このプロジェクトについて
はじめまして。演劇ユニット【かはづ書屋】代表の森尾繁弘と申します。私たちは古典ミステリ文学を題材とした独創的な舞台作品を手がけており、2025年9月に上演いたしました『ポオの眷属たち』のDVD化プロジェクトを立ち上げさせていただきました。
『ポオの眷属たち』公演時の舞台写真
この作品は、ミステリの始祖エドガー・アラン・ポオにまつわる謎を昭和11年の東京を舞台に描いた二篇の推理劇です。9月の上演では多くのお客様にお越しいただき、終演後には『また観たい』『手元に残しておきたい』というお声を数多くいただきました。
『ポオの眷属たち』上演時間:95分(二話合計)
昭和11年の東京を舞台に、ミステリの始祖ポオの代表作『おしゃべり心臓』『盗まれた手紙』を原案とした二本立ての探偵劇。
ポオの作品、登場した探偵作家への敬意を敬意を随所にちりばめながらも、一話と二話では印象を大きく変え、脚本の密度と俳優陣の緻密な演技、昭和の空気を濃密に再現した世界観が高く評価され、「読書をしたかのような没入感」と評されました。
各話あらすじ
第一話 『エディプスの心臓』
木々高太郎の名義で探偵小説を書く林教授は、恩師の頼みで寺小路子爵の屋敷を訪れる。
子爵が夜ごと、神経症の症状のような行動をするという。
林は自身の探偵小説にならい、精神分析で真相に迫ろうとするが……。
子爵一家の秘密をめぐる〈家庭の悲劇〉譚。
第二話『ふみどろ ~王宮書簡盗難事件考~』
探偵作家の小栗虫太郎は碁会所で相談を持ち掛けられる。
エドガー・アラン・ポオの探偵小説「盗まれた手紙」には、別の真相があるのではないか。
その真相を突き止めたいというものだった。
虫太郎と碁会所の客たちは幾つもの推理を戦わせ……。
論理を紡いで情緒にいたる論争推理噺。
なぜDVD化を決めたのか
配信環境の都合で視聴できなかった方や、物理的な遠方にお住まいの方から『観たかったのに観られなかった』というお声を多数いただきました。また、配信サービスでは作品が期限付きで消えてしまうため、お気に入りの本を読み返すように、何度でも作品を楽しんでいただきたいという想いが強くなりました。

当団体の作品はすべて古典ミステリ文学を題材にしているため、読書体験と同じように、手元に置いて繰り返し味わっていただけるものにしたいと考えております。DVDという形であれば、いつでもあの緊張感溢れる舞台の空気感を再体験していただけます。
かはづ書屋について
私たちは2016年に江戸川乱歩の「D坂の殺人事件」を原案とした法廷劇「Dの再審」で旗揚げした小さな演劇ユニットです。裁判記録や文学作品、昭和の作家の随筆を題材にした独自のエンターテインメントを追求しており、主に論争劇や推理劇を上演しております。
これまでにも、浜尾史郎のミステリ「殺人鬼」を原作とし、小説では本館で展開する事件を、あえて使用人部屋を舞台に読み解く「巨獣の定理」など、従来の小劇場公演とは一線を画す試みに取り組んできました。
「2017年上演『巨獣(ベヒモス)の定理』舞台写真より」

『ポオの眷属たち』の魅力
この作品は昭和11年当時の探偵作家を主軸にした濃厚な推理劇で、演劇ファンはもちろん、古典ミステリや文学にご興味のある方にもお楽しみいただける内容となっております。
[舞台セットや小道具]


緻密な演出と独創的な脚本構成により、観客の皆様を昭和11年の東京へと誘い、ポオの世界観に浸っていただけます。映像化することで、舞台ならではの細かな表情や演技のニュアンスもより鮮明にお楽しみいただけると確信しております。
リターンについて
今回のプロジェクトでは、DVD本体のほかに、DVDに加えて劇場販売しておりました上演台本をセットにしたリターンをご用意いたします。台本があることで、作品の背景や登場人物の心理描写をより深くご理解いただけます。
DVD出来上がりイメージ
限られた部数の制作となりますので、ご支援いただいた方には確実にお届けします。
どうぞ劇場の一夜を繰り返し楽しんでください。
5000円以上のセットお申込みいただける際には、備考欄に「大入り袋」や「封蝋された手紙」レプリカに記載するお名前をご入力ください。
※最大10文字程度
DVD送付先と同じ名義をご希望の場合にはその旨をお書きください。
現在の準備状況とスケジュール
公演映像の編集作業は完了しており、昨年10月の配信映像を元にDVD化の準備も整っており、プロジェクト終了から速やかに作成に入り一ヶ月以内にはDVDをお届けできる見込みです。
4月20日 クラウドファンディング終了
4月末 公演DVDおよび上演台本の発注(入稿)完了
5月中旬 完成品納入
5月下旬 リターン品 発送開始
最後に
舞台芸術は刹那の共有を本質としますが、その文化的意義は永続するものだと考えています。
古典ミステリ文学を原点とするこの演劇作品を、本棚の一冊として加えていただけましたら幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。



