はじめまして、阿修羅三つ巴Radio!です。
番組代表のみうと申します。
私たちは、奈良市のコミュニティFM局・ならどっとFM(78.4MHz)で、奈良で学び、挑戦する学生や若者の声を届けるラジオ番組をつくっています。
2023年に放送を開始し、現在はみう・えりな・ゆづきの3人で毎月1時間の生放送をしています。
2026年4月の放送回。
そもそも、なぜ奈良で、ラジオなのか。私たちのこれまでの話をさせてください。
私が「ラジオ」を選ぶ理由
私は岩手県で生まれ育ちました。
原点は2011年3月11日、東日本大震災。
停電によってテレビやインターネットなど、普段当たり前に使っていた情報手段が絶たれる中、街の情報を伝え続けていたものの一つがラジオでした。
どこで何が起きているのか。何が必要なのか。そして、誰かの声が聞こえる。当時の経験から、ラジオは私にとって、単なる「情報を伝えるメディア」ではなくなりました。
災害時にも、ドライブにも、眠れない夜にも。人の生活のすぐそばで、声と声で人をつなぐ。映像がないからこそ、話す人の息遣いや感情まで伝わってくる。
私は、そんなラジオにずっと惹かれてきました。
アナウンサーを目指した高校時代。被災地FM局を立ち上げた生徒を取材し、全国NHK杯で3位に。
縁もゆかりもなかった奈良へ
大学進学をきっかけに、私は岩手から奈良へやってきました。最初は、縁もゆかりもない土地でした。
そんな私と奈良との関係を大きく変えた経験の一つが、2022年度に務めた、奈良市観光協会の「NARA CITYコンシェルジュ」です。
同期3人で、奈良市の伝統行事やイベントに参加したり、県内外で奈良の魅力を発信したり。「奈良を伝える側」になったことで、それまで知らなかった奈良にたくさん出会いました。
第3代NARA CITYコンシェルジュ。ここで出会った3人から、すべてが始まりました。
そして何より感じたのは、奈良は、「よそ者」だった私の『やってみたい』を、他人事にしない街でした。
「こんなことをやってみたい」と声を上げると、話を聞いてくれる人がいる。応援してくれる人がいる。そして時には、学生ひとりのアイデアに本気で力を貸してくれる大人がいる。
私自身、奈良でそんな人たちに何度も背中を押してもらいました。
大都市に比べれば、企業やイベントの選択肢は少ないのかもしれません。でも奈良には、まだ何者でもない学生の「やってみたい」に、出番をくれる余白がある。
だから私は、「地方大学だからできない」のではなく、「地方大学だからこそ、できることがある」と思うようになりました。
「ラジオ番組をつくりたい」。ラジオ局に企画書とデモテープを持っていきました。
NARA CITYコンシェルジュには、任期があります。1年間活動したら、卒業する。
でも私は、「これで奈良との関わりが終わってしまうのは、もったいない」と思っていました。
奈良で出会った人たち。学生だからこそできた経験。まだ知られていない奈良の面白さ。そして、私たちと同じように、奈良で何かに挑戦している学生たち。その声を届ける場所を、自分たちでつくれないだろうか。
そこで選んだのが、私がずっと好きだった「ラジオ」でした。とはいえ、私たちに番組が用意されていたわけではありません。
「それなら、自分たちで番組を企画して、実現に向けて動いてみよう」
まずは番組のコンセプトを考え、企画書を作成。実際の放送をイメージしたデモテープも収録しました。
そして、その企画書とデモテープを持って、ならどっとFMへ。社長に直接、私たちの思いと番組の構想をプレゼンしました。
「学生だからこそ伝えられることがある」「学生と地域がつながるラジオ番組をつくりたい」
そんな思いをお伝えし、企画についてご相談を重ねた結果、実現したのが阿修羅三つ巴Radio!です。
第2・第4火曜の20:30~生放送で開始。
活動を続けるために、自分たちで資金をつくる。
番組を始めることが決まっても、もう一つ必要だったものがあります。
活動を続けるためのお金です。学生だった私たちに、潤沢な活動資金があったわけではありません。
そこで挑戦したのが、奈良市の学生向け支援制度でした。自分たちで事業計画を考え、「なぜ、このラジオが奈良に必要なのか」「学生がラジオをつくることで、地域にどんな価値を生み出せるのか」をプレゼンしました。
そして審査を経て、奈良市から活動支援金を獲得。翌年度も採択され、番組を続けるための資金につなげることができました。
奈良市の皆さんのご支援あっての番組です。
