世界を救う猫を救う。
はじめに——猫から受け取った幸せを、今度は猫たちへ返したい
僕は現在、2匹の猫と暮らしています。この2匹は、ただ可愛い存在ではありません。家族であり、毎日の生活に大きな幸せを与えてくれる存在であり、僕自身の考え方や生き方まで変えてくれた存在です。
猫と暮らし始めたばかりの頃、僕は猫の行動を、人間の都合に合わせようとしてしまうことがありました。コードを噛まれたとき、強い声を出してしまい、そのあとで後悔したことがあります。
でも、悪いのは猫ではありませんでした。猫がコードを噛むなら、猫を叱って変えようとするのではなく、人間がコードを隠し、猫が安全に暮らせる環境をつくればいい。
猫と暮らすなかで、何か問題が起きたときに変えるべきなのは、猫ではなく、人間が用意している環境や仕組みなのだと考えるようになりました。
外出していても早く家へ帰りたいと思うようになり、旅行や日々の時間の使い方も変わりました。それを負担だとは思っていません。
猫が安心して過ごしている姿を見ることや、家へ帰ったときに迎えてくれること、何気ない毎日を一緒に過ごせること。その一つひとつから、僕の方がずっと多くの幸せをもらっているからです。
だから僕は、一緒に暮らす2匹が生涯を終えるときに、
「この子が生きられた可能性の中で、最も幸せな生涯だった」
と心から思えるような選択を、日々重ねていきたいと思っています。
もちろん、すべてを完璧にできるわけではありません。それでも、その時々で猫にとって何が一番よいのかを考え、自分にできることを諦めずに選び続けたい。そして、その願いを自分の家族だけで終わらせたくありません。
猫から受け取ってきた幸せを、今度は猫たちへ返していきたい。一匹でも多くの猫が、その猫にあり得た可能性の中で最も幸せな生涯を送れるようにしたい。そのために始めたのが、NECOCUEです。
猫が幸せに生きられない原因を、仕組みから減らしたい
NECOCUEが目指しているのは、単に猫を長生きさせることだけではありません。長く生きることはもちろん大切です。ですが、「一日でも長く一緒にいたい」と願うのは、あくまでも人間の都合です。
猫自身にとっての幸せは、生きた時間の長さだけでは決まりません。たとえ長く生きられたとしても、その時間の多くを苦痛や不安、恐怖や我慢のなかで過ごしていたとしたら、それを本当にその猫にとって最も幸せな生涯だったと言えるのか。
僕は、そこまで考えなければいけないと思っています。
安心できる環境で暮らせること。
信頼できる人と一緒に過ごせること。
苦痛や不安が少なく、その猫らしくいられること。
そして、飼い主や獣医師、動物病院、保護活動に関わる人たちが無理をしすぎず、猫を支え続けられること。
人間にとって都合がよいかではなく、目の前の猫自身にとって何が幸せなのかを考え続ける。それがNECOCUEの基準です。
猫に我慢を求めるのではなく、情報、距離、時間、費用、制度など、猫を大切にしたい人が妥協せざるを得ない状況を、
仕組みから変えていく。
猫が幸せに生きられない原因を、一つずつ減らしていく。
それが、NECOCUEで実現したいことです。
最初に、猫の医療と暮らしの相談から始めます
この大きな目的に対して、NECOCUEが最初に取り組んでいるのが、猫の医療と、猫との暮らし・飼育に関する相談です。猫と暮らしていると、いつもと少し違う様子に気づく瞬間があります。
食欲がない。
元気がない。
吐いた。
目の様子が少し違う。
歩き方がいつもと違う。
明らかな緊急事態であれば、すぐに動物病院へ向かうべきです。一方で、実際に飼い主が迷う場面は、それだけではありません。「いつもと少し違うけれど、今すぐ病院へ行くほどなのか分からない」という最初の迷いがあります。
さらに、一度病院へ行って治療を受け、明らかに状態がよくなったあとにも、
「もう一度、経過を診てもらうために連れて行くべきなのか」
「病院を強く嫌がるこの子を、再診のためにまた移動させるべきなのか」
「症状は落ち着いて見えるけれど、本当にこのままで大丈夫なのか」
という別の迷いが生まれます。必要な再診であれば、もちろん受診しなければなりません。
しかし、それが必要かどうかを飼い主だけで判断することは簡単ではありません。
