パッと語れる方は、少ないのではないでしょうか。諸外国の人は、民族の誇りを小さな時に学んでいます。「俺の国は〇〇で、その末裔で〜」と胸を張って語れる人がたくさんいます。
一方で、多くの日本人は答えられない傾向にあります。自分のルーツを知らず、日本人としての自分のことを知らなすぎるのです。

学ぶこと=暗記すること。そう思わされている子どもたちが、たくさんいます。
情報はSNSのショート動画で取り、学習動画ですら倍速で再生する。要約だけ読んで「わかった気」になる。「短く手短に」でないと伝わらない。1分で説明できないものは悪い。効率よく情報を得ることが正しいとされる時代の中で、深いところまで知りたい、受け取りたいという力そのものが、弱まっているように感じます。
善悪の価値判断がぶれやすい時代です。
昨今、未成年のSNSトラブルやネットいじめ、闇バイトへの加担といった事件が繰り返し報道されています。情報が溢れる一方で、何が正しくて何が間違っているのかを自分の頭で判断する力が追いついていない。
「みんながやっているから」「バズっているから」という空気に流され、善悪の境界線が見えなくなっている子どもたちがいます。しかし善悪を判断する力を養うヒントは、すでに歴史の中にあるはずです。過去に人類が経験してきた困難や葛藤、そしてその中で懸命に生きた人たちの選択。そこで育まれた叡智。
それを知り、自分だったらどうするかと想像するだけで、善悪を見極める目は自然と育っていく。
子どもたちの「自分の頭で考え、判断する力」と「深く学ぼうとする意欲」が失われつつあるという現実。


私たちが手がける「道徳笑學校」は、90分の授業です。
会場には教室のように机と椅子が並び、参加者全員が「生徒」として着席します。大人も子どもも、全員が小学生のように同じ方向を向き、授業を受けます。

チャイムが鳴り、授業が始まります。

「学校を好きになってもらいたいんです」
私たちがこの形式にこだわる理由は、とてもシンプルです。
チャイムが鳴ると、背筋が伸びる。机と椅子に座ると、自然と「学ぶ姿勢」になる。教室という空間には、それだけで人の意識を切り替える力があります。
劇場でもホールでもなく「教室」にしたのは、学ぶことへの原体験を取り戻してほしいからです。大人も子どもも、全員が同じ「生徒」として机に向かう。肩書きも年齢も関係ない。その平等さが、自由な対話と本音の思考を生み出します。
かつて薩摩藩には「郷中(ごじゅう)教育」という仕組みがありました。学校の授業とは別に、年長者が年少者に教える場が地域の中に存在していたのです。教科書の知識ではなく、人としてどう生きるか、何が正しくて何が間違っているのか。道徳心が育まれる場は、学校の外にこそありました。
現代の学校教育では、限られた時間の中で多くのカリキュラムをこなさなければなりません。戦争のこと、命のこと、生き方のこと。本当に大切なことほど、深く掘り下げる時間が足りていないのが現実です。


私たちが「道徳笑學校」の「學」に旧字体を使っているのには、理由があります。
まず「學」という漢字を分解してみてください。
辞書を引くと、冠部分の左右は「両手」を表し、真ん中の【爻】は先生と生徒の知恵の「交わり」、冖は建物の屋根、「子」は文字通り子どもの意、つまり「建物の中で、教える者が学ぶ者を手取り足取り導く姿」を表した字だとされています。
その上で私たちは、もう一歩踏み込んだ解釈をしています。

大人たちが、手を取り合いながら屋根の下の子どもを導いていく。冠には建物の意味もあります。大人が教えながら、子どもを導いていく。それこそが大人の役割なのだと、この一文字が教えてくれているように思えるのです。

冒頭で触れた「学ぶ力が失われている」という問題の根っこも、ここにあるのかもしれません。大人が導く場がなければ、子どもは何を学べばいいのか分からない。学び方そのものを知らないまま、「勉強は嫌いだ」と感じてしまう。

