「ゆっくり」と、村の未来を灯す場所を作りたい。
はじめまして。ページをご覧いただき、本当にありがとうございます。
天竜川を中心に、雄大なアルプス連峰を望むことができる長野県中川村。

この村で、訪問看護事業を中心に、介護・病児保育などを展開しているのが、株式会社ぽれぽれです。代表の富永 良謙と申します。
私たちの社名「ぽれぽれ」は、スワヒリ語で「ゆっくり、ゆっくり」という意味。この言葉は、私自身が過去に参加した海外ボランティアや、世界一周の旅の中で出会いました。文化も価値観も異なる土地で、人と関わる中で学んだのは、急がず、比べず、その人のペースを大切にすること。
その原体験が、今の会社のあり方にもつながっています。
慌ただしい毎日のなかで、誰かに合わせすぎることなく、誰かを置き去りにすることもなく、それぞれが自分のペースで生きていける地域でありたい。利用者さんにも、働くスタッフにも、そしてこの村で暮らす一人ひとりにも、「ゆっくり」と笑える時間を届けたい。
そんな想いで、地域の皆様の暮らしに寄り添ってきました。

今回私たちは、福祉の枠を超え、村の未来を作る大きな挑戦を始めます。
舞台は、中川村の玄関口に佇む一軒の「廃旅館」。かつて多くの人を迎え入れてきたその建物は、役目を終えてからの長い間、静かに時を止めていました。
この場所を再生し、子どもからお年寄りまで、誰もが自然に集える「村のリビング」 をつくりたい。
それが、私たちの目標です。

廃旅館が、3つの機能を持つ「村の拠点」に生まれ変わります
中央・南アルプスを望む「日本で最も美しい村」中川村。その入り口にある、かつての旅館をリノベーションし、2025年春、以下の3つの機能を持つ複合施設をオープンします。
① 【遊】雨の日もOK!「無料キッズスペース」
冷暖房完備の屋内キッズスペースです。誰でも無料で利用できます。天候を気にせず、親子が「ぽれぽれ」と過ごせる場所を作ります。「今日、雨だけどどこ行こう…」と悩むお母さん、お父さんのための「避難所」のような場所を目指します。
② 【食】地産地消の「カフェ&直売所」
キッズスペースを無料で維持し続けるためのエンジンが、このカフェです。観光客や地元の皆様に、中川村の美味しい野菜を使ったランチやコーヒーを楽しんでいただく。その収益が、子供たちの遊び場の電気代やメンテナンス費になる「優しさの循環」を作ります。あなたが飲むコーヒー1杯が、誰かの子供の笑顔に変わる仕組みです。

③ 【宿】村の日常を味わう「宿泊施設」(2階エリア)
2階は、かつての客室を活かした宿泊スペースに。素泊まりも可能な、シンプルな宿です。ここを拠点に、「ゆっくり」と村を巡り、中川村のファンになってもらいたい。夜には、旅人と地域の人が1階のカフェで自然に言葉を交わす。そんな、あたたかな風景を思い描いています。

なぜ、福祉の会社が「旅館再生」に挑むのか?
理由は、とても現実的で、日々の暮らしの中にあります。
都会には、大きなショッピングモールがあります。屋内のキッズスペースも、雨の日に過ごせる場所も、選択肢がいくつもあります。
一方で、この中川村ではどうでしょうか。
近くにモールはなく、少し出かけようと思えば、車で時間をかけて移動する必要があります。
公園に行くにも距離があり、夏は猛暑、冬は厳しい寒さ。「外で思いきり遊ぼう」と言うには、正直つらい日も少なくありません。

「遊びに行く場所がない」のではなく「気軽に行ける場所が少ない」
この地域に何もないわけではありません。自然も、人も、豊かです。
ただ、「少し出かけて、気分転換をする」「親も子も、ほっと一息つける」そんな“ちょうどいい場所”が少ないと感じています。核家族化が進み、近所同士の横のつながりも、以前ほど濃くはないと思います。
休みのたびに家で過ごすのも限界があり、かといって、遠くまで出かけるほどの余裕はない。「ほんの少し外に出て、空気を変えたい」その小さな願いを叶える場所が、この村には足りていないのではないか、と感じています。

福祉の仕事をしてきたからこそ、気づいたこと
私たちは、訪問看護・介護・病児保育という形で、暮らしのいちばん近くに関わる仕事をしてきました。そこで見えてきたのは、特別な支援が必要になる前の、「小さな息苦しさ」や「じわじわとした疲れ」です。子どもも大人も、ずっと家の中にいることのしんどさ。誰にも会わずに一日が終わってしまう休日。外に出たいけれど、行き先がないという閉塞感。これらは、制度ではすくいきれないけれど、確実に暮らしの質に影響しています。
だからこそ、「旅館再生」という形を選びました。



私たちがつくりたいのは、何か特別なサービスではありません。雨の日でも、暑い日でも、寒い日でも行ける。目的がなくても立ち寄れる。子どもが遊び、大人が一息つける。誰かの存在を、そっと感じられる。そんな、日常の延長にある居場所です。
村の玄関口にあるこの元旅館は、かつて人が集い、迎え入れ、見送ってきた場所でした。この建物の役割を、もう一度「人が立ち寄る場所」に戻すことは、今の中川村に必要な選択肢の一つだと考えています。

福祉の会社だからこそ、つくれる居場所がある。福祉とは、困ったときに支えることだけではありません。困る前に、少し楽になれる場所があること。少し気持ちが緩む時間があること。その積み重ねが、人の暮らしを支えていくのだと、私たちは考えています。
だから私たちは、福祉の会社として「旅館再生」に挑みます。
それは、この村で暮らし続けるための、“余白”であり‘‘選択肢”をつくる挑戦です。

リターンについて。心を込めてお返しします。
ご支援いただいた皆様に、感謝の気持ちを込めて、「中川村の魅力」と「新しい施設の体験」をお届けします。


実施スケジュール
2024年10月:改装工事着工
2025年2月20日:クラウドファンディング開始
2025年3月末:改装工事完了・クラウドファンディング終了
2025年4月上旬:プレオープン
2025年4月下旬:グランドオープン!
応援メッセージ
本プロジェクトの立ち上げにあたり、地域の方々から温かい応援の声をいただいています。
最後に。一緒に「村の灯り」をともしてください!
ここまで読んでいただき、本当にありがとうございました。
私たちは、この場所を単なる「会社が運営する店舗」にするつもりはありません。「中川村にこんな場所があったらいいな」「地域の人たちのために、子どもたちのために、何かしてあげたいな」そう願う人たちの想いを集めて作る、「みんなの居場所」にしたいのです。皆様と一緒に作り上げるこの場所には、きっと温かい「村の灯り」がともると信じています。

「ぽれぽれ(ゆっくり)」と、でも着実に。廃墟だった場所が、地域の人たちの笑い声と、旅人の笑顔で満たされる日まで。どうか温かいご支援を、心よりお願い申し上げます。






