はじめまして。
名古屋市緑区にある就労継続支援B型のワークセンターメイプルです。
現在、ワークセンターメイプルは、これからも活動を続けていくため、新しい場所への移転を進めています。
現在の建物は老朽化が進んでおり、新しい場所で活動を続けるためには、内装工事や設備の整備に大きな費用が必要です。
これからも精神障がいのある方が安心して過ごし、働くことのできる場所を守っていくために今回のプロジェクトを立ち上げました。
ワークセンターメイプルは、精神障がいのある方の居場所・働く場所として、名古屋市緑区で30年以上活動を続けてきました。
ワークセンターメイプルはNPO法人グリーンハートが運営しており、精神障がいのある方の地域生活や社会参加を支援しています。
精神疾患は特別な病気ではありません。
精神疾患を有する患者数は約603万人とされており、私たちにとって身近な病気です。(※厚生労働省『令和5年患者調査』より)
しかし、精神疾患や精神障がいについての理解は社会の中で十分とはいえない状況です。
精神障がいのある方の中には、病気や障がいの影響から、疲れやすい、集中力が続かない、人との関わりに強い不安を感じるなど、日常生活や仕事の中でさまざまな悩みを抱えている方がいます。
就労継続支援B型とは、病気や障がいにより一般企業で働くことが難しい方の就労支援をする福祉施設です。
一人ひとりの病気や障がい、体調に合わせて、必要なサポートを受けながら安心して過ごし、働くことのできる場所。
ワークセンターメイプルは、そんな場所として30年以上緑区で活動してきました。
ワークセンターメイプルの前身である小規模作業所「かえで作業所」は1995年に開所しました。
当時は精神障がいのある方が地域で安心して過ごしたり、働いたりできる場所は十分に整っておらず、長期入院を余儀なくされる方も少なくありませんでした。
「地域に安心して過ごせる居場所を作りたい」
そんな思いから緑区の精神障がいを抱える人の家族たちの集まりである「みどり家族会」を中心に、作業所の設立に向けた動きが始まりました。
1995年 かえで作業所開所式
区役所、社会福祉協議会、保健所、医療機関などの関係機関も加わり、設立準備会が立ち上げられました。バザーや寄付による資金集め、作業所の場所探しなど多くの人たちのご協力のもと、1995年「かえで作業所」が誕生しました。
2001年には第二の作業所として「メイプルハウス」を設立。
2013年には法律の改正に伴い「かえで作業所」「メイプルハウス」を合併し、現在の「就労継続支援B型事業所ワークセンターメイプル」となりました。
かえで作業所・メイプルハウスが合併し、
ワークセンターメイプルになった当時の機関誌
2025年には「かえで作業所」が設立30周年を迎えました。
30周年を記念して開催した「かえで作業所30周年お祝い会」では設立当時から携わっていただいた関係者の方々にもお越しいただきました。
2025年 かえで作業所30周年お祝い会
ワークセンターメイプルは鳴海駅から徒歩8分ほどの場所にある就労継続支援B型です。
メイプルでは、利用者さんのことを「メンバーさん」と呼んでいます。
焼き菓子製造、雑貨づくり、販売、内職、清掃など、メンバーさん一人ひとりに合わせたさまざまな活動に取り組んでいます。
現在メイプルでお借りしている建物は、1974年2月に建築された築52年になる木造物件です。
4軒続きの建物のうち、3軒をお借りして活動しています。
2026年現在のワークセンターメイプルの建物
(緑区六田)
建物は長年の使用により老朽化が進んでおり、雨漏りやそれに伴い天井が一部損傷しながらも、その都度補修をしながら使用してきました。
古い建物ですが修繕しながら使ってきました
こうしたなか、2026年5月に建物のオーナーさんから老朽化した木造物件をこのまま貸し続けることは難しいとお話がありました。
今後の活動場所について何度も協議を重ね、現在の建物を購入して使い続けることも検討しました。
しかし、購入に必要な費用や現在の建物の状態、メイプルが今後も長く活動を続けていくためには、より安全で活動に適した場所へ移転することが必要だと判断しました。
オーナーさんと今後のスケジュールについて話し合い、2027年9月までには現在の場所を退去することとなりました。
限られた期間の中で、移転先の整備や引っ越しを進めなくてはいけない状況です。

