なぜ沖縄に注目しているのか
多くの人が沖縄に求めているものは何でしょうか。
青い海
豊かな自然
あたたかい気候
日常から離れられる開放感
その土地ならではの食や文化
沖縄は、日本の中でも特別な旅行先として、多くの人に選ばれてきました。
沖縄県の観光調査では、多くの人は沖縄に、海や自然、開放感、そして沖縄らしい体験を求めて訪れています。
沖縄は、日本の観光にとっても重要な地域です。
令和6年度の沖縄県の入域観光客数は995万2,700人。
前年度から142万100人増え、16.6%増加しました。
これは過去2番目の水準で、コロナ禍前の最多年度である平成30年度の99.5%まで回復しています。
さらに、令和6年度の観光収入は9,821億円となり、過去最高を記録しました。
沖縄は、国内観光にとっても、インバウンドにとっても、大きな役割を担っている地域です。
でも、私たちが沖縄に求めている海や自然、食や文化、開放感は、何もしなくても永遠に残り続けるものではありません。
美しい海があるから、人は沖縄に行きたいと思う。
豊かな自然があるから、心がほどける。
その土地の食や植物があるから、沖縄らしさを感じる。
その背景には、畑を耕し、植物を育て、収穫し、加工し、届けている一次産業の方々の存在があります。
沖縄の魅力は、観光地の表側だけで成り立っているわけではありません。
畑を守る人
植物を育てる人
素材を加工する人
地域の食や文化を受け継ぐ人
自然環境と向き合いながら暮らしている人たち
そうした地域の営みがあって、沖縄らしさは成り立っています。
そしてそれは、沖縄へ旅行に行く人だけに関係する話ではありません。
東京に暮らしていても、私たちは沖縄の一次産業に支えられた食品や商品に日常的に触れています。
たとえば、沖縄産のパイナップル。
農林水産省の資料では、令和4年産の沖縄県のパインアップル収穫量は7,420トン、出荷量は7,270トンとされています。
また、沖縄のマンゴーも、夏の贈答品やお土産として全国的に知られている沖縄産品のひとつです。
さらに、沖縄の黒糖は、東京の有名なお菓子にも使われています。
老舗和菓子店・とらやを代表する羊羹のひとつ「おもかげ」には、西表島産の黒糖が使われています。
このように、沖縄の一次産業は、観光地の中だけで完結しているものではありません。
東京の百貨店で買う和菓子
スーパーで見かける果物や加工品
沖縄料理店で食べる料理
お土産やギフトとして選ぶ商品
その裏側には、沖縄の土地と、生産者さんの営みがあります。
だからこそ、沖縄の一次産業が弱くなるということは、私たちが好きな沖縄の味や香り、文化に触れる機会が少しずつ失われていく可能性があるということでもあります。
しかし今、その土台は少しずつ揺らいでいます。
沖縄県の資料では、個人経営体の基幹的農業従事者は9,839人。
これは5年前に比べて3,449人、率にして26.0%減少しています。
現在の9,839人という人数に対して、このペースで減少が続くと、約14年から15年で限りなく0に近づく計算になります。
もちろん、これは単純計算であり、実際の未来をそのまま予測するものではありません。
それでも、沖縄の一次産業がそれほど速いスピードで担い手を失っているという事実は、私たちにとって大きな危機感を持つべきことだと感じています。
さらに、65歳以上の割合は65.1%。
5年前から4.6ポイント上昇しています。
つまり、沖縄の農業は、今も多くの高齢の生産者さんによって支えられている状態です。
課題は、高齢化だけではありません。
後継者不足も大きな問題です。
農業は、ただ畑があれば続くものではありません。
どの時期に植えるのか
どのタイミングで収穫するのか
どのように乾燥させるのか
どんな状態が良い品質なのか
天候や土の状態をどう見極めるのか
こうした知恵は、長年の経験の中で受け継がれてきたものです。
後継者がいなくなれば、単に人手が足りなくなるだけではありません。
そうした目に見えにくい知恵も、少しずつ途切れてしまう可能性があります。
さらに、良い素材を作っていても、それを必要としている人に届かなければ、続けていくことは難しくなります。
