1. 外に出る前に、まず心の中で一歩進む。
このクラウドファンディングは、AIアプリをひとつ増やすためのものではありません。
孤立している人が、今の気持ちを言葉にし、自分のペースで小さな一歩を選べるAI対話アプリ
**「Miel & Black」**を形にするための挑戦です。
孤立している人にとって、
「外に出よう」
「変わろう」
「行動しよう」
という言葉が、かえって大きな負担になることがあります。
必要なのは、いきなり大きく変わることではありません。
まず、自分の気持ちを言葉にすること。立ち止まって、自分の声を聞くこと。今の自分にできる一歩を、自分で選ぶこと。
Miel & Blackは、そのための対話の場所を目指します。
AIが答えを決めるのではなく、
人が自分の気持ちを確かめ、自分で次の一歩を選ぶ。
人を動かすAIではなく、人が自分で選ぶことを支えるAIへ。
その新しい対話の形を、皆さまと一緒につくります。
2. このプロジェクトで実現すること
このプロジェクトで実現すること
アイデアを、実際に使える「Miel & Black 1号機」へ
今回のご支援によって、AI対話アプリ「Miel & Black」の日本語版1号機を開発します。
Miel & Blackの土台となるコンセプト、対話構造、画面構成、キャラクター、利用体験は、すでにAIとの協働によって設計を進めています。
今回目指すのは、それらを実際に操作し、対話し、検証できるシステムとして形にすることです。
Miel & Black 1号機では、主に次の機能を実装します。
今の気持ちを言葉にする
うまく説明できなくても、「不安」「分からない」「何もしたくない」といった短い言葉から対話を始められます。
気持ちや状況を整理する
AIがすぐに答えや解決策を出すのではなく、利用者の言葉をもとに、今の状態を少しずつ確認します。
今日できる小さな一歩を選ぶ
AIが行動を決めるのではありません。
いくつかの可能性の中から、利用者自身が「これならできるかもしれない」と思える一歩を選びます。
違和感を確認する
AIの提案が自分に合っていないと感じた場合は、選ばない、休む、中断することもできます。
結果を記録し、次につなげる
できたことだけでなく、できなかったことや、途中で変わった気持ちも記録し、次の対話へつなげます。
たとえば
「外に出るのは難しい」
「でも、カーテンを少し開けることならできるかもしれない」
その一歩は、誰かに決められたものではありません。
自分の気持ちを確かめ、今の自分にできることを、自分で選んだ一歩です。
Miel & Blackが大切にするのは、行動の大きさではありません。
自分の声を聞き、自分で選べたという経験です。

※掲載画面は現在開発中のイメージです。実際の画面や機能は、開発・検証の過程で変更となる場合があります。
ご支援によって完成を目指すもの
フェーズ1として、実際に使えるβ版を完成させる
今回のクラウドファンディングでは、Miel & Blackのフェーズ1として、実際に操作し、対話し、利用者の声をもとに改善できる日本語版β版を完成させます。
β版では、利用者が今の気持ちを言葉にし、MielとBlackとの対話を通じて、自分に合った小さな一歩を選び、その経験を次の対話へつなげられる基本機能を実装します。
完成後は、限定人数による利用テストを行い、対話の安心感、使いやすさ、そして本人の選択が最後まで守られているかを確認します。
そこで得られた声を反映し、フェーズ2となる一般公開版の開発、機能拡張、企業・団体との連携へ進めていきます。
皆さまのご支援によって、Miel & Blackは構想から、実際に使えるフェーズ1のβ版へ進みます。
このプロジェクトで実現したいこと
このプロジェクトで実現したいことは、孤立している人が、自分の声を取り戻し、小さな一歩を選べるAI対話アプリのプロトタイプを開発することです。
私たちは今、AIがすぐに答えを出してくれる時代に生きています。仕事、教育、創作、日常生活の中で、AIはとても便利な存在になっています。
でも一方で、人が自分の気持ちをゆっくり言葉にしたり、自分のペースで考えたり、「本当はどうしたいのか」を聞き直す時間は、少なくなっているようにも感じます。
