87歳、泣きながら畑を終わらせていた——元サッカー監督、農業に命を懸けた理由

87歳のおばあちゃんが、泣きながら55年間守った畑にチェーンソーを入れていた。その場に居合わせた、元サッカー監督。通帳残高3万円、40歳、未経験で農業に飛び込んだ男が、山形・本沢のぶどう畑を守るため、ワインを武器に農業の革命を始めます。どうか、この挑戦の「共犯者」になってください。

現在の支援総額

261,000

8%

目標金額は3,000,000円

支援者数

19

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募集終了まで残り

48

87歳、泣きながら畑を終わらせていた——元サッカー監督、農業に命を懸けた理由

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目標金額3,000,000

支援者数19

87歳のおばあちゃんが、泣きながら55年間守った畑にチェーンソーを入れていた。その場に居合わせた、元サッカー監督。通帳残高3万円、40歳、未経験で農業に飛び込んだ男が、山形・本沢のぶどう畑を守るため、ワインを武器に農業の革命を始めます。どうか、この挑戦の「共犯者」になってください。


▍プロローグ:チェーンソーの音は、ひどく静かな日に聞こえた

87歳のおばあちゃんが、泣きながら、自らの手で葡萄の木を切り倒していた。

長年連れ添った旦那さんが逝き、畑を任せていた人も逝った。 

「この子たちが周りに病気を移して迷惑をかけてしまうくらいなら」

—— 彼女はそう言って、32歳で旦那さんと2人で0から開墾し、55年間守ってきた畑の歴史に、自分の手で終止符を打とうとしていた。



その場に偶然居合わせた私は、声が出なかった。

「これはテレビのニュースじゃない。今、俺の目の前で、日本の農業が死んでいる」

果樹は一度切り倒して更地にすれば、苗を植え、新たに実をつけるまでに4〜5年の歳月がかかる。 

それは事実上、その畑の「死」を意味する。

「逃げたら、一生あのチェーンソーの音が耳から離れなくなる」

あの日から、私の人生は完全に変わった。


▍「退路」を断った朝——すべてを捨てて、泥まみれになる覚悟


申し遅れました。 山形県山形市本沢(もとさわ)地区で、ワイン用ぶどう農家をしております。

「Laiina(ライイナ)」代表の垂石 竜志(たるいし りゅうじ)と申します。

私はこれまで、農業とは無縁の人生でした。

株式会社ゼンシン/サッカークラブ・アバンツァーレ山形SCの監督・取締役として、小学生たちを全国大会へ4度導いた指導者でした。

毎日、パソコンとグラウンドに向かう日々。

土を触ることなんて、一度もありませんでした。

あの事件を見た後、「農業をやる」と宣言した私に、周囲は「絶対にやめとけ」と猛反対しました。

当然です。農業は「キツい・汚い・稼げない」の3K。

特に果樹栽培は、素人が手を出せば大火傷をする高難易度の世界です。

正直に言います。 サッカークラブ役員としての年収を捨て、妻に「失敗したら全部なくなる」と告げ、事業資金のために通帳の残高が3万円を切った朝、私は初めて足の震えを感じました。

それでも、私はウェアを脱ぎ、泥まみれの畑へ向かいました。

全国を目指すサッカー指導で培った「勝負師」としての本能が、 この絶望的な状況の中に、確実な"勝算"を嗅ぎ取っていたからです。


▍なぜ「素人」が農業で勝てるのか——市場の歪みを突くビジネスモデル


経営者の方、ビジネスの最前線にいる皆様にこそ、お伝えしたい。

これは単なる「同情を買うお涙頂戴のプロジェクト」ではありません。

地域の農業バリューチェーンを再設計する、極めて勝算の高いビジネスです。

農業ビジネス最大の敵は「参入コストの高さ」「収益化までの時間」です。

生食用ぶどう(シャインマスカット等)は、見た目・糖度・粒の揃い
——すべてが「100点」でなければ市場で弾かれます。農薬散布は年間数十回、手間は膨大、かつ価格は市場任せ。これが新規就農者が3年以内に辞める最大の理由です。

そこで私は、「加工用(ワイン原料)」への特化という構造転換を仕掛けました。


① 作業工数・農薬の半減見た目の完成度を問わないため、生食用に比べて作業工数と農薬コストを約40〜50%削減できます。素人でも参入しやすく、かつ環境に優しいモデルです。

② 需要過多・供給不足の市場。今、日本のデラウェア生産量は高齢化により激減しています。一方で、国内ワイナリーからの原料需要は増加し続けている。これはまさに「市場の歪み」です。

