このプロジェクトについて
はじめまして。株式会社余市和田農園の和田琢磨と申します。
私たちは北海道余市町で2005年に3棟のビニールハウスから新規就農者としてスタートし、現在では余市、赤井川、七飯町の3地域、合計50ヘクタールの農地で年間900トンのミニトマトを生産するまでになりました。この量は北海道全体の約6%に相当します。
そして今、私たちは新たな挑戦に踏み出そうとしています。それが、これまで寒冷のために野菜栽培が不可能とされてきた北海道幌延町でのミニトマト栽培です。

なぜ今このプロジェクトが必要なのか
幌延町は人口減少や酪農農家の離農という深刻な課題に直面しています。広大な農地がありながら、その多くが遊休化の危機にさらされているのです。
一方で、気候変動による温暖化と農業技術の目覚ましい進歩により、これまで「不可能」とされてきた寒冷地での野菜栽培が現実のものとなりつつあります。この可能性に私たちは着目しました。私たちは今までの経験の積み重ねの中で、冷涼の地のトマトは昼夜の寒暖差によって実に糖分が蓄えられやすく、甘みが強くなることを知っていたからです。
広い農地を求めて北海道中を探し続けていた私たちが何かに引き寄せられるように辿り着いたのが幌延町。昨年6月のことです。そこには広大な大地と、未来への新しい活路を探そうとしている町役場の方々がいました。この出会いが、私たちに新たな挑戦を決意させました。お互いがお互いを必要としている。錯覚かもしれません。でも、これは運命の出会いだ、と感じたのです。
雪原にスコップを立てることから始まった。そして今は……
STEP1 2026年3月20日 すべては雪原に突き立てた一本のスコップから始まった
雪の中でビニールハウスの設置場所の検討が始まりました。「ここで本当にトマトができるのだろうか?」。口には出さずともその場にいた誰もが抱いていた不安でした。
STEP2 2026年4月10日 最初の一棟
一棟目のビニールハウスを、雪がない場所を選び、建設開始。
STEP3 2026年4月15日 生命の息吹の始まり
出来上がったハウスで苗の育成開始
STEP4 2026年6月13日 鹿との闘い、風との戦い
寒い日が続き改めて環境の厳しさを思い知らされました。同時に驚かされたのが、野生の鹿の多さと、風の強さ。地元の人に相談をすると、「鹿と風か。ネットかな」と。ハウス作りに加え、ネット張りが作業に加わりました。
STEP5 2026年6月15日 一本一本未来を植える
苗の定植開始。この時点で出来上がっていたハウスは100棟を超えていました。ハウス作りと苗の定植作業が並行して進められまた。(植えられた苗の数は最終結果で50,000本でした)
STEP6 7月3日 一歩一歩実りへ近づく
誘引のための縄張り作業に入ります。ここまでくると、手は忙しいながらも、外の冷気も和らぎ、「苗よ、あとはあなたの頑張りで実をつけてよね」、そういうほっとした気分になります。
STEP7 7月8日 185棟のビニールハウス、5万本の苗、それにしても……
185棟のビニールハウスは建てました、5万の苗も植えました、一本一本の苗に誘引の紐も張りました。ここの土壌は悪くないです。寒暖の差の大きさは甘いミニトマトを作ってくれます。「でも」と、作業をしてきた私たちの誰もがこう思います。でも、9月になったらほんとに赤い実がつくのだろうか? 幌延の開拓は明治32年(1899年)と聞きます。以来127年も間、誰も手を付けようとしてこなかった。本当に実はなるのか?
皆様にプロジェクトへのご協力をお願いしております。そのお願いは、同時に、上の疑問に対する答えを共有していただくことにもなります。

