能登半島地震の避難所で見つけた「言語インフラの欠陥」
能登半島地震の避難所で、私は一人の高齢女性の声を耳にしました。
「……寒い……水が……」
強い方言で、震えながら発せられたその言葉は、すぐそばにいた若いボランティアには、正確に伝わりませんでした。
同じ日本人なのに。同じ国に生まれ、同じ災害に遭っているのに。
“言葉”が原因で、助けが遅れる可能性がある。
その瞬間、私ははっきりと感じました。

これは、翻訳アプリの問題ではない。日本には――
「言語インフラ」が存在しない。
それが、根本的な問題なのだと。
言葉は、命を運ぶインフラです
水道や電気、道路が「止まってはいけないもの」だと、誰もが知っています。
けれど――
災害時、方言が通じず支援が遅れる
観光地で、高齢者と外国人が意思疎通できない
行政窓口で、言葉の壁が人を孤立させる
こうした現実は、まだ「社会問題」として正しく認識されていません。
それは、言葉が“インフラ”として設計されていないからです。

OTONOHA.LIVE の誕生

エンジニアとして、私はこの欠陥を、技術で埋めることを決めました。
OTONOHA.LIVE は、
方言
訛り
崩れた日本語
感情の揺れ
これらをすべて「人の言葉」として扱い、
方言 → 標準語 → 世界の言語へ声のまま、リアルタイムで橋渡しする多言語・方言対応 AI 翻訳基盤です。
私が作りたいのは、「便利な翻訳アプリ」ではありません。
言葉が原因で、誰かが孤立してしまう瞬間を、この社会から消す。
“言語インフラ”を、実装したいのです。
世界が認めた、この技術
最初に地元自治体へ持ち込んだとき、返ってきた言葉はこうでした。
「個人開発ですよね? 前例がありません。導入は難しいです。」
理念があっても、社会に“実装”されなければ、存在しないのと同じです。
それでも、私は開発を止めませんでした。
そして――OTONOHA.LIVE は、UN Global Marketplace(国連公式調達基盤)に登録されました。
個人が開発したプロダクトが、国連機関の“調達対象”になったのです。
これは、「夢」ではなく、現実に動いている技術である証明です。
このプロジェクトで実現したい 3 つのこと
1. 災害時に使える「方言対応・音声翻訳モード」の実装
停電や通信が不安定な状況でも動く、**“命をつなぐ翻訳”**を実装します。
2. 自治体・公共窓口向けの実装モデル構築
役所、郵便局、病院、観光案内所――「言葉が詰まる場所」に、OTONOHA を“そのまま置ける形”にします。
3. 日本各地の方言を、未来に残す基盤づくり
方言は文化そのものです。消えていく前に、「翻訳できる形で保存する」仕組みを作ります。
これは、「アプリを良くする」ための開発ではありません。

あなたの支援が変える現実

私は、どこかの企業に所属しているエンジニアではありません。
学位も、有名な肩書きも、スポンサーもありません。
あるのは、
「言葉で人が孤立する瞬間」を現場で見てきた経験
それを“仕方ない”で済ませたくなかった執念
そして、一人ででも形にしてきた実績

音声認識、方言補正、文脈翻訳、トーン変換、音声合成、多言語 UI、学習基盤。
必要だと思ったものを、一つずつ“実装”してきました。
だから私は、夢を語る人ではなく、“動くもの”を世に出してきた人間です。
あなたは「支援者」ではありません
あなたは、
この物語の“読者”ではなく
開発の“傍観者”でもなく

あなたの名前は、このプロジェクトの「起点」として、必ず残ります。
最後に
このプロジェクトは、「便利なアプリを作る話」ではありません。
災害の現場で
病院の受付で
役所の窓口で
観光地の片隅で
誰かが“言葉を失う瞬間”をゼロにする挑戦です。
郵便局の窓口で、方言のまま話すおばあちゃんと、海外から来た旅人が、自然に笑顔で会話している。
その風景を、私は“当たり前”にしたい。
これは、私一人の力では越えられない壁です。
でも、あなたとなら、越えられます。
あなたの一歩が、誰かの「伝えられなかった」を「伝わった」に変えます。
どうか、この未来を一緒に“実装”してください。
私は、あなたと共に、この世界に言葉の橋を架けたい。
その最初の一歩を、今、ここから。





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