阿蘇で、もう一度ゼロから。
未経験から、“本当に美味しい苺”づくりに挑戦します
阿蘇で、またひとつ、いちご農家さんのハウスが使われなくなろうとしていました。
「もう管理が難しくて…」
そう声をかけてもらったのが、今回の挑戦の始まりです。
そのハウスは、長年いちご栽培をされていた叔父さんが大切に使われてきた場所でした。
現在はいちご栽培は行われておらず、設備も一から整え直す必要があります。
正直に言うと、私はいちご栽培は未経験です。
それでも、
「ここでもう一度、苺を育ててみたい」
そう思いました。
阿蘇の土と湧水で、“ちゃんと美味しいと思える苺”を作りたい。
そんな思いで、今回クラウドファンディングに挑戦します。
はじめまして。阿蘇がっちゃん農園です

はじめまして。
阿蘇市役犬原で「阿蘇がっちゃん農園」を営んでいる石松秋洋です。
阿蘇に来て20年。
最初は一人で始めた農業も、今では家族やスタッフ、多くの方々に支えられながら続けています。
現在は、
・ミニトマト
・スナップエンドウ
・スティックセニョール
を中心に栽培しています。
「本当に食べたいものを作る」
私の農業への考え方は、とてもシンプルです。
「自分が、本当に美味しいと思えるものを作る」
量よりも、見た目よりも、
“ちゃんと美味しいと思えるか”
そこを大切にしてきました。

なぜ阿蘇で農業を始めたのか
私は福岡大学経済学部に通っていました。
ちょうど就職氷河期の頃です。
大学時代は水上スキー部に所属し、4年生では主将も務めました。
個人でもチームでも全国3位という結果を残すことができ、本気で競技に打ち込んでいました。
ただ、その反動もあり、卒業する頃には燃え尽きたような感覚もありました。
周りが就職活動をする中で、
「自分はどう生きたいんだろう」
と、ずっと考えていました。
会社もいくつか受けましたが、途中で辞退したり、うまく馴染めない感覚もありました。
その中で、
「自分は、組織の中で働くより、自分の力で生きていく方が向いているのかもしれない」
そう考えるようになりました。
そこでふと、
「農業で生きていけたら」
と漠然と思うようになりました。
当時の農業経験といえば、大学時代の農業体験くらい。
でもその時に感じた、
「自分の力で生きていく感覚」
が、ずっと頭に残っていました。
農家が減るなら、そこに可能性があると思った
当時から、農家がどんどん減っていくのを見て、
「逆に、そこには自分の入る余地があるんじゃないか」
そう思っていました。

阿蘇との出会い
大学時代の農業体験先の方に、阿蘇を紹介してもらいました。
実際に来てみると、
景色も、空気も、人との距離感も、全部が新鮮でした。
そしてそのまま、半ば流されるように阿蘇で農業を始めました。

「年間100万円でもいい」と思っていた頃
当時は独身で、
「年間100万円も稼げなくてもいい」
と思っていました。
一人で、好きなことをして生きていければいい。
そんな感覚でした。
実際、その生活は5年ほど続きました。
親に言われた言葉
もちろん、親はずっと心配していました。
5年ほど経った頃、父にこう言われました。
「お前が1人で阿蘇でのたれ死んだら、こっちは死んでも死にきれん」
母からも、
「お金がない生活は大変だし、気持ちも暗くなるよ」
と言われました。
当時の自分は頑固だったので、
「自分は自分のやりたいことをやる」
と言い返していました。
でも、どこかでずっと、
「心配をかけすぎている」
という感覚がありました。

家族ができて変わったこと
その後、結婚し、子どももできました。
それまでは、
「自分一人が好きなように生きる人生」
でした。
でも家族ができてからは、
「ちゃんと頑張らないといけない」
そう思うようになりました。
少しずつ経営を整え、少しずつ人も増え、今ではスタッフにも支えられる農園になっています。