プロジェクトが目指す未来
このプロジェクトを通じて実現したいことは、大きく二つあります。
ひとつは、寒冷地農業の新たな可能性を切り拓くこと。幌延町で数百ヘクタールの農地を取得し、そこでミニトマト栽培を成功させることで、私たちの会社を大きくしたいですし、一人一人の社員をこの地で鍛えたいです。
もうひとつは、若い農業人材の育成です。私たちは長期政策金融公庫などから1億円を超える融資を得て、この大規模プロジェクトに臨んでいます。その生産活動を通じて、地元への貢献として次世代を担う農業人材を育てていきたいし、農業青年に夢と希望を与えることができればと考えています。
私たちについて
株式会社余市和田農園は、220棟のビニールハウスを運営し、メイン作物であるミニトマトをはじめ、ブロッコリー、カボチャ、サツマイモなど多品目を栽培しています。
私たちの強みは【作る力】だけでなく【売る力】も持っていること。大手スーパーや百貨店への直販ルートを開拓し、生産から販売まで一貫した事業展開を実現してきました。
また、私たちは『若者が憧れる生産法人』を目指しています。3年目で年収450万円を目指せる待遇や、農場長として経営を任されるチャンス、独立支援制度など、手厚い育成・支援体制を整えてきました。

これまでの取り組み
20年近くにわたる歩みの中で、私たちは着実に実績を積み重ねてきました。余市での成功を基盤に、赤井川、七飯町へと事業を拡大。北海道全体のミニトマト生産の6%を担うまでになったこの実績があるからこそ、幌延町の農業委員会からの協力も得られ、地元との信頼関係を築くことができました。
現在、幌延町では初年度のビニールハウスの建設作業が終了し、苗も順調に成長を続けております。苗の様子を見ますに、8月下旬からの収穫を想定しております。
プロジェクトの社会的価値
このプロジェクトを支援していただくことは、単にミニトマトを購入するだけではありません。寒冷地農業の未来を切り拓く挑戦に参加し、地域の再生と若い世代の育成に貢献することにつながります。
私たちの成功が、全国の寒冷地に希望を届け、日本の農業に新たな可能性を示すモデルケースとなることを目指しています。

リターンについて
今回のクラウドファンディングでは、今夏8月下旬から9月にかけて収穫される幌延町産のミニトマトをリターンとしてお届けします。
温暖化と最新の農業技術によって初めて実現する、北の大地に初めて実ったミニトマト。幌延の大地と、寒暖差が生み出す甘みと、私たちが20年間培ってきた栽培ノウハウが創りだした「作品」です。
支援していただいた皆様には、この挑戦の最初の果実を、感謝の気持ちとともにお届けいたします。

今年栽培をしているの上の3種類です。左からダルタリー、小鈴、アイコです。
【リターン】
次の2つのコースをご用意いたしました。
◆2㎏ コース:
内容:ミニトマト2キロ X 週一回 X 5週
価格:20,000円
◆3㎏ コース
内容:ミニトマト3キロ X 週一回 X 5週
価格:25,000円
共通の注意事項:
・朝穫りのミニトマトをクール便でお届けします
・一回目の発送は現時点では9月の上旬を想定しております
・種類につきましては、一年目で収穫の様子が分かりませんのご指定はお受けしないこととさせていただきます
スケジュール
現在、幌延町でのビニールハウス建設作業を進めています。春の定植を経て、8月下旬から9月にかけて収穫・発送を予定しております。リターンのお届けもこの時期となります。
プロジェクトは可能な限り早期に公開し、皆様からのご支援をいただきながら、着実に準備を進めてまいります。
最後に
北の大地での新たな挑戦。それは決して平坦な道のりではありません。しかし、これまで20年間積み重ねてきた経験と実績、そして何より『不可能を可能にする』という情熱があります。
広い農地を求めて北海道中を探してきた私たちと、未来を切り拓こうとする幌延町。この出会いを大切に、地域とともに成長していきたいと思っています。
皆様からのご支援が、寒冷地農業の新しい歴史を刻む第一歩となります。どうか温かいご支援を、心よりお願い申し上げます。




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