芸術に変化なくして進化はありません。
私たちは日本や海外で踊る中で、バレエは高い技術を磨くだけでは、まだ広げきれない可能性があることに気づきました。
異なる文化やジャンル、表現と出会うことで、ダンサーの表現はさらに広がっていく。
今ある環境だけでは出会えないものに触れることが、次の成長につながるのではないか。
そう考えた私たちは、その第一歩として、
2027年1月23日、台湾で「日台国際交流バレエ公演」に挑戦します。
この舞台を一度の公演で終わらせず、日本と台湾のダンサーが互いに学び合い、新しい表現や作品が生まれる交流へ育てていきたいと考えています。
そして、その交流から生まれた舞台を、観てくださる皆さまにも届けていきたい。
では、なぜ台湾なのか。なぜ私たちは、日本と台湾をつなぐことがバレエの新しい可能性につながると考えているのか。
その理由は、私たち自身が海外で踊ってきた経験から始まります。
このプロジェクトを実現する私たち
台湾出身で現在日本を拠点に活動するダンサー・振付家 ハンク(薛捷鴻/シュエ チェ ホン)と、日本で活動するバレエダンサー 田中伶奈です。

私たちはそれぞれ異なる環境でダンスを学び、海外でもプロダンサーとして活動してきました。
台湾と日本、そして海外の舞台を経験してきた二人だからこそ、日本と台湾をつなぐこのプロジェクトを形にしたいと考えています。
なぜ私たちは、交流が必要だと考えるのか
私たちがそう考えるようになった一番の理由は、自分たち自身が海外で踊り、異なる文化やジャンルに触れることで、踊りそのものが変わっていく経験をしてきたからです。
バレエでは、身体のラインやポジション、正確な技術を身につけるために、何度も基礎を繰り返し、長い時間をかけて積み重ねていきます。それはダンサーにとって、とても大切な土台です。
しかし、海外で異なるジャンルやバックグラウンドを持つダンサーと出会う中で、一つのことに気づきました。
バレエの外に目を向けることで、バレエそのものの見え方も変わる。
重心やリズム、音楽の感じ方など、自分とは違う表現に触れることで、それまで当たり前だった自分の踊りを、もう一度見つめ直すきっかけが生まれました。
そして異なる文化や価値観に触れることは、自分たちが大切にしてきたものの価値に、改めて気づくことにもつながりました。
自分とは違うものに出会うことで、自分自身の踊りを知る。
だからこそ私たちは、ダンサーが国やジャンルを越えて出会い、互いに学び合うことには大きな意味があると考えています。
日本と台湾、それぞれが持つ強み
日本にも、台湾にも、それぞれの環境の中で育まれてきた強みがあります。
日本には、基礎を大切にしながら長い時間をかけて培われてきた、高いクラシックバレエの技術があります。
一方、台湾の舞踊教育には、バレエだけでなく現代舞踊や中国舞踊など、さまざまなジャンルや表現に触れられる環境があります。
私たちは、どちらか一方が教え、どちらか一方が学ぶのではなく、それぞれの強みを持ち寄ることに意味があると考えています。
日本のダンサーは、台湾の異なる表現や価値観から学ぶ。台湾のダンサーは、日本が培ってきたクラシックバレエの技術から学ぶ。
だったら、この二つの強みをつなげればいい。
異なるものを持つダンサー同士が出会い、互いに刺激を受けることで、これまでになかった表現や作品が生まれる。
それが、私たちが日本と台湾をつなぐ理由です。
なぜ、最初の舞台を台湾で行うのか
今回のプロジェクトの最初の舞台として、私たちは台湾を選びました。
台湾は、ハンクが生まれ育ち、ダンサーとしての原点を築いた場所です。

また、ハンクの母は台湾でダンスカンパニーを運営しており、現地には長年築いてきたダンスコミュニティとのつながりがあります。
そのつながりを生かすことで、日本から公演を持ち込むだけではなく、台湾のダンサーや学校、舞台関係者と一緒にこの交流をつくることができます。
だからこそ今回、私たちは台湾でこのプロジェクトを実現します。
私たちが出会い、このプロジェクトが生まれるまで
私たちが出会ったのは、日本全国でバレエ公演を届けている「The Ballet Show」でした。
The Ballet Showの『くるみ割り人形』では、金平糖の精と王子として共演しました。

