注目のリターン
はじめまして
宮崎市のジェラート専門店
Gelateria72の平賀亜希子・翔大と申します。

私たちは生産者さんから届くこだわりの食材を使用したジェラートの製造と販売を行っています。
お店をオープンしてから4年半。右も左もわからず、ゼロから始まったこの場所で県内外、たくさんのお客様と繋がることができました。
2026年2月28日、私たちは「Gelateria72」を卒業します
さぁこれから!もっともっと頑張るぞ!!
そんなふうに思っていたときに発覚した私の体の不調。
これまでと同じように現場に立ち続けることは難しくなりました。
「お店を閉める」という決断をするまで、正直に言えば、何度も葛藤し、涙した日もあります。
けれど、立ち止まって気づいたことがあります。
現場を離れるということは、私たちにとっての「終わり」ではなく、この4年半で皆様からいただいたあたたかなエネルギーを、より大きな形に変えるステップなのではないか、ということです。
生産者さんと飲食店をつなぐプラットフォームを作りたい
私たちがお店の運営を通じて感じてきた、素晴らしい食材が抱える「課題」。
それを解決し、【日本の本当の美味しいを未来に届ける】ための新しい挑戦を、ここからスタートさせます。
私たちの新しい挑戦。
その原点は、宮崎県美郷町で栽培されている「金柑」との出会いでした。
宝石のように輝くその果実は、農家さんが1年の月日をかけ、わが子のように大切に育て上げたもの。
一口かじれば、弾けるような甘みと爽やかな香りが広がります。
しかし、そこで切ない現実を目の当たりにしました。
数字のルールでは測れない「情熱」
市場の選果場では、金柑のサイズが厳格に決められています。
規定のサイズに1mmでも満たない金柑。
そのわずかな差で、味も、手間暇も、込められた愛情も全く同じ金柑たちが、「規格外」として市場から弾かれてしまうのです。
お世話になっている高浦農園さんでは、その「行き場を失った金柑」が、年間で1トンに及ぶこともあるといいます。

「こんなに美味しいのに、どうして……」
この事実を知ったときの率直な感想でした。
これは単なる「食品ロス」という言葉では片付けられない、「価値の損失」のように感じられました。
「言葉」が価値を再定義した瞬間
私たちは規格外とされた金柑を購入させていただき、その背景にある農家さんのこだわりを、SNSに綴りました。
どんな想いでこの金柑が育てられたのか
1mmの差に隠された、変わらない美味しさ
私たちがこの食材をどう守りたいのか
すると、驚くような変化が起きました。
「その物語ごと味わいたい」というお客様が、次々とお店に足を運んでくださったのです。
お客様からの嬉しいお声の数々
店頭に並んだ完熟金柑のリッチミルクは、またたく間に冬の看板メニューとなり、お客様の笑顔と、生産者さんの誇りを繋ぐ架け橋になりました。
完熟金柑のリッチミルク
一店舗だけでは、できることに限りがあります。
私たちが2025年度に活用させていただいた規格外の金柑は、約30kg。
高浦農園さんの1トンという規格外金柑の量から見れば、ほんのわずかな一歩に過ぎません。
しかし、全国に同じような想いを持つ飲食店が増えていけば、それは日本の食の未来を変える大きな力となるはずです。
出会いたいのに、出会えない「壁」
そこで立ちはだかるのが、切実な「情報の分断」です。
飲食店: 「想いのある食材を使いたいけれど、どうやって探せばいいかわからない」
生産者: 「自慢の作物はあるけれど、自ら営業に出向いたり発信したりする余裕がない」

お互いに「出会いたい」と願っているのに、時間や手段の不足によって、繋がることができない高い壁が存在しているのです。
私たちが届けるのは、食材と「物語」
私たちが作るプラットフォームは、単にこだわりの作物を購入できるだけのシステムではありません。最大の特徴は、私たちが自ら生産者のもとへ足を運び、その「物語」をパッケージ化して届けることです。

現場の空気感、農家さんの想いを映像と写真に収めます。
取材を通じて感じた生産者のこだわりと想いを、心に届く言葉に紡ぎます。
飲食店様は、食材を仕入れると同時に、明日からすぐにSNSやメニューで使える「物語の素材(動画・写真・文章)」を手にすることができます。

「伝えるコスト」を私たちが肩代わりすることで、飲食店さんは現場に集中しながら、お客様へ最高の付加価値を届けることができる。これこそが、私たちが提案する新しい仕入れのカタチです。

私たちが目指すのは、一部の誰かが得をする仕組みではありません。
生産者さん: 正当な評価(価値)が伝わり、誇りを持って作り続けられる
飲食店さん: 魅力の発信を私たちが肩代わりすることで、商品力だけでは差別化が難しい現代において、「あなたから買いたい」と言われるファン作りと、価格競争に巻き込まれない安定した経営を実現できる
お客様: 食べる以上の「感動」を受け取り、心豊かな食の体験を楽しめる
この三方が笑顔で繋がる循環を、宮崎の小さなジェラート屋から、日本中へと広げていきたいと考えています。
日本の「美味しい」を、孫の世代まで
生産者さんの高齢化、予測できない天候や自然災害、そして原価高騰。
いま、日本の食の現場はさまざまな困難に直面しています。
私たちは、このプラットフォームが、素晴らしい食材とそれを作る人の情熱を守り、次世代へ繋いでいくための一つの解決策になると信じています。
「日本の美味しいを、孫の世代まで残したい」
それは、ジェラート屋として食材に救われてきた私たちの、心からの願いです。