過去に沖縄の農林水産物の加工・販売に取り組む認定企業を対象に行われた調査では、経営上の課題として「農林水産物または加工製品の販売先確保等」が32.6%で挙げられています。
つまり、課題は「良いものがない」ことではありません。
良いものがあるのに、届いていない
価値があるのに、伝わっていない
商品として作れても、継続的に選ばれる仕組みがまだ十分ではない
そこに課題があります。
沖縄の魅力は、観光地としての美しい景色だけではありません。
暮らしの中で受け継がれてきた植物
地域の食文化
香りや祈りと結びついた習慣
それを支える一次産業の方々
それらがあるから、私たちは沖縄らしさを感じることができます。
でも、生産者さんが減り、後継者が不足し、販路や認知が広がらなければ、今ある素材や文化は少しずつ続けることが難しくなっていくかもしれません。
知らないまま消費してしまう
知らないまま通り過ぎてしまう
気づいた時には、守りたかった文化や産業が小さくなっている
私たちは、そんな未来にしたくありません。
だからこそ、沖縄の素材をただ商品として届けるのではなく、背景や物語ごと体験として届ける場所を作りたいと考えました。
それが、沖縄由来の植物を使ったよもぎ蒸しサロンKafuu(カフー)です。
なぜ、よもぎ・モリンガ・月桃に注目しているのか
今回、私たちが注目したのが、
・沖縄よもぎ
・モリンガ
・月桃
です。
この3つを選んだ理由は、単に身体に良さそうだからではありません。
珍しい素材だからでもありません。
この3つは、沖縄の暮らし・文化・一次産業の可能性を伝える入口になる植物だと考えているからです。
3つに共通する価値は、育てるだけで終わらないこと。
モリンガ、月桃、よもぎに共通しているのは、収穫して終わりではなく、加工・販売・体験へと広げやすいことです。
これらの素材は、畑で育てて終わりではありません。
お茶
パウダー
アロマ
蒸留水
化粧品
食品
よもぎ蒸し
サロン体験
このように、さまざまな形へ広げることで、素材の価値を高めることができます。
農産物を「育てる」だけでなく、「加工する」「販売する」「体験として届ける」までつなげることで、生産者さんの収益機会を増やし、沖縄の地域資源に新しい価値を生み出すことができます。
また、これらの素材は大規模な設備や大量生産だけを前提とするものではありません。
小さな規模からでも商品化・体験化しやすい点も特徴です。
栽培する人
加工する人
販売する人
サロンやイベントで提供する人
発信する人
ひとつの素材を起点に、地域の中にさまざまな役割が生まれます。
だからこそ、モリンガ・月桃・よもぎは、沖縄の一次産業を未来につなぎながら、女性や小規模事業者、地域事業者が関わりやすい新しい仕事づくりにもつながる素材だと考えています。
一次産業を未来へつなぐためには、ただ原料として売るだけでは限界があります。
その植物が持つ背景
育てている人の想い
土地の文化とのつながり
香りや体験としての価値
そこまで伝わって初めて、素材は「選ばれる理由」を持ちます。
Kafuu(カフー)では、よもぎ・モリンガ・月桃を、ただの原料ではなく、沖縄の未来を守るための入口として届けていきます。
◎沖縄よもぎ|沖縄の食文化を未来へつなぐ植物
沖縄よもぎは、沖縄では「フーチバー」と呼ばれています。
フーチバーは、沖縄の家庭料理や郷土料理の中で親しまれてきた植物です。
ジューシー、汁物、山羊汁、餅、菓子など、暮らしの中で幅広く使われてきました。
独特の爽やかな香りがあり、沖縄の食文化と深く結びついています。
Kafuu(カフー)では、フーチバーの香りを通じて、沖縄の食文化や暮らしに興味を持つきっかけを作りたいと考えています。
◎モリンガ|沖縄の一次産業の新しい可能性を広げる植物
モリンガは、葉、莢、種、花など、さまざまな部位が利用できる植物です。
葉は乾燥させてパウダーやお茶にしたり、加工品として展開したりすることができます。
沖縄県内でも、モリンガを栽培し、パウダー、タブレット、お茶などに加工して販売している生産者さんがいます。