その後、ハンクから一つの提案がありました。
「故郷である台湾と日本を、芸術を通してつなぐ公演を一緒につくらないか。」
ハンクには以前から、台湾と日本を芸術でつなぎたいという夢がありました。
その想いに田中伶奈も共感し、二人で実現に向けて動き始めたのが、今回の日台国際交流プロジェクトです。
このプロジェクトで実現する4つのこと
① 2027 日台国際交流バレエ公演
日本と台湾のダンサーが共演し、クラシックバレエ作品や創作作品を上演します。

『くるみ割り人形』『ドン・キホーテ』などの演目に加え、台湾オーディションで選ばれたダンサーの出演、日台ダンサーによる創作作品を予定しています。
公演日:2027年1月23日(土)
・会場:四號公園文創演藝廳(台湾・新北市中和区)
・開場:17:00
・開演:18:00
・上演時間:約80分を予定

② 台湾現地での出演者オーディション
台湾で出演者オーディションを開催し、本公演に出演するダンサーを募集します。
実力だけでなく、挑戦する意欲や表現力を大切にし、選ばれたダンサーには日本のダンサーと共に舞台を創る機会を届けます。
③ 学校訪問・ワークショップ
台湾の芸術高等学校や芸術大学を訪問し、バレエレッスンやワークショップを実施します。

技術を伝えるだけでなく、私たち自身の海外での経験やプロダンサーとして歩んできた道のりを伝えながら、学生たちが新しい表現や価値観に触れ、自分の可能性を広げるきっかけを届けます。
また、踊りを通して日本と台湾の学生・ダンサーが交流できる時間をつくります。
④ 日本と台湾のダンサーが共に舞台をつくる
日本と台湾のダンサーが一緒にリハーサルを重ね、一つの舞台を創り上げます。
異なる環境で学んできたダンサーたちが、お互いの表現や文化を尊重しながら、一つの作品をつくっていく。その過程そのものも、このプロジェクトの大切な国際交流だと考えています。
公演プログラム
今回の公演では、日本と台湾のダンサーが共演し、クラシックバレエ作品とオリジナル作品を上演します。
①『くるみ割り人形』より金平糖の精と王子のグラン・パ・ド・ドゥ
田中伶奈 × ハンク
②『ドン・キホーテ』第3幕よりグラン・パ・ド・ドゥ
黃渝棉(台湾人女性ダンサー) × 岡田晃明

③ オーディション選抜ダンサーによるクラシック作品
台湾で開催するオーディションで選ばれたダンサーが出演します。
振付:田中伶奈
④ 女性デュエット作品
田中伶奈 × 黃渝棉(台湾人女性ダンサー)
振付:ハンク
⑤『ジゼル』第2幕よりパ・ド・ドゥ
ハンク× 岡田晃明

⑥ 出演者全員によるオリジナル作品
日本・台湾の出演者とオーディション選抜ダンサーが共演します。
振付:ハンク
⑦ 出演者全員によるフィナーレ
⑧ トークコーナー
出演者それぞれの想いや、本プロジェクトに込めた想いをお客様へお届けします。
※公演内容および出演者、プログラムは制作の都合により一部変更となる場合がございます。あらかじめご了承ください。
私たちについて
ハンク(薛捷鴻/シュエ チェ ホン)

