作家、アーティスト 坂口恭平さんのドキュメンタリー映画を多くの人に届けたい

2026年3月28日よりポレポレ東中野で公開決定!作家、アーティスト、躁鬱人 坂口恭平さんドキュメンタリー映画『TRUE KYOHEI SAKAGUCHI SHOW 坂口恭平生活』の仕上げ、宣伝費用、英語版制作費用を募らせていただきたいです。

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2026年3月28日よりポレポレ東中野で公開決定!作家、アーティスト、躁鬱人 坂口恭平さんドキュメンタリー映画『TRUE KYOHEI SAKAGUCHI SHOW 坂口恭平生活』の仕上げ、宣伝費用、英語版制作費用を募らせていただきたいです。

自己紹介

初めまして。作家・アーティスト坂口恭平さんのドキュメンタリー映画『TRUE KYOHEI SAKAGUCHI SHOW坂口恭平生活』の監督の小宮雄貴です。普段は映像制作会社に所属して、主にテレビドキュメンタリーを制作しています。

本作は、偶然の巡り合わせから始まった、坂口恭平の生活と創作のリアルに迫った自主制作のドキュメンタリー映画です。


<あらすじ>

坂口恭平。作家、画家、音楽家、建築家、新政府初代内閣総理大臣、「いのっちの電話」相談員、そして躁鬱人。 偶然の巡り合わせから坂口恭平の密着をすることになって間もない2023年夏、坂口は深い鬱に落ち、連絡が取れなくなる。半年後の2024年春、長い鬱が明けた坂口のアトリエを再び訪ねると、彼は幼年期以前の根源的な"さびしさ"と向き合っていたと語り出す。それは現実なのか、小説なのか?"さびしさ"の正体とは?坂口が鬱で向き合い続けた内的世界から、言葉や絵、音楽が新たに生れ落ちていく。坂口恭平の生活記録が再開した。

昨年7月、岡山県津山市のギャラリー朔での上映会以降、全国各地で上映会をさせていただき、2026年3月28日(土)より、劇場公開版としてポレポレ東中野にて上映させていただくことになりました。

クラウドファンディングでは、本作をより多くの方々に最良の形で届けるための仕上げ費用、宣伝費用、そして国を超えて多くの人に見ていただくための英語版制作費用を集めさせていただきたいと思っております。

何者でもない無名の映像制作者の自分が、なぜ坂口恭平さんのドキュメンタリーを制作したのか、そしてどうして映画の形で多くの方々にこの作品を届けたいと思ったのか、できる限り言葉にしてみたいと思います。長文になるかもしれませんが、お付き合いいただけると幸いです。

坂口恭平とは何者か?

作家、画家、音楽家、建てない建築家、いのっちの電話相談員、新政府初代内閣総理大臣、躁鬱人。

本人のX(https://x.com/zhtsss)を見れば分かると思いますが、活動が多岐に渡り、日に日に変化していく坂口恭平さんのことを、とても一言では説明できません。本作の公式ホームページに載せたイントロダクションをガイドとして引用させていただきます。

1978年、熊本県生まれの坂口は、早稲田大学建築学科時代にフィールドワークした路上生活者たちの家の写真集『0円ハウス』(2008年)や、政府や国家のあり方を問い直した『独立国家のつくりかた』(2012年)など46冊もの著書で知られる。2011年、東日本大震災での政府の対応に不信感を覚えた坂口は故郷熊本に戻り、『新政府』樹立を宣言。新政府初代内閣総理大臣を名乗り、拠点"ゼロセンター"にて、避難者の受け入れなどを実施した。2012年より自身の電話番号(090-8106-4666)を公開して、希死念慮を持つ人々からの電話相談”いのっちの電話”を続けている。2020年からはパステル画の制作を始め、2023年2月、熊本市現代美術館にて1000点を超える大規模な展覧会『坂口恭平日記』が開催。また、躁鬱病の当事者であることを公言し、時に深い鬱に潜って自らと向き合う。