猫を大切に思うからこそ、必要のない通院や移動の負担は避けてあげたい。一方で、あとから状態が悪くなれば、「あのとき、もう一度相談しておけばよかった」という後悔が残ります。
僕自身も、一緒に暮らす猫の目の様子がいつもと違ったとき、病院へ行くべきか迷った経験があります。そして一度治療を受けて状態がよくなったあとにも、病院を嫌がる猫を経過確認のためにもう一度連れて行くべきなのか、自分だけでは判断できず迷いました。

そのときに欲しかったのは、インターネット上の一般的な情報をもっとたくさん読むことではありませんでした。
自分の猫の状態や、受診後の変化、これまでの経過を伝えたうえで、獣医師に
「もう一度連れて行くべきか」
「今は自宅で様子を見てもよいのか」
を相談できる道筋でした。
「様子を見るべきか、病院へ行くべきか」
「一度受診したあと、このまま様子を見てよいのか、もう一度連れて行くべきか」
どちらも、猫を大切に思うほど簡単には決められません。必要のない移動で猫へ負担をかけたくない。でも、必要な受診や再診を遅らせて、あとから後悔したくもない。

迷っているうちに時間だけが過ぎてしまい、あとになって思う。
「もっと早くしてあげればよかった」
NECOCUEは、この後悔を猫との暮らしから減らしたいという思いから生まれました。
猫の状態や受診後の変化、これまでの経過を獣医師へ伝え、飼い主だけで迷い続けず、次にどうするかを一緒に考えられる道をつくります。しかし、飼い主が専門家に聞きたいことは、症状や受診のことだけではありません。トイレの置き場所、猫同士の関係、生活環境、日常のケア、シニア猫との暮らし。病名をつけたり薬を選んだりする話ではなくても、「この子にとってどうすればよりよいか」を誰かに相談したい場面があります。
こうした飼育や暮らしの困りごとは、動物病院へ猫を連れて行く場面だけでなく、ビデオ通話で普段の部屋や猫の生活環境を見せながら話せるからこそ、伝わりやすいことがあります。
NECOCUEは、症状や医療の相談は獣医師へ、飼育や暮らしの相談は獣医師または動物看護師へつながれる、二つの入口をつくります。動物看護師への相談で診療が必要と考えられる場合は、獣医師や対面診療など適切な次の窓口へつなぎます。
必要な医療と、日々の相談を、必要な形で届ける
NECOCUEが目指すのは、「病院へ行かなくてもよいサービス」ではありません。オンラインだけで、すべてを完結させることも目的ではありません。必要な受診や再診は遅らせない。その一方で、獣医師が猫をもう一度連れてくる必要はないと判断した経過確認や相談であれば、猫に不要な移動や環境変化をさせずに済む選択肢をつくる。そして、病気ではなくても、飼育や暮らしのなかで生まれる困りごとを専門職へ相談できる入口をつくる。
医療については獣医師と次の行動を考え、暮らしや飼育については獣医師や動物看護師と状況を整理できる。飼い主が一人で抱え込まず、相談内容に合った専門職へつながれる状態をつくることが目的です。
NECOCUEは、次の四つを同時に実現することを目指します。
- ・猫にとって不要な移動や環境変化の負担を減らす
- ・飼い主の迷いと「もっと早くしてあげればよかった」という後悔を減らす
- ・飼育や暮らしの困りごとを、専門職へ相談できる入口を増やす
- ・獣医師の医学的な判断と、動物病院が提供する診療の価値を守る
誰か一人へ負担を押しつける仕組みでは、長く続きません。猫、飼い主、獣医師、動物看護師、動物病院が、それぞれ無理なく続けられる関係をつくることで、猫に必要な医療と日々の支えを、必要な形で届けていきたいと考えています。
NECOCUEで実現する体験

1. 飼い主は登録した猫を選び、「獣医師のオンライン診療」または「専門職へのオンライン相談」を選びます。
・症状、受診・再診、薬など医学的な相談は獣医師へ。
・トイレ環境、猫同士の関係、生活環境、日常ケア、シニア猫との暮らしなどは、獣医師または動物看護師へ相談できます。
相談内容に合った担当者と空いている日時を選び、予約します。
2. 予約後、通話までに問診票または相談内容を入力し、必要に応じて写真や動画を添付します。