特に、孤立している人や、外に出ることに大きな負担を感じている人にとって、いきなり「行動しよう」「変わろう」と言われることは、かえって苦しくなる場合があります。
必要なのは、外に出ることを急がせることではなく、まず、心の中で小さく一歩進める場所なのではないか。
私はそう考えました。
3.なぜ、このアプリが必要なのか
必要なのは、外へ出る前の「心の中の一歩」
孤立している人にとって、外に出ることや、誰かに相談することは、簡単ではありません。
周囲から見ると小さな行動でも、本人にとっては、とても大きな負担になることがあります。
「少し外へ出てみたら」「誰かに話してみたら」「何か始めてみたら」
その言葉が間違っていなくても、今は受け止められないことがあります。
そして、動けなかった自分を責め、
「今日も何もできなかった」
と思ってしまう。
けれど、本当に何もできなかったのでしょうか。
自分の気持ちに気づくこと。「今日はつらい」と言葉にすること。
無理をしないと決めること。
カーテンを少し開けてみること。
それも、自分で選んだ一歩です。

Miel & Blackが目指すのは、利用者を外へ連れ出すことではありません。
まず、自分の内側にある声を聞き、今の自分にできることを、自分のペースで選べる場所をつくることです。
外に出ることだけが、前進ではない。
自分の声を聞き直すことから、前進は始まる。
4.このアプリによって生まれる変化
小さな一歩は、本人だけで終わらない
Miel & Blackが支えるのは、最初は一人の小さな選択です。
しかし、自分の気持ちを言葉にし、自分で一歩を選ぶ経験は、使う本人だけでなく、家族や周囲の人、そして社会のAIとの向き合い方にもつながっていくと考えています。
使う本人に
「今日は何もできなかった」から、
「今日は、自分の気持ちを言葉にできた」
「小さくても、自分で一歩を選べた」へ。
AIが決めた行動をこなすのではなく、自分の気持ちを確かめ、自分で選ぶ。
その経験の積み重ねが、自分の感覚や判断を取り戻すきっかけになることを目指します。
家族や周囲の人に
孤立している人の周囲にいる家族や支援者も、
「何かをさせなければ」「どう声をかければいいのか分からない」
という迷いや焦りを抱えることがあります。
Miel & Blackが提案するのは、本人を急いで変えることではありません。
本人が、自分で選べる状態を支えること。
外へ出たか、何かを達成したかだけでなく、
- ・気持ちを言葉にできた
- ・自分の状態に気づけた
- ・無理のない一歩を選べた
・という変化にも価値がある。
この考え方が、家族や周囲の人にとっても、急かすだけではない新しい関わり方を考える入口になることを願っています。
社会に
現在のAIは、速く答え、効率よく行動へ導く方向に進んでいます。
それは、多くの場面で便利です。
しかし、これから必要なのは、答えを出すAIだけではありません。
人が立ち止まり、自分の気持ちを確認し、自分で選ぶためのAIも必要です。
人を動かすAIから、
人が自分で選ぶことを支えるAIへ。
Miel & Blackは、その新しい可能性を、孤立している人の日々の自己対話から実装する挑戦です。
この考え方は将来的に、
- ・教育における自己理解や振り返り
- ・不登校状態にある人の自己対話
- ・職場復帰前の気持ちや行動の整理
- ・福祉分野での小さな選択の支援
- ・子どもとAIの安全な関係
- ・人間中心の企業AI活用
などにも応用できる可能性があります。
今回のプロジェクトですべてを実現するのではありません。
まずは、一人の小さな判断を支えるところから始め、どのような可能性と限界があるのかを、実際のプロトタイプで検証していきます。
AIだけで、孤立という大きな社会課題を解決できるとは考えていません。
AIは、人間関係や専門的な支援の代わりにもなりません。
それでも、
まだ誰にも話せない気持ちを言葉にすること。自分の声をもう一度聞くこと。必要な人や支援につながる前の一歩を、自分で選ぶこと。
その入口をつくることはできるかもしれません。
一人の小さな一歩から、
人を急かさない社会へ。
5.Miel & Blackは、どのように対話するのか
答えを与えるのではなく、自分で選ぶまでを支える

Miel & Blackは、利用者にすぐ答えや解決策を示すアプリではありません。
