■挑戦・目的

私たちRTAロード・トゥ・ラヴニールは2026年2月下旬から4月上旬にかけて、自転車ロードレースの本場・フランスにて、日本のU23およびU19（＝23歳未満）の男子選手を対象としたレース遠征を実施します。

本遠征では、現地の厳しく本格的なレース環境に身を置き、実戦経験を積むことで選手たちの実力向上を図ります。
結果を残し、欧州のトッププロチーム——将来的にはツール・ド・フランスを走るようなワールドチーム——との契約獲得を目指す取り組みです。

私たちはすでに 2024年夏・2025年春・夏 と欧州遠征を重ね、UCIプロチーム／UCIワールドチームの育成チーム選手を含む欧州のU23・ジュニアカテゴリーの強豪選手たちを相手に、着実に好成績を挙げ始めています。

この継続的なチャレンジにより、若い日本選手がプロチームと契約し、世界最高峰のレースへと繋がる道を切り拓いていきます。

【ご参考：RTAレポ（2025年8月10日）2025年夏期欧州レース転戦】
逃げ切り成功の末4位＆チーム優勝！課題は残るも、勢いを増すRTA参加選手たち

【ご参考：RTAレポ（2025年8月23＆24日）2025年夏期欧州レース転戦】
世界ジュニアの最前線UCIレースで新藤が逃げ切り8位＆中尾もスプリントで健闘

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■日本のロードレース競技界が置かれる状況（2025年12月～2026年1月）

2025年12月～2026年1月現在、日本の自転車ロードレース界は、世界の中でまだ“挑戦者”の立場にあります。

世界最高峰である『ツール・ド・フランス』に出場できるUCIワールドチーム（全18チーム・約500名）の中で、日本人選手はこの10年でわずか1〜2名。

例えるなら、サッカーでワールドカップ出場がまだ遠い国――それが今の日本のロードレース界の現実です。

しかし、ここから世界へ飛び込む道が閉ざされているわけではありません。

鍵を握るのは U17〜U23（23歳未満） の“伸び盛り”の選手たち。
この年代こそ、欧州の本格的なレースで揉まれることで、一気に才能が開花する貴重な時期です。

実際、世界のトップ選手たちの多くは、この年代でヨーロッパの過酷なレースに何度も挑み、成長を遂げてプロの扉を開いてきました。

しかし日本では、海外遠征には高額な費用がかかるため――挑戦したくても挑戦できない。

そんな無念な状況があまりにも多く存在しています。

コロナ禍後の航空券高騰。国際情勢による不安定さ。そして、日本の約2倍近い欧州の物価高。

これらは、若者が自力で遠征費を捻出するには、あまりに大きな壁となっています。

才能があるのに、挑戦の場に立てない――これは日本ロードレース界全体にとって大きな損失です。

それでも、彼らは諦めていません。世界に挑みたい。
本場で走り、強くなってツール・ド・フランスに続く道を切り拓きたい。

そんな強い想いを胸に、今も日々トレーニングに打ち込み、欧州を目指しています。

日本の若い選手たちが、世界の舞台で堂々と戦える未来をつくりたい。

それがこのクラウドファンディングを立ち上げた理由です。

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■自転車ロードレースの本場、欧州のレース環境とは

世界最高峰のツール・ド・フランスやUCIワールドツアーレースに出場するトッププロ選手は、例外なく欧州のレースで経験を積み、成績を挙げてプロ選手へと上り詰めています。フランス、イタリア、スペインなどのロードレース大国では、年間に合計で10,000以上のレースが開催され、プロに昇格できる選手は徹底的な競争を生き残った者のみです。

アマチュアで成績を挙げる選手は、欧州のUCIコンチネンタルチームや強豪UCIワールドチーム傘下育成チームにスカウトされたり、ジュニア（17～18歳）～U23（19～22歳）ナショナルチームに招集され、より厳しいレベルのレースに出場する機会を得ます。そして20歳を迎える頃には、UCIレースの年間出場距離も約4,000～6,000kmに達し、年間8,000～10,000kmのUCIレース走行が求められる世界トップカテゴリーの「UCIワールド」および第2カテゴリー「UCIプロ」チームに所属するための最低限の体力と成績が積み上げられます。