「想いを伝える」 言葉にするのは簡単ですが、私たちはこの4年半「Gelateria72」という場所で、その言葉がどれほど力強く人を動かし、新しい価値を生み出すかを、肌で感じ続けてきました。
私たちがこの挑戦にワクワクしている理由は、3つの「実体験」にあります。
1. 数字以上に大切にしてきた、2.7万人との「絆」
宮崎市の小さなお店。最初は誰にも知られていなかったこの場所から、SNSを通じて、今では2.7万人という驚くほど多くの方々と繋がることができました。
私たちが大切にしたのは、単なる「宣伝」ではありません。
食材の裏側にある物語を、等身大の言葉で届けること。
その結果、日本各地からお客様が集まってくださる場所を育てることができました。

2. 「言葉にならないこだわり」を「選ばれる理由」に変える、二人のチームワーク
私たちの得意分野は、見逃されてしまっている価値を言葉と映像・画像で伝え、
お客様が欲しがる「魅力」へと言い換えることです。
「1mm足りない金柑」に長蛇の列ができたのは、私たちがその裏側にある農家さんの手の跡を、目に見える形にしたからです。
夫(翔大)が切り取る、体温の伝わる映像。
私が紡ぎ出す、心に寄り添う言葉。
この二つの掛け算が、忙しい飲食店さんの強力な助っ人になると信じています。

3. 「自分たち以外」でも起きた、嬉しい変化
この「伝え方のレシピ」は、私たちだけのものではありません。
これまで数名の飲食店オーナー様へ、インスタグラムでの発信をお伝えしてきました。
その結果、「投稿が楽しくなった」「お客様との会話が弾むようになった」と
皆さんの表情まで明るくなる変化が起きています。
私たちが学んできた知見は、「真摯に食と向き合うすべての表現者」に役立てていただける、再現できる仕組みです。
現場を知る私たちだから、作れる場所がある
私たちは、難しい理論を語るマーケターではありません。
毎日の仕込みの苦労、接客の喜び、そして発信し続ける大変さを、誰よりも知っている「元・飲食店主」です。
「もし、あの時こんな場所があったら、私たちはもっと救われたはず」 そんな自分たちの切実な願いを形にするからこそ、どこよりも現場に寄り添った、温かく力強いプラットフォームが作れると自負しています。
皆様からいただいた大切なご支援は、日本の美味しいを未来へ繋ぐための「最初の一歩」として、大切に活用させていただきます。
資金の使い道
・取材・撮影費用:全国の生産者さんを訪ねる活動費
・プラットフォームの構築・運営費:生産者さんと飲食店が円滑に物語をやり取りできるシステムの開発
・リターンの準備、発送:感謝を込めたジェラートやPDF制作、送付コスト
・CAMPFIRE手数料
今後のスケジュール
・2026年2月23日:クラウドファンディング開始
・2026年2月28日:Gelateria72卒業
・2026年3月中旬〜:準備が整ったリターンから順次発送・実施
・2026年4月〜:新プロジェクト本格始動
正直にお話しすると、体の不調が見つかり「もうこれまでのように、お店に立ち続けるのは難しい」とわかった時は、やはりショックでした。
4年半、大切に育ててきた場所が手元から離れていくような寂しさを感じたのも事実です。
でも、そんな私たちを救ってくれたのは、これまで出会ったお客様や生産者さんとの繋がりでした。
「お店」という形ではなくても、私の「言葉」と夫の「映像」があれば、まだ見ぬ誰かの「美味しい」を守り、誰かの挑戦を支えることができる。
そう気づいた時、目の前がパッと明るくなりました。
身体の不調は、私にとっての「終わり」ではなく、「本当に果たすべき新しい使命」に出会わせてくれるための大切な転換点だったのだと、今は真っ直ぐな気持ちで信じています。娘と約束した「もう一度、笑い合える未来
もう一つ、私にはこのプロジェクトを絶対に届けたい理由があります。私には、7歳になる娘がいます。
お店のことが大好きだった彼女に「Gelateria72を閉めることになったんだ」と伝えたとき、彼女は大号泣。その姿を見たとき、胸が締め付けられる思いでした。大好きだった場所を、私のせいで奪ってしまうような申し訳なさでいっぱいになったんです。
「でも、ここで終わりたくない。形を変えて、もっとたくさんの人を笑顔にする姿を、もう一度娘に見せたい」
その想いが、私を突き動かしてくれました。どんな困難があっても、人は何度でも立ち上がり、新しい価値を生み出せる。前を向いて歩いていける。そのことを、言葉ではなく、私の「挑戦する背中」で娘に伝えていきたいのです。
そう気づいた時、目の前がパッと明るくなりました。
一人では届かない場所へ、皆様と一緒に。
2026年2月28日、私たちは「Gelateria72」を卒業します。
でも、そこで生まれた「幸せの循環」は、ここからもっと大きく、温かく、日本中に広がっていくはずです。
このプロジェクトを成功させ、いつか娘と一緒に、私たちが「物語」を届けた生産者さんや飲食店さんを訪ねたい。
そして、「お父さんお母さんが作った仕組みで、こんなにたくさんの人が笑顔になっているんだよ」と胸を張って伝えること。
それが、私たちの新しい夢です。








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