はじめに|「いざとなれば家は建てられる」という、最大の防災

皆さん、こんにちは。KIBOTCHAスマートエコビレッジです。 宮城県東松島市。2011年のあの日から、15年が経ちました。
私たちはこの地で、ただ建物を元に戻す「復興」ではなく、「もし明日何かが起きても、昨日と同じように笑い合える場所」を創りたい。そんな想いで、閉校となった小学校を活用したKIBOTCHA(キボッチャ)というフィールドを育ててきました。
その中で辿り着いた、真の「防災」のあり方。 それは、立派な避難所を作ることでも、備蓄を増やすことでもありませんでした。 「いざとなれば、自分たちで家は建てられる」 という圧倒的な安心感と生きる力を、一人一人が取り戻すこと。これこそが、いちばんの強さだと気づいたんです。
『1万人が安心して暮らせ、有事の際には受け入れることができる』
フィールドとコミュニティーを目指しています
私たちが目指しているのは、『1万人が安心して暮らせ、有事の際には受け入れることができる』スマートエコビレッジ。食、水、エネルギー、そして教育や医療など、「12の要素」を最新の技術と昔ながらの知恵でつないでいく。理想を語るだけじゃなく、ちゃんと「暮らしが続く仕組み=日常」として成立させるための、壮大な実験都市です。
そして今、私たちが総力を挙げて挑んでいるのが、暮らしのいちばんの根幹である「住居」のプロジェクトです。
【スマエコの未来を「デジタル村民」として共に創る】
私たちが目指す「KIBOTCHAスマートエコビレッジ(スマエコ)」は、単なる宿泊施設ではありません。災害に強く、自立したコミュニティのモデルケースです。
今回、この村の仲間になってくださる方には、「スマエコ住民証NFT」を発行します。なぜNFTなのか?それは、ブロックチェーンという技術を使うことで、「あなたがこのプロジェクトの初期からの同志であること」を、改ざんできない形で世界に証明できるからです。
このNFTは単なる画像ではなく、「村民としての参加権」です。保有者は専用のオンラインコミュニティ(DAO)へ招待され、村のルール作りや今後の展開についての作戦会議に参加することができます。物理的な距離を超えて、泥にまみれ、知恵を出し合う。そんな「新しい時代の村民」として、私たちと一緒に歴史を刻んでいただけませんか?
なぜ「アースバッグ」? 泥だらけになって“結(ゆい)”を編む
アースバッグハウス建造中の光景
私たちが挑むのは、足元の土を袋に詰めて積み上げていく「アースバッグ工法」という家の作り方です。 「なんで最新のプレハブじゃなくて、あえて土の家なの?」って思いますよね。
そこには、私たちがどうしても取り戻したい「結(ゆい)」の精神があるんです。
かつての日本には、村の仲間が集まって屋根を葺き、壁を塗る助け合いの文化がありました。でも時代が便利になるにつれて、家はいつしか完成されたものをただ『与えられる』だけの箱になり、共に汗を流して暮らしの基盤を創り上げる喜びや、共同体の絆が少しずつ遠ざかってしまったような気がするんです。
アースバッグハウスには、特別な重機はいりません。 足元の土に少量の石灰を混ぜて袋に詰め、みんなで輪になって、ドスン、ドスンと重い棒で叩き固めていく。 手も服も泥だらけにしながら、子供からお年寄りまで一緒に汗を流す。この「叩く音」や「土の匂い」を共有する時間こそが、いざという時に支え合える「本当の家族」みたいな絆を生んでくれるんですよね。
・「自立」の建築: 物流が止まっても、足元の土があれば再建できる。
・「循環」の建築: 地域の土を使い、役割を終えれば土に還る。
・「魂」の建築: 一緒に叩き上げる過程で、建物にみんなの想いが宿る。
完成された箱を待つ時代から、仲間と創る時代へ。 「いざとなれば自分たちで家は建てられる」という体験こそが、最大の防災になると思っています。
アースバックハウスの歴史 ―― 宇宙から地球の守り神へ
アースバック工法(Earthbag Construction)のルーツは、驚くべきことに「宇宙での居住」にあります。
1980年代、NASAの月面基地計画のために、イラン出身の建築家ナダー・ハリーリ氏(Nader Khalili)が提唱した「スーパーアドブ(Superadobe)」がその原型です。
「現地にある素材(月の砂)だけでシェルターを作る」という極限の思想は、地球において「最も安価で、最も強靭で、最も持続可能な住まい」へと進化を遂げました。
現在、世界中では以下のような役割を果たしています。
・ネパールの巨大地震: 周囲のコンクリート建築が倒壊する中、アースバックの建物だけが無傷で残り、その耐震性が証明されました。
・アフリカやヨルダンの難民キャンプ: 誰でも短期間でシェルターを作れる技術として、多くの命を救っています。