まず、今の気持ちを言葉にするところから始まります。
うまく説明できなくても、
「不安です」
「何もしたくありません」
「自分でも、どうしたいのか分かりません」
という短い言葉から対話できます。
MielとBlackは、利用者の言葉を受け止めながら、今の状態や気持ちを少しずつ整理します。
そして、大きな目標を立てるのではなく、
「今の自分にも、できるかもしれないこと」
を一緒に探します。
対話の基本的な流れ
1.今の気持ちを言葉にする
きれいに説明する必要はありません。
今感じていることを、短い言葉のまま入力できます。
2.立ち止まって整理する
AIがすぐに助言するのではなく、利用者の言葉をもとに、何が負担になっているのか、今どのような状態なのかを確認します。
3.可能性を見つける
「外に出る」といった大きな行動ではなく、今の状態でもできるかもしれない小さな可能性を探します。
4.違和感を確認する
AIの提案が自分に合っているかを確認します。
無理だと感じた場合は、選ばないこともできます。
5.自分で一歩を選ぶ
AIが行動を決めるのではありません。
利用者自身が、「これならできるかもしれない」と思える一歩を選びます。
6.記録して、次につなげる
できたことだけでなく、できなかったこと、途中で変わった気持ち、感じた違和感も記録します。
結果を評価するためではなく、次の対話や選択へつなげるための記録です。
MielとBlackの役割
MielとBlackは、同じ答えを返す二人のキャラクターではありません。
Mielは、今の気持ちや小さな可能性に寄り添う役割。
Blackは、無理をしていないか、AIの提案に違和感がないかを確認する役割を担います。
二つの視点を通じて、AIが一方的に利用者を導くのではなく、利用者自身が立ち止まり、確かめ、選べる対話を目指します。
※MielとBlackの詳しい役割やキャラクター設計は、活動報告でご紹介します。
安全な利用について
Miel & Blackは、医療行為、心理療法、診断、治療を行うものではありません。
また、人間関係や専門的な支援の代わりになるものでもありません。
日々の自己対話を通じて、自分の状態を整理し、小さな一歩を自分で選ぶための補助ツールとして開発します。
AIが答えを決めるのではなく、
最後まで利用者自身が選ぶ。
それが、Miel & Blackの対話の基本です。
6.普通のAIでもできるのではないか
似た会話はできても、同じ仕組みではありません
一般的な生成AIでも、設定や指示を工夫すれば、気持ちを整理したり、小さな行動を考えたりする対話はできます。
たとえば、
「すぐに助言しないでください」「一つずつ質問してください」「私に選択権を残してください」
と指示すれば、Miel & Blackに近い受け答えをすることもあります。
では、なぜ専用のアプリが必要なのでしょうか。
利用者が、AIを設計しなくても使えるようにする
一般的なAIで同じような対話を行うためには、利用者自身が、
- ・適切な指示を考える
- ・AIの会話を調整する
- ・提案が自分に合っているか判断する
- ・対話内容を記録する
- ・次の会話へつなげる
必要があります。
しかし、AIに慣れていない人や、今は考える余力が少ない人にとって、その設定自体が負担になることがあります。
Miel & Blackは、一般的なAIにはできない魔法をつくるものではありません。
必要な対話の構造を、利用者が自分で設定しなくても使える形にする。
そのための専用アプリです。
独自性は「優しい話し方」ではありません
Miel & Blackは、AIに優しい口調を設定しただけのチャットアプリではありません。
一般的なAIとの大きな違いは、
- ・AIがすぐに結論を出さない
- ・利用者の違和感を確認する
- ・選ばない、休む、中断する選択を残す
- ・AIではなく利用者が一歩を決める
- ・選択と結果を記録する
- ・記録を次の対話と判断へつなげる
という一連のプロセスを、最初からシステムとして組み込むことです。
単発の会話が優しいかどうかではなく、人間の判断が最後まで残る構造になっているかを重視します。
AIの誤りを、そのまま行動へつなげない
AIは、もっともらしく見える誤った情報や、利用者に合わない提案を返すことがあります。
