

私の人生を変えたのも、“廃墟だった元豆腐屋”でした。

静岡県下田市。今私が運営しているゲストハウスは、もともと 誰も使わず朽ちるだけだった豆腐工場でした。
持ち主がいなくなり、大豆も機械も豆腐パックも、全部がそのまま残された“時が止まった空間”。
初めて入ったとき、正直言えば、普通なら引き返すレベルの廃墟でした。
屋根が剥がれ、雨漏りが酷く天井も床も壁も腐っていました。
でも直感で、
「一筋の光(未来)を感じて、ここを再生したい」
そう思ったんです。
当時は会社員でした。毎週末、仕事が終わると富士市から下田へ通い、友人や仲間の力を借りながら、少しずつ手を入れていきました。
ゴミを運び出し、錆びた機械を解体し、壁を剥がし、天井や床を張り替え、雨漏りを止める。
お金ではなく、時間と汗と覚悟で、その場所を蘇らせました。
そして生まれたのが、今の下田ハウスです。
その場所は、私の人生を変えただけでなく、訪れる人の人生にまで、静かに影響し始めたのです。


私は最近、自分の中にある“本当の喜び”に気づきました。
それは、その場の楽しさを提供することではありません。
もちろん楽しいのは最高です。でも、私の心を震わせるのは別のところにあります。
「ここに来て人生が変わった」と言われた瞬間です。
夜に語り合ったゲストさんが翌朝には何かを決意して旅立っていったり、
再訪してくれたゲストさんに「ここでの会話が転機になった」と言われたり。
私は気づきました。
このゲストハウスは“泊まる場所”ではなく、“未来のスイッチが入る場所”なんだと。
そして、それこそがぼくの天職なのだと。

そして今、ゲストハウスの向かいにある元クリーニング工場が空き家になっていました。
このまま誰も使わなければ、すぐに崩れ、豆腐屋と同じ運命を辿るでしょう。
でも私は知っている。
廃墟は、人生を変える空間に生まれ変わる可能性を持っている。
豆腐屋を再生した時と同じ直感が働きました。
「この場所も救わないと」「ここを、未来を変えるための“第二の舞台”にしたい」



泊まりに来た旅人も、人生に迷ってる人も、海外から一人で来た旅人も。
誰でも気軽に使えて、一言の会話が未来に火を灯すような場所。
豆腐屋が「人生を変えるゲストハウス」になったように、
今度はクリーニング工場が“未来を洗い直せる場所”になる。

この場所は、宿泊できる場所にはしません。
泊まる場所は、すでに下田ハウスにあります。
全3部屋・最大8人。あえて、大きくしていません。
一人ひとりと、ちゃんと話したかったからです。
ここは、下田ハウスに泊まりに来た人が、
夜にもう少しだけ話したくなったとき、自然と集まれる場所。
夢の話をしてもいい。迷っていることを話してもいい。
答えを出さなくていい。前向きでなくてもいい。
ただ、未来について語っていい場所。
心の底から「最高だ」と思える時間が生まれる場所。そんな楽園をつくりたい。
私は、この場所を「先の間」と名付けました。

私一人でもやります。豆腐屋だって最初は一人で始めた。でも
“人生の分岐点を生む場所”をつくるには、あなたの力が必要です。
あなたの支援は、ただのリノベ費用ではありません。
誰かの未来が変わる「きっかけ」をあなたが一緒に作るということ。
—人生の方向が変わる—迷っていた人が一歩踏み出す—
再訪した旅人が「ここで救われた」と言う
そのすべての源泉に、あなたの支援が関わります。

ぼくはこれからも、豪華な宿をつくるつもりはありません。
でも、人の人生が動き出す場所は、必ずつくります。
あなたと一緒に。もう一度、あの奇跡を。
一緒にこの場所を作りましょう。



