41歳で始めた新しい人生
41歳で退職し、ブルーベリー栽培の道へ進みました。5年後には群馬県の品評会で最高金賞【県知事賞】をいただき、その後も何十枚もの受賞を重ねることができました。しかし成功の先に、私は新しい問いを持つようになりました。
2つの大きな出来事
1つ目の出来事 以前は沼田市の北毛地域は森林が多く木の間伐材をバーク堆肥に活用していました。当時はバーク(木のチップ)を加工する業者が処分に困り無料でももらっていた。それが地域のためになればと畑に有機マルチとしてブルーベリーの木の周りにまいて除草してましたが太陽光発電が盛んになってきた頃電力不足からバイオマス発電の需要が増えバークが手に入らないどころか高騰し始めました。
2つ目の出来事 コロナの頃干ばつが2年くらい続きました水中ポンプを使って散水するも当園のブルーベリーの木は200本ちかくかれました。
自分が何も考えずやってきた農業が根底から崩れていきました。どこがダメだった?何がいけなかったのかとことん考えました。そこで自然栽培の良さを学びました草を活用して手入れだけを徹底しました草刈り機も電気に変えて草刈り機に使う電気も自家発電設備を活用するなど様々なことをやりました。すると枯れた木の根元から新芽が出始めました。2,3前にフランスやオーストラリアなどインバウンド方々が当園のブルーベリーを食べに来て自分は「ごめんなさい、当園は草も生えてて他の観光農園みたいにきれいでないの」するとフランスの方が言いました「これでいいの、こうじゃないとダメ」自分はその言葉の意味を考えました。自分の答えは地域貢献ができる持続可能な新しい栽培方法だと、色々勉強し活用できるのは竹が持っている菌と米ワラの菌の活用だと、米ワラは2年前から活用してますが成果は出てます。ここでしかない農業を目指すには防草シートで鉢に植えて液肥で育てるブルーベリーではなく社会に振り回せられるブルーベリーでなく地域循環できるブルーベリーで新たな栽培方法に挑戦します!
本当の意味での自然栽培への転換
コロナの時期を経て、私は強く思うようになりました。【本当に価値のある物を作りたい】と。ブルーベリーの栽培に使われるピートモスは海外製がほとんどで、防草シートや液肥に頼った栽培は、本当の意味で自然栽培とは言えないのではないか。そう気づいてから、電力も電気も全て自家発電に変え、肥料も有機肥料を手放し、本当の意味での自然循環機能栽培を追い求め始めました。

[自然栽培を実践するブルーベリー農園の風景]
昨年9月の災害と地域課題との出会い
昨年9月、群馬県沼田市に観測史上最大級の猛烈な雨と風速50m/sのダウンバーストが襲いました。私たちの農園は物置が倒壊し、防鳥ネットが破損し、壊滅的な被害を受けました。その頃に圃場のイノシシが入り地元の猟師さんと話す機会がありました。彼らは毎年、竹藪が鳥獣害を増やしていることに悩んでいました。

[被害を受けた農園の復興風景]
竹という資源との新しい出会い
竹パウダーが作物に良い効果をもたらすことは、以前から知っていました。しかし、それが栽培用の培土にも活用できるのではないか。調べてみると、その可能性が見えてきました。地域の竹林問題を解決しながら、同時に自分たちの栽培をさらに進化させることができるかもしれない。これが今回のプロジェクトの始まりです。
私達の地域には多くの放置竹林があります。竹は成長が早く適切な管理が行わなければ森林や農地まで広がり地域課題の一つとなっています。しかし私は竹を「厄介者」として見るのではなく「まだ活かされていない地域資源」として考えるようになりました。
そこで今回挑戦するのが竹をパウダー化しブルーベリー栽培に活用する新しい取り組みです。ブルーベリー栽培では一般的にピートモスが使われます。一方でピートモスは海外資源への依存が大きく価格高騰も続いています。もし地域にある竹を活用できれば「放置竹林の整備」「地域資源の循環利用」「資材コストの削減」「環境負荷の軽減」につながる可能性があります。今回の挑戦は単なるブルーベリー栽培ではありません。「地域の竹から、地域の果樹を育てる」という循環型農業への挑戦です。まだ答えはありません。だからこそそこに価値があると思います。成功?失敗?でも挑戦しまければ未来は変わりません。皆様と一緒に「竹という資源との新しい出会い」を形にしていきたいと思います。

[人の手が入ってない竹林整備の様子]
ほとんど事例のない挑戦へ
ブルーベリー栽培の普及は進んでいますが、多くは防草シートや液肥に頼った方法です。私たちは竹パウダーを活用した本当の意味での自然循環栽培を、新たな栽培方法の確立を初めて地域資源を活用したブルーベリー栽培で実現したいと考えています。そして将来的には、この栽培方法の普及を通じて、新しい担い手たちに【本当の価値】とは地域資源や加工品の魅力を伝えていきたいです。

[竹パウダーの製造プロセス]
沼田市と共に歩む未来
このプロジェクトには、地元の高校生も参加を予定しています。地域の課題解決と、次の世代の育成を同時に実現できる。そんな想いで進めています。皆様のご支援が、このチャレンジを形にする力となります。

[プロジェクトに参加する関係者との風景]
皆様へのお願い
このプロジェクトは、単なる農園の復興ではありません。地域の竹林課題を解決し、真の自然循環栽培を実現し、次の世代に新しい可能性を示すチャレンジです。皆様からのご支援で、私たちの挑戦が現実になります。どうかお力をお貸しください。




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