「木都能代の物語から生まれた香りをきっかけに、
秋田県全体の豊かな文化と暮らしを顔の見える形で伝え、
自分らしく楽しめて、また会いたいと思える繋がりを県内外の方に届けたい。」
自己紹介
このページをご覧いただきありがとうございます!
香りをメディアに、暮らしに温かさを届けるメディアフレグランスブランド「森と、」を運営している、株式会社アオヤジロ代表の江南綾絃(えなみ あやと)と申します。
秋田県立大学建築学科4年に在籍し、秋田県能代市で地域おこし協力隊もしています。
私がやる理由は、楽しませてくれた秋田に、秋田でやる意味があることで恩返しがしたいからです。
秋田で初めましての地域の人や、秋田出身の同級生・大学生たちと話をすると大体皆、定型文かのように「秋田なんもない」という言葉を出します。秋田について知れたことと、楽しく暮らせるようになったことも、楽しんでいる方との繋がりがきっかけでした。その機会を、今度は自分が作りたいです。
せっかく地域のことを考えたくて秋田県に来たのに、何も自分の夢への答えが見つかっていない状況で、秋田を離れたくありませんでした。まだまだ秋田で遊びたいし、楽しませてくれた秋田に自分なりの答えで恩返しがしたい。
森と、とは
森と、は秋田杉の販売で東洋一の木材産業都市だった、秋田県能代市の木都能代という文化から2025年に立ち上げました。森林だけの森ではなく、“森”とは森林のある地域、そこにいる人や暮らし、文化の総称として呼んでいます。
森と、の「森と」は良質な木材を売っていた木都が衰退してきていることから、木材だけでなく香りを主とし、森林のある地域や文化、人や暮らしの全ての魅力を届ける新しい都“森”都として、木都能代の文化を再び盛り上げたいと思ったからです。
他ブランド香水や他地域のアロマとは違く、物を売って終わりではありません。買ってもらった後も、心地よく使い続けられる体験を様々な形で届け続けます。香りに気づいてくれた人に話しやすいブランドストーリーと、話して興味を持ってもらえたら、現地まで一緒に行くことができる体験があることが、森と、の大きな価値になると信じています!
このプロジェクトで実現したいこと
共創する仲間を見つける!そして、秋田を何もないと言わずに楽しむ人の輪を広げること!
このクラウドファンディングを通して、想いや目指すことろに共感してくれる方、面白そうと思って遊びに来てくれる方、そして共創する仲間を見つけることが第一の目標です。もちろん、遠くの方にも、秋田県内の方にも秋田の暮らしや文化を伝えること、香水を届けること、仕入れ費用や、体験などの商品開発の為の費用のためでもあります。

最高な香りが出来ても、それだけでは「森と、」の半分だけです。「森と、」の価値にしたいことは、香りに加えて、顔の見える観光があること。観るだけの消費的な観光でなく、土地の文化や暮らし、人と共にする時間から心温まる体験を通し、もう一度来たいな、あの人たち元気かなという、消費の先にある心地良さ、顔の見える関係性、愛のある消費を届けることです。
体験に来てくれて意見をくれる方、体験のアイデアを出し合って一緒に創り上げてくれる方、遠くにいながらもSNS等を見てくれて香り楽しんでくれる方、いつか秋田に年1回でも来てくれる方、一緒にブランドを創り上げていく方々が私には必要です。

現在会社は1人で行っております。メンターやOEM先の香りのプロ、デザイナーさん、応援してくださる周りの方々はありがたい存在です。秋田では泥臭く地道で必要な仕事、秋田でやる意味がある仕事、秋田で取り組む人達のためになる伝え方を仕事にしていきます。

楽しそうだと思って遊びに来てくれたり、想いに共感してくれたり、共創してくれる方に出会いたい。
そして、まずは秋田から、地域で自分らしく暮らし、楽しく生きられる社会を創り広げたい。
また、こんな使い方してみたい!この匂いで使いたいこんなコラボしたいなど、そんな方々も大歓迎です。
立ち上げの背景
立ち上げの背景にあるのは、楽しませてくれて考え方を育ててくれた秋田に、秋田でしかできないことで恩返しがしたいという想いです。根源は、高校1年の時の出来事が理由で立てた「地域の救世主になりたい」という内容もない夢。地域に対して何がしたくて、何ができるのか、という事を高校2年生の頃から様々な形で動きながら考え続け、探していました。

