こんにちは。
静岡県熱海市下多賀でみかん農園を営んでおります、西島農園 代表の西島秀顕（にしじま ひであき）です。

私たち西島農園は、江戸時代からこの地に根を下ろし、代々農業を営んできた家系です。

曾祖父が約130年前に山林を切り拓き、温州みかんの栽培を始めたのが、今につながるみかん山のはじまりでした。時代は移り変わっても、「自然の力を信じる」農の姿勢は変わることなく、現在も除草剤や殺虫剤を使わない自然農法にこだわりながら、温州みかんやレモンを育てています。

自然と共に生きる農業を目指す中で、地域の方々とのつながりも広がってきました。
いまでは、熱海市内の幼稚園・保育園・小学校の子どもたちが、季節ごとに農園を訪れ、自然の恵みや食の大切さを体験する学びの場にもなっています。農業を通じて未来を担う子どもたちに『生きる力』を伝えられることに、深い意義と喜びを感じています。

2024年には、私自身がこの農園の舵を本格的に引き継ぎました。
家族とともに畑に立ち、みかんの木々に触れながら、祖父や父の想いを受け継ぎ、次の時代へつなぐ農園経営を模索しています。また、地域との接点をもっと身近にしたいという思いから、かつてワインバーだった「クールラビット」を改装し、地元産の野菜や果物を活かした軽食やドリンクが楽しめるカフェスペースも始めました。買い物や休憩ができる場所が少なかった地域に、気軽に立ち寄れる『みかん農園の入り口』をつくったつもりです。

そして、このみかん山には、もうひとつの大きな魅力があります。

それは、山頂から見下ろす熱海の街並みと相模湾の雄大な景色です。

自然が織りなす色彩と、心をほどくような静けさ。訪れた人の心に、深く残る風景です。

この場所の価値を、もっと多くの方に感じてもらいたい。
みかんを楽しむだけでなく、自然に包まれるような時間を過ごせる場所にしたい。
それが、私たち西島農園が大切にしている想いです。

静岡県熱海市下多賀

相模湾を見下ろすように広がる「みかん山」は、海と山に囲まれた風光明媚な場所にあります。
温暖な気候と豊かな自然に恵まれたこの土地は、柑橘栽培に最適な環境です。

このみかん山を守り続けてきたのが、130年以上の歴史を持つ西島農園です。

現在は私と両親の三人で、小規模ながらも丁寧な農業を続けています。

・園地面積：約1ヘクタール未満の傾斜地

・主な栽培：温州みかん・レモン（自然農法）

・肥料や農薬を極力使わず、土と木の力を活かした栽培

・収穫時期：10月上旬〜12月上旬（早生〜完熟温州）

・年間収穫量：約2トン

・販売方法：来園者への直売が中心

とはいえ、「みかん山」の魅力は、果実だけではありません。

ここには、訪れた人の心を解きほぐす、特別な『空気』があります。
山頂まで登れば、眼下に広がるのは、熱海の街並みと青くきらめく相模湾。
このロケーションに惹かれて、毎年多くの方がみかん狩りに訪れます。

特に人気なのは、みかん狩り＋αの過ごし方。

お客様の楽しみ方は本当に多彩です。

・お弁当とレジャーシートを持参して、ピクニック気分で

・コーヒーを淹れて、海を眺めながら静かな読書タイム

・親子で虫取りや自然観察、教育的な体験にも最適

・簡易テーブルやイスを持ち込んで、プチキャンプ気分を満喫

・ハイキングのように散策しながら、自然とみかんを味わう

訪れた方からは、こんな声も届いています。

・「想像以上に景色がすごかった」

・「みかんよりも、この空気と時間が最高」

・「子どもが土に触れて生き生きしていた」

・「また来年もここで過ごしたい」

また、地元・熱海市内の幼稚園・保育園・小学校では、毎年体験学習として当園をご利用いただいています。
自然とふれあい、命ある食べ物を自分の手でもぐ体験は、子どもたちにとっても大きな学びとなっています。

みかんだけに留まらない五感で楽しむ『体験型の農園』

「家族と週末をのんびり過ごす」
「友人と自然に囲まれてリフレッシュする」
「子どもに本物の自然体験をさせてあげたい」

そんな多様なニーズに応えてくれる場所が、みかん山です。
それぞれのスタイルで、思い思いの時間を過ごしていただけたら嬉しく思います。

施設情報：西島農園

住所：〒413-0102 静岡県熱海市下多賀541 「南熱海支所」前のガード裏

開園時間：9:00～15:00位

休園日：期間内無休※状況、天候等により臨時休園、開園期間・時間等変更の場合あり、事前に農園へお問い合わせください。（希望によっては雨天時の営業あり）

駐車場5、6台（無料）　※近隣無料駐車場使用可

私たちの「みかん山」には、訪れた人の心を癒す、かけがえのない風景があります。
ですが、その絶景が広がる山頂までは、なかなか気軽に足を運べる場所ではありません。
急な傾斜のある道のりは、元気な大人でも息が上がるほど。高齢の方、小さなお子さま連れのご家族、足腰に不安のある方には、これまで「行ってみたいけど行けない場所」でもありました。

