皆様、こんにちは。
VEGA Music Entertainment(VME)プロデューサーの多賀谷哲也です。
私が音楽の世界に身を置いてから、気がつけば四半世紀(25年)の月日が流れました。
これまで数多くの作品に携わってきましたが、今回ご紹介する作品は、ぜひ形として残したいと心から思ったアルバムです。
市川秀男さん、そして森田英介さんとのご縁
市川秀男さんとは、1999年、まだ音楽配信が本格化する前に、配信を見据えた実験的なレコーディングをお願いしたことがご縁の始まりでした。
以来、長年にわたりお付き合いをさせていただいています。
その後、VME第2弾作品として制作したのが、当時としては珍しかった路上演奏を中心に活動するフュージョンバンド「BIG JOHN」のアルバムでした。
そのキーボーディストが森田英介さんです。
後になって知ったのですが、森田さんは19歳でピアノを始め、ジャズコンテストへの出演を重ねる中で、市川秀男さんの演奏に衝撃を受けます。そして22歳頃、市川さんに師事し、ピアノの基礎から音楽家としての姿勢まで学ばれていました。
その後、森田さんは路上演奏という独自の活動を始め、多くの人を集めるようになります。一方、市川さんは「プロが路上で演奏すること」には否定的なお考えで、お二人の間には自然と距離ができた時期もありました。
しかしその後、VMEからそれぞれ作品をリリースするご縁が生まれ、交流が再び始まります。
私にとって、市川さんと森田さんは、それぞれ別のご縁から始まりましたが、結果としてお二人が再び音楽でつながる場に立ち会えたことは、プロデューサーとして大きな喜びでした。

二台のピアノという新たな挑戦
数年前、森田さんはご家族の事情もあり、5〜6年にわたりご自身が主催する音楽活動を続けることが難しい時期がありました。その後、ソロピアノライブを再開し、少しずつ手応えを感じ始めていた頃、出演したライブハウスでステージ脇に置かれたもう一台のピアノが目に留まります。
「ここで市川先生と2台ピアノができたら…」
そんな思いから市川さんへ相談したところ、思いがけず前向きなお返事をいただき、この企画が動き始めました。
「実力差は簡単には埋まらない。それでも今の自分だからこそできる表現がある。」
そんな森田さんの覚悟も、この企画を支える大きな力だったように思います。
ライブで確信したこと
私がこの2台ピアノを初めて聴いたのは、2回目のライブでした。
客席に身を置いた瞬間から、そこには普通のジャズライブとは少し違う空気が流れていました。
師弟だからこその信頼関係。
長い年月を共有してきたからこその音の会話。
2台のピアノが競い合うのではなく、お互いの音を受け止めながら、一つの音楽を紡いでいく。
演奏技術だけでは語れない、このお二人だからこそ生まれる音楽が確かにありました。
「この音を、一度きりで終わらせてはいけない。」
そう感じた私は、アルバム制作をご提案しました。

この作品を未来へ残したい
現在、CDを取り巻く環境は大きく変化しています。
制作費や資材費は上がる一方で、CDの売上は以前より厳しい状況です。
それでも、残すべき作品は残したい。
私にとって、このアルバムはまさにその一枚です。
今回のクラウドファンディングでは、レコーディング、ミックス、マスタリング、プレスなど、作品制作に必要な費用の一部をご支援いただきたいと考えています。
皆様からのご支援によって、この作品をCDだけでなく、ハイレゾやLPなど、さまざまな形で未来へ残していけたら幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
VEGA Music Entertainment
プロデューサー 多賀谷哲也





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