム「ニサンカタンソ」に所属しています。
『観たあとの一息が心地いいものに』というモットーの当団体。所属メンバーは三人で、公演ごとにキャストやスタッフの方々を集めています。
そしてこの度、約5年ぶりに再始動することとなりました。
第一回イッサンカタンソ公演『Call』
私はこの5年のあいだに、結婚、地方への移住、出産を経験しました。現在は二児の母でもあります。
そんな私が、なぜ今になって舞台公演を企画したのか。
それは、じぶんが「親」になったことで、『父親』という存在に想いを馳せることが増えてきたからです。
私は「実の父」と「育ての父」が異なります。いまだに記憶を辿るのが怖いほどの葛藤も、経験してきました。
だからこそ、そんな過去に”今”決着をつけたいのです。
今回の企画は、私のわがままが発端であるにも関わらず、多くのキャストやスタッフの方々が協力してくれることとなりました。
その厚意と仕事に、誠実に向き合いたい。
今回のプロジェクトは、そんなきっかけから始まりました。
プロジェクトの趣旨を説明させていただく前に、簡単に今作のテーマについてお話ししたいと思います。
今作の大きなテーマは、
『記憶を辿るばかりで、どう折り合いをつけていいかわからないこと』。

執着、固執、忘れたくても忘れられない記憶。
誰しもが、大なり小なりそんな経験があるのではないでしょうか。
それらを辿り、断ち切れない記憶に一つのピリオドを打つ。
私がそれを目指すように、観客の皆さまにとっても、そんなきっかけとなる作品にしたいと考えています。
(今作を書いた背景の詳細は「今作の背景、メッセージ」に記載しております)
今回のプロジェクトで実現させたいことは主に二つ。
まず第一に、「キャストやスタッフへの正当な報酬支払い」の実現です。

先述の通り、今回の舞台公演は私のわがままが発端といっても過言ではありません。
そしてそれを達成すべく、様々な分野のプロフェッショナルが集結し、尽力してくださいます。
私一人の力では決して伝えきれない思いを、彼らなら何倍にも大きくして伝えてくれるかもしれない。
彼らなら、私自身が抱える過去への思いに決着をつけさせてくれるかもしれない。
そして、私以外の同じような境遇を持つ方たちにそっと寄り添い、胸を軽くすることができるかもしれない。
しかし、今回のような自主公演はとくに、予算の都合上キャストやスタッフへの報酬が削られがちです。
今作で初めましての俳優、ながく信頼のおけるスタッフ、旧くからの知人に依頼する楽曲制作……。
私にとって、そのすべてが欠けてはならないものです。健全な現場を構築するためにも、今回ご協力いただく皆さまに対して、相応の対価をお支払いしたいと考えています。

第二に、子育て中の方々が安心して・そして気軽に利用できる「託児スペースの設置」を実現したいと考えております。
私自身も親だからこそ実感することですが、子育て中は何かと制約がつきもの。なかなか自分の思うようには動けません。観劇に向かうこと自体も容易ではなく、かと言って、事前に子どもを預けるには大変な準備が必要。
気兼ねなくお子様を任せられるためにも、託児における実績と知見のあるスタッフの方をお呼びし、親が罪悪感を感じないような「お子様も楽しめる空間」を提供したいと考えています。
また、極力荷物を減らしてお越しいただけるよう、オムツやお尻拭きなどの消耗品は当団体で準備する予定です。
【託児スタッフ(外部委託)】

株式会社Fluffy Ket(https://fluffyket.jp/)
【託児場所】

おもちゃ遊具&フォトブース付個室貸切スペース『Forest room 池袋』
〒171-0022
東京都 豊島区南池袋 2丁目-35-7(池袋駅徒歩6分・東池袋徒歩4分)
※会場からは徒歩約2分です
舞台公演を打つためには、やはりあるていどの予算が必要になります。
助成金等の申請・採択も容易ではなくなりつつある今、皆さまにお力添えをいただきたく、本プロジェクトを立ち上げました。
ご支援いただく皆さまに、リターンという形で直接お礼をしたい。この公演の「関係者」として、関わっていただきたいと考えております。

実際にプレイヤーとして活動していた当時の私は、恥ずかしながら、「作品はたくさんの方々の協力のうえで成り立っている」という意識が希薄でした。
舞台から離れ、数年ぶりに自主公演を企画した今、
「もちろん出るよ!」
「出演は難しいけど自分が協力できることがあれば何でも頼って!」
「絶対見に行きます!」
と、あの頃の仲間達、そしてずっと応援してくださっているお客様がとてもあたたかく迎えてくれました。
「この気持ちに応えなければ」、「心からの感謝を伝えなければ」と、強く思いました。
ひとつの作品を、多くの方たちが力をあわせてじっくり創り上げる。それは舞台の醍醐味の一つです。
どうか、応援とご支援をいただきたいです。そしてその感謝を直接、伝えさせてください。
【目標金額】100万円
【用途】
・キャスト&スタッフへのギャランティ支払い…約60万円
・託児スペースの設置(場所代、保育スタッフへの報酬、消耗品など)…約10万円
・クラウドファンディング返礼品…約5万円
・クラウドファンディング手数料…約17万円
・その他、稽古場使用料、広報、宣伝美術、グッズ制作など、公演にかかる費用全般…約10万円