坂口恭平との出会い、ドキュメンタリーの道へ進む決意

そんな坂口恭平さんに自分が出会ったのは、新卒2年目の2021年9月でした。受験、部活、就職など敷かれたレールの上を生きることに疑問を持たずに従っていた自分でしたが、学生時代の自分の居場所でもあった「映画」に関わりたいという思いから、映画やドラマの現場で見習いのように働いていました。しかし、現実は厳しく、「君の企画に興味はない」「映画監督にはなれない」「使えない」など現場で時折投げかけられる言葉や視線を内面化して、自己否定を繰り返していました。

そんな時にたまたま手に取ったのが、坂口さんの著作「独立国家のつくりかた」でした。

「なぜ人間だけがお金がないと生きのびることができないのか。そして、それは本当なのか。」

坂口さんの幼少期からの問いから始まるこの本を読み、住居や国家、貨幣、経済、つまり生き方を根底から覆され、“現実”を全く別の角度から見る術を手に入れた心地がしました。

"生理的な感覚起点に考える" "現実は一つではない"

この本のシンプルなアイデアが、脳内に植え付けられました。いつの間にか蓋をしてしまっていた好奇心や違和感などの感情に気づき、少しずつそれに従っていくリハビリがこの本から始まったように思います。そして、いつしか坂口恭平という人間が自分の関心の中心になりました。

自分はこのままでいいのか?本当に好きでやりたいことは何か?同じ時期、自身の興味関心や問題意識を起点に身一つで各地へ飛んで、時に生き様を晒しながら人間と向き合うドキュメンタリーの作り手の人たちへの憧れが募っていました。

「自分も作り手になりたい」

『独立国家のつくりかた』との出会いによって、自分の生理的な感覚に従い、ドキュメンタリーの道に進む決心をしました。

YouTube版『TRUE KYOHEI SAKAGUCHI SHOW 坂口恭平生活』の始まり

ドキュメンタリー制作会社に移って1年目。最初に書いた企画書はもちろん坂口恭平さんのドキュメンタリーでした。実現可能性よりも自分の素直な心に従い、まずは直接会わねばと札幌で開催されたパステル展「坂口恭平日記 札幌」を訪ねました。会場を一杯に埋め尽くした観客の熱気が籠るオープニングライブで、トルコの民族楽器サズを弾き鳴らしながら熊本の民謡「牛深ハイヤー」を歌う坂口恭平。

そんな姿を目の前にして、断りもせずに無意識にカメラを向けて、そのまま全編記録してしまいました。ライブ後は軽く挨拶しかできずに会場を後にしてしまったのですが、近くの飲み屋で偶然打ち上げに来た坂口さんと再会しました。「ドキュメンタリーを撮らせて欲しい」思い切ってそう伝えたところ、「いいよ」とあっさり返事が返ってきました。

翌週、早速熊本に行き、坂口さんの生活にカメラを向けさせてもらったのですが、直後、坂口さんは深い鬱に落ち、連絡が取りにくくなりました。

一度だけ鬱の坂口さんから電話がありました。

「初めて家族の前でさびしいと言えた」「今の社会が全部さびしいと分かった」

坂口さんの言う“さびしさ”はどこから生まれるのか?

半年後の2024年春、その問いを胸に、鬱が明けた坂口さんの元を訪ねたことで始まったのが、YouTubeチャンネル『TRUE KYOHEI SAKAGUCHI SHOW 坂口恭平生活』です。

TRUE KYOHEI SAKAGUCHI SHOW 坂口恭平生活

坂口さんの生活をほぼカットせずにそのまま垂れ流しにした動画の中で、図らずも坂口さんが幼少期以前からの根源的なさびしさに向き合う過程を記録させていただきました。それだけでなく、社会全体が抱えるさびしさに自分自身が向き合わざるを得なくなる瞬間も訪れました。

果たしてこれを公開すべきなのか。そこまでしてなぜ坂口恭平と撮っているのか。坂口恭平を撮るのは自分でいいのか。

自問自答は尽きませんが、坂口さんの生活にはこれからの時代を我々が生きていく上での大切なことが詰まっているという実感から「これを映画としてもまとめたい」と思い、制作と並行する形で編集作業を開始しました。

各地での上映会で感じた手応え

テーマは“さびしさに向き合う”。

なぜ人は“さびしい”のか?なぜ人は“鬱”になるのか?なぜ人は自殺してしまうのか?