このように、栽培から加工、販売まで工程が広がることで、地域の中に複数の仕事が生まれる可能性があります。
また、モリンガは比較的早い段階で収穫につなげやすい植物とされています。
栽培方法によって異なりますが、若い株では種まきから60日ほどで葉や茎を収穫でき、その後も複数回収穫できるとされています。
これは、長期間待たなければ収益化できない作物と比べて、小規模な農家さんにとって取り組みやすい可能性があります。
もちろん、安定した収益を得るには、栽培技術、加工設備、販路、品質管理が必要です。
それでも、短いサイクルで収穫でき、加工品として展開しやすいことは、地域経済を支える作物として大きな可能性があります。
また、モリンガは世界的にもスーパーフードとして注目され、パウダーやお茶、加工品など、さまざまな形で商品化されています。
つまり、モリンガは単なる地域素材ではなく、加工・販売・体験へ広げることで付加価値を生み出しやすい植物です。
Kafuu(カフー)でモリンガに触れた人が、
「沖縄でもこんな植物が育てられているんだ」
「この素材を作っている人を応援したい」
「商品としても手に取ってみたい」
そう思うきっかけになれば、都市部と沖縄の一次産業をつなぐ新しい接点になります。
私たちは、モリンガを沖縄の未来を広げる植物のひとつとして届けていきたいと考えています。
◎月桃|沖縄の暮らしと祈りを未来へつなぐ植物
月桃は、沖縄では「サンニン」とも呼ばれ、古くから親しまれてきた植物です。
沖縄の年中行事である「ムーチー」では、月桃の葉で餅を包んで蒸し、旧暦12月8日に厄払いと家族の健康を願う風習があります。
月桃の葉で包んで蒸すと、独特の爽やかな香りが広がります。
さらに月桃は、アロマ、蒸留水、石けん、化粧品、お茶、雑貨など、さまざまな加工品へ展開されています。
沖縄には、月桃の栽培から精油・蒸留水・化粧品・月桃茶などの商品化まで取り組む事業者もあります。
つまり月桃は、文化を伝える植物であると同時に、沖縄の地域資源を加工品やブランドへ広げていく可能性を持つ植物でもあります。
Kafuu(カフー)では、月桃の香りを通じて、沖縄の行事や暮らしに触れるきっかけを作っていきます。
この3つを体験として届けることで、沖縄の植物はただの原料ではなくなります。
「知っている素材」になる。
「背景を感じる素材」になる。
「応援したい素材」になる。
それは、生産者さんや地域にとっても大切なことです。
ただ安く買われる原料ではなく、背景ごと価値を感じてもらえる素材になること。
一度きりの消費ではなく、継続的に選ばれる理由が生まれること。
都市部の人が、沖縄の一次産業や文化に関心を持つきっかけになること。
私たちは、この3つの植物を通じて、沖縄の未来を守る小さな循環を生み出したいと考えています。
Kafuu(カフー)でやる意味
Kafuu(カフー)は、沖縄由来の植物を使ったよもぎ蒸しサロンです。
よもぎ蒸しとは、植物を煮出した蒸気を使い、専用の椅子に座って身体を温めるリラクゼーション体験です。
Kafuu(カフー)では、通常のよもぎ蒸しに加えて、沖縄よもぎ、モリンガ、月桃など、沖縄にゆかりのある植物を取り入れていきます。
ただ身体を温めるだけではありません。
香りを感じる。
植物の背景を知る。
沖縄の暮らしや文化に触れる。
生産者さんや地域の存在を知る。
そうした体験を通じて、沖縄の魅力を東京の日常へ届けます。
商品として棚に並んでいるだけでは、背景までは伝わりにくいことがあります。
でも、体験を通じて出会うと、素材の見え方は変わります。
「この香りは何だろう」
「沖縄には、こんな植物があるんだ」
「この素材を作っている人を応援したい」
「いつか現地にも行ってみたい」
そう感じてもらえる時間を作ることが、Kafuu(カフー)の役割です。
私たちが目指すのは、一時的な支援ではありません。
継続的に価値が循環する仕組みです。
生産者さんが植物を育てる。
その原料をKafuu(カフー)が大切に扱う。
サロンでお客様が体験する。
植物の背景や沖縄の文化を知る。
沖縄の素材に興味を持つ人が増える。
リピートや紹介が生まれる。
継続的な仕入れが生産者さんの支援につながる。