一方、日本でのロードレース開催数は年間約100程度で、日本を中心に活動する選手たちの年間UCIレース走行距離はU23で約1,000㎞、エリート選手（23歳以上）で2,000～3,000km程度が中心です。結果、日本を中心にロードレース活動を行う場合、U23年代終了時には既に欧州で戦える「履歴」を揃えるのが難しくなります。したがって、選手が欧州・世界のプロになるためには、いち早く欧州の環境に身を置くことが現状では必須です。

RTAは、若手日本選手を世界標準の環境にいち早く置くべく、欧州での活動を行っております。

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■2026年春に出場を希望するレースとは？：

2026年春にRTAが出場を予定している下記リストにあるレースは、まさに現在の世界トッププロ選手たちが“アマチュア時代に走り、キャリアを築いてきた舞台そのもの”です。

欧州のアマチュアレースは、各国の競技連盟が厳格なルールに基づいて明確にレベル分けを行っており、プロ選手を目指す者は、下位カテゴリーから一つひとつ勝ち進むことで上位レースへの参加資格を得ていきます。これは、欧州でプロを目指す選手にとって王道となっている成長ステップです。

今回リストアップしている15レースの中には、プロ選手の出場も認められているアマ最高峰カテゴリー「エリート（＝エリートナショナル）」の大会が複数含まれています。

このカテゴリーで 5〜10勝 ほど結果を残せれば、欧州の UCIコンチネンタルチーム や UCIワールドチームの育成チーム から声が掛かる可能性が一気に高まります。

＊上記出場予定レースは諸事情（選手の体調、資金調達度）により変更になる場合が御座います事をご了承下さい。

遠征期間に出場予定レース中、特に特徴的なレースをご紹介させて頂きます：

🔳①3月1日「Route Bretonne（ルート・ブルトンヌ）」156km
＊仏アマ最高峰「エリートナショナル」カテゴリー
★荒天必死のサバイバルレース。

2026年には47回目を迎える、フランスの自転車首都・ブルターニュ地方を代表するアマ最高峰レースです。3月のブルターニュは身体が凍り付くような悪天候に見舞われることが多く、雨が降れば極めて厳しいレースになること必至です。

自転車レース以前に身体の強靭さを求められるサバイバルレースであり、欧州レース経験が少ない日本人若手選手にとっては、まず完走さえ危うい戦いになる可能性があります。

https://www.cyclisme.bzh/

◇下記ビデオは2025年度「RTA春欧州レース転戦」時に同レースに出場した際の動画レポートです：

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🔳②3月7日「Classic Coeur de Brenne U19（クラシック・クール・ド・ブレンヌU19）129.5km
＊ U19ジュニア向け仏競技連盟公認レース
★フランスのジュニア選手登竜門レース。

欧州の自転車ロード界では、U19（ジュニア）選手の育成に対する注目が年々高まり、各国でジュニアカテゴリのレースの重要性が急速に高まっています。

体力レベルの大きく異なるエリート選手が混走しない「U19ジュニア限定レース」が各地で数多く開催され、同じ発達段階にある選手同士で密度の高いロードレースが展開されることで、若手の競技力はめざましいスピードで向上しています。

そして、この世界的潮流に日本人ジュニア選手が加わることこそ、将来プロロード選手を目指すうえで、最短ルートの一つと言えます。

◇下記ビデオは2025年度「RTA春欧州レース転戦」時に同レースに出場した際の動画レポートです：

https://velo.ffc.fr/courses/classic-coeur-de-brenne-u19/

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🔳③3月11日「GP de Templeuve（グランプリ・ド・タンプルーヴ）」ベルギー
＊Elite 2 & U23
★パワー勝負の超高速クリテリウム。

欧米選手に比べて体格が小柄な日本人にとって、ベルギー特有の“パワークリテリウム”は、長年にわたる大きな課題と言えます。今回の遠征でも私たちは、この舞台に挑みます。

ベルギー・フランドル地方を中心とする、大柄で筋力に勝る選手たちが途切れることなくアタックを仕掛け合うレース展開は、まるで「競輪のレースが2時間続く」かのような純粋なパワー勝負。