プロフィール
2016年から2019年まで、アメリカのGelsey Kirkland Ballet Academyにて専門的なバレエ教育を受ける。
Japan Ballet Competition 第1位、Taiwan Grand Prix 第2位を受賞。
その後、アメリカのRoxey Ballet Company、Ballet Frontier of Texasなどでプロダンサーとして活動し、『くるみ割り人形』『ジゼル』『白鳥の湖』など数々の舞台に出演。
2023年から2025年までThe Ballet Showに所属し、ダンサー・振付家として活動。
現在は日本を拠点に、プロバレエダンサー・振付家として舞台出演や作品創作を行うほか、SNSを通じてバレエの魅力を発信している。
YouTube:@hankuchannel4094
Instagram:@hank.hsueh
メッセージ
僕は台湾出身のダンサー・振付家です。
僕は台湾で生まれ、幼い頃から踊りが身近にある環境で育ち、アメリカではプロのバレエダンサーとして舞台に立ってきました。
これまでの人生は、どこか流れに導かれるように進んできたところがありました。
でも、日本に来ることは違いました。
「日本に行く」と決めたことは、僕にとって初めて、自分の人生のために自分で選んだ大きな一歩でした。
日本に来てからは、The Ballet Showの舞台に立ち、振付にも携わりながら、たくさんのことを学んできました。
その中で特に大きかったのが、「バレエを広める」という考え方です。
『アラジン』でジーニーを演じた時や、『美女と野獣』でレスターを演じた時、客席から聞こえた笑い声や拍手、歓声は、今でも強く心に残っています。
台湾人である僕が日本の舞台に立ち、日本のお客様と本当につながることができたと感じた瞬間でした。
言葉が完璧に通じなくても、国や文化が違っても、踊りを通して人と人はつながることができる。
そのことを、僕は日本での舞台やお客様との出会いから教えてもらいました。
だから今度は、僕が日本で受け取ってきたものを、故郷である台湾へつなげたいと思っています。
日本のダンサーに台湾で踊ってもらうこと。台湾のダンサーを日本につなげること。そして、若いダンサーや観客が、舞台を通して新しい人や表現と出会うこと。
台湾と日本、それぞれが持っている強さや魅力をつなげることで、今までになかった新しい可能性を生み出したい。
それが、僕が今やりたいことです。
僕自身、これまでたくさんの出会いや舞台に支えられてきました。だから今度は、自分が受け取ってきたものを、次の世代や若いダンサーたちに返していきたいと思っています。
この公演を一度きりで終わらせず、台湾と日本の間に、芸術を通して人と人がつながる流れをつくっていきたい。
このプロジェクトは、そのための僕にとって大きな第一歩です。
田中伶奈

プロフィール
プロバレエダンサー
大阪芸術大学舞台芸術学科卒業。
在学中にロシア国立ボリショイ・バレエ・アカデミーへ留学し、ウクライナ国立歌劇場、スロバキア国立コシツェ劇場で研修生として研鑽を積む。
2018年 Victoire Ballet Competition 第1位。
2020年から2024年まで、アメリカのColumbia Classical Balletにてプリンシパルダンサーとして活動し、『くるみ割り人形』金平糖の精、『白鳥の湖』オデットなど数多くの主役を務める。
現在は日本を拠点にThe Ballet Showのメンバーとして舞台に出演するほか、バレエ講師として後進の育成にも取り組んでいる。
Instagram:@rei_rei_0412
メッセージ
私がハンクと一緒に踊りたいと思ったきっかけは、The Ballet Showで彼が『アラジン』のジーニーを踊る姿を客席から見たことでした。
身体の使い方、音楽性、表現力。そのすべてが圧倒的で、本当にジーニーそのものに見えたんです。
実際に一緒に舞台に立つと、一人では生み出せない熱量が、二人で踊ることで何倍にもなって客席へ届いていく。そんな感覚がありました。
だからハンクから、「台湾と日本をつなぐ公演を一緒につくらないか」と聞いた時、ぜひ挑戦したいと思いました。
私自身、海外で言葉や文化が違っても、踊りを通して人と人の心がつながる瞬間を何度も経験してきました。
私がハンクの踊りを見て「この人と踊りたい」と思ったように、この舞台での出会いが、誰かの新しい挑戦につながってほしい。
そんな想いで、このプロジェクトに取り組んでいます。
なぜクラウドファンディングに挑戦するのか
私たち自身も自己資金を投入し、このプロジェクトの実現に向けて準備を進めています。
しかし、現地オーディションや学校訪問・ワークショップ、日本と台湾のダンサーによる作品づくりまで含め、このプロジェクトをより充実した形で実現するためには、皆さまの力が必要です。
皆さまからいただくご支援を、舞台の質を高め、より多くのダンサーや学生に交流の機会を届ける力に変えていきたい。
だからこそ、このプロジェクトを私たちだけでつくるのではなく、想いに共感してくださる皆さまと一緒に育てていきたいと考え、今回クラウドファンディングに挑戦します。

