自己紹介
はじめまして。北海道・十勝、幕別町本町で菓子づくりを行う株式会社TOKACHI BARON(トカチバロン)と申します。

私たちは、昭和4年創業の老舗「杉野菓子店」の看板菓子〈ねこの座布団〉を、正式な事業承継契約にもとづき引き継ぎ、その味と物語を次の世代へつなぐことを使命としています。
単なる復刻ではなく、「十勝の恵みと知恵で、日常の一口をしあわせにする。」を理念に、十勝産素材を活かしたお土産スイーツR&D(研究開発)カンパニーとして、新しい定番づくりに挑戦しています。
株式会社TOKACHI BARONの製造・企画メンバーは
毎日わくわくしながら新商品の開発に取り組んでいます。「こんな味を作ってみたい!」「この組み合わせ、意外といけるかも?」と、アイデアが飛び交う工房はいつも笑顔が絶えません。楽しみながら試作を重ねるその積み重ねが、十勝から生まれる“新しいおいしさ”につながっています。

この挑戦には、
旧杉野菓子店の創業家や元スタッフの皆さんも力を貸してくれています。
「また〈ねこの座布団〉が作れるなんてうれしいね」「あの頃の味、思い出すね」と、工房には懐かしい笑顔が戻りました。一緒に生地をこねたり、味を確かめたり世代を超えて受け継がれる温かい手が重なり、再び“杉野菓子店の灯り”がともり始めています。

出典:どさんこワイド179 YouTubeチャンネル
福永探偵社〜“廃業の危機”救う取り組み 後継者探しの最前線【どさんこワイド179】 2025-04-15
旧杉野菓子店で働いていた穴吹さんは
当時の記憶を頼りに、私たちと一緒にレシピ復活に取り組んでくださっています。「この作業はこうしていたよ」と、手の動きや感覚まで丁寧に思い出しながら教えてくださる姿に、かつての店の息づかいがそのまま蘇ります

出典:TVh北海道ニュース Act for Hokkaido 2025年11月20日放送 Youtubeチャンネル
今年5月から始まった店舗改修には、
地域ボランティアの皆さまを中心に、延べ100人以上が参加してくださいました。

地元の方だけでなく、東京や札幌から駆けつけてくれた人、子育ての合間に来てくれた主婦の方、さらにはアイドルまで、本当に幅広い仲間が集まりました。

「ここを塗るの楽しいね!」「昔の店の雰囲気、残したいよね」と、笑い声が絶えない明るい現場。世代も地域も職業も違う人たちが一緒になって手を動かし、杉野菓子店の再出発を楽しみながら支えてくれました。

今回の「新レシピ・グランプリ2025」は
その歩みをさらに一歩進め、専門家だけでなく、実際に食べてくださる皆さまと一緒に“次のねこの座布団”を決めるための挑戦です。クラウドファンディングを通じて公式審査員としてご参加いただくことで、プロジェクトの透明性と信頼性を高め、より良い商品づくりにつなげたいと考えています。

このプロジェクトで実現したいこと
1つ目は、「ねこの座布団」の新しい定番レシピを開発することです。
十勝の豊富な素材を使った新レシピを全国から募集し、その中から、皆さんに選ばれる本当においしい味を選び、実際に商品化します。
2つ目は、一般の方100名に“公式審査員”として参加してもらうことです。
クラウドファンディングを通じて審査員を募集し、一次審査を通過した 5種類の「ねこの座布団」冷凍サンプルを試食し、評価していただきます。一般の方に評価していただくことで、「本当に選ばれる味」を目指します。
3つ目は、事業継承した老舗の味を、地域と一緒に未来へつなぐことです。
杉野菓子店から受け継いだ「ねこの座布団」を、十勝の生産者さま・地域の皆さま・支援者の皆さまと一緒にアップデートさせ、十勝発の新しいお土産スイーツとして育てていきます。
プロジェクト立ち上げの背景
「ねこの座布団」プロジェクトは、ひとつの老舗菓子店の閉店から始まりました。

出典:TVh北海道ニュース Act for Hokkaido 2025年11月20日放送 Youtubeチャンネル
昭和4年創業の「杉野菓子店」は、地域で長く愛された名物菓子「ねこの座布団」とともに、数年前にその歴史に幕を下ろしました。その後、私たち株式会社TOKACHI BARONは、正式な事業承継契約にもとづき「ねこの座布団」を引き継ぎ、この味と物語を未来につなぐことを決意しました。

