
黄金湯 新宿 完成予定パース
ご覧いただきありがとうございます。
私は墨田区で銭湯を営む株式会社新保浴場の新保朋子と申します。
現在、押上駅から錦糸町駅にかけて「黄金湯 東京店」「大黒湯」「さくら湯」という3軒の銭湯を経営しています。
そしてこの度、「黄金湯」の2号店として「黄金湯 新宿店」を東新宿にオープンすることになりました。
元々あった創業88年以上の「金沢浴場」を完全リニューアルしての再開となります。
代表 新保卓也、黄金湯店主 新保朋子
東新宿・旧金沢浴場の紹介
金沢浴場は、昭和13年(1938年)からある老舗銭湯です。昭和13年は「沢の湯」という屋号でしたが、「沢の湯」→「金沢湯」→「金沢浴場」と時代とともに屋号を変えながら継業されてきました。先代である祖父の新保末松が「金沢浴場」をマンション型銭湯として1973年に再建築し、地域の皆様に憩いの場として運営していました。
昭和13年の古地図
1973年 金沢浴場の落成式
その後、末松は親戚に経営権を引き継ぎました。経営は譲ったものの、設備の不良や大きな改修工事の際は、新保浴場で修繕を補いながら長年サポートを続けてきました。銭湯の修繕は多額な費用がかかります。
配管が弱り使用できなくなったカラン
金沢浴場を運営し続けていく為には本部の経営基盤を強くする必要があったため、大黒湯や、黄金湯 東京店の経営を強化しながら、金沢浴場を大切に守り続けたいという想いで今まで銭湯を続けてきました。
私たちが引き継いだ時はサウナブームもなく、お客様も少なく衰退していく時期。銭湯を守り残していく為にはどうすればいいのか・・。
試行錯誤しながら大黒湯では23区で初めてのオールナイト営業や露天風呂の改装、錦糸町の黄金湯をリニューアル改修や宿泊施設の併設、さくら湯の継業など取り組みました。
そして今回、金沢浴場を運営していた親戚が経営困難により辞める事になり、7ヶ月の休業を経て私たちが再びこの銭湯を引き継ぎ、約1年半の営業をしてまいりました。その中で様々な問題に直面しました。築40年のマンション型銭湯は設備の老朽化が限界を迎え、コンクリートに埋められた配管は悲鳴をあげ、いつどこが故障して突然営業ができなくなってもおかしくない状態でした。
そこで私たちは銭湯を未来につなぐ為に、思い切って「黄金湯 新宿店」として再生することを決意しました。
改装前の金沢浴場
黄金湯 東京店とは
東京・錦糸町にある黄金湯は、昭和7年(1932年)創業の銭湯をリノベーションし、2020年に生まれ変わった銭湯(公衆浴場)です。
古き良き銭湯文化を大切にしながら、サウナ・アート・カルチャーを融合させた新しい『湯の場』として注目を集め、2023年にはアメリカの大手出版社コンデナストトラベラーにおいて「東京でやるべき26選」にも選出され、サウナ検索サイト「サウナイキタイ」でも全国上位ランクインなど、新旧を融合をした「次世代型銭湯」と称される事もあります。
館内には本格的なサウナ、地下水を使用した水風呂、外気浴スペースを備えています。
さらにクラフトビール醸造所やカフェ、宿泊施設なども併設。
入浴だけでなく食や滞在も楽しめる複合的な銭湯として世界中から多くの人が訪れる場所となり、黄金湯は地元に愛されながら広く開かれた存在になりました。
黄金湯 東京店
2020年にCAMPFIREで挑戦した際の動画
東新宿エリアについて
『黄金湯 新宿店』が位置するのは、新宿区東新宿。
この一帯は、歌舞伎町の賑わいと新大久保の国際色豊かな街並みに挟まれた、多文化が交差する地域です。
近くには新宿イーストサイドスクエアなどのオフィス街もあり、昼夜問わず多くの人が行き交います。
通りを歩けばさまざまな言語が聞こえてくる、東京でも特に国際色豊かな街です。
東新宿駅から徒歩5分。
歌舞伎町から徒歩15分。
新大久保駅からも徒歩15分でどこからでもアクセスできる好立地。
刺激的なエリアに位置していますが、少し路地を入ると小さなお店や住宅街があり人の暮らしが今も息づいています。
観光地の新宿とは少し違い、人の生活の温度を感じる街です。
多様な文化が交差する新宿という街の中で、銭湯という日本文化を未来へつなぎ、地域の人、旅人、世界の人々が気楽に立ち寄り、この街に新しく「日常へと還っていく場所」をつくりたいと思いました。