アプリ内のビデオ通話では、猫の様子だけでなく、必要に応じて普段の部屋やトイレなどの生活環境を見せながら話せます。
3. オンライン診療では、獣医師が事前情報と猫・飼い主の状況を確認し、オンラインで確認できる範囲を診療します。対面診療や再診へ進むべきかを含む医学的判断は、獣医師が行います。オンライン相談では、獣医師または動物看護師が、飼育、生活環境、日常ケア、行動、困りごとの整理などを一緒に考えます。診療が必要と考えられる場合は、獣医師や対面診療など適切な次の窓口へつなぎます。
4. 通話後は、診療または相談で確認した内容や、次に取るべき行動をアプリ上で振り返れるようにします。
5. それだけではなく、食欲、体調、行動の変化、気になったことなど、通話のない日の普段の様子も日記としてアプリへ残せます。
病院へ行った日や相談した日の情報だけではなく、その前後を含めた日々の変化が一つの場所に積み重なっていく。次に診療や相談を受けるとき、飼い主が記憶だけを頼りに、猫の状態や経過を一から説明し直さなくてもよい状態をつくっていきます。
最初の実運用は、法令・安全面、参加者の資格確認、受入体制を整えながら段階的に始めます。オンライン診療は制度上許容される範囲と安全な対面連携体制を守り、オンライン相談は診療行為との境界を明確にして提供します。
現在までに進めていること
NECOCUEは現在、サービス開始に向けた更新を進めており、開発はおおよそ完成しています。これから実際に相談を担う獣医師と動物看護師の登録準備を進め、運用を確かめながら提供開始につなげていきます。
将来は、猫の生涯を支える医療・健康・暮らしの基盤へ
NECOCUEは、オンライン診療やオンライン相談だけを提供するサービスで終わらせるつもりはありません。目指しているのは、猫と暮らす人が日常的に使える、医療・健康・暮らしの基盤です。
・猫のプロフィール、普段の様子、既往歴、診療履歴、相談した内容を継続して記録できる
・病院を受診するときに、過去の情報を簡単に共有できる
・獣医師に診てもらいたい場面、専門職へ暮らしの困りごとを相談したい場面、対面診療へ進むべき場面を適切につなげられる
・飼い主が必要な情報を整理して伝えられ、獣医師や動物看護師が目の前の猫と飼い主に向き合う時間を増やせる。
飼い主側と、獣医師・動物看護師・動物病院側の両方から、猫に必要な医療や日々の支えへつながりやすい仕組みをつくる。その積み重ねによって、一匹一匹の猫が、その猫にとって可能性のある中で最も幸せな生涯を送れる社会へ近づけたいと考えています。
なぜクラウドファンディングなのか
NECOCUEに今必要なのは、開発費だけではありません。
まず、NECOCUEを必要としている飼い主がいることを、参加を検討する獣医師、動物看護師、動物病院へ示す必要があります。そして、サービス開始直後の飼い主が、金銭的な不安を少し減らして最初の診療や相談を試せる状態をつくる必要があります。このクラウドファンディングを、次の循環の出発点にしたいと考えています。
想いに共感する人が集まる
→ 飼い主の初期利用を支える原資ができる
→ 実際の利用と需要が生まれる
→ 獣医師・動物看護師・動物病院へ需要を示せる
→ 参加する獣医師や動物看護師が増える
→ 対応できる時間や選択肢が増える
→ より多くの飼い主と猫が利用しやすくなる
支援してくださる方には、単に開発資金を提供する人ではなく、NECOCUEが立ち上がる最初の仲間になっていただきたいと思っています。
資金の使い道

第一目標は100万円です。ご支援いただいた資金は、次の用途を中心に使用します。
- ・支援者がNECOCUEを利用するときの料金補助:30万円分
- ・課題啓発、初期利用者への情報提供、β参加案内:50万円
- ・β運用に必要なシステム・連絡基盤などの初期運用費:15万円
- ・ページ素材、告知物、想定外の運用費に備える制作・予備費:5万円
30万円分の利用料金補助は、単にNECOCUEの運営費として使うものではありません。対象となるリターンを選んだ支援者が、サービス開始後にNECOCUEの対象となるオンライン診療またはオンライン相談を利用するとき、1回の利用料金から最大3,000円を差し引くために使います。実際の利用時には対象となる料金から補助額を差し引き、その金額をNECOCUEから対象施設へ精算します。
