白鷹町・黒鴨に、蕎麦と甘味の和カフェ「くまきち日和」をつくる

山形県白鷹町・黒鴨地区に残る古民家を受け継ぎ、蕎麦やあんみつ、わらび餅などを楽しめる和カフェ「くまきち日和」をつくります。かつて宿場町として人が行き交ったこの場所に、子どもからお年寄りまでが訪れ、黒鴨の水や食、歴史に出会える新しい入口をつくります。

現在の支援総額

551,000円

55%

目標金額は1,000,000円

支援者数

24人

24時間以内に24人からの支援がありました

募集終了まで残り

33日

白鷹町・黒鴨に、蕎麦と甘味の和カフェ「くまきち日和」をつくる

現在の支援総額

551,000円

55%達成

あと 33日

目標金額1,000,000円

支援者数24人

山形県白鷹町・黒鴨地区に残る古民家を受け継ぎ、蕎麦やあんみつ、わらび餅などを楽しめる和カフェ「くまきち日和」をつくります。かつて宿場町として人が行き交ったこの場所に、子どもからお年寄りまでが訪れ、黒鴨の水や食、歴史に出会える新しい入口をつくります。

山形県白鷹町の黒鴨地区に残る古民家を引き継ぎ、蕎麦と甘味を中心とした和カフェ「くまきち日和」をつくります。

この古民家では、2019年4月から田勢秀康さんが「353KUROGAMO」というカフェと宿泊施設を営み、町内外から訪れる人を迎えてきました。営業終了後、この場所が再び住宅に戻るかもしれないと聞き、私たちは店としての役割を引き継ぎたいと考えました。まず整えるのは、1階の和カフェです。子どもからお年寄りまでが一緒に過ごし、この店を入口に黒鴨や白鷹を知ってもらう。そして、いつか自分の店や活動を始めたい人が、最初の一歩を試せる場所にしていきます。

その運営主体として、新しく「株式会社くまきちコミュニティデザイン」を立ち上げました。

今回のクラウドファンディングでは、100万円を目標に、古民家の改修や厨房設備、菓子製造に必要な環境、家具や什器など、店を開くための費用の一部をご支援いただきたいと考えています。

これまで私は、米沢市の「cafe mamenoki」や南陽市での活動、「くまきち農園」などを通して、食をきっかけにさまざまな人や地域と関わってきました。最初から今のような活動を思い描いていたわけではありません。その時々で出会った人に助けてもらい、誰かの「やってみたい」という言葉に背中を押されながら、次の場所へ進んできました。今回の「くまきち日和」も、その続きにあります。

田勢さんから、人を迎えてきた場所を受け取る。株式会社侘助のみなさんと、古民家が持つものを残しながら次の使い方へ整える。そして、いつか自分の店を持ちたいと話す青木美麗さんと、一緒に店をつくる。私自身が人から受け取ってきたものを、今度は次の人へ手渡していく。「くまきち日和」を、そんな場所にしたいと思っています。

私は米沢市で生まれ育ちました。高校卒業後は楽器修理を学び、米沢の楽器店で約10年間働きました。その後、飲食の仕事をもっと知りたいと思い、鳥取や広島などの飲食店でも経験を積みました。山形へ戻ってきた頃には「いつか自分の店をやってみたい」という思いが強くなっていました。

当時、私は子どもを育てながら働いていました。今でこそ親子で入りやすいカフェは増えましたが、その頃の米沢には、小さな子どもを連れて働ける場所も、親子で気兼ねなく過ごせるカフェもほとんどありませんでした。ないことを嘆くより、自分が行きたいと思える場所を、自分でつくってしまえばいい。それが、私が店を始めた一番最初の理由です。

選んだ場所には、30年以上にわたって地域で親しまれてきた「豆の木」という喫茶店がありました。私自身も、子どもの頃に家族と訪れた思い出があります。あの場所で始めるなら、米沢の人たちの記憶に残っている名前を引き継ぎたい。そう考え、2017年10月に「cafe mamenoki」を開きました。

店を始めた時、十分な自己資金があったわけではありません。貯めてきた自己資金に、創業補助金と銀行融資を組み合わせ、ぎりぎりのところから店づくりを始めました。ありがたいことに多くのお客さまに足を運んでいただき、約2年で借入を返済することができました。しかし、その後もずっと順調だったわけではありません。