新黄金湯 新宿店の紹介
<浴室 >
昔からあったタイル絵はそのままに。一部剥がれてしまった箇所はAIでタイル絵を復元。
どこか懐かしも優しく洗練された浴室の空間。
・高濃度炭酸泉 37度 湯に溶け込んだ二酸化炭素が皮膚から吸収され、血行を促進。ぬるめの温度でも身体を芯から温め、冷え対策や疲労回復、リラックス効果が期待できます。
・薬湯 41度 ハーブや漢方や季節を感じる日替わりの薬湯。
・内水風呂 20度 地下水掛け流し水風呂。温冷交代浴ができる様に、薬湯の隣に設置。
・ALL地下水 天然地下水から汲み上げた水で、カラン以外は全てのお湯や水風呂にも使用。まるみがある、柔らかな水です。
浴室
現在改装中。タイル絵の一部はAIにより復元
<サウナゾーン THE CAVE(ザ・ケイブ)>
まるで洞窟の様なサウナエリア。カーブや丸みのある形状は別世界。
・ THE ABYSS(アビス)男性サウナ
溶岩タイルで蓄熱された室内のサウナ室。精神の奥深くまで没入体験を。
2台に分かれたストーブでロウリュや湿度をコントロールします。
・THE COCOON(コクーン)女性サウナ
包まれているかの様な心地よいサウナ室。セルフロウリュ。
・水風呂(男女とも) 13〜15度
地底から地下水が湧き上がっているかの様な弾ける細かい泡と冷たい水風呂で、瞬時に表面冷却をします。
・内気浴と外気浴 新宿のエリアで空や星を眺め、全てから解放されます。
THE CAVE に関しては、男女入替え日など検討しております。
THE ABYSS サウナ室
THE CAVE 水風呂
<フロント>
ガラス張りの開放感あふれる番台エリア。
DJブースとビアバーを兼ね備え、音楽は浴室とサウナ室にも届けられます。
自家醸造のクラフトビールは5タップ。自家醸造だからこそ、ビールもお手頃な価格でご提供。
他にも自家製ソフトドリンクなどもあり、お風呂に入らなくてもご利用いただけます。
正面玄関イメージ
自家醸造のクラフトビール 工場は押上
<営業時間について>
営業時間は12:00〜翌朝9:30のオールナイト営業を予定しています。 夜も眠らない街・新宿だからこそ、仕事終わりのリフレッシュや出勤前の時間など、それぞれの生活リズムに合わせて利用できる、やさしい場を提供します。 地域に暮らす方々はもちろん、この街で働く人々にとっても、日常に寄り添う存在となることを目指します。
<太陽熱給湯システム> (新しい取り組み)
今回、新たな取り組みとして「太陽熱集熱器」を導入しました。
太陽熱利用は、一般的な太陽光発電と比べて約3倍の熱エネルギーを得ることができると言われています。
そのため、太陽光発電で作った電気を熱に変換するよりも、太陽の熱を直接利用する方が効率的です。
そこで、当施設では「太陽熱給湯システム」を導入しました。
屋根に設置した集熱器で太陽の熱を集め、その熱を使ってお湯を温めます。
温めたお湯は、銭湯のシャワーや浴槽などに活用されます。
この仕組みによって
・CO₂排出量の削減
・エネルギーコストの削減
を実現し、環境にもやさしい銭湯運営につながります。
さらに今回の取り組みは、民間企業として初めて東京都の助成承認を受けた事例となり、銭湯業界としても先進的な環境配慮の取り組みとなっています。
イメージ
<その他 電力整体など>
別フロアにて、大好評の電力整体もオープン予定です。

黄金湯 新宿店 に込めた想い
このリニューアルにあたり、「銭湯とは誰のための場なのか。公共の湯の場はどこまで優しくなれるのか。」ということを私たちは改めて問い直しました。
新宿は古い文化と新しい価値が混在する街。多様な人々が交差する都市でもあります。
ここに50年後、100年後も続く銭湯を残していく為にはどうしたらいいか。
考え続けて至った結論は、シンプルでした。
「多様な人々が、安心して整う公共空間」
当たり前のことを当たり前に続けていくことの大切さ。日々模索しながらも、皆様にとっていつまでもやさしくお迎えできる銭湯を続けて行きたい。
