実施理由/背景
重要文化財・春日大社神事日記の保存修理を実施しています
春日大社神事日記は、春日大社に伝来した鎌倉時代から明治時代に至る日記で、令和2年に重要文化財に指定されました。各年代の担当の神官が記録したもので、その内容は神事を中心としつつ、社会・経済・文化の多岐にわたり、また、年代も鎌倉時代の建治元年(1275)から明治5年(1872)の長期間に及んで継続して残されており、奈良の歴史研究の基本史料として極めて価値の高いものです。日記は全512点から成り、このうち巻子装となっている6点については令和5年度~令和6年度に保存修理が完了しました。現在は冊子装の日記506点の保存修理に着手しており、令和7年度~令和9年度の3ヶ年をかけて、15点の保存修理を実施しております。
プロジェクト内容説明
重要文化財・春日大社神事日記の保存修理を実施しています
令和7年度~令和9年度の3ヶ年をかけて、春日大社神事日記全512点のうち、15点の保存修理を実施しています。今回保存修理を実施しているのは、鎌倉時代後期から室町時代までの内容を有する、「建治三年若宮神主中臣祐賢記」「嘉吉二年壬戌祐時卿御記」「御生飯相論日記」「文正元年御神事記」「文明十七暦乙巳御神事引附」「明応六年祐辰之日記」「社頭諸日記」「辰市八幡宮祭頭役日記」「永正七年之記」「永正八年祐園社頭雑々記」「永正十四年古記抜書」「永正十四年日記」「永正十五年諸神供調進下行日記」「永正十五年記」「旧記ヌキ書」の15点です。いずれも冊子を解体した上で、クリーニングや欠失部分の補修を行い、改装して美観を回復します。
目指すところ
重要文化財・春日大社神事日記の保存修理を実施しています
春日大社神事日記は現状、経年による欠損や汚損が認められ、取り扱いに注意を要する状態です。現在実施している保存修理により、欠損部を補修し、汚損をクリーニングするなどして美観を回復するとともに、強度が弱まっている部分については補強を行い、日記を収納する保存箱を新調し、安全な取り扱いと保存ができるようにします。こうした保存修理を実施することにより、将来の適切な保存を確実なものとし、博物館での展示や各機関による研究など、今後の活用にそなえます。今回は鎌倉時代から室町時代にかけての15点が保存修理の対象となっておりますが、今回の15点の保存修理を完遂することにより、室町時代から江戸時代・明治時代にまで及ぶ、残る491点の保存修理にもつなげてまいります。
寄付の使い道
今回の保存修理事業は国・奈良県と奈良市の補助事業として実施されます。国・県・市からは修理費が補助されますが、それでもなお多くの所有者負担金が生じます。いただいたご寄付はこの所有者負担分に充当し、活用させていただきます。
自治体からのメッセージ
重要文化財の保護へのご理解とご支援をお願いいたします
令和2年に重要文化財に指定された春日大社神事日記は、質・量ともに奈良を代表する古記録群であり、奈良の歴史・文化を明らかにする上で極めて重要な文化財です。実に500点を超える点数を誇る古記録を将来にわたって確実に継承していくためには、適切な保存修理の実施が不可欠です。また、多点数にわたる古記録修理の今後のモデルともなる意義深い事業であると確信しております。みなさまのご理解とご支援をお願いいたします。
事業スケジュール
令和7年~令和9年 本紙のクリーニング・補修・補強
令和10年3月 修理完了(予定)
春日大社神事日記のうち15点の修理は、令和7年4月より着手しており、令和8年は引き続き本紙のクリーニング・補修・補強などの処置を進めています。令和9年も同様の処置を進め、令和10年3月までには完了し、春日大社へお納めする予定です。
【寄付に関する注意事項】
目標金額に到達しなかった場合の寄付金の返還はございません。
目標金額に到達しなかった場合、お預かりした寄付金は自治体内で使い道を検討し、自治体が取り組む各種の事業に活用させていただきます。
目標金額を超過した寄付金の取扱いについては、各自治体の判断となります。
また、クラウドファンディングの目標金額到達前に、自治体またはさとふるの判断により、寄付の受付を停止する場合があります。あらかじめご了承ください。
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受付終了後に入金が確認できたものについては、受付終了後に数字を更新いたします。