秋田杉の香りのプロジェクトをやろうと思ったのは、初めてフィールドワークを通して能代市に行った際に、木都の文化を見せていただき、当時大学の講義や秋田の生活で抱いていた違和感とやりたいことが合致したからです。秋田の魅力を、秋田杉の香りを通して若い世代にも、今まで届かなかった人たちに届けたいと思いました。
フィールドワーク初日で秋田杉と香りをやりたいと直感的に感じ、その場にいた方々にお話したところ、地域おこし協力隊の枠を使ってやってみたら?とか、いいやん!みたいに背中を押してくださった方がいました。ノリと勢いと、他人事として話したくないなと感じ、フィールドワーク後すぐに協力隊になる準備をしました。

(引用)「栃木県出身の江南さん、能代市地域おこし協力隊着任」(北羽新報社、2024.04.10)(知らせの次の日が委嘱式で、右目ぱんぱんすぎますね...)
4月になって協力隊が始まり、4月8日、昼間兄と連絡が取れないことに違和感があり、家に帰ったら親から連絡がありました。それは唯一の兄が亡くなったことを伝えられた電話でした。中学の柔道大会泣いて以来、人生で初めてこんなに泣きました。辛さと後悔で今も涙が出ることもありますが、今は色んな人との出会いもあり笑える日が増えました。書くか迷いましたが、会う方にご兄弟は?と聞かれたり、私がなぜ香りだけでなく、文化や暮らしと人を顔の見える形で繋ぎ、自分らしく楽しめてまた会いたいと思う関係性作りを付け足す理由になりました。
現在の状況
2024年から考え始め、香りも経営も何もかもが全て初めての事でした。今思えば簡単に考えすぎていて、始まらないと見えない事ばかりで…そこでいくつかの支援に応募し、ビジネスコンテストに出したりしました。起業したい想いはなかったのですが、今やりたいことをやるには事業とする必要があると理解し、この道を選びました。
幸いにも、秋田県の若者チャレンジ応援事業という支援制度に採択いただきました。事業アイデアの磨く段階から、事業の始まり、今後の展開などを学ばせていただく素敵な機会になりました。(アイデアだけしかなかったのに、本当に形にできたのはサポートいただけた環境がとても大きかったです🙏🙏🙏)
香り作りでは、
右も左も分からない。小さい頃から益子町という栃木の田舎町で育った(祖父が農家で手伝い、虫も育て、野草を食べ、植物と自然の遊び方知ってる自信あります!)ため、四季を感じる植物や雑草の味や香りには馴染みがありました。しかし、香りの知識はありませんでした。まず色んなものを試し、地域おこし協力隊の活動の中でお線香作り等の香りのワークショップとして、自作しながら香りを伝える活動を少しずつ始めました。説明するために勉強しようと思い、アロマテラピー検定1級もとりました。

アロマと香水は雑貨と化粧品で、色んな制約も違うし、使われてきた歴史もまぁまぁ違う。そこで、世界や日本の香りや香水の歴史、科学的な香りに関するもの、高校以来に見た化学としての香り組成等、本を読み漁ったりしました。あらゆる方法で、作ったり動き出しながら学びました。
途中までは、全部秋田で完結させて、自分でやりたいと思っていました。秋田の会社さんと出来たらなと思い、県内で調べたり、工場見学をさせていただいたりしました。香水を作るには沢山の見えない障壁があり、化粧品の許可が必要で、設備、時間、人、特殊な専門性、色んなものが必要だと知りました。
これらのことから、OEMでやることに決めました。そこからが大変でした。
化粧品開発展に行くと、香水を化粧品と理解していないOEM業者さんがいたり、検索するとOEM業者がわんさか出てきたり。選ぶ基準が難しい。起業家さんに質問させていただける時に、リップをOEMで作って売っている方に、OEMでやりたくないと思ってたのですが、なぜOEMでやられているのですかと尋ねた時に、信頼してお願い出来るところに出会えたからとお聞きしたのを思い出しました。