お湯に浸かって日々の疲れを癒し、人との繋がりを感じ、幸せな気持ちで家路に着く。そんな温かく心がほぐれる場所をこの新宿でつくりたいと思っています。
『黄金湯 新宿店』では、地域の常連のお客様には安心感を与え、初めて銭湯に訪れる方には銭湯文化の深みを感じさせる空間を目指しています。
金沢浴場の煙突はそのままに
クリエイターのご紹介
今回は女性クリエイターの皆様と『黄金湯 新宿店』を創っています。
私新保朋子は、銭湯を継ぎ、夫婦で仕事をする中で「女将」という役割の大切さを少しずつ実感するようになりました。銭湯の世界では表に立つのは男性が多いけれど、その同じ数だけ女将がいて、ともに銭湯を支え続けています。
多様な人が集まる新宿という街で、女性ならではの「勇気と繊細さ」を以て、年齢や立場を越えて誰もが受け入れられる“開かれた場所”を現実のものにしたいです。
◼︎内装設計:永山 祐子
新宿という街がもつ「多層性」を空間に活かし、浴場の記憶を次世代へと継承します。
新宿は、古い建物と新しい建物が混在し、異なる時代のレイヤーが重なり合った独特の魅力を放つ街です。
50年間の記憶を蓄積してきた金沢浴場の中にも存在している「時代の重なり」を表現したいと考えました。
象徴的な銭湯絵モザイクタイル、かつて存在した曲面天井といった「過去の断片」の上に新たなレイヤーを重ねていきました。
懐かしくて新しい黄金湯新宿を多くの人に体験して欲しいです。
https://www.yukonagayama.co.jp/
◼︎クリエイティブディレクション:高橋理子

東京店に続き、クリエイティブディレクターとして新保夫妻の情熱に並走してきました。今回の新宿店において大切にしたのは、店主・朋子さんが抱く「銭湯の新たな社会的役割」への確信を具現化することです。
住宅街に溶け込み、地域に優しく寄り添う場所でありながら、新宿らしい多様性を受け入れる強さを持つ。その両立を目指し、朋子さんと対話を重ねる中で、建築家・永山祐子氏との協働という答えに辿り着きました。
これは単に「女性がつくる銭湯」を目指したものではありません。一人の経営者が、伝統ある文化を未来へつなぐために選んだ、小さくも確かな挑戦の形です。
その風景が、日本文化に新たな光を灯すと信じています。
◼︎エクスペリエンスアドバイザー:俳優 清水みさと

銭湯とサウナが大好きないちユーザーとして、大好きな黄金湯が手がける金沢浴場のリニューアルに携わらせていただきました。さまざまなサウナや風呂を巡るなかで、心地よかったこと、こうだったらいいな、という記憶をたよりにエクスペリエンスをお伝えしただけですが、すてきな肩書きまで作っていただきました。
銭湯という日本の大切な文化の呼吸が生まれる瞬間に立ち会えて、幸せです。
この場所が、誰かの銭湯が好きになるきっかけになりますように。
Instagram @misatoshimizu35
◼︎温浴プロデューサー:新保 朋子
激動の現代社会における公衆浴場のあり方を、銭湯の「女将」として日々奮闘し、模索する中で、女性の視点や感性が欠かせないものであると確信にいたりました。
新宿という多様性を集約した場所で、新たに生み出す公衆浴場の可能性を思い描いたときに、今回は女性のクリエイターと共に未来を切り拓きたいと考えました。
女性ならではの「勇気と繊細さ」を以て、年齢や立場を越えて誰もが受け入れられる“開かれた場所”を現実のものにしたい。築50年を超える古い銭湯が、これまで刻んできた歴史を大切に受け継ぎながら、新しい公衆浴場の未来をつくっていきます。
新保浴場 https://shinboyokujo.com/
「クラウドファンディングについて」
今回のリニューアルでは、銭湯設備の全面改修、サウナ設備の新設など、多くの費用が必要になります。銭湯という文化を未来へつないでいくため、そしてこの場所を地域に残していく為に、クラウドファンディングを立ち上げます。皆様とともに50年後も続く銭湯文化を繋いでいきたいです。
皆様からいただいた支援金は、改修に伴う設備投資や資金の一部として大切に活用させていただきます。
リターンについて
リターン品には、この機会にしか手に入らない特別なクラファン限定グッズの数々や、お得なご利用チケットなど、様々なものをご用意しました!黄金湯 新宿店の完成を皆様と一緒に盛り上げて行ければ幸いです。