メイプルではシフォンケーキやマドレーヌなどの焼き菓子の製造、内職、手作り雑貨の製作、草取り・清掃などさまざまなお仕事をしています。
菓子製造作業
内職・手作り雑貨製作作業
買い物代行・清掃作業の様子
※買い物代行はご自身で買い物に行くのが難しい方に代わってお買い物をしご自宅に届けるサービスです。
焼き菓子と手作り雑貨は緑区役所や徳重支所のスペースをお借りして販売したり、地域で開催されるコミセン祭りや区民祭りなどのイベントにも出店しています。
地域のイベントでの出店の様子
ありがたいことにメイプルの焼き菓子を気に入っていただき毎年焼き菓子の注文をいただけることも多いです。
自治会行事やイベントで配布用にゴミ袋のセットの内職を注文していただいたり、草取り・清掃のお仕事も地域の個人宅・クリニック・家族会さんからご依頼いただいています。
こうした地域の皆さんからお仕事や、イベント出店の機会をいただけることで、メンバーさんにとって大切な「働く機会」につながっています。
これからも地域とのつながりを大切にしながら、メンバーさんが安心して働ける場所として、活動を続けていきたいと思っています。
移転先は現在の場所から車で約5分程の距離にあります。今までと同じ緑区内で、近くに市営バスも通る場所です。
4軒続きの建物の中央2軒をお借りして活動予定です。
新しい物件は床や壁などが整っておらず、厨房設備、照明、空調、インターネット環境などもない状態です。
移転先の建物。築年数は約40年の鉄骨造。
現在の場所より浸水被害のリスクも軽減されます。
左側が菓子製造の作業場、右側が内職の作業場予定
今後も活動を続けていくためには、移転先物件の内装工事と各種設備の整備まで、一から環境を整えていく必要があります。
移転後も今まで通りシフォンケーキ、マドレーヌ、ワッフルなどの焼き菓子を製造・販売予定です。
焼き菓子作りを続けるためには、菓子製造業の営業許可に必要な施設基準を満たす厨房を整備する必要があります。
移転にかかる主な費用は、材料費の高騰などもあり約2,000万円かかる見込みです。
移転にかかる費用は、自己資金に加え貸付制度による借り入れをする予定です。
障害福祉サービスによる収入は利用状況などによって変動することもあり、資金的に大きな余裕があるわけではありません。
移転により障害福祉サービスの収入が一時的に減少する可能性もあり、今後も事業を安定して運営していくために資金をできるだけ確保しておきたいと考えています。
法人だけでこれらの費用を負担することは大きな負担となるため、今回のプロジェクトを立ち上げました。
プロジェクトページをご覧の皆さまには、自己資金、借り入れと合わせて、内装工事や設備費の一部をご支援いただきたいと考えています。
まずは第一目標として100万円のご支援を目指します。
支援の輪を広げていき最終的には300万円を目標に挑戦していきます。
【移転にかかる主な費用(概算)】
内装工事費用 約1,800万円
不動産契約諸経費 約170万円
引っ越し費用 約30万円
このほか、厨房機器や備品の購入なども必要となる予定です。
移転先の新しい場所では、焼き菓子や手作り雑貨をお買い求めやすいようにテイクアウト用の窓口の設置を予定しています。
移転後の新しいメイプルのイメージ図
左側にテイクアウトの窓口を設置予定です。
現在の場所は住宅街のなかにあり、外から見てどんな場所かわかりにくく、なかなか地域の皆さんがふらっと気軽に立ち寄れる場所にはなっていませんでした。
そのため現在店頭販売するときは、できるだけ通行人の方に気づいてもらえるように、店舗前に車を停め、その車を販売スペースとして製品を並べるなどの工夫をしてきました。
事業所前に車を停めて販売している様子
移転先の場所では地域の皆さんに気軽にお立ち寄りいただき、メンバーさんたちの作った製品をより多くの人に手にとっていただきたいと思っています。
これまで焼き菓子や雑貨の販売の他、地域の方から草取りや清掃、買い物代行などのご依頼をいただき、仕事として取り組んできました。
「草取りをお願いしたい」「買い物に行けなくて困っている」など地域の困りごとがメンバーさんの「働く機会」につながっています。
新しい場所でもこうした活動を続けながら、これまでメイプルを知らなかった方にも足を運んでいただけるような場所にしていきたいと考えています。
今回の移転をきっかけに、製品を買いに来てくださる方、仕事を依頼してくださる方など、さまざまな形で地域の皆さんとの関わりを広げ、どなたでも気軽に立ち寄れる、より地域に開かれた場所にしていきたいと考えています。
「僕らのいま」を振り返りつつ、未来に向かって
日本福祉大学 青木聖久教授
2009年1月24日、グリーンハート主催のもと、「僕らのいま」というテーマで、3人のトークライブがあった。当日の資料を引っ張り出すと、「人間として」という言葉が複数箇所見つかった。
さて、私は精神障害がある人や家族にかかわって、約40年になる。そのなかで、常に伝えていることが、人間としてのピープルファースト。つまり、人間には多くの側面があり、ほんの1つが精神障害。
人生は、予定通りに行くはずもない。単線から複線、直線から曲線。色々あって当たり前。
何かあっても、無くてもいいので、まずはグリーンハートを訪ねてほしい。理解しなければなんて、気負わなくてもいい。関心を持ってさえ頂ければ。さすれば、いい加減(ほどよさ)、価値観の多様性等に辿り着けるだろう。その先には、不思議と、自分自身が生きやすくなっていたりする。
ぜひ、よろしければ、1回の外食を自宅に変更して頂き、前述のことについて、語り合って下さればと思います。そして、その際の外食費を、グリーンハートの未来のために、ご支援賜れると幸いです。