私たちはこの字を見るたびに思うのです。大人が両手で子どもを包み込み、知恵を交わし合いながら導く。それが「學ぶ」の原点であり、道徳笑學校が目指す姿そのものだと。


道徳笑學校で扱うのは、教科書には載っていないテーマばかりです。
原爆のこと。特攻隊のこと。北方領土のこと。津波防災のこと。どれも、本来であれば誰もが知っておくべき歴史でありながら、学校の授業では深く掘り下げる時間が取れず、多くの人が「なんとなく知っている」で止まってしまっているテーマです。
私たちは、これらのテーマを漫才、二人芝居、音楽という表現手法を通じて、子どもから大人まで幅広い世代にわかりやすく届ける活動を続けてきました。
・原爆体験伝承漫才「希望の鐘」:41公演
被爆者の方々の体験を取材し、漫才という形式で次の世代に語り継いでいます。教科書の文字では伝わりきらない「あの日」を、笑いの中に人間の温度を込めて届けます(他の作品もすべて届けていることは同じ)
・二人芝居音楽劇「桜の下で君と」:37公演
特攻隊員の実話をもとにした代表作です。モデルとなった方の壮絶な人生を丹念に取材し、芝居と音楽で構成しました。現在は学校向けの上映(上映権50,000円)も開始しており、教育現場への導入が広がり始めています。
・二人芝居音楽劇「カイ」:30公演
倭人とアイヌの歴史と友情を伝える作品です。同時に幕末から明治にかけての日本の歴史も見えてきます。
・北方領土漫才「ふるさと」:15公演
北方領土の歴史と、かつてそこに暮らしていた人たちの日常や想いを漫才で伝えています。島民二世の方々への取材をもとに構成しています。
・津波防災啓発漫才「あの坂へいそげ」:13公演
津波の脅威とそのとき人はどう動くべきかを、漫才を通じて伝える防災啓発コンテンツです。
これらすべてに共通しているのは、綿密な取材に基づいているということ。そして、お笑いと音楽という手法で一貫して伝え続けていること。
この活動を他の芸人が行っている例は、私たちの知る限りありません。

「お笑いで戦争を伝えるなんて、不謹慎じゃないか」
この問いは、活動を始めた当初から何度も向けられてきました。
一般の方、長崎の被爆二世の方、北方領土の島民二世の方からも「お笑いにしていいのか?」と直接疑問を投げかけられたこともあります。
正直に言えば、私たち自身も最初は葛藤がありました。特攻隊をテーマにした二人芝居を作ると決めた時、勇気がいるというより「大丈夫なのだろうか」という不安の方が大きかった。どう伝えるべきか、どこまで踏み込んでいいのか。答えが見えないまま、取材を重ねていきました。
転機になったのは、取材の中で知った一つの事実です。
戦時中にも、笑いがあった。現代の我々となんら変わらない日常があったんです。冗談を言い合い、励まし合い、恐怖の中にも人間の絆がありました。戦争の世界は、私たちが勝手に思い描いていたモノクロで冷たい世界ではありませんでした。
そこには確かに「人の温度」があったのです。その温度を伝えるのに、笑いほど適した手段はないのではないか。むしろ、笑いがあったからこそリアルなのではないか。そう考えるようになりました。





札幌で3回開催した道徳笑學校では、回を重ねるごとに変化が生まれました。(※2026年6月時点)
イヤイヤ親に連れてこられた小学生が、1回目が終わると「次も行く」と自分から言い出す。1回目、2回目では恥ずかしがって発言できなかった子が、3回目で手を挙げて意見を言い始める。
参加した方のリピート率は非常に高く、保護者からはポジティブなお声が届いています。
私たち自身も、3回の開催を通じてブラッシュアップを重ねました。90分ちょうどでチャイムを鳴らす構成に整え、エンタメとしての完成度も回ごとに高めています。