・手ぬぐい 注染で染められた手ぬぐいは、肌触りもよく入浴グッズに最適です。綿100%
・Tシャツ ビッグTシャツに『FOUNDERS BATH 2026』想いが込められたプリント。綿100%
・タオル 今治生地のふわふわで吸収性の良いフェイスタオル。ロゴは限定カラーの刺繍色です。綿100%
・スリーブバッグ 注染で染められた手ぬぐいをバッグにしています。軽く小さく、畳めて便利な一品。
・キーホルダー/ステッカー クラファンの記念に。今回限りのグッズです。
・サウナファストパスキーホルダー デザインは未定ですが、専用キーホルダーを見せたら受付でサウナ待ちなし&貸タオルセット付でご案内します。

スケジュール
2026年3月22日(日):プロジェクト受付開始
2026年5月22日(金):プロジェクト受付終了(予定)
2026年6月下旬:プレオープン
2026年6月〜7月にかけて:リターンお渡し開始
応援メッセージ
小山薫堂さん
放送作家。脚本家。京都芸術大学副学長。2015 年より「湯道」を提唱。「一般社団法人湯道文化振興会」を創設し「湯道百選」を連載中。

銭湯文化の灯火を絶やさないために、挑戦を続ける新保さん夫妻。
墨田区の黄金湯に感銘を受けた一人として、今度は新宿の地で、どんな新しい銭湯の未来を切り拓いてくれるのか、期待に胸が高鳴っています。 でも、一番の楽しみは難しいことは抜きにして、一人の風呂好きとして、その湯にどっぷりと浸かりにいくこと! 完成に向けて、皆様の挑戦を心から応援しています。
高橋茂雄さん
お笑い芸人・タレント・銭湯サウナ愛好家

夕方、なんとなく買い物したり本屋さんのぞいたりした後、黄金湯新宿店へ。掛け湯して身体を清めてサウナへ。気持ちいいなぁ。汗がすんすん出てきて水風呂へ。休憩しながら3セット。しゃば汗からたま汗に変わる頃、腹がくぅっとなってくる。そのあとおっきい湯船につかるだけでしあわせに。
気持ちいいなぁ。なんか知らんけどウルウルくるなぁ。湯上がりになんもきめずにぶらぶらして、面構えのいい居酒屋でビールでぷはぁって。なんてことない一日が黄金湯があればしあわせな一日になる気がします。想像は仕上がってます。あとは心から応援してこの想像を現実にするだけです。楽しみすぎる!
【実行者・店舗紹介】
施設名:黄金湯 新宿店
住所:東京都新宿区新宿7-22-11
料金:大人550円(中学生以上)※サウナ代別途 800円〜1000円予定
定休日:未定
営業時間:12時〜翌朝9時30分 ※予定
公式HP:順次公開予定
■黄金湯 新宿■
Instagram @koganeyushinjuku
X @koganeyu2
■黄金湯 東京■
WEB https://koganeyu.com/
公式LINE @koganeyu
Instagram @koganeyu1010
X @koganeyu1
■株式会社新保浴場■
WEB https://shinboyokujo.com/
<おわりに>
銭湯の改修工事には多額の費用がかかり、こだわった空間づくりや設備にも大きな投資が必要となります。
それでも、なぜここまでこだわるのか。
それは、多くの方に銭湯やサウナの魅力を知り、好きになっていただきたいと考えているからです。
都内の銭湯の入浴料金は現在550円で物価統制令に基づき、公衆浴場として定められた価格となっています。
誰もが気軽に利用でき「国民の衛生を保つ」という本来の役割を担い続けています。
その役割を守るためにも、まずは銭湯そのものを好きになっていただくことが大切だと考えています。
気軽に訪れていただき、「お風呂の時間って最高だよね」と笑顔で帰っていただける、そんな場所を目指しています。
今回の改装は、あくまで通過点です。
他にも同じ様に悩んでいる施設があれば一緒に力を合わせて幸せと笑顔の場所をさらに増やしていきたいです。
本プロジェクトは、工期の延長や工事費の増加により、皆さまのご支援を必要としております。
ぜひ温かいご支援、応援を何卒よろしくお願い申し上げます。
スタッフ一同、黄金湯 新宿店でお会いできる日を楽しみにしています。