(*ハルシネーション)
Miel & Blackは、AIの誤りそのものを完全になくすものではありません。
しかし、AIの提案をそのまま採用せず、
- ・自分に合っているか
- ・違和感がないか
- ・今、本当に選びたいことか
- ・行動しない選択もあるか
を確認する段階を設けます。
これにより、AIの不自然な提案や誤った出力が、無確認のまま利用者の行動につながるリスクを抑えることを目指します。
専用アプリとして開発する理由
普通のAIを使いこなせる人であれば、自分で設定を工夫し、似た対話をつくることはできます。
しかし、Miel & Blackが目指しているのは、AIに詳しい人だけが使える仕組みではありません。
今の気持ちを整理する余力がない人。どのような指示を出せばよいか分からない人。複雑な設定や操作が負担になる人。
そうした人でも、迷わず対話を始め、自分の選択を残せる形にする必要があります。
技術的にできることを、必要とする人が実際に使える体験へ変える。
それが、Miel & Blackを専用アプリとして開発する理由です。
ただし、そのために必要なのは、優しい言葉遣いやキャラクター設定だけではありません。
利用者が自分の気持ちを言葉にし、AIの提案に違和感がないか確かめ、自分で選び、その結果を次の対話へつなげる。
その一連の流れを、最初からシステムとして支える構造が必要です。
その土台となっているのが、特許出願中の独自フレームワーク**EVΛƎ(エヴァ)**です。
7.Miel & Blackを支えるEVΛƎとは
人間の判断を、AIとの対話の中に残す
Miel & Blackの土台となっているのが、特許出願中の独自フレームワーク**EVΛƎ(エヴァ)**です。
一般的なAIは、入力された問いに対して、答えや提案を返します。
しかし、その提案をどう受け止めたのか。どこに違和感を持ったのか。なぜその選択をしたのか。実際に行動して、どう感じたのか。
こうした人間側の判断過程は、対話の中で曖昧になりやすく、AIの回答だけが残ることがあります。
EVΛƎは、AIの答えをそのまま受け入れるための仕組みではありません。
人間の意図、AIが示す可能性、人間が感じた違和感、選択、行動、その結果を、一つの連続したプロセスとして確認し、記録するためのシステムです。
現在、このシステム構造について特許を出願しています。
特許出願番号:2025-160873
EVΛƎは、世界が今まさに取り組んでいる「人間中心のAIガバナンス」を、実際の対話と判断の流れへ落とし込む先端的なシステムです。

AIが答えを決めるのではなく、人間の意図・違和感・選択・行動・記録を一つの流れとして残します。
EVΛƎの基本構造
Miel & Blackでは、EVΛƎを日々の自己対話へ応用します。
E|今の気持ちや望みを言葉にする
対話の出発点は、AIの提案ではなく、人間の今の気持ちです。
「つらい」「分からない」「少し変わりたい」
といった言葉を、そのまま対話の入口にします。
V|可能性を見つける
AIは正解を決めるのではなく、今の状態から考えられる小さな可能性を示します。
Λ|違和感を確認し、自分で選ぶ
AIの提案が自分に合っているか、無理をしていないかを確認します。
選ばないこと、休むこと、中断することも含め、最後は利用者自身が決めます。
Ǝ|結果を記録し、次につなげる
実際にやってみて、どう感じたのか。
できたことだけでなく、できなかったことや途中で変わった気持ちも記録し、次の対話へつなげます。
AIの誤りを完全になくすのではなく、そのまま実行させない
AIは、ときに誤った情報や、利用者に合わない提案を、もっともらしく返すことがあります。
EVΛƎは、AIの誤りやハルシネーションそのものを完全になくす仕組みではありません。
しかし、
- ・AIに最終判断を任せない
- ・人間が提案内容を確認する
- ・違和感があれば止まる
- ・選ばない選択を残す
- ・判断と結果を記録する
という構造を設けることで、AIの誤った出力が無確認のまま行動へつながるリスクを抑えます。
AIのブラックボックスを、後から説明するのではなく、人間の判断が見えなくならない仕組みを、最初から設計する。
それが、EVΛƎのDesign-by-Transparencyという考え方です。