この循環が生まれれば、地域産業はより持続可能になります。
そして都市部に暮らす人たちも、ただ消費するだけでなく、地域とのつながりを感じることができます。
Kafuu(カフー)は、沖縄の植物を入口に、人と地域がつながる場所を目指します。
Kafuu(カフー)に込めた意味
Kafuu(カフー)は、沖縄の言葉で「果報」や「幸せ」を意味します。
幸せは、一人だけで完結するものではありません。
訪れる人が癒される。
沖縄の素材に興味を持つ。
生産者さんの想いを知る。
地域の植物が選ばれる。
その結果、沖縄の文化や産業が未来へつながっていく。
そんな幸せの循環を生み出したい。
その想いを込めて、Kafuu(カフー)という名前を付けました。
Kafuu(カフー)で体験できること
Kafuu(カフー)では、沖縄由来の植物を使ったよもぎ蒸しメニューを予定しています。
◎沖縄よもぎ蒸し
沖縄よもぎを中心に使用した基本メニューです。
フーチバーならではの爽やかな香りを感じながら、沖縄の食文化や暮らしに触れるきっかけを届けます。
◎モリンガブレンド
沖縄でも栽培や加工に取り組まれているモリンガを取り入れたメニューです。
沖縄の気候を活かした、新しい植物資源の可能性に触れる体験を届けます。
◎月桃ブレンド
沖縄で古くから親しまれてきた月桃を取り入れたメニューです。
月桃の爽やかな香りを通じて、沖縄の行事や暮らしの背景を感じていただけます。
◎Kafuuブレンド
沖縄よもぎ、モリンガ、月桃などを組み合わせたブレンドメニューです。
その日の気分に合わせて、沖縄由来の植物を楽しんでいただけます。
CLOVERが描くビジョン
合同会社CLOVERは、これまで人と人、人と地域、人と文化がつながる場づくりに取り組んできました。
私たちが大切にしているのは、ただ商品やサービスを提供することではありません。
その背景にある想いを伝え、関わる人たちにとっての新しい出会いや循環を生み出すことです。
Kafuu(カフー)も、その延長にある挑戦です。
沖縄の植物を東京で体験できる場所をつくる。
体験した人が、沖縄の文化や生産者さんに興味を持つ。
その関心が、継続的な仕入れや応援につながる。
そして、地域の宝が未来へ残っていく。
私たちは、Kafuu(カフー)を通じて、沖縄と東京をつなぐ小さな循環を生み出したいと考えています。
一人が知ること。
一人が選ぶこと。
一人が誰かに伝えること。
その積み重ねが、地域の未来を支える力になると信じています。
ご支援の使い道
皆さまからいただいたご支援は、Kafuu(カフー)の立ち上げに大切に活用させていただきます。
主な使い道は以下です。
・店舗内装費
・よもぎ蒸し設備の導入費
・沖縄産ハーブや植物の仕入れ費
・ブランド制作費
・広報費
・沖縄の生産者さんを訪問するための費用
特に、沖縄の植物を扱う以上、ただ仕入れて終わりにはしたくありません。
実際に沖縄を訪問し、生産者さんのもとへ足を運び、素材が育つ場所や背景を自分たちの目で見て、言葉で伝えられるようにしていきます。
今回のご支援は、サロンの立ち上げだけではなく、沖縄と東京をつなぐ関係づくりにも使わせていただきます。
最後に
沖縄には、未来へ残したい宝があります。
美しい自然
受け継がれてきた文化
暮らしの中で親しまれてきた植物
そして、それらを支える一次産業の方々。
でも、その価値は、何もしなくても残り続けるものではありません。
知る人が増えること
選ぶ人が増えること
応援する人が増えること
継続的な循環が生まれること
その一つひとつが、地域の未来につながっていくと私たちは考えています。
Kafuu(カフー)は、沖縄の植物を通じて、東京の日常と沖縄の未来をつなぐ挑戦です。
この場所を、私たちだけでつくるのではなく、最初に応援してくださる皆さまと一緒に育てていきたいと思っています。
ぜひ、このプロジェクトの最初の仲間として応援していただけたら嬉しいです。
皆さまのご支援を心よりお願いいたします。




心より応援しています! 開店を楽しみにしてます!
想い素敵です!!
素敵なコンセプトですね!沖縄大好きなので応援してます!