③ 価格競争からの脱却私たちがこの地区の農地を「面」として集約することで、市場を通さずワイナリーと直接契約を結び、「買い叩かれない」絶対的な交渉力を持ちます。


さらに、引退する高齢農家の「暗黙知」をマニュアル化し、「指導料」という形で対価を払う『コーチ制度』を導入します。

高齢者には、生きがいと収入を。 

若手には、半世紀分のプロのノウハウを。 

この「三方よしの仕組み」がスケールすれば、全国の耕作放棄地問題を解決する最強のモデルケースになります。


▍世界が、山形を見つけ始めた

2025年、米国の有力誌「ナショナルジオグラフィック」「ジャパンタイムズ」が、揃って「2026年に行くべき場所」として、日本の食の聖地・山形を指名しました。

訪日インバウンドの全体のうち、わずか0.6%しか足を運んでいない"穴場"でありながら、なぜ世界の編集者たちは山形を選んだのか。

それは、この土地の食文化、四季の豊かさ、そして「まだ知られていない可能性」を、彼らが正しく見抜いたからです。


世界が、山形の本気を、ようやく見つけ始めている。

私たちLaiinaは、その入口に立っています。


本沢のぶどう畑から世界へ——。

このタイミングで、皆さまと一緒に、最初の一歩を踏み出したいのです。


▍消えゆく「古樹」——今、本沢で起こっていること


ここで、お伝えしなければならないことがあります。

山形市本沢地区には、樹齢50年を超えるデラウェアの古樹が存在します。 

それは、先人たちが半世紀以上、毎年毎年、丁寧に手を入れて守り続けてきた、地域の財産そのものです。

古樹から取れるぶどうは、若木とは明らかに違います。 

根が深く、土地の性質をそのまま果実に宿す。

その古樹が今、次々に伐採の危機に瀕しています。 

担い手の高齢化、後継者の不在。 

一度切り倒してしまえば、二度と戻ってこない歴史が、毎年毎年、失われ続けている。

だから私は、「新規就農者」という立場でありながら、「古樹を守る」という矛盾した挑戦を始めました。

そして、一人ではないことも、お伝えしておきたい。 

本沢地区でぶどうを育てる「ぶどうといきる」さん、「つなぐ手ふぁーむ」さんと合同チーム『MOTOSAWA WINE CLUB(モトサワ ワインクラブ)』を組み、本沢産ぶどうの新しい価値を一緒に発信し始めています。

私一人の挑戦ではなく、本沢という地域全体の挑戦です。


▍すでに動き始めている——1年で、山形と東京の銘店へ


この挑戦は、夢物語ではありません。 

既に、一歩ずつ前進しています。

農業未経験から、わずか1年。

Laiinaのワインは、山形の銘店、そして東京・代官山の人気店に選ばれました。


■ YOHAKU(余白)
——Laiina × agri_coeur 日本美学の「余白」の概念から生まれた、辛口スパークリングワイン。
  料理と向き合う"間"を残すために設計した一本。