Miel & Blackの独自性
Miel & Blackの独自性は、AIの返事が優しいことでも、キャラクターがいることでもありません。
人間の意図、違和感、選択、行動、記録を、AIとの対話の中に残すシステム構造にあります。
AIが主役になるのではなく、最後まで利用者自身が主役であること。
EVΛƎは、そのための土台です。
8.EVΛƎ初号機は、すでに動いています
EVΛƎ初号機は、すでに動いています
EVΛƎの基本構造は、Financial Governance Demoとして、すでにAPI連携で実装されています。
このDemoは、AIに融資判断を任せるものではありません。AIが示した論点を、人間とルールが確認し、次の手続きへ進めるかを判断し、その経路を記録する仕組みです。
一般的なAIは「答えを生成する」。EVΛƎは、その答えを実行へ進めてよいかを構造化する。
【Financial Demoの画面画像】
[Financial Demoを体験する]
リンク先:https://amuletplus.co.jp/wp-content/uploads/2026/07/EVAE_Financial_Demo_Guide_JP.pdf
初号機から、Miel & Black 1号機へ
金融DemoとMiel & Blackは、利用する場面が異なります。
金融Demoが守るのは、企業や金融における重要な判断です。
Miel & Blackが守ろうとしているのは、一人の人間が日々の中で行う、小さな判断です。
しかし、基礎となる構造は同じです。
EVΛƎ初号機
人間が条件を入力する↓AIが論点を示す↓ルールと人間が確認する↓人間が判断する↓理由と結果を記録する
Miel & Black 1号機
人間が今の気持ちを言葉にする↓AIが可能性を示す↓人間が違和感を確認する↓自分で小さな一歩を選ぶ↓結果を記録し、次の対話へつなげる
企業の重要な判断を守る構造を、今度は、一人の小さな判断を守るために使う。
それが、Miel & Black 1号機です。
ゼロからの開発ではありません
今回のクラウドファンディングは、EVΛƎという仕組みが本当に動くのかを、これから考えるためのものではありません。
EVΛƎの基本構造は、すでに初号機としてAPI連携で動いています。
今回のご支援によって、その構造を、
- 孤立している人の自己対話
- MielとBlackによる二つの視点
- 小さな一歩の選択
- 違和感の確認
- 記録と振り返り
へ展開し、Miel & Black 1号機として完成させます。
すでに動いている構造を、人の心と日常を支える体験へ変える。
今回のプロジェクトは、そのための応用開発です。
9.なぜ、私がこのプロジェクトに取り組むのか
身体を支えるデザインから、人間の判断を支えるAIへ
私はこれまで、ファッション、デザイン、物語制作、そしてAIとの対話を通じて、人の身体や感覚、判断を支える表現と仕組みをつくってきました。
ファッションデザイナーとして、私がデザインした2000年シドニーオリンピック日本代表ウォームアップスーツが正式採用されました。
服を通じて考えてきたのは、外見を飾ることだけではありません。
人の身体や行動を、デザインによってどう支えられるか。
その問いは、現在のAIとの取り組みにもつながっています。
AIとの対話を重ねる中で、私は、AIが正解を与えることよりも、人が自分の声や違和感を聞き直し、自分で選べることの大切さを実感しました。
AIは、人の代わりに答えを出すだけではなく、人が自分の声を取り戻すための「間」をつくれるのではないか。
その問いを、実際に使える形へ変えるために生まれたのが、Miel & Blackです。
現在は、特許出願中のEVΛƎフレームワークを基盤に、書籍『人間 AI : A MA I』の出版や、CSNN Japan Deskでの国際発信にも取り組んでいます。
Miel & Blackは、これまで考え、つくり、発信してきたことを、一つの社会実装へつなげるプロジェクトです。
10.Miel & Blackにつながる、これまでの歩み
このプロジェクトは、突然生まれたものではありません
Miel & Blackは、ひとつの思いつきから始まったプロジェクトではありません。