宇宙を目指した技術が、今、東松島の土を使い、日本の「命を守る砦」になろうとしています。
アースバックハウスの作り方 ―― 結(ゆい)を編むプロセス
アースバックハウスの建設は、単なる作業ではなく、コミュニティを再生する「儀式」に近いものです。重機に頼らず、人々の手によって命が吹き込まれていきます。
1. 土の調合(ミックス): 足元の土に少量の石灰や砂を混ぜ、最適な強度を生み出します。地域の土に触れる。そこから家づくりが始まります。
2. 袋詰め(パッキング): 長いチューブ状の専用袋に、調合した土を詰めていきます。
3. 積み上げ(レイヤー): 袋を一段ずつ円を描くように積み上げます。ドーム状に内側へ少しずつずらしていくことで、柱や梁がなくても自立する強固な構造が生まれます。
4. 叩き固める(タンピング): 積み上げた袋を大きなタンパー(突き固め棒)でドスン、ドスンと叩きます。この振動と圧力が、袋の中の土を岩のように硬く変えていきます。
5. 石の楔の魔法: 段と段の間に楔になる石を挟みます。これが「つなぎ」の役割を果たし、地震の揺れに対しても袋同士がズレない粘りを生み出します。
6. 仕上げ(プラスター): 最後に土や漆喰で壁を塗ります。角のない、丸みを帯びたぬくもりある外観は、住む人の心を穏やかに包み込みます。
この「叩く音」や「土の匂い」を仲間と共有する時間こそが、有事の際に支え合える「本当の家族」を創り上げるのです。

2. 15年の夢と、東大・佐藤淳先生との出会い。「法律の壁」への挑戦
このアースバッグ建築、実はNASAの月面基地計画から生まれた究極のエコハウスなんです。ネパールの巨大地震でも無傷で残ったくらい、強くて優しい家。
でも、ここに大きな壁があります。 今の日本の建築基準法では、家を建てるなら「木造・鉄骨造・鉄筋コンクリート造」のどれかが基本になっていて、「土のドーム」という作り方が構造として想定されていないんです。だから、現在日本でアースバッグを建築・利用されている方々は、法律をしっかりとクリアするために、木や鉄の骨組みを組み合わせたりと、本当に大変な工夫と努力を重ねてくださっています。
土をドーム状に積み上げるアースバッグは、本来、土そのものの重さと形全体で地震の揺れを受け流す、素晴らしい強さとしなやかさを持っています。私たちは、その「純粋なアースバッグ」のままの強さを国に証明し、誰もがもっと自由に家を建てられる未来を創りたいんです。
今回、このKIBOTCHAに建てるアースバッグハウスのデザインと監修をしてくれるのは、日本アースバッグ協会の小堺康司(こざかい こうじ)さんです。 熊本の「三角エコビレッジ サイハテ」で日本初のアースバッグドームを創り上げた、日本のアースバッグ建築界の第一人者なんです。日本の伝統を取り入れた小堺さんのデザインは、土の温もりに溢れていて本当に素敵で。でも、そんな小堺さんが15年もの間、ずっとずっと向き合い、押し広げようと頑張ってきたのが、この「日本の法律の壁」でした。だから今回の挑戦は、小堺さんが抱き続けてきた大きな夢を具現化するための、大切な一歩でもあるんです。
そしてその夢と私たちの挑戦を叶えるための本当に心強いパートナーとして、東京大学大学院の佐藤淳准教授とタッグを組ませていただくことになりました!佐藤先生は、国内外の著名な建築家と協働し、ヴェネチア・ビエンナーレ日本館なども手掛けられている構造設計の素晴らしい専門家です。木材や鉄など様々な素材を扱われてきた先生が、今回のアースバッグについてこんな言葉をくださいました。
「土はどこにでもある魅力的な材料です。古代から皆が使ってきました。文明が発達すると『できなくなる』ことがあるようです。でも、アースバッグという長細い袋に土を詰めて固める手法なら素早く作れて、独特の曲面も生まれます。そうして安全でありながら自由な空間に暮らす、そんな建築を作れる技術を創っていきたいと思います。」
この言葉を聞いた時、本当に胸が熱くなりました。 これは単なる実験じゃありません。小堺さんの15年の想いと、東大の英知、そして私たちの泥臭い現場力を合わせて、実物大モデルで過酷な耐震テストを行い、国が認める「個別大臣認定」を取得する歴史的な真剣勝負です。
この「個別大臣認定」を取得できればどうなるか。 それは、無理に他の構造の枠組みに当てはめることなく、「土のドーム」そのものの安全性が国に証明されるということです。そうすれば、日本中どこでも、地域の土を使って、誰でも堂々と「正式な住宅」を建てられるようになります! この挑戦が成功すれば、災害に強くて自分たちで創れるエコビレッジが、東松島から全国へと一気に広がっていきます。このワクワクする未来のために、どうか私たちの挑戦を応援してください!

