競馬場に響き渡る歓声、土を蹴る蹄の音、そして勝利の瞬間の興奮。 私たちは、彼らが命を削って走る姿に勇気をもらい、熱狂します。
しかし、その熱狂が冷めぬうちに、多くの馬たちが私たちの視界から消えていくことを知っていますか?
「引退」という言葉の裏に隠された、あまりにも残酷で、静かな現実。 昨日まで名前で呼ばれ、愛されていた馬たちが、今日からは「経済動物」という記号になり、暗いトラックで運ばれていきます。そして、犬や猫のペットフード、あるいは家畜の飼料、肥料といった「加工原料」として処理されます。 昨日まで数万人の歓声を浴び、名前を呼ばれ、愛されていた英雄たちが、最期は名前すら奪われ、ただの「タンパク源」として粉砕されるのです。
彼らの行き先を、少しでもよいものにしたい。 それが私たちの願いです。
毎年、約7,000頭ものサラブレッドが誕生しますが、天寿を全うできるのは、ほんの、ほんの一握りです。成績不振により、 わずか3歳や4歳で「価値がない」と判断されることもあります。乗馬クラブや種牡馬になれるのは幸運なごく一部。残りの多くは、行き先を伏せられたまま、屠殺の運命を辿ります。
「今まで感動をありがとう」という言葉が、あまりにも無力に感じてしまう。この矛盾を、私たちはこれ以上、見て見ぬふりをすることはできません。
私たちは、この使い捨てのサイクルを断ち切り、一頭でも多くの馬に、セカンドキャリア(第二の馬生)を準備するためのNPO法人を設立します。
一人の力で救える命には、限界があります。 しかし、競馬を愛する人、動物を愛する人、そして「命の不条理」に胸を痛める人たちが手を取り合えば、仕組みを変えることができます。
かつてターフを駆け抜けたあの馬の瞳に、もう一度、穏やかな空を映したい。 「走れなくなっても、あなたには生きる価値がある」 そう胸を張って言える社会を、一緒に作っていただけませんか。
温かいご支援を、心よりお願い申し上げます。
〇私たちについて
私たちは、京都大学の有志によって結成された「競走馬の未来をつくる会」です。 競馬という文化に魅了され、その美しさや力強さに感動をもらってきた私たちは、同時にその華やかな舞台の裏側で、年間数千頭が静かに姿を消していく現実に直面しました。
これまでの活動実績
私たちは「ただのファン」で終わるのではなく、現状を深く理解するために以下の活動を行ってきました。
学術的アプローチ: 海外(英国・仏国)の引退馬支援システムを調査。日本において持続可能な「セカンドキャリア」を構築するためのビジネスモデルを検討してきました。
啓発活動: 学内を通じ、引退馬問題の現状を発信。同じ志を持つ学生や専門家とのネットワークの構築を試みています。
以下が今年の予定になります。
2026年2月〜3月: クラウドファンディング実施
2026年4月: NPO法人設立登記申請
2026年5月: 救出活動の開始(第1号馬の受け入れ)、リトレーニングプログラム始動
2026年8月: NPO法人認証完了(予定)、支援者向けオンライン報告会の開催
2026年10月: 一般向けふれあいイベント、セカンドキャリア(譲渡先)の公募開始
資金使途の内訳(目標:600万円)
| 項目 | 予算額 | 積算根拠・詳細 |
| 初期救出・輸送費 | 1,500,000円 | 4頭の買取り費用(1頭30万円想定)+北海道や滋賀の牧場への特殊輸送費(15万円×4回分)。 |
| 半年間の預託・医療費 | 2,000,000円 | 4頭分の半年間の飼育管理費(月8万円×4頭×6ヶ月)+初期ワクチン・去勢手術・蹄のケア費用。 |
| NPO法人設立・運営基盤 | 1,000,000円 | 法人設立実費、事務局運営費(1年分)、専門家(司法書士・税理士)への相談料、活動用HP制作。 |
| 広報・寄付獲得活動費 | 480,000円 | 持続的なマンスリーサポーター募集のための広告費、チラシ制作、啓発イベント開催費。 |
| 予備費 | 1,020,000円 | 急な病気や怪我、天災等への対応予備費 |




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