そして、欧州でプロ選手になるためには、この“苦手科目”を避けずに克服することが不可欠です。ここを乗り越えられなければ、その先の未来を切り開くことはできません。

◇下記ビデオは2025年度「RTA春欧州レース転戦」時に同レースに出場した際の動画レポートです：

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④4月5日 「Pévèle Carembault Classic U19（ぺヴェール・カランボー・クラシックU19）」
＊U19ナショナル (フランスカップの一戦)
★U19版パリ～ルーベ。石畳（パヴェ）はジュニア選手にも容赦なく襲い掛かる。

本遠征におけるU19ジュニア選手たちにとって最大のクライマックスであり、同時に“鬼門”とも言えるのが、フランスのトップジュニアが集結するフランスカップの一戦、本レースです。

コースは、翌週4月12日に開催されるプロ版「パリ〜ルーベ」の一部区間を使用しており、プロレースさながらの石畳（パヴェ）が連続して登場します。

さらに季節的にも荒天の確率が高く、完走すること自体が非常に困難です。

まさに、欧州でなければ決して体験できない過酷な戦いが彼らを待ち受けています。

上記レース以外も、いずれも日本では決して体験できない難易度を誇るコースと選手レベルの大会です。こうした環境で経験を積む日本の若手選手がもたらす成長は、日本自転車界にとってかけがえのない財産となることでしょう。

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■2026年RTA春季欧州レース参戦の基本情報

・目的：次世代プロロードレーサー輩出プロジェクトRTA（エキップアサダ主宰）の一環として、欧州レース環境での強化による次期日本代表候補選手の育成強化
・期間：2026年2月下旬～4月上旬
・場所：フランス全土+ベルギー
・参加対象：次期日本代表選手候補のU19（18歳未満）選手（国際レース経験ある2年目が理想的）及びU23選手（19~22歳）で、UCIチームに登録していない男子選手
・活動内容：
１．欧州レースに備えた身体能力と知識準備のための国内合宿（高地）
２．合宿生活によるフランス自転車競技連盟管轄のUCI＆非UCIカテゴリートップクラスレース約10~15レースへ参戦

遠征参戦予定選手（2025年12月現在）

遠征への参加選手は現在調整中ですが、2025年RTA欧州遠征にて欧州のジュニア選手を相手に引けを取らない活躍を見せ、地元開催の「さいたまクリテリウム」で凱旋レースを行った新藤大翔選手が参加予定です。その他の有望選手も遠征への参加を希望しており、最終メンバーは2月上旬に最終確定予定です。

↓新藤大翔選手（U19/EQADS）＝2025年の欧州レース転戦で大活躍

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■ご挨拶・RTAとは何か?：
我々RTAロード・トゥ・ラヴニールとは、「世界で勝てる自転車ロードレース選手を育てたる」事を目的としたプロジェクトです

「ロード・トゥ・ラヴニール（Road to l'Avenir／RTA）」プロジェクトは、世界で戦うことを目指す日本の若い選手・チームに対し、“世界の常識”を正しく理解し、現在から近未来のロードレース界の情勢に即したアプローチで、正面から地道に、そして効率よく「世界到達」を実現するための取り組みです。

その核心は、『ツール・ド・フランスに出場するUCIチームへ、日本人選手を送り込む』という具体的で実現可能な目標にあります。

特に皆様に知っていただきたいのは、本プロジェクトが決して奇抜なことを目指しているわけではなく、あくまでも 「効率的に、地に足をつけながら、強く・長く活躍できる選手を育てる」 という王道の戦略を掲げている点です。

なぜなら、世界トップレベルのロードレースの現場では、”勢い”や”運”だけで通用することはほとんどありません。着実に積み重ねた実力を持つ選手だけが、長期的に活躍するチャンスを得られる世界だからです。

本プロジェクトの代表は、東京大会を含む複数の五輪ロード競技でヘッドコーチを務め、日本人初のツール・ド・フランス完走者・新城幸也が所属した「エキップアサダ」を率いてきた 浅田顕（あさだ・あきら）。

自身も欧州でプロ選手として活躍し、世界ロード界の構造と流儀を熟知した人物です。

さらにRTAには、経験豊富なプロのメカニック、マッサー、選手代理人、広報スタッフといった専門スタッフがすでに揃っており、必要な資金さえ整えば、すぐに欧州最前線で戦える体制が構築済みです。

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■実施スケジュール・資金の使い道

＜目標額・使い道＞

・本欧州遠征に必要な金額は812.5万円です。うち312.5万円はスポンサー企業様・後援会様からのご支援で充当し、残りの額500万円を本クラウドファンディングにて調達予定です。