人間にとって“生きる”とはどういうことなのか?

これまで撮らせてもらった坂口さんの映像を繰り返し見返して、少しずつ映画が形作られてきたのですが、どうしてもラストに相応しいシーンが見つかりませんでした。編集開始から半年以上悩みに悩んだのですが、再びカメラを向けるべきタイミングが訪れました。

2025年7月、岡山県津山市のギャラリー朔での坂口さんの個展に併せて初めて上映会をさせていただきました。自分の作品をスクリーンで上映するのはもちろん初めての経験でしたし、これまでノー編集で公開されてきた坂口さんの映像の編集版が果たして受け入れられるのか自信は全くありませんでした。

しかし、上映後には拍手が起こり、坂口さんのドキュメンタリーであることを超えて、見てくださった方々それぞれが自身のさびしさと向き合うことに背中を押すという普遍性があることを実感しました。

この上映会の反響から東京、岡山、奈良、兵庫など各地で上映会をしたいとお声がけをいただきました。

10月には、いつか自分の映画を上映して欲しいと夢見ていた鳥取県湯梨浜町のミニシアターjig theaterでも3日間も上映させていただきました

jig theaterのオーナー柴田修兵さん、三宅優子さんが心を込めて書いてくださったテキストの一部を紹介させていただきます。

この映画には坂口恭平が、坂口恭平という人間の生活がずっと映っています。けれど、坂口恭平のことを知っているとか知らないとか、めっちゃ好きとかちょっと苦手とかはほとんど関係ありません。ひとりの人間の日常の時間を追うだけのこの映画が、人類にとって重要な様々な課題を提示し続けていることに、どうか驚いてもらいたい。そこにとても素晴らしい映画があるということを、どうか信じて観に来てもらいたい。
監督は小宮雄貴。坂口恭平の能弁な語りに、はあ、と軽く相槌を打ちながら、
客観視するでもなく神格化するでもなく、絶妙な距離感のまま、実に多角的に複層的に「ひとが生きることとはどういうことか」を映し出します。

生きることに切実に向き合う人を、切実に捉えようとした映画は、毒にも薬にも癒しにも凶器にもなりうるし、戸惑いも喜びも寂しさも全部詰まっています。たくさんの人とこの映画を観れたことは私たちにとっても喜びでした。ずっと先の50年後の未来の観客にも届く作品だと思います

上映後には毎回たくさんの方がロビーに残って
感想を伝えてくれました

編集版を作った当初は、本作を「映画」と名乗ることに気恥ずかしさを感じていました。しかし、上映会を重ねる中で、本作が持っている映画としての普遍的な力を観客の皆さんに教えてもらいました。

「さびしさ」という自分の感情を奥底に隠さずに、少しだけでも向き合ってみる。向き合うのが難しいなら、自分のためにご飯を作ってあげる。自分のためにお風呂に浸かってみる。そうすれば、“自分と共に生きる”ということに少しだけでも前向きになれる。

「作ってくれてありがとう」「この映画を必要とする人がいるはず」

自己否定を繰り返していた自分が映画を作るなんて思ってもみなかったですが、上映後にはこんな言葉までかけてもらい、これは自信を持って届けることのできる映画であるのだと少しずつ思えるようになっていきました。

