のこぎり1本から始まった、世界に一台のカプチーノ再構築

こんにちは、912designのAskaです。
4年前、愛車のスズキ・カプチーノが突然のエンジンブローに見舞われました。純正状態へ修理する選択肢もありましたが、私たちはこれを、長年思い描いてきた一台を形にする機会だと考えました。
自らデザインし、のこぎり1本から形にしたワイドボディ。スズキ製の1.6Lエンジンと6速MTへの換装。そして、必要な改造公認を取得し、再び公道を走れる一台へ。
カプチーノ本来の魅力を残しながら、現代の技術で再構築する。その完成までの過程を、支援してくださる皆さまと共有し、一つの物語として残していくプロジェクトです。
エンジンブローが、再構築の始まりになった
エンジンブロー直後
私はこれまで、2台のカプチーノを乗り継いできました。
小さくて軽く、速さだけではない「運転する楽しさ」を感じさせてくれる。私にとって、それほど惹かれ続けてきた特別な車です。だからこそ、壊れたからといって、この一台を終わりにはしたくありませんでした。
当初は純正エンジンへ載せ替え、元の状態へ戻すことも考えました。しかし、修理するだけではなく、以前から思い描いていた理想を形にできる機会なのではないか。そう考えたことが、この再構築プロジェクトの始まりです。
軽さと力強さを両立した、本来存在しなかった一台へ
壊れる前のカプチーノ
カプチーノらしい軽さと、後輪駆動ならではの「運転する楽しさ」を残しながら、ボディ、エンジン、ミッション、足まわり、ブレーキ、冷却系まで、車両全体を再構築します。
目指すのは、見た目だけを変えたカスタムカーではありません。「走る・曲がる・止まる」を一つのパッケージとして成立させる。もしカプチーノが、軽自動車という枠を越えて進化を続けていたら——その答えとなる、世界に一台のレストモッドを目指しています。
試行錯誤の日々。限られた時間を重ね、仲間と形にしてきた
発泡ウレタンを削る様子
この製作は、型となる発泡ウレタンを、一本ののこぎりで削り出すところから始まりました。
発泡ウレタンで形をつくり、削っては確認し、FRPを積層して再び修正する。既製品の型も正解もないワンオフ製作のため、一度で答えが出ることはなく、作り直した箇所もあります。
普段は会社員として働いているため、作業に充てられるのは、限られた休日のみです。仲間と予定を合わせ、数時間ずつ作業を積み重ねてきました。思うように時間を確保できず、製作が止まる時期もありました。
それでも、諦めずに続けてきた試行錯誤と、力を貸してくれる仲間の存在が、このプロジェクトをここまで前へ進めてくれました。
支援者の皆さんとの一体感を大切に
仲間と意見を交わしながら、ボディラインを確認する
このクラウドファンディングで大切にしたいのは、完成した車を見ていただくだけではなく、完成までの過程を共有することです。
これまでもYouTubeを通じて、ボディ製作や試行錯誤の様子を発信してきました。これからも製作の進捗だけでなく、困難に直面したときの判断や設計変更、うまくいかなかった過程も、リアルにお届けしていきます。
支援という形でこの挑戦に加わり、完成までを見届けてくださる皆さまも、912designの挑戦を支える大切な仲間です。この一台が完成する瞬間まで、一緒に歩んでいただけたらうれしいです。
現在の状況と、これからのロードマップ
エンジンを搭載し、各部の収まりを確認
現在、車両製作は二つの軸で並行して進んでいます。
ショップ側では、スズキ製1.6Lエンジンを車両へ搭載し、ミッションや補機類を含めた各部のレイアウト確認と製作を進めています。
一方、私たちは自作ワイドボディの仕上げ作業を進めています。完成したボディパーツを車両の公認を取得する前にショップへ搬入し、車両への取り付けと調整を行う予定です。
その後、エンジンスワップとワイドボディ化を含めた改造公認を取得し、再び公道を走れる一台に仕上げます。進捗によって前後する可能性はありますが、早ければ2026年末の公道復帰を目標としています。
※改造公認取得のタイミングは進捗状況によって前後します。
2026年8月入庫、作業期間約3~4か月を想定。
製作の進捗や変更点は、YouTubeと活動報告を通じて随時共有します。
作業を進めている自作ワイドボディ
リターンについて

ご支援いただいた皆さまには、選択いただいたプランに応じて、お礼のメッセージ、初回限定ステッカー、限定公開動画、車両へのスポンサーロゴ掲出などをご用意しています。
いずれも、このプロジェクトに参加し、完成まで一緒に歩んでいただいた証となるリターンです。詳しくは、各リターンの詳細をご覧ください。
支援金の使い道
皆さまからいただいた支援金は、CAMPFIRE手数料およびリターンの制作・発送費を差し引き、ワイドボディの取り付け・仕上げに必要な材料・消耗品費、エンジンスワップや各部調整に伴うショップ作業費、改造公認取得に必要な費用に充てます。
また、本車両の完成度を高め、その経験を今後のカプチーノ製作にも生かすため、工具・治具の整備、試作・検証などの製作活動費の一部としても活用します。支援金の使い道と製作状況は、活動報告を通じて随時お伝えします。
最後に。この挑戦を一緒に。

壊れたカプチーノは、終わりではなく始まりです。このプロジェクトを通じて、多くの人に「ものを直すこと」、そして試行錯誤しながら「形にしていく過程」の面白さを感じてもらいたいと思っています。
そして何より、支援してくださる皆さまと一緒に、「本来存在しなかった一台」を完成させ、再び公道を走る瞬間を迎えたいと心から願っています。
のこぎり1本から始まったこの挑戦を、ぜひ一緒に完成させてください。