地域も、“自分ごと”になった
農業を続ける中で、地域との関わりも増えていきました。
今では、
「地域のことも、自分ごととして考えたい」
そう思っています。
正直、自分は決して器用な人間ではありません。
空気を読めない部分もあります。
でも、
「本当に必要だと思うことをやる」
その気持ちは大切にしたいと思っています。
農業は、一人だけでは続けていけない仕事です。
だからこそ、人との関わりを大切にしながら、ここまで続けてきました。

そんな中、ある相談を受けました
「いちごハウスを使わないか」
声をかけてくださったのは、お米を中心に栽培されている農家さんでした。
そのハウスは、以前叔父さんがいちご栽培をされていた場所です。
設備は残っておらず、栽培を始めるためには一から整え直す必要があります。
それでも、この場所を見た時、
「ここでもう一度、苺を作れたら面白い」
そう思いました。

師匠に学びながら、一歩ずつ進めています
もちろん簡単ではありません。
同じ農業でも、作物が変われば分からないことばかりです。
特にいちご栽培は、とても繊細な作物だと言われています。
だからこそ、長年いちご栽培をされてきた師匠にも相談しながら、少しずつ準備を進めています。

土で育てる、“本当に美味しい苺”を目指して
今回、私たちは「土耕」での栽培を考えています。
管理効率だけを考えれば、他の方法もあります。
それでも、土で育てたい。
理由はシンプルです。
その方が、味がのると思っているからです。
そしてもう一つ。
阿蘇は、水が本当に美味しい地域です。
今回のいちご栽培でも、阿蘇の湧水を使って育てていきます。
阿蘇の土、湧水、そして手間暇をかけて、
「ちゃんと美味しいと思える苺」
を作りたいと思っています。

でも、現実は簡単ではありません
今回使わせていただくハウスは、以前いちご栽培に使われていた場所です。
現在はいちご設備が残っている状態ではなく、栽培を始めるためには、一から環境を整え直す必要があります。
苗床ハウスも、解体された状態から運び込み、自分たちで組み立てていきます。
さらに、
・いちご苗
・灌水設備
・加温設備
・電気工事
・ハウス資材
など、多くの準備と費用が必要になります。
近年は資材価格や燃料費も上がり続けており、
「農業を始める」
ということ自体のハードルも高くなっています。
正直、不安がないわけではありません。
未経験のいちご栽培だからこそ、分からないこともたくさんあります。

できることは、自分たちの手で
それでも、できることは、できる限り自分たちでやっています。
ハウスを整え、設備を運び、土を作り、水を通す。
時間はかかります。
でも、ゼロから作っていくこの過程も含めて、自分たちらしい農業だと思っています。

クラウドファンディングに挑戦します
今回いただいたご支援は、
・いちご苗導入費
・灌水設備整備
・苗床整備
・加温設備関連
・ハウス資材費
などに使わせていただきます。
特に、いちご苗だけでも約140万円ほど必要になります。
さらに、
・ボイラー導入
・苗床ハウス運搬
・設備整備
など、栽培開始までにも多くの費用がかかっています。
正直、決して小さな挑戦ではありません。
それでも、
この場所でもう一度、苺を育てたい。
そんな思いで準備を進めています。
支援してくださる方へ
このプロジェクトは、単なる農業経営ではなく、
阿蘇という地域が持つ農業文化を、次につないでいく挑戦でもあります。
収穫時期には、阿蘇がっちゃん農園で育てた苺をお届けします。
阿蘇の土、阿蘇の湧水、そして手間暇をかけて、
「本当に美味しい」
と思える苺を育てたいと思っています。
「美味しかった」が、次の力になる
農業は、想像以上に大変です。
天候も、資材も、思い通りにはいきません。
それでも、
「美味しかった」
その一言だけで、また頑張ろうと思えます。
未経験からのいちご栽培。
正直、不安もあります。
それでも、
阿蘇で、
もう一度ゼロから挑戦してみます。
この挑戦を、応援していただけたら嬉しいです。
阿蘇がっちゃん農園
石松秋洋





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