↑工場には沢山のサンプルでのやり取りをさせていただき、100名程の方に意見をいただきながら作りました。
ある日、香水ブランドのPOPUPで代表の方とOEMで困っていることをお話させていただいたことがきっかけで、そのご縁のおかげで、OEM会社の社長様とお話させていただき、とても無理なお願いだったのにも関わらず、お願いできることになりました。
なぜ顔の見える観光?体験?
地域に何度も行く理由は人との関わりであることを実感しており、秋田の魅力である素敵な人たちを伝えたいという気持ちと、自分の関心のある範囲の暮らしの広がりやコミュニティの程よい多様化が必要であると仮説を立てているからです。顔が見える観光とは、どこかのお店の人と話して何かを見ておしまいではなく、その地域の人たちの暮らしを共に過ごす時間です。
新しい地域の人との関わりを求めている方や、自然が好きとか地方での暮らしを楽しんでみたい方にはもちろん届いてほしい!他にも、日々の生活が忙しく、現在の関係性だけで十分と思う方は多いと思いますが、他の場所で話して遊んでリフレッシュしたい時、関係性に居心地が悪くなった時、災害で居場所がなくなった時。何かどこか1つだけしかなくて息詰まるより、自分らしく楽しめるて心の支えになるいくつかの選択肢がある状態を多くの人に届けたいです。それが県内外でも国外でも。
(引用)「SMOUT移住研究所」(全国の「関係人口」は、1,800万人超! 国交省「地域との関わりについてのアンケート」調査結果から見えること、10. 関係人口の地域における活動ポテンシャル)
感覚値だけで話しているのではなく、令和元年のデータにはなりますが、この画像からも分かるように、年に数回や月に数回通う方は、地域の人ととの交流や、現地での消費・趣味活動が理由になっており、令和7年に発表されている資料でもさほど変わりません。現地での消費・趣味活動には、地域での知人や友人との交流や農業体験、自分の趣味や地域の環境を楽しむ活動が含まれています。
(引用)「関係人口の実態の把握」(国土交通省、令和7年6月)
今後地域との関わりを持ちたい地域での過ごし方でも、その地域ならではの食や交流、体験の割合が大きくなっていることが分かり、求めている方々がいることが分かります。
なぜ香水?私たちが作る香水とは
香水にした理由は、既存の秋田の産業では届かなかった層の人に秋田を伝えたかったから。そして、匂いをまとうことで香りが広がり、会話のきっかけになり、その人自身がその香水の香りや背景について聞かれた時に、心地良く話せて、「こういう理由で好きなんだ。もし気になるなら、現地での体験もあるみたいだから行く?森林浴できて香水に付けられるキャップも作れるらしいよ!」のような流れを香りを起点に作りたかった。
今まで香りを使いたかったけど、理由がなくて付け始めにくい人にも理由を持って使いたいと思える香水、まだまだ地方ではいいイメージが少ない香水から始めたいと思ったのもあります。香水使いたいけど、いきなり付け始めると奥さんや彼女に何て言われるか...というお話を秋田で沢山聞きました。。そのような方々にも楽しんでいただけるストーリーと届け方をしたい。(↓秋田のイベントで20代から50代の男女の方に香水の印象を出してもらった紙です)
森と、の香水は人を対象にした香りの展開をしていきます。「森と私」「森と森人」という2種類が今はあります。どちらも秋田杉の精油を同じ量を使っており、香りの構成も似ている部分がありつつ違いはあります。どちらも優しさや温かさを感じる、心地良い香りの兄弟的な香水にしています。香りは拡散力が強くなく、自分が楽しめる、自分ととても距離が近くなった時にふんわり香るような香りです。
「森と私」は、“森”(=森林そのものだけでなく、その地域や文化、産業や人等の複合的な意味)と私が、今の生活でどんな関わり方をしているのかな、と改めて気にしてみたり、今後どのようにして“森”と楽しく過ごしてみたいかを考えるような意味で名づけました。香りとしては、秋田杉の葉から取れた精油に含まれる柑橘系の香りや、森林浴のような緑色の清涼感を感じるようなさっぱりとした香りが付けたては感じられます。次第に、ふんわり柔らかいような香りでほっとする雰囲気に変わっていきます。
「森と森人」は、“森”と森に関する人の暮らしや森を感じたい人、森に興味があって行ってみたい人、これから森に関わる人。私は森と生きる森人である。香りとしては、木や土のような香りを特徴的に感じる方もいれば、お花等の甘さを感じるという方もいます。付ける方の肌やその人の感性、嗅ぐ時の湿度や温度の環境、タイミングで感じ方が変わるので、同じ香水でもご友人や大切な人、ご家族で違う楽しみ方ができると思います。
香水は化粧品製造販売業許可・化粧品製造業許可があり、化粧品GMP基準に基づいた品質管理を行っている株式会社ピノーレ様に製造いただいております。
これからも人をテーマにした、「森と○○」という名前で、○○の仕事をしている人、○○に関する人、○○に興味がある人、○○をしている人等、あの人の顔が思い出せるような、森とのSNSやHP等で見た人に会いに行きたくなるような香りづくりをしていきます。デザインは秋田の有名なお酒のデザインをされていた・現在もされている方に、秋田の要素を加えていただきながら作っております。
加えて、秋田の要素で愛着を感じて欲しいなという想いで、香水のキャップに付けることができる木製アクセサリーの展開もしていきます。森と、を通して、暮らしを自分らしい色に染めていってほしいという願いがあるので、グラデーションを用いております。木材は木目が大切で、あまり色をべた塗して隠すことはしませんが、敢えて遊び心でランダムに明るい緑に塗っている物もあります。
能代の面白い木材として、伐根という根っこに近い部分で特徴的な柄の木材があります。この柄に一目惚れして、現在は大学で伐根に関する研究もしております。木製アクセサリーはこの伐根から取れる根杢という柄を活かして作っております。
1つ1つ違う柄に合う形を考え、手作業で作っています。1つ1つ違う柄なので、自分はこれがいい!!と選んでいただいて使ってもらおうと考えて進めています。
木製アクセサリー作るのも結構面白いので、ぜひやってみたい方はやりましょう!!
これからの動き
今後まずは森と、の「文化や暮らしを伝え、届ける」ための体験を作り上げていくことに注力します。他フレグランスブランドにはない、秋田で、地方でやる意味がある現地の体験が大切です。
秋田の素敵な文化や暮らし、人を伝えることで、県外の方だけでなく、今まで秋田が楽しくないと思っていた方に少しでもいいな、楽しいな心地いいなと思える場や関係性を届けること。
それを通して、フレグランスという入口から、県内の素敵な事業者さん(イケイケ面白い林業会社さん、ワインを作られている方、油を売って暮らしてる方、日本では珍しい牛と暮らしている方、めちゃうまうまな果実を育てている方、最高なロケーションでサウナをやられている方など...)を伝え、新しいファン作りのお手伝いをしたいと思っています。
リターンについて
スケジュール
2026年7月上旬 クラウドファンディング終了
2026年6月~ リターン製造・準備
7月~ リターン発送
2026年6月~ まずは秋田の現地の体験を3地域展開。試しで来てもらいながら、サービスを磨く。
9月~10月 EC開発開始
10月以降 県内外でイベント出店やPOPUP開催
2027年4月 新店舗兼工場オープンに向けて動く
2027年10月 新店舗兼工場オープン
最後に
秋田に楽しませてもらい、人の温かさやありがたみを感じ、秋田でしかできないことで、秋田に恩返しがしたいと思って活動を始めました。何もないと思って楽しめていない県内の人にも、県外の人にも、そして世界にも秋田を、日本にしかない文化を届けたい。