ここからは、この活動を担う方々についてお話しさせてください。
道徳笑學校の教壇に立つのは、お笑い芸人「アップダウン」の竹森巧さん、そして生徒役として場を盛り上げる阿部浩貴さんのお二人です。

15年前、自暴自棄になっていた時期がありました。鹿児島県知覧にある特攻平和会館を訪れ、数百人の特攻隊員の写真と向き合いました。遺書を見ると、鬼気迫るような達筆な文章が並んでいました。書いたのは10代後半から20代の若者たちです。正直、現代の人たちはなんて幼稚なんだろうか、時代や教育によってこんなにも人に差が出るのかと感じました。だからこそやるしかない。その想いから特攻隊の英霊の方々の想いを伝えるテーマソング「愛しき人たちへ」を作曲しました。この歌が二人芝居「桜の下で君と」の原点となりました。
特攻隊をテーマにした二人芝居。相方の竹森に押し切られた形でしたが、不安がありました。どう伝えるべきか、葛藤の日々でした。しかし今では歴史を伝えることの大切さが身に染みています。
面白さには2種類あります。笑いを取る面白さと、興味深い面白さ。道徳笑學校では、その両方を届けたいと考えています。




阿部「一貫して言っているのは"想像力を張り巡らせましょう"ということですね。歴史上の事実を想像してみると、こういう思いがあったんじゃないか?って。人の温度を感じてみましょうよ、と。日常を一瞬で奪われるってどういうことなのか、戦時中の方々はどんな気持ちだったのか。その立場に立って想像してみること。僕らの活動では、ずっとそれを伝え続けています」
竹森「今の社会は本当に善なのかわからない常識が増えつつあるように思えます。倫理っていうのは"人が社会の中で、何が正しいか正しくないか"を判断すること。道徳は"生きとし生けるものすべての中で何が正しいか正しくないか"を考えること。似てるようで全然違うんですよ。だから道徳が必要なんです。歴史をちゃんと学んで、ちゃんと学べば、道徳が身につき、真実を見抜く目も養えます。そうすると、善と言われているものすら疑えるようになる。それがすごく大事なんです」
宇野木「世間が言う"善"を鵜呑みにせず、なんでいいことなんだろう?本当に悪い一面はないのか?"って、自分で考えて判断できるようになること。それを育んでいくのが、道徳笑學校の目指すところだと思っています」


阿部「自分で一歩踏み出す人、自分の頭で考える人。そういう人がどんどん増えていくと思いますね」
竹森「明るくて、幸福感に満ち溢れた人が増えていくと思います。学ぶことって本来楽しいことなので、それを知った人は自然と明るくなるんですよ」
宇野木「能動的に、主体的に、日々いろんなことを考えながら過ごす人が増えていくんじゃないかなと。それだけで社会って変わると思うんですよね」


竹森は深くうなずきました。
竹森「『學』の字の通り、大人が子どもの手を取って伝えて、その子がまた次の子に伝える。どんな状況になっても、どんな環境になっても、その時生きている人がつないでいってほしい。そうなっていることを願っています」
阿部「これからどんどん便利になっていくと思うんです。でもその分、話し合いの場とか、自分で調べる場とか、歴史を生きた人たちに想いを馳せる瞬間とか、そういうものがなくなっていく気がしていて。だからこそ、原点に立ち返れる場が残っていてほしいし、僕らがその場を作り続けたいんです」
宇野木「日々心のゆとりを持ちながら、いろんなことを整理して、自分でしっかり考えて。そういう風に健やかに過ごせる人が増えていったらいいなと思っています」