デザイン、AIとの実践、出版、国際発信、AIガバナンス、EVΛƎ初号機の開発。
これまで積み重ねてきた経験が、今回のMiel & Black 1号機へつながっています。
【ここに「AI対話アプリ開発に向けた、これまでの歩み」の画像を掲載】
書籍から、社会実装へ
書籍『人間 AI : A MA I』では、AIが速く答えを出す時代だからこそ、人間が立ち止まり、自分の声と判断を取り戻すための「間」が必要だと考えました。
Miel & Blackは、その考えを読むものから、実際に体験できるものへ変える試みです。

CSNN Japan Deskとして寄稿した“Hikikomori, AI, and the Human Need to Reconnect”では、日本社会における孤立やひきこもり、AI、そして人間が再びつながるために必要なことを考察しました。
その中で深まった、
外に出る前に、まず心の中で一歩進める場所が必要なのではないか。
という問いが、Miel & Blackの出発点になっています。
日本で生まれた孤立とAIへの問いを、英語で国際社会へ発信しています。
と添える。
AIの権利・責任・透明性を考える
Amuletplus G.K.として、EU AI Officeのステークホルダー協議に参加し、AI、著作権、権利保護、透明性、ガバナンスに関する国際的な議論にも関わってきました。
この経験を通じて、AIをめぐる問題は、便利さや効率だけではなく、
- 誰が判断するのか
- 誰が責任を持つのか
- 人間が途中で止められるのか
- 判断の過程を確認できるのか
という、人間の尊厳に関わる問題だと改めて感じました。
この考え方は、EVΛƎとMiel & Blackの安全設計にもつながっています。

Amuletplus G.K.は、公式参加者リストに「Other Stakeholder」として記録されています。
詳しい参加経緯や協議内容は、活動報告で順次ご紹介します。
構想から、動くシステムへ
AIとの対話を通じて生まれた考えは、書籍や記事だけでなく、EVΛƎ Financial Governance Demoとして、すでに実際に動くシステムへ進んでいます。
そして今回、その構造を、一人の人間の自己対話へ応用するMiel & Black 1号機へ展開します。
思想から設計へ。設計から実装へ。実装から、社会の中で使える形へ。
今回のクラウドファンディングは、その次の段階です。
11.現在の準備状況
構想ではなく、すでに実装へ進む準備があります
Miel & Blackは、まだ完成したアプリではありません。
しかし、今回のクラウドファンディングは、アイデアだけの状態から始まるものでもありません。
これまでAIとの協働によって、Miel & Blackの開発に必要となる基本設計を進めてきました。
今回のご支援によって、これらを実際に操作できるシステムへ進めます。
MielとBlack、二つの視点
MielとBlackは、同じ役割を持つ二人のキャラクターではありません。
Mielは、利用者の今の気持ちや、小さな可能性に寄り添う役割を担います。
Blackは、無理をしていないか、AIの提案に違和感がないか、立ち止まって確認する役割を担います。
一つの方向へ励ますのではなく、異なる二つの視点を通じて、利用者自身が考え、選べる状態を支えます。
寄り添うだけでもなく、正すだけでもない。二つの視点の間で、自分の声を聞き直す。
この対話設計が、Miel & Blackの体験の中心になります。
※MielとBlackの詳しいキャラクター設定や対話設計は、活動報告でご紹介します。
今回、実装を目指す主な機能
Miel & Black 1号機では、主に次の機能を実装します。
基本対話機能
利用者が今の気持ちを言葉にし、MielとBlackとの対話を通じて整理できるようにします。
小さな一歩の選択
AIが行動を決めるのではなく、利用者がいくつかの可能性を確認し、自分に合った一歩を選べるようにします。
違和感の確認
提案を選ばない、別の可能性を探す、今日は休む、中断するといった選択肢を残します。
記録と振り返り
何を選んだかだけでなく、実際にどう感じたか、できなかった場合に何が負担だったかを記録し、次の対話へつなげます。
安全な利用のための基本設計
