
はじめまして! 東京都世田谷区で学び舎『TERAKOYA』を運営しています。
TERAKOYAは、その名の通り「現代の寺子屋」。 学校も学年も違う子どもたちが集い、スタッフも生徒もまるで兄弟姉妹のようにごちゃまぜになって過ごす学び舎です。これまで週1回の活動でしたが、 ここを「週1回の習い事」ではなく、毎日帰ってこられる「第二の家」にするために
2026年、 私たちは大きな決断をしました。
世田谷区成城へ移転し、「キッチン(食の実験室)」を作るプロジェクトを本気で始動します!

なぜ今、キッチンなのか?

「ねぇ、今日の夜ご飯なに?」
本来、この言葉は1日の中で一番わくわくする問いかけのはずです。
しかし、学習塾や小中高生の放課後の習い事で子どもたちに同じ質問をすると、「コンビニのおにぎり」や「チンして一人で食べる」という答えが返ってくることが少なくありません。志望校合格のために暮らしを疎かにし、唯一の答えを求めることに盲目的になる一方で、失われていくのが「生活の手ざわり」です。

「包丁で皮をむいたことがない」
「失敗するのが怖いから、やらない」
そんな子どもたちが増えています。
効率よく正解を出すことばかりが求められる社会だからこそ、自分の手を動かせる、「失敗してもいい場所」や「遠回りできる時間」が必要だと考えます。
教科書を閉じて、その手で「暮らし」を作るわくわくを届けるために、私たちは「キッチン」を作りたいのです。
TERAKOYAのきっかけ
TERAKOYAの講師陣の多くは、これまで、学習塾の講師として多くの子どもたちと向き合ってきました。 もちろん、目標に向かって努力することは尊い経験です。 しかし、現場で感じたのは「正解のない問い」への弱さと、「失敗への過度な恐怖」でした。
現在、小・中学校の不登校児童生徒数は過去最多の35万3,970人にのぼります。日本の子どもの「自己肯定感」は先進国の中で最も低い水準です。

「間違ってはいけない」「効率よく正解に辿り着かなければいけない」。 過度な受験競争と、社会全体を覆う「失敗できない空気」が、子どもたちの知的好奇心や、自分を認める力を奪っているのではないか。
私たちは、その現実に、強い危機感を抱きました。
いま必要なのは、大人が敷いたレールを全速力で走ることではありません。 立ち止まり、悩み、遠回りをする「緩やかな学び」です。TERAKOYAが、効率とは真逆にある「料理(食)」や「栽培(農)」、そして「試行錯誤する学び」を大切にする理由はここにあります。
子どもたちが毎日帰ってこられる「第二の家」へ
TERAKOYAは2023年、世田谷区祖師谷でご家庭の一室を間借りしてスタートしました。
活動は週に1回だけ。
それでも、確かに「変化」が生まれていました。
「勉強をどうやったらいいのかわからない」と言っていた子が、自分で計画を立てて机に向かうようになったり。 学校でも家でもないこの場所で、子どもたちの目が輝き出す瞬間を、私たちは何度も目にしてきました。
しかし、活動を続ける中で、どうしても越えられない壁にぶつかりました。 それは、「時間」と「空間」の制約です。週1回の活動では、子どもたちの「居場所」になりきれない。「今日、学校でこんなことがあって…」と話したい時に、顔を合わせて話せない。
「もっと本格的な学び舎を用意できれば、安心して帰ってこられるのに……」
子どもたちの成長を目の当たりにするほど、そのもどかしさは募るばかりでした。
この現状を打破するために、私たちは大きな決断をしました。 2026年2月、拠点を成城に移し、活動を「週5〜6日体制」へと拡大します。新しい拠点は、子どもたちが毎日帰ってこられる「第二の家」です。
0からのスタート

