大会会長挨拶
大会会長 プロゴルファー 小山田雅人
このたび、「第32回 ザ・チャレンジドゴルフトーナメント 厚生労働大臣杯 全国身体障害者ゴルフ大会」が、関係者ならびに関係機関の皆さま、そして選手をサポートしてくださるボランティアの皆さまのご協力により、盛大に開催できますことを心より感謝申し上げます。
私にとってこの大会は、特別な意味を持つ大会です。
私自身、この大会に参加することで、障がいや病気があっても「プロゴルファーになる」という夢にチャレンジする意欲を持つことができました。そして、その目標を達成するために前へ進み続ける、強い気持ちを持つことができました。
この大会に参加する選手の皆さんも、それぞれが障がいや病気と向き合いながら、自分らしいゴルフをするために、日々さまざまな挑戦を続けています。
この大会は、その努力と挑戦の成果を、多くの皆さまに見ていただく大切な舞台でもあります。
コースに立てば、障がいを気にすることなく、仲間とともに笑顔でゴルフを楽しむ。
そして、それぞれが自分の目標に向かって、精いっぱいプレーする。
そんな選手たちの姿は、きっと多くの方々に勇気を届けることができると信じています。
私自身がこの大会から、夢に向かって挑戦する勇気と力をもらったように、この大会が、これからも多くの方にとって新たな一歩を踏み出すきっかけとなること信じております。
そして、このクラウドファンディングを通じて一人でも多くの方々にこの大会を知っていただきご協力いただけますことを願っております。
今回のクラウドファンディングについて
大会を成功させるには、参加者の皆さんが安心してプレーできる環境整備が欠かせません。お風呂場や休憩スペースでの杖や椅子といった備品は、多くの参加者にとって必要不可欠なものです。年々参加者のニーズも多様化し、より充実した備品環境を整える必要性を感じています。これまでの32年間、大会を支えてくださった皆さんの想いを大切にしながら、次の時代へと大会を繋いでいきたいのです。
参加者のための環境づくり
具体的には、安定性の高い杖、移動に便利な歩行補助椅子、更衣室での使用に適した椅子など、参加者の日常生活に不可欠な備品を新たに整備する予定です。これらの備品があることで、ゴルフを楽しむ時間だけでなく、その周辺の時間も快適に過ごしていただけるようになります。参加者の皆さんが心身ともにリラックスできる環境こそが、真の交流を生み出すと信じています。
32年の歴史と想い
この大会は、障害者ゴルファーのための存在では終わりません。健常者と障害者が一緒にゴルフを楽しみ、人と人が繋がる素晴らしさを体験できる場として機能しています。32年間、ボランティアを含め、多くの皆さんの協力で支えられてきたこの大会を、これからも続けていくことは、私たちの重要な使命だと考えています。