診断や断定を避けること、利用者を急かさないこと、危機的な状況が想定される場合の案内などを検討します。
12.なぜ300万円で、ここまで実現できるのか
Miel & Blackと同程度のAI対話アプリを、企画段階から外部へ依頼する場合、概算で500万〜900万円程度の開発費が想定されます。
今回の目標金額を300万円に設定できるのは、Miel & Blackが、まだ何も決まっていないアイデアではないからです。
すでに、
- どのような人に届けるのか
- どのような対話体験をつくるのか
- 普通のAIと何が違うのか
- どのように人の判断を守るのか
- どの画面で、どのように使うのか
という核となる部分は、形になっています。
さらに、土台となるEVΛƎの仕組みは、Financial Governance Demoとして、すでにAPI連携で動いています。
そのため、今回の支援金を、企画を考えるためではなく、実際に使えるMiel & Black 1号機の開発と検証へ集中させることができます。
300万円でゼロからアプリをつくるのではありません。すでに形になっている構想を、皆さまのご支援によって、実際に人と対話するアプリへ完成させます。
Miel & Black 1号機で実現すること
今回完成を目指すのは、単なる画面イメージではありません。
利用者が今の気持ちを言葉にし、MielとBlackとの対話を通じて、自分に合った小さな一歩を選び、その結果を次の対話へつなげられる、実際に使える第一世代のアプリです。
普通のAIとの違いは、答えを与えることではなく、
- 人を急かさない
- 違和感があれば止まれる
- 選ばないこともできる
- 最後は自分で決める
- その選択を次へつなげる
という体験を、最初からアプリの中に組み込むことです。
人を動かすAIではなく、人が自分で選ぶことを支えるAIへ。
今回の300万円で、Miel & Blackを構想から、実際に人と対話する1号機へ進めます。
13.ご支援で実現できる未来
1号機の完成は、最初の社会実装です
今回のクラウドファンディングで、Miel & Black 1号機を実際に使える形へ完成させます。
完成後は、限定人数による利用テストを行い、
- 安心して対話を続けられるか
- 本人の選択が最後まで残されているか
- 小さな一歩が、次の対話や行動につながるか
- AIの提案に違和感があるとき、立ち止まれるか
を確認します。
そこで得られた声をもとに、対話や画面を改善し、次のβ版と一般公開へつなげます。
構想を、実際の体験へ。体験を、次の社会実装へ。
ご支援によって進むこと
- Miel & Black 1号機の完成
- 限定人数による利用テスト
- 利用者の声を反映した改善
- β版・一般公開に向けた準備
- 教育・福祉・企業・市民社会との連携
- 国内外への成果発信
一人の小さな選択から、その先へ
Miel & Blackが最初に支えるのは、一人の小さな選択です。
「今日は休む」「水を飲む」「カーテンを開ける」「誰かに短いメッセージを送る」
外から見れば小さな行動でも、自分で選んだ経験は、次の可能性につながります。
AIが人を変えるのではありません。本人が、自分の声を聞き、自分で選ぶことが、次の一歩を生みます。
その先に目指すもの
Miel & Blackは、まず孤立している人の自己対話から始めます。
将来的には、EVΛƎの「確認し、選び、記録する」構造を、
- 不登校
- 教育
- 職場復帰
- 福祉
- 子どもとAI
- 人間中心の企業AI活用
などへ広げていく可能性があります。
まずは1号機を完成させ、実際の体験から学び、次の可能性へ進みます。
14.日本から、世界へ
日本語版1号機から、国際的な対話へつなげる
Miel & Blackは、まず日本語版1号機から始まります。
しかし、孤立、自分の声を失うこと、AIに判断を委ねすぎることは、日本だけの課題ではありません。
AIが急速に生活へ入り込む一方で、
- AIの答えをどこまで信じるのか
- 人間の判断をどう残すのか
- 人を急かさずに支えるAIをつくれるのか
- AIが人間関係の代わりにならないために何が必要か
という問いは、世界共通の課題になっていくと考えています。
海外へつながるルートは、すでにあります