今回のプロジェクトについて締める前に、今作を書いた背景をもう少し掘り下げてお話ししようと思います。
「はじめに」や「テーマ」の項目でも少し書いたように、これは私が自身の過去に決着を作る為、いわば『過去の私を救うため』の物語となっています。
あまりにも個人的な体験から生まれたこの作品なので、公に向けたメッセージがあるわけではありません。
しかし「私の経験と、そこから生まれた感情」、その記憶にもとづいた物語は、自分にしか描くことのできない血の通ったものになっているのではないかと考えています。
私がどういう過去を持ち、当時どのように感じ、そしてなぜこの物語を「今」書き上げたのか。
その背景を、もうすこしお話させてください。

「実の父」についての記憶
私が2歳のとき。当時、すでに父と母は離婚していました。
交流面会で父の家に泊まったある日の夜、私は咳が止まらなくなったことがありました。
父はそんな私を抱き上げ、その大きな掌で、ポン、ポンとやさしくたたいてくれました。そのときの映像が、未だに残っているのです。
そのせいか、私は父に対して「やさしい人」だと記憶していました。
「育ての父」についての記憶
私が中学校に上がるタイミングで、母が再婚。
その再婚相手がのちの「育ての父」となるわけですが、これを機に私を取り囲む状況は一変します。

再婚にともなう引っ越し、転校、弟の誕生、そして「新しい父との関係」。
すべての歯車がうまく嚙み合わず、過去の記憶と現在の往来ばかり。息苦しさのあまり、「もう終わりにしたい」と考えたこともありました。
両親のあいだにうまれた弟には先天性の病気があり、生活はよりいっそう慌ただしくなります。弟の受診・通院のため、自分ひとりでお留守番することもしばしば。
ずっと一人っ子で育ってきたこともあり、突然の環境の変化に追いつけるわけもありません。
当時の私は、「誰も自分を見てくれなくなった」というとてつもない疎外感を感じていました。
両親に対して、私は次第につっけんどんな態度をとるようになりました。そして、高校二年生のとき。
ピンと張った糸がぷつんと切れるように、これまで抱え込んできた感情のすべてが爆発しました。

自分の奥底をさらけ出し、両親と真っ向からぶつかり合う。そんな日々が、半年以上も続きました。
この時期を境に、私と両親は、互いに向き合って話し合いを重ねていくようになりました。6年間のときを経て、ようやく「家族」としてひとつの壁を乗り越えたと実感しています。
「実の父」についての記憶の齟齬
時が経ち、私も成人したある日のこと。母から直接、「実の父」の話をきかされました。
それは、私が抱いていた「やさしい父親」とは真逆の、とんでもない父のエピソードでした。聞けば、当時の私は「父親を怖がっていた」と言うのです。

私は、「自分が信じていた父」と「実際に母がみていた父」の姿が異なることに、少なからず衝撃を受けました。
しかし、母はそんな過去がありながらも、父のことを恨んでいるようすはありません。母自身のなかでは、父との関係にすでに決着がついているようでした。
そして、私のなかで「父がやさしいひとである」という印象を抱いていることに、心底安心していました。
自身の結婚
次の特筆すべき出来事は、私が結婚するときのことです。
婚姻届の記入のために戸籍謄本を取り寄せ、確認しました。
育ての父、母、弟の氏名が並び、それに対して、私の氏名の横には「養女」という記載がありました。
自分にだけ、「養」というひと文字が加えられていたそのさまは、言いようのない疎外感を醸し出しています。
婚姻届に記入するときも、その他の欄に「養父」「続柄 養女」。自分で書いたそのことばが、そのままブーメランのように跳ね返って、自分を傷つけました。

私が大人になり、結婚に至るまでのここ10年間。
ようやく心が満たされる時間も増え、過去のことを意識することもなくなっていました。しかし、この婚姻届への記入という作業が、「父との関係性」を再認識するきっかけとなったのです。
「声も顔もほとんど思い出せないこの人が、なぜ私の”父の欄”にいるのだろう。」
法律上、記入しなければならないということ以外、私には必要のないその名前。それは、とてつもない違和感とともに、記憶を想起させました。
以上が、今作を創るきっかけとなった私と父をめぐる記憶です。
結婚が決まった際に撮影した家族写真
「父親」という存在と向き合い、自分のなかでどう折り合いをつけるのか。
固執や執着を断ち切り、新たな一歩を踏み出すきっかけとして、私はこの作品を書き上げました。
身も蓋もない話ですが、今作におけるターゲットはたったふたり。「実の父」と「育ての父」です。
実の父には、「もうお互いのことは忘れて、それぞれ幸せに生きていこうね」という決別と祈りを。
育ての父には、「長い間、素直になれなくてごめんなさい。ずっと見放さずにいてくれて、向き合ってくれてありがとう」という感謝を伝えたい。
それだけの思いで書き上げた物語になっています。
ただ、もしも。私の記憶から生まれたこの物語が、
家族との決別を経験された方、家族と素直に向き合いたい方、そして感謝をこれから伝えたい方、
その背中をそっと押すことができたら、琴線に触れることができたら。こんなに嬉しいことはありません。
また、この私の物語を実現することに関わってくれる、キャスト・スタッフの方々、友人や家族、そして応援してくださる皆様に心からの感謝を込めて。
魂を込めて創ります。どうか応援のほど、よろしくお願いいたします。
おづはる日
作・演出:おづはる日
【日程】 2026年6月4日(木)〜6月7日(日)
【会場】 シアターグリーンBOX in BOX THEATER





2026年
1月29日(木)18:00 クラウドファンディング支援受付開始
2026年
2月28日(土)23:59 クラウドファンディング支援受付終了
6月04日(木) 公演スタート
6月07日(日) 公演終了
6月14日(日) アーカイブ配信URL共有
6月下旬〜 リターン順次発送














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