本番直前、琵琶湖で機体不備を指摘され、私たちは飛行を断念することになった。
あのときの悔しさと無力感が、今もこの挑戦の原点になっている。
高校時代、私は鳥人間コンテストへの出場を目指して機体製作に取り組んでいた。
多くの時間をかけて準備を重ね、ようやく本番までたどり着いたものの、直前の機体不備により飛行はかなわず、そのままチームは解散することになった。
その経験は、自分の中に大きな悔しさとして残った。
いったんは受験や大学生活へと気持ちを切り替えようとしたが、東京大学で、かつて鳥人間に挑んでいたF-tecの活動もまた途絶えたままになっていることを知り、自分の中で終わりきらなかった挑戦と重なるものを感じた。だからこそ今、東京大学で仲間を集め、もう一度鳥人間コンテストに挑もうとしている。

はじめまして、小澤と申します。
私は高校時代、鳥人間コンテストへの挑戦の中で、大きな悔しさを経験しました。それでも、その経験を一度きりで終わらせたくないという思いから、今、東京大学で仲間とともにもう一度挑戦しています。
このページでは、私たちがなぜ鳥人間コンテストを目指しているのか、そしてなぜご支援をお願いしたいのかをお伝えします。
お読みいただけましたら幸いです。
飛び立ち
私は小さい頃から、空や宇宙の世界に強い憧れを抱いてきました。若田光一宇宙飛行士の母校でもある浦和高校に進学し、その世界に少しでも近づきたいという思いから、鳥人間コンテストへの挑戦に惹かれていきました。
高校2年生のとき、鳥人間コンテストへの出場を目指す愛好会に参加し、プロペラ機部門への挑戦に携わりました。当初はパイロットとして関わるつもりでしたが、大会規定により未成年は操縦できないことが分かり、機体製作に回ることになりました。
結果として、そのことが設計や製作に深く向き合うきっかけになったと思っています。
高校チーム参加
高校チームでの活動には、長い制作時間の確保、資金面での不安、チーム運営の難しさなど、さまざまな困難がありました。当時は苦しい場面も多くありましたが、自分たちの手で機体を完成させ、空を目指したいという思いが、チームを支えていたように思います。
その結果、書類審査を通過し、本番に向けて前に進むことができました。当時は本当に嬉しく、大きな自信にもなりました。
資金難にも直面しましたが、メンバーの努力や周囲の方々の温かい支えによって、必要な資金を集めながら製作を進めました。

いざ夢の舞台へ
長い準備期間を経て、私たちはようやく鳥人間コンテスト本番の日を迎えました。琵琶湖という憧れの舞台を前に、ここまで積み重ねてきた時間や努力がようやく形になる――そのはずでした。
しかし本番直前、機体の操舵に不備があることを大会運営側から指摘され、私たちは飛行を断念することになりました。
当時の私たちにとって、それは大きな挫折でした。しかも受験を控えていたこともあり、その挑戦はそのまま解散という形で終わることになってしまいました。
あと一歩のところまで来ていながら、自分たちの機体を飛ばすことができなかった未熟さを痛感すると同時に、ここまで支えてくださった方々に結果で応えられなかったことが、強く心に残りました。

再び火が付く
その後、受験を経て東京大学に進学しました。大学生活が始まってからは、いったん鳥人間のことから距離を置こうとしていましたが、琵琶湖で飛べなかった悔しさは心のどこかに残り続けていました。
そうした思いが改めてはっきりしたのは、大学に入った頃です。OBOGの先輩方から、かつてのF-tecの活動や解散に至るまでの経緯を聞くうちに、自分の中で終わりきらなかった高校時代の経験と重なるものを感じました。
また、当時の仲間のうち東京大学で鳥人間に再挑戦できる立場にいたのが自分だけだったこともあり、もう一度、自分たちの手で機体をつくり、空を目指したいという気持ちは次第に強くなっていきました。
しかし当時、東京大学には鳥人間コンテストを目指す団体が既に存在していませんでした。
それなら、自分たちで仲間を集め、一から始めるしかない!
そう考え、東京大学で再び鳥人間コンテストに挑むために動き始めました。
新たに東京大学で鳥人間サークルの設立
そうして、仲間や情報を集め、活動場所や必要な環境を少しずつ整えながら、東京大学で再び鳥人間コンテストに挑む体制を築いていきました。
短期間で出場を目指すにあたっては、機体をつくる前に、まず仲間と活動環境を整える必要がありました。
仲間はSNSでの発信やビラ配りを通じて継続的に募り、少しずつ体制を整えていきました。また、人力飛行機の製作には広い作業空間が欠かせないため、学内だけでは完結できず、学外に作業場を確保しました。決して通いやすい場所ではなく、月額10万円を超える費用もかかりますが、それでもそこで日々作業を続けています。
例えば設計班も、最初から十分な知識があったわけではありません。設計を担う2人が空力などを一から学びながら、Discord上でもやり取りを重ね、8時間を超えるミーティングになることもありました。成立性や安全性を少しでも高めるために、何度も考え直し、議論を積み重ねながら、少しずつ今の機体設計にたどり着いてきました。
現在は約20名の部員が集まり、本番に向けて機体製作を進めています。設計、製作、運営など、それぞれが役割を担いながら、日々準備を重ねています。
また、他大学の方々やOBOGの皆さまからも助言やご協力をいただき、機体の完成度を少しずつ高めてきました。