特に忘れられないのが、コロナ禍です。それまで満席だった店から、一気に人がいなくなりました。お客さまが一人も来ない日が続き、「この先、店を続けられるだろうか」と不安を抱えながら、それでも店を開けていました。そんな時に助けてくれたのが、学生や地域のみなさんでした。学生たちがテイクアウトを買い、友人を連れて来てくれました。近所の方や市役所のみなさんにも声をかけていただきました。学生と一緒に、ハンドメイド作品や新しい商品をつくる取り組みも始まりました。店を続けていると、どうしても売上や数字ばかりに目が向くことがあります。それでも、本当に苦しい時に残ったのは、人とのつながりでした。自分一人の力で店を続けてきたわけではない。そのことを、最も強く感じた時期でした。

その後も、米沢の伝統野菜であるウコギを使ったスイーツや、高校生・大学生との商品づくりを続けてきました。2025年には、米沢の文化と食材を生かした「Naseba naru sweets/なせばなる、スイーツ」が、米沢品質AWARDを受賞しました。現在、cafe mamenokiは、学生時代から店に通ってくれていた山形県立米沢栄養大学の卒業生に店長を託しています。一人で始めた店を、少しずつ次の人へ手渡せるようになったことも、店を続けてきた中で生まれた変化です。

コロナ禍を経験し、飲食店だけに頼ることへの不安を感じる一方で、食材を届けてくれていた農家さんの仕事を、もっと自分たちの側から知りたいと思うようになりました。

農家さんが「これ、採れたから」と持ってきてくれる果物や野菜は、必ずしも量や形がそろっているわけではありません。大きな店では扱いにくくても、小さな店なら、その時期だけの一皿やスイーツとして生かすことができます。小さな店だからこそ、地域の旬に合わせて動ける。その面白さに気づき、自分自身もつくる側に立ってみたいと思いました。

さくらんぼの栽培などに関わり、実際に農業を始めてみると、一つの果物が実るまでに、どれほど多くの手間と時間が重なっているのかを実感しました。2019年からは南陽市の地域おこし協力隊として活動し、金山地区で地域の食材を生かした店づくりにも関わりました。その流れの中から「くまきち農園」が生まれ、カフェと農業、地域との関わりが少しずつひとつにつながっていきました。

「くまきち」は、最初からブランドとして考えたキャラクターではありません。cafe mamenokiを続ける中で、私が描いたクマをスイーツや器に使うようになり、お客さまから「クマのカフェだよね」と声をかけてもらうようになりました。店を訪れるみなさんと一緒に育ち、店や農園、これまで出会った人たちをつないでくれる存在です。

新しい店の名前は「くまきち日和」。少し急ぐことをやめて、その土地の時間に身を置ける。そんな場所になればという思いを、「日和」という言葉に込めています。

黒鴨に店を出すことは、最初から計画していたことではありませんでした。むしろ、新しいことを始める余裕がある時期ではなかったと思います。それでも動いたのは、この場所が使われなくなってしまうかもしれないと聞いたからでした。

この古民家では、2019年4月から田勢秀康さんが「353KUROGAMO」というカフェと宿泊施設を営んでいました。白鷹町の移住コンシェルジュとしても活動していた田勢さんは、黒鴨に暮らす人と、町内外から訪れる人が出会える場所を開いてきました。

その353KUROGAMOが営業を終え、この建物が再び住宅に戻るかもしれないと知りました。忙しいし、今ではないかもしれない。それでも、今動かなければ、人を迎えてきたこの場所の役割を次へつなぐ機会はもう来ないかもしれない。その気持ちが勝り、黒鴨で店を始めることを決めました。

「くまきち日和」は、353KUROGAMOと同じ店ではありません。それでも、この古民家に人を迎え、黒鴨を知る入口をつくるという役割は、これからも大切にしていきたいと思っています。

私たちが引き継ぐのは、築約140年と伝わる古民家です。かつては、この建物でも養蚕が営まれていました。白鷹では古くから養蚕や織物が営まれ、江戸時代には米沢藩の産業振興によって発展してきました。現在も白鷹紬をはじめ、蚕から糸を取り、染め、織る技術が受け継がれています。

この建物にも、養蚕を営んでいた頃の空間のつくりや、長い時間をかけて使われてきた柱や梁、建具が残っています。代々の家主が保管してきた養蚕道具は、白鷹町歴史民俗資料館へ寄贈されています。古いから価値があるというだけではありません。建物の中には、ここで暮らし、働いてきた人たちの時間が積み重なっています。