そして、東京の上映会で本作を見ていただいたポレポレ東中野の小原治さんに伴走していただき、147分の【劇場公開版】を制作することになりました。

【劇場公開版】『TRUE KYOHEI SAKAGUCHI SHOW 坂口恭平生活』を多くの人に届けたい

自主制作・自主配給作品である本作の制作費は、youtubeでの収益やPaypayでの投げ銭以外は貯金で賄っています。YouTubeの制作は、坂口恭平の生活記録は人類に残すべきアーカイブになるはずだと、これまではお金のことは特に考えずにがむしゃらに制作をしてきました。

しかし、ポレポレ東中野を皮切りに、全国の映画館で流すのに相応しい形にするために、しっかりとお金をかけるべきところにはかけていこうと決意しました。

整音などの仕上げ費用と宣伝費用、そして海外での上映を実現するための英語版制作費を皆さんから募らせていただきたく思い、今回のクラウドファンディングを立ち上げました。

映画『TRUE KYOHEI SAKAGUCHI SHOW 坂口恭平生活』は自主制作映画ではありますが、自分一人で作ったとは全く思っていません。ドキュメンタリーを制作する時、編集段階で撮影素材を一通り見る=ラッシュをします。本作では、ある意味で素材をほとんどをYouTube上で公開してあるので、多くの方と一緒にラッシュをしたと思っていて、YouTubeやSNSでの感想は、劇場公開版を作る上での心強いガイドとなりました。

そして何より、朔(岡山)、platform3(東京)、jig theater(鳥取)、おべんとう、にちにち(岡山)、バイソン(兵庫)、ONOONO(奈良)、Void(兵庫)、本とお茶 ほとり(兵庫)での上映会のたびに、直接感想を伝えていただいた方々の言葉に心から支えてもらいました。上映会の度に少しずつブラッシュアップを重ねて、映画『TRUE KYOHEI SAKAGUCHI SHOW 坂口恭平生活』が形作られていきました。



だからこそ、クラウドファンディングを通して、皆さんと本作を一緒に完成させて、本作を届けるべき人々にできる限り届けるためにご協力をしていただきたいです。

ぜひ劇場に足を運んでいただき、坂口恭平の生活と向き合って欲しいです。

自分自身のさびしさ、そして、今この瞬間にも死にたい気持ちを抱える人たちのさびしさに対して、少しだけでも想像力を向けることに背中を押せたら幸いです。

クラウドファンディングの使い道

目標金額 120万

内訳

ポスプロ費用(45万)

宣伝美術、パンフレット制作費(20万)

DCP、Blu-ray制作費(10万)

海外版制作費(20万)

リターン制作費(5万)

クラウドファンディング手数料(20万)

スケジュール

2026年

2月中旬 ポスプロ作業、宣伝スタート、パンフレット制作

3月中旬 映画完成、DCP、Blu-ray作成

3月28日 ポレポレ東中野にて劇場公開!

5月以降 英語版制作

スタッフ

監督・撮影・編集・宣伝・配給 小宮雄貴

1997年、神奈川県生まれ。早稲田大学文化構想学部卒業。卒業後、映画やドラマの現場で、演出部、制作部、APとして経験を積む。2023年よりドキュメンタリー制作会社に移り、テレビドキュメンタリー制作の傍ら、自主制作活動を行う。

撮影協力 井坂雄哉

1998年生まれ 茨城県出身。武蔵野美術大学映像学科卒業。株式会社いちまるよんに所属。カメラマンとしてドキュメンタリーや映画に携わる。主な撮影作品は映画「冬のほつれまで」、映画「平坦な戦場で」、NHK BS「憲武 成美の 南米・インカ 夫婦道」。

整音 黄永昌

東京生まれ。大学卒業後「映画美学校」で録音・整音技術を学んだのち、2000年代から映画『TOCHKA』(松村浩行監督)などで活動を始める。

特別協力 小原治

ポレポレ東中野スタッフ。同館の編成をしたり、作り手と一緒に上映企画をしたり、ほかいろいろ。自主映画の自主興行では宣伝・配給のサポートを務めることもある。



支援金の使い道

集まった支援金は以下に使用する予定です。

  • 広報/宣伝費

  • 映画仕上げ費用

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

支援に関するよくある質問

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