<阿部より>僕らがやっている活動は「体験型」だと思います。劇場に足を運んでもらって、芸を見たり、学んだり。僕たちが全国に行かないと、この体験は広まりません。だからこそ、今回のクラウドファンディングで全国行脚を実現させたい。一人でも多くの方に、この空間に来てほしいです。
<竹森より>諸外国の人は、民族の誇りを小さな時から学んでいます。だからハッキリしている。でも日本人にはそれがないから自己肯定感が上がりません。海外に留学した日本人はみんな「自分たちは何者なんだろう?」と立ち返るんですよ。自分のルーツ、日本人であることを知るということ。それは自分の取り扱い説明書を持つことにもなるんです。歴史を楽しく学んで帰ってほしいです。
<宇野木より>アップダウンの2人がやっている活動は、他の芸人にはできない唯一無二のものだと思っています。漫才で原爆を伝える。二人芝居で特攻隊を伝える。音楽で人の心を動かす。これを何十年も一貫してやり続けている芸人は、僕の知る限り他にいません。世の中のニュースを見ていると、善悪の価値判断がぶれやすい時代だと痛感します。何が正しくて何が間違っているのか、大人ですら迷う場面が増えている。だからこそ、歴史から学ぶことや道徳へのニーズはこれから確実に高まっていくと考えています。
この活動は先進的でもあり、時代が追いつくのはこれからかもしれません。でも、必ず価値があることだと信じています。
この挑戦を、どうか一緒に支えてください。皆様のご支援を、心よりお待ちしております。
お笑い芸人アップダウン
株式会社彌榮 代表取締役 宇野木 洋人

ただただ応援
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【感謝のメール】 アップダウンと宇野木より、心を込めた感謝のメールをお届けします。 |
3,000円 |
グッズ関連
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【道徳笑學校オリジナル日めくり(1日〜31日)カレンダー】 道徳笑學校で生まれた金言を日めくりカレンダーに! 毎朝めくるたびに「學び」と「想像する」習慣が生まれます。 |
5,000円 |
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【日めくりカレンダー+1回参加チケット】 日めくりカレンダーに加え、道徳笑學校の授業に1回参加いただけるチケット付き。 |
10,000円 |
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【カレンダー+音源データ&過去開催映像】 日めくりカレンダーに加え、竹森巧作詞作曲のオープニングテーマを含む楽曲音源と過去開催の厳選動画を今回のクラウドファンディング支援者限定で配信致します。 |
12,000円 |
深く関われる
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【地域学級代表になれる権利】 道徳笑學校のあなたの地域での開催をメインでサポートできる「地域学級代表」になれる権利。 授業の開始時に号令をかけたり、竹森先生の授業のお手伝いをしたり、ここでしかできない体験です。 |
20,000円 |
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【転校生になれる権利】 あなたの地域で開催する道徳笑學校の授業で1回「転校生」を務められる権利です。リハーサルの参加や、阿部浩貴と共に「転校生」としてステージ出演できる特別な体験ができます。 |
30,000円 |
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【アップダウンによる個別面談!(1on1zoom1時間)】 アップダウンの二人(または竹森・阿部いずれか1名)と、1対1でじっくりお話しできるZoomセッションです。活動への質問、人生相談、お笑い論、歴史の話、何でもOK。あなたのためだけの60分をお届けします。 |
50,000円 |
開催できる権利/地域学級代表
【道徳笑學校を1回誘致できる権利(オンライン校長)】 |
50,000円 |
【道徳笑學校を1回誘致できる権利(地域校長)】 |
100,000円 |
スポンサー枠
【道徳笑學校(オンライン)1回開催スポンサー】 |
50,000円 |
【道徳笑學校1回開催スポンサー】 |
100,000 円 |
【足短おじさん】 |
30,000円 |
【足長おじさん】 |
200,000円 |

2026年9月末:クラウドファンディング実施期間
2026年冬〜:リターン実行(道徳笑學校の全国行脚)

皆様からのご支援は、以下の用途に充てさせていただきます。
・道徳笑學校の全国開催費用
・運転資金
・活動への投資(次世代の役者発掘・育成、映像・SNSへの投資等)