改修を一緒に進めているのは、白鷹町の株式会社侘助です。昭和初期創業の小林工務店を前身とし、地域の建物や風景に向き合ってきた工務店です。南陽市の「くまきち農園」を建ててくれたのも、侘助のみなさんでした。今回も小林文明社長や職人のみなさんと相談しながら、すべてを新しくするのではなく、この建物が持っているものをできるだけ残し、これからも使い続けられる形へ整えています。

黒鴨には、かつて人が行き交った道の記憶があります。湯殿山へ向かう巡礼者が歩いた「道智道」が通り、道沿いには旅人を迎える宿もあったと伝えられています。近くの蔵高院には光明海上人の即身仏が安置され、歩いて行ける場所には黒鴨温泉があります。白鷹町全体に目を向ければ、養蚕や白鷹紬、紅花や蕎麦など、この土地で長く育まれてきたものがあります。

私自身、ここに関わるまで知らなかったことがたくさんありました。なかでも惹かれたのが、黒鴨の水です。この地区では、地域で管理する地下水が暮らしに使われています。近くには湧き水があり、季節になるとホタルも見られます。蕎麦も、甘味も、お茶も、コーヒーも、水によって味が変わります。「くまきち日和」では、この土地の水を生かした蕎麦と甘味を中心に、白鷹や山形の季節を感じられるメニューを提供します。地域の食材についても、実際の仕入れや生産者のみなさんとの相談を重ねながら、この場所だからつくれる味を少しずつ形にしていきます。和カフェという形を選んだのは、若い人だけでなく、ご年配の方にも自然に足を運んでもらえる店にしたかったからです。

おじいちゃんやおばあちゃんがお孫さんと訪れたり、若い人が家族を連れて来たりする。それぞれの世代が同じ場所で、同じ時間を過ごせる店を目指します。cafe mamenokiも、「子どもと一緒に行ける場所がほしい」という気持ちから始まりました。場所やメニューは変わっても、私が店をつくる時に大切にしていることは、変わっていないのだと思います。

「くまきち日和」には、白鷹町にゆかりのある10代の青木美麗さんも加わります。青木さんは、ものづくりが好きで、料理やお菓子づくりにも熱心に取り組んでいます。そして、「いつか白鷹に、自分の店を持ちたい」という夢があります。もともとは「くまきち農園」に来てくれていて、そこから「一緒に働きたい」と声をかけてくれたことが始まりでした。それなら、この場所で一緒に挑戦してみようという話になりました。自分の店を持ちたいと思っても、いきなり建物を借り、設備と資金を用意し、運営まで一人で担うのは簡単ではありません。だったら、まず私たちの場所で、自分のやりたいことを試してみればいい。

料理やお菓子を考え、実際につくり、お客さまに届ける。仕入れや発注、接客、店の運営も経験する。その積み重ねの中で、自分にできることや、これから深めたいことを見つけてほしいと思っています。青木さんは、「くまきち日和」を一緒につくり、店を動かしていく大切なメンバーです。

今回立ち上げた「株式会社くまきちコミュニティデザイン」という名前にも、人と人の間に生まれた「やってみたい」を受け止め、それぞれの形にしていける会社にしたいという思いを込めました。「くまきち日和」は、その最初の場所です。

今回のクラウドファンディングで大切にしているのは、開業資金を集めることだけではありません。くまきち日和で蕎麦や甘味を楽しんだ後、黒鴨温泉や蔵高院を訪れ、白鷹の酒屋「源七」へ足を延ばす。町を巡る中で、養蚕や紅花、蕎麦について知り、今度は違う季節にも訪れてみる。

一軒の店ですべてを完結させるのではなく、店を入口に、その周りへ興味が広がっていく。そんな流れをつくりたいと思っています。

私たち一軒の力で、地域を大きく変えられるとは考えていません。それでも、「あの店に行ってみたい」という一つの理由が、これまで訪れたことのなかった場所へ足を運ぶきっかけになることはあります。そんな小さな往来を、一つずつ増やしていくことを目指します。

今回、まず始めるのは1階の和カフェです。厨房設備を整え、必要な許認可を取得し、蕎麦や甘味を安心して提供できる環境をつくります。この建物は、353KUROGAMOの時代には宿泊施設としても使われていました。2階も整備し、必要な許認可を整えたうえで、黒鴨に滞在できる場所として活用したいと考えています。