あなたも「はじまりの仲間」になりませんか?
この研究結果は、私たちだけの宝物にするつもりはありません。 私たちが運営するコミュニティで、研究の進捗も、失敗の記録も、構造計算のデータも、ぜんぶ公開します。全国で地方創生や防災に挑む人たちの「希望の型」になれば最高だなって思っています。
この歴史的な挑戦に、ぜひ皆さんも関わってくれませんか? 関わり方はグラデーションで大丈夫です。遠くから見守ってくれる人も、たまに来てくれる人も、がっつり泥だらけになる人も、みんな大切な仲間です。
【スマエコの未来を「デジタル村民」として共に創る】私たちが目指す「KIBOTCHAスマートエコビレッジ(スマエコ)」は、単なる宿泊施設ではありません。災害に強く、自立したコミュニティのモデルケースです。
今回、この村の仲間になってくださる方には、「スマエコ住民証NFT」を発行します。※一部リターン限定
なぜNFTなのか?それは、ブロックチェーンという技術を使うことで、「あなたがこのプロジェクトの初期からの同志であること」を、改ざんできない形で世界に証明できるからです。
このNFTは単なる画像ではなく、「村民としての参加権」です。保有者は専用のオンラインコミュニティ(DAO)へ招待され、村のルール作りや今後の展開についての作戦会議に参加することができます。物理的な距離を超えて、泥にまみれ、知恵を出し合う。そんな「新しい時代の村民」として、私たちと一緒に歴史を刻んでいただけませんか?
✨ このプロジェクトに、あなたの「想いを残す」3つの方法 ✨① 歴史の壁を越える挑戦をした「東大の砂」を受け取る東大での厳しい耐震テストをクリアし、日本の法律の壁を越える挑戦をしたアースバッグ。その中に詰まっていた「本物の砂」を小瓶に詰めてお届けします。あなたの机の上に置いて、新しい日常が始まる瞬間を一緒に感じてほしいです。
② 日本初のアースバッグハウスに「名前を残す」今回KIBOTCHAに建てるアースバッグハウスに、未来を一緒に切り拓いた仲間としてあなたの名前を刻みます。1000年残ると言われる土の家に、あなたの想いを残してください。
③ 新しい村の「オーナー(村民)」になる
現場で一緒に土を叩き上げる合宿に参加したり、これからの未来を語り合ったり。自分の手で家を創り上げる野生の感覚と、「もう一つの故郷」を一緒に育てていきましょう。
最後に
私たちが作ろうとしているのは、たくさんの人の「小さな行動」や「あたたかい関わり」が積み重なってできる、暮らしが続く仕組み=日常です。
完璧じゃない私たちですが、みんなでそれぞれの頭と心で思い描きながら、一人も欠けることなく挑戦し続けています。 東松島の土の上で、皆さんと一緒に汗を流し、笑い合い、新しい時代の「結」を編み上げられる日を心から楽しみにしています。
この豊かでワクワクする未来を、ぜひ一緒に創っていきましょう! 皆さまのご参加、心よりお待ちしています。
スケジュールと資金の使い道
皆様からいただいた支援金は、日本の歴史を変えるための費用(構造実験費 / 設計費 / 試験施工費 / 大臣認定申請費用 / 研究資料公開システム構築費 など)として、大切に使わせていただきます。
・2026年3月:クラファン開始 & 東京大学での構造試験スタート
・2026年4月:クラウドファンディング開始
・2026年7月:データ解析・個別大臣認定の申請準備
・2027年1月:国土交通省へ個別大臣認定申請
・2027年4月:認定取得(予定)& KIBOTCHAにて施工開始




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