私はこれまで、CSNN Japan Deskとして、AI、孤立、ひきこもり、人間の再接続について英語で発信してきました。
また、A MA I Dialogue CircleやLinkedInを通じて、海外のAI、教育、市民社会、ガバナンスに関わる方々との対話も進めています。
さらに、Amuletplus G.K.として、EU AI Office関連のステークホルダー協議に参加した経験があります。
これらは、Miel & Blackの海外展開を保証するものではありません。
しかし、日本語版1号機の成果を海外へ伝え、専門家や団体から意見を受けるための、すでに存在する入口です。
想定している海外展開の流れ
日本語版Miel & Black 1号機
↓
国内での小規模テストと改善
↓
結果と課題を英語で発信
↓
海外の専門家・団体との意見交換
↓
英語版対話フローの設計
↓
文化・制度に合わせた検証
↓
海外団体との小規模な実証可能性を探る
最初から世界共通の完成版をつくるのではありません。
言葉の受け取り方、孤立の背景、支援制度、AIに対する感覚は、国や文化によって異なります。
だからこそ、海外版では単純な翻訳ではなく、その国や文化に合った対話設計が必要です。
日本で生まれた問いを、世界の対話へ
日本には、ひきこもりや孤立について長く向き合ってきた社会的な経験があります。
一方で、外へ出ることや社会復帰だけを唯一の目標にせず、本人の内面の変化や小さな選択をどう支えるかについては、まだ多くの可能性が残されています。
Miel & Blackは、日本で生まれたこの問いを、AI時代の人間中心設計として世界へ届ける試みでもあります。
人を急かさず、人が自分の声を聞き、自分で選ぶことを支えるAI。
この考え方を、日本だけのものにせず、異なる文化や立場の人々との対話の中で育てていきたいと考えています。
支援が海外展開へつながる意味
皆さまからのご支援は、日本語版アプリをつくるためだけのものではありません。
日本語版1号機を実際に動かし、検証結果を示すことができれば、
- 英語による発信
- 海外専門家からのフィードバック
- 海外団体との連携
- 多言語版の設計
- 国際的な実証プロジェクト
へ進むための具体的な材料になります。
構想だけでは、海外へ説明することはできません。
実際に動く1号機と、その検証結果があることで、初めて国際的な対話が次の段階へ進みます。
皆さまのご支援が、日本で生まれた人間中心のAIを、世界の対話へ届ける最初の実績になります。

15.300万円の使い道
皆さまのご支援を、実際に使えるβ版の完成へ
今回の目標金額は300万円です。
ご支援は、Miel & Blackのフェーズ1として、実際に操作・対話できる日本語版β版を完成させ、利用者の声をもとに改善するために活用します。
資金配分(概算)
使い道金額日本語版β版の開発・実装約170万円
利用テスト・安全性の確認・改善約35万円
AI API・サーバー・システム環境約18万円
リターン制作・活動報告・予備費約20万9,000円
CAMPFIRE手数料・消費税約56万1,000円
合計300万円
β版では、MielとBlackとの対話を通じて、利用者が今の気持ちを言葉にし、自分に合った小さな一歩を選び、その経験を次の対話へつなげられる基本機能を実装します。
完成後は限定人数による利用テストを行い、使いやすさ、対話による負担、本人の選択が守られているかを確認します。そこで得られた声を反映し、一般公開に向けて改善を進めます。
皆さまからいただいた300万円を、実際に人と対話できるMiel & Black β版の完成に使います。






わあ、このプロジェクト、本当に印象的ですね! 正直なところ、アイデアにすっかり魅了されました。大きな可能性を感じます。 もっと詳しくお伺いできたら嬉しいです! 集められた資金は、実現に向けた重要なステップに充てられる予定だと拝見しました。 このプロジェクトが完全に形になったとき、人々の暮らしにどんな変化をもたらすとお考えですか? ぜひ詳しくお話しできる機会を心待ちにしています! プロフィールに記載のメール、またはDMでご連絡いただけますと大変ありがたいです。 もし追加のご支援が必要でしたら、資金面でお手伝いできるかもしれません。