あと 14日と 3時間 25分 46秒で公開

2026年09月04日 17:00〜

プロジェクト公開の通知を受け取ろう

お気に入りに登録すると、プロジェクトが公開された際にメールで通知を受けることができます。

フィードバックを送る

絶滅危惧種を調べる人がいなくなる前に。自然史の専門家をつなぐ基盤を 公開前

チョウを見分ける。植生の変化に気づく。そんな自然史の専門知が、担い手の高齢化とともに失われています。日本中の専門家を可視化し、必要とする人とつながるウェブプラットフォームをつくりたい。退職後も育児中も専門性が活き続ける場所へ。社会のインフラとして根づかせるため、力を貸してください。

現在の支援総額

0

0%

目標金額は800,000円

支援者数

0

募集終了まで残り

55

絶滅危惧種を調べる人がいなくなる前に。自然史の専門家をつなぐ基盤を 公開前

現在の支援総額

0

0%達成

あと 55

目標金額800,000

支援者数0

チョウを見分ける。植生の変化に気づく。そんな自然史の専門知が、担い手の高齢化とともに失われています。日本中の専門家を可視化し、必要とする人とつながるウェブプラットフォームをつくりたい。退職後も育児中も専門性が活き続ける場所へ。社会のインフラとして根づかせるため、力を貸してください。

生物多様性の長期モニタリングの現場では、多くの分類群で「次の世代をどう育てるか」「この技術を誰に引き継ぐか」が、ずっと課題であり続けてきました。

けれど現場で交わされるのは、具体的な打ち手のない不安の言葉ばかりです。

——絶滅危惧種を調べる人たち自身の絶滅が、危惧されている。

冗談のようですが、笑えない現実です。

そして、私も長いあいだ、その不安を口にする一人でした。

はじめまして。

株式会社アイズフォー・ネイチャー代表の横井謙一と申します。

農学博士として、国際環境NGOで16年、生物多様性の保全と自然環境調査の現場に携わってきました。人材不足も後継者問題も、事あるごとに口にしてきました。

けれど、あるとき自分に問いました。「口にしてきただけで、本気で手を打ってきたのか」と。はっきり「はい」とは言えませんでした。

だから、勤めていた組織を辞めて、この事業を始めました。


このプロジェクトで実現したいこと

日本中の「生きものがわかる人」を可視化し、その専門性を必要とする人とつなぐウェブプラットフォーム「Biodiversity Faces」を、社会のインフラとして完成させます。

  • 専門家一人ひとりの専門性(専門分類群・活動地域・専門分野・スキル)を、探せる形で可視化する
  • 専門家どうしのつながりと推薦で、肩書ではなく関係によって信頼を担保する
  • 専門知を必要とする企業・行政・研究者・市民から、専門家へ直接つながる道をつくる

土台となる仕組みは、すでに自己資金で開発を終えました。このプロジェクトでは、そこに「専門知が実際に社会へ流れ出す仕組み」を載せるための開発資金を募ります。


私について——16年、現場で見てきたこと

生きものを見分け、地域の自然を読み解く力。

標本のわずかな違和感に気づく眼。

「この谷の植生は10年前と違う」と気づく感覚。


そうした専門性の多くは、文章にならない「暗黙知」として、一人の専門家の中にあります。図鑑にも論文にも書かれていません。

私は現場で、その知が受け継がれないまま失われていくのを、何度も見てきました。ある分類群を見分けられる人が、日本にもう数えるほどしかいない。その方が引退すれば、あるいは亡くなれば、その知はまるごと消えてしまう——そういう場面が、決して珍しくないのです。

担い手は高齢化し、次の世代へ橋渡しする仕組みがないまま、時間だけが過ぎていきます。


なぜ、いま放っておけないのか

いま、生物多様性を調べる技術は目覚ましく進歩しています。AIによる画像判定、環境DNA分析、衛星やドローンによる観測。これらは「何が・いつ・どこにいるか」を、広く・安く捉える力を持っています。

けれど、データがどれだけ増えても、「それが何を意味するのか」は、データだけでは分かりません。

なぜこの種がここに現れたのか。それは異変なのか、自然な変動なのか。この結果は現場の実感と合っているのか——それを読み解くのは、長年の経験を積んだ専門家の暗黙知の領域です。

データを取ることが簡単になるほど、それを深く理解し、説明できる人の希少性が際立ちます。 ところが、その担い手こそが、いま最も速く失われようとしている。だから、待ったなしなのです。


だから、この「地図」をつくります

私がつくっているのは、日本中の専門家を可視化する「地図」です。

一人の専門性が「点」になり、専門家どうしのつながりが「線」になり、やがて日本全体の自然史の「面」——社会が頼れるキャパシティ——が見えてくる。個人に閉じていた知を、みんなで使える共有の基盤に変えていきます。

そして私が最も光を当てたいのは、これまで最前線ではなかなか光が当たらなかった専門家です。

第一線を退いた研究者。育児や介護でキャリアを中断した専門家。深い専門性と数十年の経験を持ちながら、それを活かす場を得られずにいる人たちがいます。既存のやり方(論文検索、学会名簿、SNS)で見つけられる専門家は、いま現役で所属を持つ人が主です。

研究の合間も、退職後も、育児や介護の間も。自分のペースで、専門性を活かし続けられる。 そんな新しい関わり方を、この基盤の上につくりたいのです。


土台はできていますが、その先が届きません

土台はできました。けれど、専門知が実際に社会へ流れ出すところまでは、まだ届いていません。つくらなければならないものが、はっきりと残っています。

  • 専門知をアセットとして届ける仕組み
  • ——専門家のもつアセット(例えば写真など)が、正当な対価とともに必要な人へ届く道をつくります。
  • 安心して依頼し、受託できる契約と決済の基盤
  • ——専門家が「タダ働き」や不当な条件にさらされないための、公正な取引の仕組み。
  • 知を引き継ぐための教材・記録
  • ——暗黙知を、次の世代が学べる形へ。


資金の使い道(予定)

  • ウェブプラットフォームの機能開発費(アセット流通/契約・決済の基盤)
  • サーバー・インフラ費(初年度運用)
  • リターンの実施費用(オンライン講座など)


最後に

生物多様性を守ろう、という言葉はよく聞かれるようになりました。けれど、それを実際に「見て、見分け、意味を読み解く」人がいなければ、守りようがありません。

その担い手が、静かに、しかし確実に減っています。

私はもう、不安を口にするだけの側にはいたくありません。この基盤を、なんとしても社会に根づかせたい。それは、私一人では到底できないことです。

どうか、一緒にこの基盤をつくってください。あなたの支援が、失われかけている知を、次の世代へつなぐ確かな一歩になります。


株式会社アイズフォー・ネイチャー 

代表取締役 横井 謙一



支援金の使い道

集まった支援金は以下に使用する予定です。

  • 広報/宣伝費

  • リターン仕入れ費

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

支援に関するよくある質問

ヘルプページを見る

このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください

同じカテゴリーの人気プロジェクト

あなたにおすすめのプロジェクト

新しいアイデアや挑戦を、アプリで見つけるcampfireにアプリが登場しました!
App Storeからダウンロード Google Playで手に入れよう
スマートフォンでQRコードを読み取って、アプリをダウンロード!