その結果、鳥人間コンテスト2026の審査を通過し、本番に向けた挑戦のスタートラインに立つことができました!

ただ、現在、機体製作に必要な費用の負担は、私たち学生にとって決して小さくありません。
できる限り自分たちで賄えるよう努め、工夫を重ねながら活動を続けてきましたが、それだけでは支えきれない部分があるのも事実です。学業と両立しながら製作や運営を進めていますが、このままでは中長期的に活動を続けていくことが難しくなるのではないかと感じています。
この挑戦は、誰か一人の力で成り立つものではなく、仲間それぞれの時間や努力に支えられて、少しずつ形になってきました。だからこそ、ご支援をお願いすることには迷いもありました。
本来であれば、自分たちの力だけで成し遂げるべきことかもしれません。それでも、機体を完成させ、鳥人間コンテスト本番まで挑戦をつなぐために、皆さまのお力をお借りできればと考え、今回お願いをすることにしました。大変勝手なお願いではございますが、もしご支援をいただけましたら幸いです。
この挑戦の出発点には、私自身の悔しさがありました。
しかし今、それは私一人の思いではなく、仲間とともに進めるチーム全体の目標になっています。
また、ともに機体をつくる仲間、高校時代に同じ挑戦をしたメンバー、支えてくださった先生方やOBの方々、ご協力くださった企業、そして応援してくださる皆さまの存在に、ここまで何度も支えられてきました。
そうした方々への感謝を忘れず、鳥人間コンテスト本番に向けて、一つひとつの工程に丁寧に向き合っていきたいと考えています。
ご支援、ご声援のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。


F-tecの活動は、鳥人間コンテスト本番だけで終わるものではありません。
5月のテストフライトと五月祭への出展に始まり、6月には安全性試験、7月には鳥人間コンテスト本番を迎えます。
コンテスト後の8月には代替わりを行い、新体制へ移行したうえで、10月の機体再利用試験や11月の駒場祭出展へと活動をつないでいきます。さらに12月から翌年度大会に向けた準備を始め、2月に書類申請、3月に出場可否の発表を迎える流れです。
応援してくださった方は全員のペンネームをSNSやHP上にて公開させていただきます。
また不定期に活動報告のメールを送らせていただきます。
(望まない場合は備考欄にその旨をご記入ください)
また金額に応じて以下のお礼を送らせて頂きます。
5,000円以上 感謝の手紙
10,000円以上 設計図プリントオリジナルクリアファイル
20,000円以上 機体部品への記名権
50,000円以上 名前入り木彫りオブジェ
100,000円以上 実際に機体の一部
※機体部品への記名のリターンにつきまして、外側からは見えづらい箇所となっております。そのため公式SNS等で告知させてはいただきますが、皆様方と共に空を飛ぶという意味合いが強くなっております。
ご理解の程よろしくお願いいたします。


私たちのサークルは昨年度3月に再結成したばかりです。部員も、活動場所も、設備も、ノウハウも、資金も、全てが存在しない状況からの挑戦となり、今琵琶湖へ飛び立とうとしています。
しかし、私たちの挑戦は多くの人の支えがあってこそ成立するものです。みなさまのご期待に応えられるよう努力しますので、どうか応援よろしくお願いします。
東京大学F-tec
mail: university.of.tokyo.ftec★gmail.com
※★を@に変更してお使いください
各種SNS等: 小澤や弊団体についてさらに知りたい方はぜひ公式SNSをご確認ください!!




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