ただ泊まるだけでなく、地域で何かを始めたい人が一定期間滞在しながら学んだり、ワークショップを開いたり、小さな実践を試したりできる場所にしていくことも構想しています。ただし、今回のクラウドファンディングで、そこまですべてを完成させるわけではありません。

まずは1階の和カフェをきちんと立ち上げる。その後、実際に場所を使い、地域のみなさんや訪れる方の声を聞きながら、2階の使い方を少しずつ具体化していきます。

今回のクラウドファンディングでは、100万円を最初の目標に掲げます。

古民家には、これまで大切に使われてきた建物ならではの魅力が残っています。一方で、飲食店として安心して使い続けるためには、厨房設備の調整や、菓子製造業の許可取得に向けた整備、家具や什器などが必要です。

建物の基本的な改修には、私たち自身の資金も投入して進めます。そのうえで、みなさまからいただくご支援を次の費用の一部として活用させていただきます。

・古民家の改修費の一部

・厨房・給排水設備の整備

・菓子製造に必要な設備

・店内の家具・什器

・リターンの製作・発送費

・クラウドファンディング手数料

100万円ですべての工事費をまかなうわけではありません。まずは1階の和カフェを営業できる環境まで整え、みなさんを迎えることが今回の目標です。資金だけでなく、このクラウドファンディングをきっかけに出会う人との関係も含めて、「くまきち日和」を育てていきたいと思っています。

今回のリターンは、品物をお返しするだけでなく、「くまきち日和」や白鷹を実際に楽しんでいただけるものを中心に準備します。

◯遠方から応援してくださる方には、純粋な応援プランのほか、くまきちのオリジナルグッズ、白鷹の品々などをお届けします。

◯黒鴨を訪れてくださる方には、古民家カフェの貸切利用や、準備と許認可が整った後に利用できる宿泊体験など、この場所で過ごしていただけるものも検討しています。

店を応援することが、白鷹の別の場所を知ることにもつながる。そんな関係を、リターンの中にもつくりたいと考えています。

現在、株式会社侘助と建物の改修を進めています。まずは1階の和カフェをオープンできる状態まで整え、厨房設備や菓子製造に必要な環境を準備します。

・クラウドファンディング公開:9月下旬

・クラウドファンディング終了:10月31日

・「くまきち日和」オープン:10月中旬予定

・リターン発送:11月頃予定

※工事や許認可の状況により、予定が変更となる場合があります。その際は活動報告を通じて、進捗と今後の予定を随時お知らせします。

cafe mamenokiを始めた時、今のような未来になるとは想像していませんでした。最初にあったのは、「子どもと一緒に行ける場所がないなら、自分でつくってみよう」という、とても個人的な気持ちでした。

そこから店を始め、たくさんのお客さまと出会いました。苦しい時には学生や地域のみなさんに支えてもらい、農業を始めたことで食材の向こう側にいる人たちも近くに感じるようになりました。その中で「くまきち」が生まれ、南陽での活動と新しい出会いにつながりました。気がつけば、一人で始めた店の周りに、いろいろな人が集まるようになっていました。その中から「自分でも店をやってみたい」と話す人や、別の地域で新しいことを始める人も現れました。

今回、黒鴨で「くまきち日和」を始めることも、その続きにあります。

田勢さんが人を迎えてきた古民家を引き継ぎ、侘助のみなさんと建物を整え、青木さんと一緒に新しい店を始める。これまで別々に生まれてきた出会いが、黒鴨で一つの場所につながろうとしています。ここに店を一軒つくったからといって、地域が大きく変わるわけではありません。それでも、「あのお店に行ってみたい」という理由が一つ生まれることで、誰かが初めて黒鴨を訪れるかもしれません。そして、この場所に関わった誰かが、今度は「自分も何かやってみたい」と思うかもしれません。私たちは、そんな小さなきっかけが次のきっかけにつながっていくことを、これまで何度も経験してきました。

まずは黒鴨に、子どもからお年寄りまでが一緒に過ごせる場所をつくります。「くまきち日和」が、白鷹を訪れる新しいきっかけになるように。そして、誰かの「やってみたい」が次へ進む最初の場所になるように。この場所の最初の仲間として、応援していただけたら嬉しいです。

支援金の使い道

集まった支援金は以下に使用する予定です。

  • 設備費

  • 人件費

  • 広報/宣伝費

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

支援に関するよくある質問

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