
はじめまして。
ファッションデザイナー兼学生の島田響です。

私は現在、今年度の9月にベルギーのアントワープ王立芸術アカデミー ファッション学科への復学を目指しています。
アントワープ学内では課題作品が学内約60名中1位に選ばれ、制作した作品はファッションショーのオープニングルックとして採用されました。また、ショーポスターにも選出されるなど、多くの評価をいただくことができました。

Fashion Show2024のポスター
今回のプロジェクトを通して、これまで制作してきた作品や活動についても知っていただければと思っています。
(過去の私の作品をまとめたポートフォリオはこちらからご覧ください)
また、1年間のアントワープでの学びを経て、私は改めて日本の素材や技術に向き合うようになりました。
休学期間中に日本各地の産地を巡る中で、それらを現代のファッションとしてどう再編集できるのかを考えるようになりました。
だからこそ今回のクラウドファンディングは、単なる留学費用の募集ではありません。
日本各地に眠る素材や技術を再編集し、新しい視点から日本のファッションデザインを更新するための挑戦です。

ポートフォリオから一部抜粋

海外で学ぶ中で改めて感じたのは、日本には世界でも類を見ないほど豊かな文化の蓄積があるということです。
神話、民藝、工芸、武具、建築、アニメ、ゲーム。
日本には引用できる膨大な文化資源が存在しています。
しかしそれらはしばしば表面的なモチーフとして消費され、本来持つ思想や背景まで掘り下げられることは多くありません。
そのため私は日本文化を単に再現したいわけではありません。
現代社会の文脈の中で再解釈し、新しい価値として提示したいと考えています。
FFPファイナリスト選出作品「Transformation」

そのような日本の美意識を学ぶために、休学期間中私は全国7つの繊維産地を巡り、30社以上の工場を訪問しました。
桐生、福島、米沢、播州、岡山などを訪れ、日本のものづくりの現場を見て回りました。
そこで感じたのは、日本には世界に誇る技術や素材が数多く存在する一方で、それらが十分に活用されていないという現実でした。
高品質な生地であっても在庫として倉庫に眠り続けていたり、廃棄予定となっていたりするものが数多くあります。
私はその原因を、素材そのものの価値ではなく、その価値を現代の文脈へ接続するデザインが不足していることにあると考えています。
だからこそ私は、新しい素材を生み出すのではなく、すでに存在している素材や技術を再編集し、新たな価値として提示したいと考えています。


私が目指しているのは、ファッションと造形表現を横断した新しい身体表現です。
近年のファッションは衣服だけではなく、映像、彫刻、3D技術、パフォーマンスなど様々な分野と結びつきながら発展しています。
私はその中で、3Dプリントや立体造形を用いて、身体と情報の関係性を表現したいと考えています。
アントワープでは単に服を作る技術ではなく、
「なぜその服を作るのか」
という思想やコンセプトが重視されます。
私はその環境の中で、自身の表現をさらに深めたいと考えています。
2024年制作「Skirt Project」

現在構想しているコレクションのテーマは
「Armored Identity(装備するアイデンティティ)」
です。
現代人は日々、SNSやインターネットを通して膨大な情報を取り込みながら生きています。
そして、その情報は価値観や人格の一部となり、自分自身を形成しています。
私はこの状態を、
「情報を装備することで形成されるアイデンティティ」
として捉えています。
現代のファッションシーンでは環境問題やジェンダー、AIなど様々なテーマが扱われています。
しかし私は、そのさらに手前にある「情報社会によって変化する人間そのもの」に興味を持っています。
人はどのように情報を取り込み、どのように自分自身を形成しているのか。
私はその問いを、3Dプリントによる外骨格や彫刻的な構造を通してファッションとして表現したいと考えています。
制作には、産地で出会った廃棄予定生地や在庫生地も積極的に活用し、新たな価値を持つ作品へと再構築していきます。
(より詳しいコンセプトや制作構想については、こちらの企画書をご覧ください。)

私の目標は卒業することではありません。
アントワープで制作したコレクションを、若手デザイナーの登竜門として知られる International Talent Support などの国際的なコンペティションへ応募し、世界へ挑戦したいと考えています。
世界中のデザイナーや企業が集まる舞台で作品を発表することで、日本の素材や技術の可能性を発信したいと思っています。
アントワープはゴールではありません。
世界へ挑戦し、日本へ新しい視点を持ち帰るためのスタート地点です。

現在、大きな問題に直面しています。
フランダース政府の方針変更により、復学や入学する非EU圏学生の学費が約150万円から約450万円へと大幅に値上がりしました。
私は自己資金として約150万円を準備しているほか、令和の虎に出演し
100万円を投資していただくなど、様々な方法で資金調達に取り組んでいます。
しかし、それでもなお不足している状況です。
なお、この学費改定は復学年度や入学年度に適用されるものであり、2年次以降は対象外となります。
そのため今回の学費を乗り越えることができれば、その後は自力で学業を継続できる見込みがあります。
そこで今回、クラウドファンディングに挑戦することを決意しました。

学費総額:約450万円
自己資金:約150万円
令和の虎での調達:約100万円
クラウドファンディング目標額:約250万円
クラウドファンディング資金の内訳
学費:約200万円
リターン制作・発送費:16万円
CAMPFIRE手数料(17%):34万円
ご支援いただいた資金は、手数料およびリターン制作・発送費を除き、アントワープ王立芸術アカデミーの学費として活用させていただきます。

今回のリターンは、私が制作している作品世界の一部を、身につけられる形・所有できる形として展開します。
単なるグッズではなく、現在構想している「Armored Identity(装備するアイデンティティ)」の思想をもとに制作する限定作品です。
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15,000円|リング
「情報を装備する身体」をテーマにした3Dプリントリング/Type A or Bです。
彫刻作品の構造や造形要素を指輪として再構成し、日常の中で身につけられる小さな作品として制作します。

限定数:30点予定
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50,000円|ブレスレット
リングよりも大きなスケールで、身体に装着する彫刻作品として制作するブレスレットです。
3Dプリントによる立体構造を用い、Armored Identityの世界観をより強く反映した作品になります。
(撮影に間に合わなかったため、こちらのみ3DモデリングデータをAIでレンダリングしたイメージを掲載していますが、実物のデザインや質感、シルエットはほぼ変わりません)

限定数:10点予定
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500,000円|彫刻作品
「Armored Identity」の原型となる彫刻作品です。(高さ50cm横26.2cm奥行18cm)
3Dプリントによる造形を組み合わせ、身体・情報・装備というテーマを立体作品として表現します。

限定数:3点予定

2026年7〜8月 クラウドファンディング実施
2026年9月 アントワープ王立芸術アカデミーへ復学・渡航
2026年9〜12月 リターン制作・順次発送
2026年9月〜2027年6月
支援者の皆さまへ活動報告を定期的に発信しながら、作品制作・リサーチ・国際コンペティションへの挑戦を実施

私はアントワープで学ぶことをゴールだとは考えていません。
日本各地で出会った技術や素材、そして海外で学ぶデザイン思考を掛け合わせながら、日本のファッションの新しい可能性を示したいと考えています。
今回の挑戦は、そのための大きな一歩です。
皆さまからのご支援が、世界へ挑戦するための大きな力になります。
どうか応援していただけますと幸いです。
よろしくお願いいたします。




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