全国へ、この大会を知ってもらいたい
クラウドファンディングを通じて、このプロジェクトを全国の皆さんに知っていただきたい、というのが今回の大きな目的です。支援いただくことで、備品が充実するだけでなく、障害者ゴルフの素晴らしさ、そしてこの大会の価値が、より多くの方に伝わると信じています。
現在の準備状況
NPO法人日本ザ・チャレンジドゴルフ協会では、今年も大会開催に向けて準備を進めています。これまでのクラウドファンディング経験を活かしながら、より良い大会実現に向けて動いています。50名以上のボランティアも既に参加の意思を示してくれており、全国からの応援の輪も広がっています。
繋がるストーリー
仲間と共に、世界一を勝ち取った!
川嵜 晃生(かわさき こうき)2007年7月31日生まれ
私は、生まれつき「先天性後迷路性難聴」と診断され、1歳から補聴器を装用し、三重県立聾学校に通ってきました。
ゴルフとの出会い
父がゴルフをしていたこともあり、3、4歳の頃、私から父に「ゴルフの練習に連れて行って」とねだったことが、ゴルフとの出会いでした。初めて練習場でボールを打ったときから、ゴルフが大好きになりました。それから父と一緒に練習場へ通うようになり、9歳の時に津カントリー倶楽部のジュニアに入り、本格的にゴルフの練習を始めました。そして同じ9歳の時、津カントリー倶楽部で開催されている「チャレンジドゴルフトーナメント」に初めて参加しました。ジュニアとして練習を重ね、さまざまな大会にも出場してきました。聴覚に障害がある私にとって、聞こえる選手たちの中で試合に出ることは、ゴルフの技術だけでなく、コミュニケーションの面でも大変なことがたくさんありました。それでもゴルフが好きで、続けてきました。
毎年楽しみにしている「チャレンジドゴルフ」
初めて参加して以来、毎年「チャレンジドゴルフ」に参加しています。年に一度、ここで出会ったゴルファーの皆さんと再会できることが、いつしか大きな楽しみになりました。そして、1年間頑張ってきた自分の成長を、皆さんに見てもらえる大切な場所にもなりました。たくさんの人との出会いがあり、応援してくださる方が増えました。私にとって「チャレンジドゴルフ」は、ただ試合をするだけの場所ではありません。人と出会い、励まされ、次の目標へ向かう力をもらえる場所です。
「もうゴルフはできないかもしれない」
高校2年生の4月、右膝の靭帯を断裂し、手術を受けました。さらに同じ年の11月には、右膝の半月板を断裂し、再び手術。それぞれ約6か月のリハビリが必要となり、約1年間、思うようにゴルフができない日々が続きました。「もうゴルフはできないかもしれない」そう思うほど、本当に、本当につらい1年間でした。それでも、周囲の皆さんが温かく見守り、支えてくれました。そして何より、「もう一度ゴルフがしたい」「もっとゴルフを頑張りたい」という気持ちを諦めることができませんでした。リハビリを続け、高校3年生で、ようやくゴルフに復帰することができました。
初めての世界大会。そして、世界一へ。
2026年3月に三重県立聾学校高等部を卒業し、4月から社会人になりました。現在は、仕事とゴルフの両立に挑戦しています。そして今年、デフゴルフ世界大会の強化指定選手に選出していただき、8月にスウェーデンで開催された世界大会に、日本代表として初めて出場しました。世界の舞台に立てたこと。そして、たくさんの方々に温かく見守り、応援していただいたこと。そのすべてが力になりました。初出場の世界大会で、男子個人 9位、ジュニアの部 2位そして――男子団体戦 優勝。仲間と共に、世界一を勝ち取ることができました。ゴルフができなかったあの1年間。「もうできないかもしれない」と思った時もありました。それでも諦めずに続けてきたゴルフが、私を世界の舞台まで連れて行ってくれました。私にとってゴルフは、生活の一部です。そして毎年参加してきた「チャレンジドゴルフ」は、たくさんの人との出会いを広げてくれました。そこで生まれた出会いや応援、経験の一つひとつが、今回のデフゴルフ世界大会へとつながっていったのだと思います。これからも社会人として仕事とゴルフを両立しながら、さらに成長していきたいです。そして、次回のデフゴルフ世界大会でも強化指定選手に選ばれ、もう一度世界の舞台に立つことを目標に頑張ります。
これまで温かく見守り、応援してくださったすべての皆さんへの感謝を忘れず、これからも前へ進んでいきます。そして私が「チャレンジドゴルフ」でたくさんの出会いやチャンスをもらったように、この大会がこれからも多くの人に広がってほしいと思っています。ゴルフを通じた一つの出会いが、新しい挑戦につながる。その挑戦が、誰かの夢や幸せにつながっていく。「チャレンジドゴルフ」が、これからもそんな場所であり続けることを願っています。
川嵜 晃生


リターンのご紹介
皆さんのご支援に対しては、大会の様子をまとめたレポート、参加者からのお礼メッセージ、前日の交流会のご招待券やプロのラウンドレッスン、津カントリー倶楽部のラウンドご招待券なども用意させていただいています。支援金の額に応じて、心を込めたリターンをお届けします。
私たちの約束
全国の障害者ゴルファーが安心してプレーし、交流できる場を今後も守り続けていく。32年目になる大会を、多くの方の協力でより良いものにしていく。このシンプルな約束を、皆さんと一緒に実現したいのです。ご支援をお願いします。






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