福永探偵社〜“廃業の危機”救う取り組み 後継者探しの最前線【どさんこワイド179】 2025-04-15
店舗の改修には、多くの地域ボランティアの皆さんが力を貸してくださり、十勝の生産者や支援機関とも連携しながら、レシピ・製法・衛生・包装を一つひとつ見直す「復刻の準備」を進めてきました。しかし、本当に目指したいのは「昔に戻すこと」だけではなく、「十勝の素材と今の感性で愛され続ける、新しいねこの座布団」をつくることです。そこで私たちは、新レシピの公募と、公式審査員100名によるホームユーステストを組み合わせた、このクラウドファンディング型のプロジェクトを立ち上げました。作り手だけでなく、食べる人と一緒に“次の定番”を決める。その挑戦が、このプロジェクトの原点です。
現在の準備状況
「杉野菓子店」と正式に事業承継契約を締結し、「ねこの座布団」の基本レシピを再現しました。復刻のチョコバナナ味に加え、ティラミス味、抹茶テリーヌ味など新フレーバーも開発し、試食会では好評をいただいています。
幕別町本町の旧店舗をボランティアの皆さんと改修し、2025年11月1日にカフェをオープンしました。
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今はカフェは土・日・月のみ営業し、それ以外の曜日は地元の中高生向けに「勉強ができるフリースペース」として無料開放しています。
「十勝発『ねこの座布団』新レシピ・グランプリ2025」をスタートしました。総額100万円の賞金を設定し、入賞作品は商品化を前提に検討。一次審査は弊社の専門家グループ、最終審査は公式審査員100名によるホームユーステストで、“本当に選ばれる味”を決定します。
既に応募者から斬新なアイデアのレシピ応募が着々と届いています。
リターンについて
◆ 公式審査員参加コース(限定100名)
このコースでは、「十勝発『ねこの座布団』新レシピ・グランプリ2025」の公式一般審査員としてご参加いただきます。
リターン内容
① 一次審査を通過した 5種類の新レシピ「ねこの座布団」詰め合わせ(冷凍便)
② ご自宅で試食のうえ、おいしいと思うレシピ上位3つに順位をつけて2026年1月28日(水)まで投票していただく審査参加権
③ 最終結果および商品化レシピのご報告(メールまたはPDF)
※一般審査員のみなさまの評価結果は、商品化レシピ決定に正式に反映させていただきます。
◆ 応援セットコース(一般支援者向け)
審査員としての参加は難しいけれど、「ねこの座布団」の挑戦を応援したい方向けのコースです。
リターン内容
① 復刻「ねこの座布団」定番フレーバーと、新レシピ候補フレーバーを組み合わせた 5個入りセット
② プロジェクト活動報告(メールまたはPDF)
※内容の詳細(フレーバー構成・発送時期など)は、プロジェクトページ内で明示します。
スケジュール
◆ プロジェクト期間(支援募集期間)2025年12月1日(月)~ 12月30日(火)
① 公式審査員参加コース(限定100名)
募集期間:2025年12月1日(月)~ 12月22日(月)
サンプル発送期間:2025年12月23日(火)~ 2026年1月15日(木)
※一次審査通過レシピ「ねこの座布団」5個入りセットを順次冷凍発送
評価期限:2026年1月下旬まで(予定)
最終結果発表:2026年1月末(プロジェクトページ等にて公開)
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② 応援セットコース(一般支援者向け)
支援受付期間:2025年12月1日(月)~ 12月30日(火)
リターン発送期間:2026年2月2日(月)~ 2月27日(金)
※復刻・新フレーバーを含む「ねこの座布団」5個入りセットを順次発送
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最後に
北海道の幕別町の商店街のど真ん中にある旧杉野菓子店の夜の風景は寂しいです。灯りをつけて営業をやっている商店が本当に少ないです。

「ねこの座布団」は、一つのお菓子の復活で終わる話ではありません。かつて商店街に人が集まり、子どもから大人まで同じおやつを囲んでいた時間や、店主とお客さんの会話、その積み重ねがつくってきたまちの記憶を、もう一度この場所から灯し直すプロジェクトです。

私たちTOKACHI BARONは、事業承継を通じて「ねこの座布団」を受け継ぎ、空き店舗だった旧杉野菓子店を改修し、カフェやフリースペースとして開きました。そこに人が集まり、地元の中高生が勉強し、農産物や観光ともつながる「小さな拠点」が生まれつつあります。
今回の新レシピ・グランプリと公式審査員100名募集は、単なる商品開発ではなく、「このまちで育つ新しい定番を、地域の内外の人と一緒につくる」ための仕組みです。
このプロジェクトへのご支援は、ねこの座布団の未来だけでなく、幕別・十勝の商店街や地域コミュニティをもう一度元気にするための一歩になります。

出典:TVh北海道ニュース Act for Hokkaido 2025年11月20日放送 Youtubeチャンネル
「おいしい」が、このまちに人を連れてくる力になると信じています。ぜひ、応援・参加・シェアという形で、この挑戦に加わってください。




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