つまり、ご支援いただいた資金の一部を、NECOCUEを最初に利用してくださる方の負担軽減として直接返します。
その利用を通じて、参加を検討する獣医師、動物看護師、動物病院へ、NECOCUEを必要としている飼い主が実際にいることを示していきます。利用者が増えることで参加する獣医師や動物看護師が増え、対応できる時間や相談の選択肢が広がり、さらに利用しやすいサービスになる。支援者への利用料金補助を、その循環を動かす最初のきっかけにします。
第二目標200万円では、利用料金補助の対象数と飼い主向け認知施策を拡大します。第三目標300万円では、情報発信、協力先開拓、β運営体制をさらに広げ、相談を受けられる地域・時間帯を増やします。
金額が増えるほど機能を無制限に約束するのではなく、実際の獣医師・動物看護師の提供体制と運用能力に合わせて、利用機会と認知施策を段階的に増やします。
リターンについて
個人向けには、お礼と活動報告、立ち上げメンバー向けの限定進捗、β機能への先行案内、本人限定の利用料金補助を組み合わせたコースを準備します。利用料金補助は、対象者本人のみ利用可能で、譲渡・換金はできません。1回の対象サービスで使える補助は1特典までとし、利用料金が補助上限未満の場合は実額まで、上限を超える場合は超過分をご本人に負担いただきます。
NECOCUEのサービス提供開始後、利用者と獣医師・動物看護師の受入体制が整い次第、β版を開始します。利用料金補助はβ版から利用できます。有効期限は2028年3月31日です。利用時に料金から補助額を差し引き、NECOCUEから対象施設へ精算します。対象施設・対象サービス、予約不成立・キャンセル時の扱いは、ご利用時に案内します。
法人・団体・個人事業主向けには、NECOCUEの立ち上げをともに支えるパートナー枠を用意しています。
- ・5万円|Founding Supporter(限定10枠):企業名・団体名・屋号、ロゴ、公式URLをパートナーページへ掲載します。
- ・10万円|Founding Partner(限定5枠):上段の大きいロゴ、公式URL、200字程度の紹介文を掲載し、活動報告でも1回ご紹介します。
- ・30万円|Launch Partner(限定1枠):パートナーページ最上段へ1年間掲載し、その後も支援者アーカイブへ残します。専用紹介記事も1本掲載します。
今後の予定
- ・公開後:飼い主への案内、LINE先行登録、獣医師・動物看護師・動物病院への協力依頼を並行して進めます。
- ・利用者と獣医師・動物看護師の受入体制が整い次第:β版を開始し、利用料金補助もβ版から利用できるようにします。
- ・リターンの提供時期は各リターンに記載のとおりです。
安全に関する大切なお願い
NECOCUEは、緊急時に利用を待っていただくサービスではありません。意識がおかしい、呼吸が苦しそう、けいれんが続く、大量出血など、緊急性が疑われる場合は、NECOCUEを待たず、かかりつけの動物病院または夜間救急へ直接連絡してください。また、NECOCUE自体が診断、診療、緊急度判定、処方判断を行うものではありません。診療や受診に関する医学的判断は、参加する獣医師が行います。動物看護師へのオンライン相談で診療が必要と考えられる場合は、獣医師や対面診療など適切な次の窓口へつなぎます。便利さよりも、猫の安全を優先します。
最後に
私たちがつくりたいのは、猫と暮らす中で生まれる迷いや不安を、一人で抱え込まなくていい未来です。猫の小さな異変にも、日々の困りごとにも、専門家と一緒に向き合える選択肢を当たり前にしたい。飼い主があとから「もっと早くしてあげればよかった」と悔やむことを少しでも減らし、その猫にとって、あり得た可能性の中で最も幸せな生涯だったと思える未来を増やしたい。
そのためのNECOCUEを、皆さまと一緒につくりたいと考えています。
どうかご支援よろしくお願いいたします。




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