放送枠がないなら、自分たちで企画を持ち込み、実現に向けて動く。お金がないなら、自分たちで取りに行く。「やってみたい」で終わらせず、自分たちで形にする。
それが、阿修羅三つ巴Radio!がこれまで歩んできた3年間でした。
教科書に載っていない奈良を、聞きに行く。
ラジオで話すテーマは、奈良の歴史やお寺のことから、まちづくり、仕事、SNS、学生生活まで。気になる人がいればマイクの前にお呼びして、ぶっちゃけ聞いてみたいことを聞く。
たとえば——
「若者にもお寺に来てほしい。」
世界遺産・興福寺の執事長や、奈良の古刹・海龍王寺の住職をゲストに。教科書では分からない「今のお寺」や、若い世代との関わりについて聞きました。
海龍王寺の住職と(2024年11月12日放送)
「大学生が奈良市長に聞いてみた。」
番組初の公開生放送では、奈良市長をゲストに迎え、学生が今聞きたいことを直接質問。行政と学生が、同じマイクを囲みました。
番組初の公開生放送イベント(2025年3月25日)
「奈良って、SNSから見るとどう映る?」
奈良を発信するインスタグラマーともコラボ。発信する側から見た奈良の面白さを掘り下げました。
『ならマガRadio!』とコラボ(2024年3月19日放送)
こうして私たちは、教科書やパンフレットを読むだけでは分からない、誰かに話を聞くからこそ見えてくる奈良を、ラジオで聞いてきました。
「奈良って、こんなところだったんだ。」
そんな発見を、ラジオを通して誰かと共有していく。それが、阿修羅三つ巴Radio!のスタイルです。
次は、自分たちだけの番組にしないために。
番組を続ける中で、私たちが卒業し、奈良を離れたら、この番組も終わってしまうのではないか——という課題も見えてきました。それでは、奈良でもらった挑戦する機会を、自分たちだけで使って終わってしまう。
そこで始めたのが、次のラジオパーソナリティを育てるプロジェクトです。
経験のない学生4人を「練習生」として迎え、半年間、企画や台本づくり、話し方、番組進行などを一緒に学びました。誕生したのが、妹番組「阿修羅放課後Radio!」。
その一人が、現在「阿修羅三つ巴Radio!」のメンバーとして活動している、奈良女子大学3回生のゆづきです。
ゆづき(右から2番目)が初出演した放送回。
番組を立ち上げたメンバーだけで続けるのではなく、次の学生を迎え、育て、実際にマイクを渡す。
気づけば私たちは、自分たちが奈良でもらった挑戦する機会を、少しずつ次の人へ渡す側になっていました。
現在のメンバー
みう|代表・MC・音響
岩手県出身/奈良女子大学大学院修了
第3代NARA CITYコンシェルジュ/「阿修羅三つ巴Radio!」発起人
番組企画を中心に、全体のプロデュースを担当しています。
私は、言葉には人の心を少しだけ動かす力があると思っています。同じ景色も、誰かの言葉を通すことで、昨日まで気づかなかった魅力が見えてくる。そんな「伝える力」に惹かれ、私はラジオを続けています。これからも誰かの言葉を丁寧に拾い、聴いてくれた人の一日に、ほんの少し何かを残せるような放送を届けていきたいです。
趣味は旅をすること。鈍行列車で知らない駅に降りてみたり、予定になかった場所へ寄り道したり。国内だけでなく海外へ行くのも大好きで、最近はニュージーランドを旅しました。
えりな|MC・ゲスト対応
大阪府出身/奈良女子大学文学部卒業
第3代NARA CITYコンシェルジュ/番組立ち上げから参加
初代メンバーとして番組を立ち上げ、現在までMCを担当。
奈良でのラジオ活動を通して、たくさんの素敵なご縁をいただいてきました。奈良で挑戦する若者や起業家、住職、市役所の方、そしてリスナーの皆さん。さまざまな人と出会えることは、奈良ならではの魅力だと感じています。 いただいたご縁を、次の誰かへつないでいく。そんな想いで、ラジオを続けています。
趣味は走ることです!第1回奈良ウルトラマラソンでは、100kmを完走しました。これからも、何事にも前向きに、一歩ずつ走り続けていきたいと思います!
ゆづき|MC・広報
奈良県出身/奈良女子大学文学部3回生
妹番組「阿修羅放課後Radio!」出身。練習生から約1年間の活動を経て、本体メンバーへ。現役大学生として、今の奈良の学生の目線を番組に届ける。
私は生まれてからずっと奈良に住んでいます。阿修羅三つ巴Radio!をはじめ、奈良でたくさんの出会いや挑戦がありました。 奈良で学生生活を過ごしているからこそ感じる「奈良だからできること」をこれからも発信していきたいです!