■ SHARIN(写輪)
——Laiina × Natan葡萄酒醸造所 デラウェアの常識を覆す、極辛口の白ワイン。
  料理をそのまま写す"鏡"。


■ さらに、よし
——Laiina × 清澄白河フジマル醸造所 白とオレンジを掛け合わせた、紅白の縁起の一本。
  和食から発酵料理まで受け止める包容力を持つ。


信頼と実績のあるワイナリーの協力を得て、「ぶどうの背景ごと味わってもらう」という想いを込めた3本を、世に送り出しました。

素人が1年で辿り着ける距離ではなかった。 

それでも、ここまで来られた。

これが、私が嗅ぎ取った"勝算"の一つ目の証明です。


▍声を出して泣いた日。そして、おばあちゃんのInstagram



もちろん、現実はロジック通りにはいきません。

草刈り機が小さくて日が暮れたり、低い棚に合わせて中腰で作業し、ぎっくり腰にもなりました。

正直、心が完全に折れた日もありました。

隣のプロ農家のおじさんのカゴが、美しく実ったぶどうで次々と溢れていく横で、私のカゴにはたったの3房しか入っていなかった。

自分の無力さに打ちのめされ、日が落ちた畑の隅の車の中で一人、声を出して泣きました。

それでも立ち上がれたのは、「人」がいたからです。 

最初は「変な奴が来た」と遠巻きに見ていた地域の人たちが、「手伝うぞ」と声をかけてくれるようになりました。



そして何より、あの「泣きながらチェーンソーを握っていた87歳のおばあちゃん」

なんと今ではお孫さんの協力を得てInstagramを始め、私の毎日の泥臭い奮闘ぶりを欠かさずチェックしてくれています。

私が作業を間違えると、すかさず電話がかかってきて「あんた、そこ違うよ!」と怒られる始末です(笑)。

あの涙を、笑顔に変えることができた。 

だから私は、この温かい山形・本沢の地を、絶対に終わらせたくないのです。


▍なぜ「今」なのか——春は、待ってくれない


今回、目標金額をまずは300万円(ネクストゴール600万円※最終目標)に設定しました。 

決して、安くない金額です。

しかし、なぜ「今」この支援が必要なのか。

それは、今年が「最後のチャンス」だからです。

本沢地区で耕作放棄が加速しています。 

今年で引退を決めているおじいちゃん・おばあちゃんが何人もいます。

彼らが畑を手放す「今」引き継がなければ、その土地はただの荒れ地になり、二度とワインを生み出すことはありません。 

このクラウドファンディングが達成できず、来年の作付けに間に合わなければ、少なくとも4〜5年、この地のぶどうは存在しなくなります。

春は、待ってくれません。 

だから、今すぐ動くための資金が必要なのです。


▍【資金の使い道】

  • 本クラウドファンディングで集まった資金は、以下に充てさせていただきます。

  • ■ 耕作放棄地の買い取り・賃借費用
    今年で引退するおじいちゃん・おばあちゃんから、畑を直接買い取る、もしくは長期で借り受けるための費用です。
    借り手が見つからず、宙ぶらりんになって完全放棄されてしまう土地を、Laiinaが受け止めることで、地域の資源を未来へつなぎます。
    これが、本プロジェクトの最も重要な資金使途です。

    ■ 栽培環境の整備
    省力化・高品質化のための機材導入、土壌改良、古樹保全のための栽培技術マニュアル化に取り組みます。

    ■ ワイン醸造(OEM)およびリターン製作費
    信頼できる醸造パートナーとの協働により、支援者の皆様へお届けする
    ワインの製造、各リターンの製作・発送費用として活用します。

    ■ Laiinaブランド公式Webサイト制作費
    本沢の挑戦を、全国の支援者・消費者・パートナー企業へ継続的に届けるための発信拠点を構築します。

    ■ CAMPFIREプラットフォーム手数料
    プラットフォーム利用手数料および決済手数料です。

  • ご支援いただいた1円も、無駄にはしません。皆様と共に、本沢の未来をつくらせてください。

    ▍リターンについて——「共犯者」の証

ご支援いただいた皆様には、単なる「モノ」ではなく、このプロジェクトの「初期メンバー」でしか得られない希少な体験と権利をご用意しました。

特にお伝えしたいのは、【¥18,000】ワイン用デラウェアの「生ぶどう」×「同品種ワイン」食べ比べセット。

ワイン用のぶどうをそのまま食べる——。 

農家が自分で育て、自分で醸造に関わっているからこそ届けられる、"ワインになる前と、なった後"の両方を同時に味わえる特別なセットです。

また、公開後先着30名限定で、¥12,000のワイン1本リターンを¥10,000でご用意しています。 

"最初の共犯者"だけに許された特権価格です。

その他、1,000円の「気持ち」から350,000円の「プレミアム・パートナー枠」まで、 あなたの熱量に合わせて選べるリターンを揃えました。

※詳細は下部「リターン一覧」をご確認ください。


▍最後に——革命の共犯者になってください


今、農業は急速に集約化が進んでいます。 

このままでは一部の大企業だけが生き残り、多様な農家が支えてきた「地域の文化」は死絶え、日本の食の豊かさは失われます。

だからこそ、私たちは戦います。

「素人でも、やり方次第で農業は勝てるし、最高にカッコいい仕事になる」

このクラウドファンディングは、日本の農業をひっくり返すためのジャイアントキリングの号砲です。

どうか、あなたの力を貸してください。

一緒に、最高の景色を見に行きましょう!


Laiina 代表 垂石 竜志
山形県山形市本沢地区 


▍酒類販売管理者標識

本プロジェクトのリターンに含まれる酒類は、適正な免許のもとで販売されています。

販売場の名称及び所在地:Laiina 東村山郡山辺町山辺335
酒類販売管理者の氏名:垂石 竜志
酒類販売管理研修受講年月日:2025年2月5日
次回研修の受講期限:2028年2月4日
研修実施団体名:山形小売酒販組合

※20歳未満の者による飲酒は法令で禁止されています。
※20歳未満の方はワイン関連リターンを選択できません。

支援金の使い道

集まった支援金は以下に使用する予定です。

  • 設備費

  • 広報/宣伝費

  • リターン仕入れ費

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

支援に関するよくある質問

ヘルプページを見る

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