・その資金を2026年春にフランスで開催されるロードレース大会に出場する男子選手、スタッフの準備費用、及びCAMPFIRE様向け手数料に充当致します。・必要な額以上に資金が集まった場合、本プロジェクト主宰であるRTAが以降に実施する、若手選手育成の活動資金に充当させて頂きます。

＜遠征費用概要＞
・必要金額の一部金額は、RTA協賛金、RTAの自己資金、参加者（選手）自己負担金にて充当致します。

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■リターンのご紹介

 御支援者様は、ご支援額に応じて下記通りリターンを提供させて頂きます：

■300,000円：
「①リアル訪問報告会」
「②オンライン報告会」
「③フランスからの御礼メッセージはがき郵送」
「④メールニュース配信」「⑤総合報告書（PDF）配信」
「⑥総合報告書＆RTAホームページ上報告ページへの氏名掲載（任意）」

■150,000円：
「②オンライン報告会」
「③フランスからの御礼メッセージはがき郵送」
「④メールニュース配信」
「⑤総合報告書（PDF）配信」
「⑥総合報告書＆RTAホームページ上報告ページへの氏名掲載（任意）」

■50,000円：
「③フランスからの御礼メッセージはがき郵送」
「④メールニュース配信」
「⑤総合報告書（PDF）配信」
「⑥総合報告書＆RTAホームページ上報告ページへの氏名掲載（任意）」

■10,000円：
「④メールニュース配信」
「⑤総合報告書（PDF）配信」
「⑥総合報告書＆RTAホームページ上報告ページへの氏名掲載（任意）」

■5,000円：
「⑤総合報告書（PDF）配信」
「⑥総合報告書＆RTAホームページ上報告ページへの氏名掲載（任意）」

各項目の詳細：
＜①リアル報告会＞
・会場：支援者様により提供（恐れ入りますが支援者様による手配をお願い致します）。
・交通費：支援者様により別途手配（原則、日本全国のどちらへもお伺い致します）。
・対応期間：4月中旬以降～2026年6月末までの平日限定。報告会は正味3時間程度を想定。

＜②オンライン報告会＞
・「オンライン報告会」は、レースの全日程が終了してから一ヶ月程度以内に配信（配信ツールはZoomを予定）。

＜③フランスからの御礼メッセージはがき郵送＞
・フランスより、御礼メッセージはがきを郵送します。

＜④「メールニュース」配信＞
・「メールニュース配信」は原則各レースが終了してから72時間以内に配信

＜⑤「総合報告書（PDF）」配信＞
・「総合報告書（PDF）」は、レースの全日程が終了してから1週間程度以内に配信

 ＜⑥総合報告書＆RTAホームページ上報告ページへの氏名掲載（任意）＞
・御支援者様の任意で、総合報告書＆RTAホームページ上報告ページにご氏名/ハンドルネームを掲載致します。

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■最後に：皆様のご支援が本プロジェクトの生命線です

「ロード・トゥ・ラヴニール＝Road to l'Avenir（RTA）」は、日本の選手がツール・ド・フランスに“出場すること”や、世界トッププロチームに“加入すること”だけを目標にしているわけではありません。

その先――長期的に世界で活躍し続ける日本人ロード選手を輩出することこそが、RTAの最終的な目的です。

そのためには、才能ある若い選手たちをできるだけ早い段階で“世界標準のパスウェイ＝成長の道筋”に乗せ、その道を着実に歩ませていくことが不可欠です。この道筋は決して派手ではありませんが、ひとつひとつの積み重ねこそが将来の飛躍につながります。実際、現在の世界トップロード選手たちのほぼ全員が、この地道なプロセスを通じて現在の地位を掴んできました。

しかし、この活動は長期的かつ継続が求められ、安定した資金確保が非常に難しいプロジェクトでもあります。

皆様からのご支援・応援は、まさに“血となり肉となり”、やがて ツール・ド・フランスをはじめとする世界最高峰のレースで活躍する日本人選手の誕生 へと確実につながっていきます。

どうか、末永いご支援のほど、心よりお願い申し上げます。

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■募集方式について

本プロジェクトは All-in方式 で実施します。目標金額に満たない場合でも、計画は予定通り実行し、リターンも必ずお届けいたします。