趣味は演劇。大学で演劇部に所属しています! 1番好きなミュージカルは『ウィキッド』です!
(前列)阿修羅三つ巴Radio!、(後列)阿修羅放課後Radio!
これまでの活動実績
2023年|「阿修羅三つ巴Radio!」放送開始
奈良市の学生支援事業に採択(2023~2025年)
産経新聞で活動を紹介
2024年|地域イベントへの出演
NHK「ならナビ」「列島ニュース」で活動を紹介
次のパーソナリティを育てる「練習生」プロジェクトを開始
2025年|初の公開生放送イベント・奈良市長がゲスト出演
妹番組「阿修羅放課後Radio!」放送開始
2026年|放送枠が日曜に移り、毎月1時間の生放送へ
マイクを渡したいのは、メンバーだけじゃない。
奈良には、まだ知られていない挑戦がたくさんあります。
学生団体を立ち上げる人。地域に飛び込む人。研究に打ち込む人。新しい事業やスタートアップに挑戦する若者。
私たちが届けたいのは、完成された成功談だけではありません。
「なぜ始めたのか」「何に悩んでいるのか」「これから何をしたいのか」
そんな挑戦の途中にある声です。
ラジオだからこそ、その人の言葉や温度まで届けられる。その声を聞いた誰かの「私もやってみたい」につながる番組でありたいと思っています。
THE ORAL CIGARETTES・あきらかにあきらさんへのインタビュー。
スタジオを飛び出し、母校・奈良女子大学へ。
その次の挑戦が、2026年11月3日に開催される奈良女子大学の学園祭「恋都祭」での公開収録です。
奈良県内の国公立大学をはじめとした学園祭実行委員の学生をゲストに迎え、それぞれの学園祭や学生生活について話を聞きます。
パンフレットや大学案内だけでは分からない、奈良で学ぶ学生たちのリアルを等身大の言葉で届けます。
受験生には大学生活をイメージするきっかけに。地域の方や家族には、奈良で学ぶ学生たちを知る機会に。
学園祭をきっかけに、奈良の大学と学生生活の魅力を発信します。
そこで、初めてのクラファンに挑戦。
番組を続けるだけなら、今まで通りでもできます。
でもこれからは、スタジオの中だけではなく、奈良で学ぶ学生たちのもとへ、私たち自身がマイクを持って会いに行きたい。今回の恋都祭での公開収録をはじめ、奈良県内の大学の学園祭や学生への取材など、活動を少しずつ広げていきます。
そのためには、取材や移動にかかる交通費、収録・番組制作に必要な費用が必要です。
これまで自分たちで番組をつくってきたからこそ、次はこの活動を、もっと多くの学生や地域の人に届けたい。その一歩として、今回、初めてクラウドファンディングに挑戦します。
あなたの応援も、電波に。
リターンにも、ラジオ番組ならではの仕掛けを用意しました。
例えば、ならどっとFMの周波数「78.4MHz」にちなんだ7,840円コース。支援者の方から「番組で話してほしいテーマ」を募集し、実際の放送で約5分間トークします。
また、企業・店舗・団体の皆さまには、番組を応援する「サポーター」として、番組内や公式X・Instagramでご紹介するリターンもご用意しています。
支援して終わりではなく、あなたの声も一緒にラジオへ。一緒に電波をつくってもらえたら嬉しいです。
私たちの青春を、次の誰かの挑戦へ。
3人でマイクの前に立ち、奈良から声を届ける。そんな私たちの放送の一コマです。
私たちは奈良で、たくさんの人に出会い、たくさんの「やってみたい」を叶えてもらいました。
最初は、何もないところから始めたラジオでした。放送枠を自分たちで取りに行き、番組をつくり、後輩にマイクを渡してきた3年間。
今度は、そのマイクをもっと多くの学生へ渡していきたい。
奈良で学ぶ学生たちの声を届け、その声を聞いた誰かが、「自分もやってみよう」と一歩を踏み出せる。そんな場所を、ラジオからつくっていきます。
私たちの「やってみた」を、次の誰かの「やってみたい」へ。
奈良で拾ったマイクを、次の世代へ。
その一歩を、一緒につくっていただけたら嬉しいです。
ならどっとFM/阿修羅三つ巴Radio!
みう・えりな・ゆづき