そこで私たちは今回、現在みかんの収穫用に使用している農業用モノレールを、人が安全に乗れるモノレールへと改良し、山頂まで延長するプロジェクトを立ち上げました。

このモノレールが整備されれば、これまで山頂を諦めていた方々も、季節を問わず、息をのむような景色と自然の香りを五感で味わえるようになります。

・車椅子の方も、

・ベビーカーのお子さんも、

・登山が苦手な方も、

誰もが安心して、山のてっぺんに到達できる
そんな『開かれたみかん山』を実現したいのです。

また、モノレールを通じて、「みかん狩りのない季節」にも楽しめる山へと生まれ変わらせたいと考えています。

たとえば、山頂では新たにレモン狩り体験をスタートする計画があります。春から夏にかけては、柑橘の香りが爽やかに広がるレモン畑で、収穫体験を楽しんでいただけるよう準備を進めています。

さらに、将来的には…

・採れたてレモンをその場でしぼったレモネードやレモンサワー

・地元の食材と合わせた軽食の提供

・モノレールに揺られながら味わう「五感で楽しむ時間」

そんな体験のある場所を目指しています。

みかん山を、「みかんがある季節だけ訪れる場所」から、「いつ訪れても誰にとっても特別な体験ができる場所」へ。
私たちが今回のプロジェクトで目指すのは、そんな未来です。

この整備によって効率的な農作業ができるようになるのはもちろんですが、私たちが本当に目指しているのは、「自然と人とがもっと近くなる環境」をつくることです。

モノレールは、農具を運ぶための機械から、人と風景とを結ぶ新しい『乗り物』へと変わります。

それは、地域の豊かさを分かち合い、どんな方にもこの山の魅力を体験していただくための入口であり、つながりを生む架け橋でもあります。

130年以上守ってきたこの土地の恵みを、より多くの人と分かち合えるように。
そして、訪れた方の記憶に残る時間を、この山のてっぺんで育んでいけるように。
そんな願いを込めて、プロジェクトに取り組んでいます。

今回のクラウドファンディングでは以下のリターンを用意しました。

【熱海のみかん1.5kg並品】

熱海のみかん1.5kg並品をお届けします。
お礼のメール付き

名称：みかん
原産地：静岡県熱海市
内容量：1.5kg

【隠れスポンサー】

西島農園の個隠れスポンサーになれる権利です。
プレートにあなたのお名前を個人スポンサーとして掲載いたします。
プレートはみかんの木にかけていますので、探してください。
あなたのお名前を農園でPRできます。

【みかんの木のオーナー権】

みかんの木のオーナーになっていただける権利です。
※みかんの木に名前を付けていただけます。
※そこでできたみかんを送ります（1年間最低20kg保証します）
※期間：3年間

上記以外にもリターンをたくさん用意しております。
ぜひリターン一覧をご覧ください。

2025年11月　クラウドファンディング開始

2025年12月末　クラウドファンディング終了

2026年2月　リターン実施

この場所にしかない景色があります。

ただ美しいというだけではなく、訪れる人の心に静かに寄り添い、深く残る風景です。
山のてっぺんから見下ろす青い海。柑橘の香りがふんわりと漂う空気。季節の移ろいを肌で感じる時間。
そして、自然と人とが交わる、穏やかで豊かなひととき。

私たちは、このみかん山を通じて、癒しと発見、そして笑顔を届けていきたいと願っています。
観光としての魅力と、農業としての誇り。その両方を大切にしながら、自然にふれ、味わい、思い出が生まれる場所を育てていきたいのです。

今回のモノレール整備は、そうした想いを実現するための大きな一歩です。

険しい坂道に代わるやさしいルートをつくることで、誰もがこの絶景にたどり着けるようになる。
季節を問わず、何度でも訪れたくなる『開かれたみかん山』が、ここから始まります。

かつて「みかん狩りと言えば〇〇」と言われていた時代がありました。
これからは「観光みかん狩りと言えば西島農園」と、皆さまに思っていただけるような場所にしていきたい。
思い出とともに、値段では測れない、一生忘れられない体験を届けたいと願っています。
それは、みかんを味わう時間が、誰かとの大切な記憶になり、帰り道にも、ふとした瞬間にも、心に優しく残るような体験です。

そのためには、私たち家族だけの力では足りません。
この挑戦には、皆さまの想いと応援が必要です。

笑顔で帰っていく観光客の姿。
みかんを手にした子どものはしゃぐ声。
ふと足を止めて、静かな風景に目を細めるご年配の方。

そんな光景が、毎日のように広がる未来を信じて。
どうかこのプロジェクトに、お力をお貸しいただけませんか。

皆さまのご支援を、心よりお待ちしております。