新しい拠点「TERAKOYA Seijo」は、駅から徒歩3分。 信号のある交差点の角で、思わずみんなが足を止める、黄色い外観がひときわ目を引く建物の1階です。
実はここ、長年地元の方々に愛されてきた日本料理の名店「きた山」さんがあった場所です。「家族のお祝い事といえば、きた山さん」と言われるくらい、この地域にたくさんのファンを持つお店でした。
立地も最高で、外観もワクワクするような素敵な空間を、ご縁あって、引き継がせていただくことになりました。街の思い出がたっぷり詰まったこの建物を、今度は子どもたちの活気あふれる「学び舎」へと生まれ変わらせます!
でも1歩中に入ると試練が……
室内は、コンクリート打ちっ放しの「スケルトン物件」です。 壁も床もない、何もない空間。私たちはそこを、生徒や保護者の皆さんと一緒に、ペンキを塗り、床を張り、棚を作る「DIY(手作り)」で教室に仕上げていく予定です。
しかし、どうしても素人のDIYでは作れない場所があります。 それが、今回のプロジェクトの核心である「キッチン設備」です。

子どもたちが安全に火を扱い、食材という「命」に触れ、教科書の知識を「知恵」に変えるための「実験室としてのキッチン」。週1回の小さな空間では叶わなかった夢を、この成城のキッチンで、皆様と一緒に実現したいのです。
なぜ子どもたちにキッチンが必要か
これは、現代の子どもたちが直面している深刻な「食と健康の課題」に正面から向き合い、生きる土台を育む実践です。
① 「孤食」と「栄養不足」の連鎖を断ち切る。
今、子どもたちの食卓が危ぶまれています。データによると、中学生の通塾率は約6割〜7割に達し、帰宅して夕食をとるのが「21時〜22時以降」になるケースも珍しくありません。

その結果、何が起きているか。「コンビニのおにぎりや揚げ物で空腹を満たす」 「家族と時間が合わず、一人で食べる(孤食)」。栄養バランスの偏りだけでなく、温かい団欒のない食事は、子どもたちの情緒にも深く影響します。

この負の連鎖を断ち切る「地域のみんなのダイニング」を作ります。 コンビニのおにぎりで済ませるのではなく、栄養バランスの整った温かい食事を、仲間と共に囲む。
「美味しいね」と顔を見合わせて笑える時間が、子どもたちのウェルビーイング(心と体の健康)につながります。
② 教科書を飛び出し、「食の実験室」にする。
「勉強って、なんの役に立つの?」 そんな子どもたちの疑問に、キッチンが答えられるようにします。
パンが膨らむのはなぜ? ➡︎ 【イースト菌と発酵(生物・化学)】
正確にケーキを等分するには? ➡︎ 【図形・分数(算数)】
この野菜はどこから来た? ➡︎ 【産地と輸送(社会)】
キッチンに立つと、無機質な教科書の知識が、五感を使った「生きた知恵」に変わります。私たちはここを、美味しくてワクワクする「食の実験室(Food Lab)」として稼働させ、理科や社会への知的好奇心を刺激し続けます。
③ 「自分の手で生きる力」を育む。
「お腹が空いたから、何か作ろう」。 そう思って冷蔵庫を開け、あるもので一品作れる力。これは、偏差値よりもはるかに重要な、一生役立つサバイバルスキルです。この「生活をつくる力(衣・食・住)」こそが、予測不能な未来を楽しむための揺るぎない自信になると信じています。
リターン

必要資金とスケジュール

目標金額:200万円
※DIYでできる部分(壁の漆喰塗り、収納棚の制作、家具の組み立てなど)は、スタッフと子どもたちで力を合わせて作り、コストを抑えつつ想いを込めます!

最後に
「勉強」と「暮らし」は、別々じゃない。
私はこれまで、教育の現場で多くの子どもたちを見てきました。そこからの経験として、これからの予測不能な時代を生き抜くために必要なのは、 偏差値の高さよりも、自分の手で暮らしを整え、楽しみを作り出す力だと思います。
食育はその最初の一歩。
TERAKOYAは、子どもたちが大人になった時、「あそこで過ごした時間が、今の自分を作ってくれた」と心から思える、人生の拠り所でありたいと願っています。精一杯、これからの社会を見据えながらも、目の前の子どもたちの笑顔を大切に運営をしています。どうぞ応援していただけると光栄です。よろしくお願いいたします。





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