何もアイデアがなかった時、大きな水害があった際には、ちょうどその時、水害で大変な地域に住んでいる人と一緒にいたこともあり、建築設計課題は忙しかったけど、直ぐに1週間以上通い続けたりしながら、できること・やりたいことを探していました。能登に行ってプロジェクトと立ち上げたりもしました。

ただ、表面的に香りだけを売っているんじゃない。林業現場と木材加工現場も何度も行って学ばせていただき、木材自体の勉強も、香りの勉強も、地域の人たちとの関係性作りも楽しみながら、香りを通して秋田県全体を伝え、素材の良さや地域を伝えるに留まらず、各地で地域の香りを作る他ブランドのその先、現地での人との交流を通した、森と、を介さずともまた遊びに来たくなる体験まで届けます。
活動を始めてから、更に色々なご縁のおかげで、今私が秋田で生きていて、返しきれないご恩が増え続けています。その方々へ感謝を忘れず、返していくことはもちろん、自分がしてもらったように、色んな形で今の自分にできる恩送りもしています。お世話になった人のもの、秋田の好きなもの、場所を勝手に紹介したりしていて、美味しいとか買ったよーとか、あやとの好きな人に会いに遊び行きたいって言ってもらったりするので、凄く嬉しいです。

今回のプロジェクトで応援してくれる方々を忘れたくない。応援してくれる人にメールで送ってありがとねだけで終わりにしたくない。応援してくださる方も、楽しんで使ってくれる方も、何か共創してくれる方も仲間として一緒にブランドを作り上げていきたい。いつかみんなで笑顔と香りで溢れる時間を共に過ごしたり、秋田の文化や暮らしから、自分らしく生きていける社会を、この「森と、」から広げていきたいです。
Special Thanks
本プロジェクトの開発にあたり、多大なるご協力をいただいた皆さまをご紹介させてください。
香水や化粧品業界に真剣に足を踏み入れさせていただいている中で、不透明な業界なことも感じていますが、協力していただいている方々のためになればと思い、載せさせていただきます。
ご助言:大島様、中森様、秋田県若者チャレンジ応援事業関係者の皆様
制作・開発:株式会社ピノーレ様
デザイン:株式会社タノジデザイン様
撮影:アキテッジ株式会社様/星野慧様
林業:有限会社林業小山組様(求人中!めちゃくちゃ愉快で平均年齢低くて素敵な林業会社さんです)
サポート:秋田県若者チャレンジ応援事業
「若者チャレンジ応援事業」とは、秋田県が行う事業であり、若者ならではの斬新なアイディアを活かした戦略的な取組を支援し、地域の活性化を図ることを目的に、各分野の専門家の派遣及び助言並びに補助金の交付等により、企画から実践までの各段階に応じて一貫して支援するものである。
その他にも沢山の方の力があってこそ、この取り組みが形になりました。心より感謝申し上げます。




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