ご支援の使い道
皆さまからいただいたご支援は、2027年1月の台湾公演をはじめ、学校訪問・ワークショップなど、本プロジェクトの実現に必要な以下の費用に大切に活用させていただきます。
🎭 舞台をつくるための費用
劇場使用料・会場設営・照明・音響・舞台スタッフなど、公演を安全かつ質の高い舞台として実現するための費用
✈️ 出演者・スタッフの活動費
出演料・日本から招聘する出演者の渡航費・宿泊費・台湾国内での移動交通費
🎓 学校訪問・国際交流活動費
台湾の芸術高校・大学で実施する学校訪問、ワークショップ、国際交流活動にかかる費用
📖 広報・制作費
パンフレット・チラシ制作、広報活動など、公演やプロジェクトを多くの方に知っていただくための費用
一つひとつのご支援を大切に、このプロジェクトの実現につなげていきます。
リターンについて
台湾まで公演を観に行くことが難しい方にも、このプロジェクトを楽しんでいただけるリターンをご用意しました。
舞台の熱気を感じていただける公演動画や限定コンテンツ、さらに、情熱的でエネルギッシュなハンクらしさを楽しんでいただける「ハンクに名前を叫んでもらえる権利」など、このプロジェクトならではのリターンもご用意しています。
ぜひ、ご自身に合った形で応援していただけましたら幸いです。
実施スケジュール
■支援受付開始 2026年9月13日
■支援受付締切 2026年10月31日
2026年12月下旬
日本出演者 順次台湾入り/学校訪問/ワークショップ・国際交流
2027年1月2日〜3日(予定)
台湾現地オーディション開催
2027年1月中旬~下旬
出演者合同リハーサル・最終リハーサル
■公演日程:2027年1月23日(土)
日台国際交流バレエ公演 本番
・会場:四號公園文創演藝廳(台湾・新北市中和区)
・開場:17:00
・開演:18:00
・上演時間:約80分を予定
※上記スケジュールは現時点での予定です。学校・劇場との調整状況や制作の進行状況により、一部変更となる場合がございます。あらかじめご了承ください。
このプロジェクトの未来
日本と台湾、それぞれが持つ強みを国境を越えて共有し、両国のダンサーが行き来しながら学び合える環境をつくること。
それが、このプロジェクトの先に私たちが描いている未来です。
2027年1月23日の台湾公演は、その未来をつくるための最初の一歩です。
一つの舞台、一つの出会いが、誰かの人生を変えるきっかけになるかもしれません。
公演会場となる四號公園文創演藝廳このプロジェクトから生まれるつながりが、日本と台湾の未来を担うダンサーたちへ受け継がれ、何年先も続く国際交流へと成長していくことを願っています。
今回この舞台で出会った学生やダンサーたちが、数年後には日本と台湾を代表するダンサーとして、再び同じ舞台で共演する。
私たちが考える「変化」とは、これまで大切にしてきたものを手放すことではありません。
自分とは違う文化や表現、人と出会い、互いの強みを学び合うこと。その出会いによって、自分自身の踊りや表現の可能性を広げていくこと。
その小さな変化の積み重ねが、やがて新しい表現や作品を生み、バレエの未来をさらに広げていくと、私たちは信じています。
芸術に変化なくして進化はありません。
言葉や国境を越えて、心が動く舞台をつくる。
そんな未来を、私たちは本気で目指しています。
最後に
最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。
この挑戦を、私たち二人だけのものではなく、皆さまと一緒に育てていきたいと考えています。
皆さまのご支援が、このプロジェクトを前へ進める大きな力になります。
芸術を通して、日本と台湾をつなぐ未来を一緒に創っていただけませんか?
皆さまからいただく温かい応援を力に変え、このプロジェクトを必ず成功させます。
どうか、ご支援・ご声援のほどよろしくお願いいたします。





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