精神障害者家族会 みどり家族会
ワークセンターメイプルは、家族会と共に歩みながら、30年という長い年月を積み重ねてきました。その歩みの中には、利用する皆さん、ご家族、職員、そして地域の方々のたくさんの支えと想いがあったことと思います。
そして、精神障害のある方々が安心して働き、自分らしく地域で暮らしていくための大切な居場所です。日々、悩みや不安を抱えながらも、一歩ずつ前へ進もうとする本人たちにとって、安心して通える場所があることは、家族にとっても大きな支えです。
今回の移転が、より良い環境で新たな一歩を踏み出す機会となることを心から願っています。私たち家族会も、この挑戦を応援しています。
クラウドファンディングを通じて、ぜひ多くの皆さまのお力をお寄せください。温かなご支援をよろしくお願いいたします。
メイプルのてづくり雑貨のフクロウをご自宅で
飾ってくださっています
ワークセンターメイプルのご近所の蟹江さん
20年くらい近くで活動の様子を見させてもらってきました。焼き菓子や雑貨などを一生懸命販売されているので、少し協力させてもらっています。機関紙も読ませてもらっています。
この度、移転されるとのこと、さびしくなりますが、いつまでも応援させてもらいます。
特定非営利活動法人グリーンハート 理事長
精神保健福祉士 野浪徳一
平成7年4月に名古屋市緑区で初めて精神障害を抱える方たちの小規模作業所「かえで作業所」が開所してから30周年を迎えました。
今日を迎えることができましたのも開所準備段階からのご家族・支援関係者・地域の方々のご支援の賜ものであると心より感謝申し上げます。
その一方で、長年通所している利用者・家族・地域の皆様にとって心の拠り所となってきた建物も築50年を超え、東南海沖の地震に対する耐震性及び老朽化と豪雨による浸水被害が近年、大きな課題となりました。
数年前より現建物(名古屋市緑区六田1丁目78番地)の土地・建物の購入や耐震補強工事含めた多方面にわたる検討を重ねて参りましたが、この度、ワークセンターメイプル(旧:かえで作業所・メイプルハウス)を名古屋市緑区相原郷2丁目2001番地へ「移転」することと致しました。
また「移転」に伴い内装工事等を執り行い作業環境を整えることと致しました。昨今の情勢もあり建材費高騰・人件費の引き上げの影響もあり、内装工事費等で約2,000万円の資金が必要となりました。
今こそ、これまで多くの方々が携わりながら作り上げてきた力を『結集』し、未来に向けてつなげていくために、この“困難”を皆さんのご支援・ご協力で乗り越えましょう、よろしくお願いします。


10月19日(月) クラウドファンディング、移転先内装工事開始
11月30日(月) クラウドファンディング終了
プロジェクト終了後、お礼のメールのリターン開始
12月初旬 内装工事完了予定
2027年1月上旬 移転先へ引っ越し
2027年1~2月 リターン準備(活動報告書、焼き菓子引換券、お礼状)
2027年3月 リターン発送・ホームページへのお名前掲載開始


プロジェクトの担当者の中村桜子です。
高校・大学で福祉を学び、大学卒業後14年間、精神保健福祉士として働いてきました。
現在はワークセンターメイプルの管理者・サービス管理責任者として勤務しています。
メンバーさんにとってメイプルは仕事の場であると同時に気軽に話せる仲間がいる居場所でもあります。
お菓子作りが好きな人、販売の仕事にやりがいをもっている人、清掃など身体を動かす仕事をしたい人など、仕事を魅力的に感じているメンバーさんもいます。
仕事へのやりがいだけでなく、その日の天気の話や昨日やっていたテレビ番組の話、今日のファッションの話など、何気ない会話を気軽にできる人たちがいるから来ているというメンバーさんもたくさんいらっしゃいます。
メンバーさんにとってメイプルは気軽な会話ができる、安心できる場所です。
安心して過ごせる場所として、ワークセンターメイプルをこれから先40年、50年と長く続けていくために、皆さまのお力をお貸しいただければ嬉しいです。
応援よろしくお願いいたします。










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