年金暮らしの方も楽しめる価格設定で営業している和カフェ「とばてい」。(兵庫県明石市鳥羽)地域の小さな憩いの場ともなっています。ただ、この建物は築約50年になる古屋です。「とばてい」を長く続けていく為にはどうしたらよいか?これまでずっと考え続けていました。
「とばてい」の2階には、昭和のまま時が止まった空きスペースがあります。近年、空き家が増えているように、放っておくと建物は劣化していきます。1階をカフェとして利用するだけでなく、この2階スペースを、地域の方が自分のやりたいことを実現するスペースとして活用できればもっと価値のある建物に生まれ変わらせることが出来るのではないかと思うようになりました。
街中で、自然を感じながら、心も体も、ほっと一息つける、癒しの和モダン空間。そんな空間を目指してプロジェクトを進めていければと思っています。

たとえ建物は古くても、その時代に合ったさまざまな活動は、新しい息吹をもたらします。
曜日時間替わりで利用できる小さなお教室やお店の集合スポット=元々住宅として建てられた建物なのである程度制約はありますが、具体的には、地域の文化教室、リラックスや癒しのサロン、ストレッチや健康づくりのスペース、ライブ配信スペース等として利用していただくことを検討しています。
多くの人が気軽に、利用したい時だけ利用できる、シェア建物。地域の方の活躍の場や、新しい出会いが生まれるスペース。皆様が利用することで、本当の意味で古屋が生まれ変わります。
ある曜日のタイムスケジュール例(来春以降実施予定)
資金不足や工事進捗の関係上、いきなり始める事は難しいので、概ねの改修工事終了後、まずは、「とばてい」の営業時間内に限り、2階スペースを会議室のような一時利用という形でお貸しすることから始めようと思っています。
具体的計画時期
2026/08~10
「とばてい」2階空きスペース解体工事
2026/10/10~11/25
クラウドファンディング実施
2026/11~12
改装工事実施(年末にメインフロア工事概ね終了)
2027/01/04〜06
新春 改装フロアお披露目会(リターン)実施
2027/01~03
「とばてい」営業時間内に限り、2階スペース一時利用時間貸 開始
2027/01~03
予算があれば、2階スペース水廻り・トイレ改修工事実施
2027/04
曜日時間替わりで利用できるシェア建物(月額契約)開始予定
2階の箪笥には着物や羽織が何枚も眠っていました。(シミが付いたままの物も多数です。笑)ただ、着物を着るのはやっぱりハードルが高いですよね。
そこでリターンに、新春 羽織コーデ体験、を企画しました。洋服の上に着物の羽織を合わせるだけの簡単コーデです。年始めに、新たな気持ちで、羽織コーデを体験いただき、改装したばかりの建物内で自由に写真を撮っていただく企画です。
現在の70代の世代でも着物に羽織る機会の少なかった羽織。素敵な体験になればと思っています。

実は、建物の外部廻りは早急な雨仕舞対策が必要で、なんとか資金を搔き集めながら、毎年少しずつ、約4年に渡り改修工事を行ってまいりました。今回の2階スペースの改装はその工事の集大成となります。
改装は、SDGsを意識して、「できる限り廃棄物を出さず、昭和の匂いがそのまま残る資材を再利用して、新たな空間を造ること」をコンセプトに行っています。
新設でもなく、単なる改修でもない、古い物の再利用ですので、工事は困難続きです。ベテランの職人さんでも、「経験が無い」ような工事も多数です。理解ある職人さんでないと受けていただけないような工事です。これまでお付き合いいただいた業者様に心から感謝し、今回のプロジェクトも引き続きお願い致します。
外装屋さん(加藤建装) 大工さん(中原建築) 塗装屋さん(長谷川塗装工業) 外構屋さん(コトノハガーデン) 鉄工所(岡山建工さん)

改装のイメージは「和モダンな空間」です。SDGsの考え方を大事にし、古材を再利用しながら仕上げていきます。再利用の具体例を挙げると
和室の障子 → 障子紙を外し、黒色に塗装し、階段壁のデザイン枠として設置
昭和の雰囲気そのもののテーブル → 脚を変え、再塗装し、真ん中をくり抜いて、観葉植物置き場に
外部の木格子 → 窓内側の和モダンな装飾格子へ といった感じです。

古い建物を活用する際の問題の一つは、断熱性の低さです。この建物は軽量鉄骨(プレハブ)で出来ており、屋根裏も無い為、夏は灼熱、冬は極寒。現在の気候でこのまま使用すると、光熱費が恐ろしい事になるのは目に見えています。改装工事では、建物の保温効果を少しでも高めるよう、天井と外周壁に断熱材を敷き詰めます。2階スペースを利用するすべての方にとってメリットとなるよう環境を整えてまいります。
改装というと、目に見えるデザインだけにとらわれがちですが、見えない性能にも費用を掛けることは大切です。もっと環境に配慮し、節約できることは無いか?例えば、将来、普及が進めば、西日が当たる西面外壁に、軽量で柔軟性があるペロブスカイト太陽電池を設置して発電させ、より光熱費を落とすことはできないか?とも考えたりします。
そんな夢のような考えだけは沢山あるのですが、実際の「とばてい」は本当に小さなカフェで、お店の維持費だけでも大変です。このプロジェクトへのサポートは、「とばてい」の運営だけでなく、新しい何かをスタートさせる方の応援にも繋がる、地域の未来への「投資」だとお考えいただき、お力添えいただけますと幸いです。




