実施理由/背景
県指定文化財・柳澤家当主年録及び日記類の保存修理を実施します
公益財団法人郡山城史跡・柳沢文庫保存会が所蔵する柳澤家当主年録及び日記類は、江戸時代の大名、柳沢家当主歴代が残した古記録で、1800冊が平成25年度に奈良県指定文化財に指定されています。江戸幕府5代将軍徳川綱吉の寵愛を受けた柳沢吉保の「楽只堂年録」や、郡山に入封した柳沢吉里の「福寿堂年録」などが含まれ、畿内の譜代大名として知られた郡山藩・柳沢家のあゆみを知る上での基礎資料となっています。しかしながら、日記のなかには、水損により本紙が劣化していたり、小動物の食害により欠失が生じていたりするなど、損傷が激しく取り扱いが困難なものが見受けられます。今後の確実な保存と活用にそなえるため、今回、特に損傷の激しい10冊について保存修理を実施します。
プロジェクト内容説明
県指定文化財・柳澤家当主年録及び日記類の保存修理を実施します
令和8年度から令和9年度の2ヶ年をかけて、柳澤家当主年録及び日記類1800冊のうち、10冊の保存修理を実施します。今回の保存修理では、「御附記」あるいは「附記」と題された江戸時代後期の郡山藩の記録をまとめた冊子のうち、特に損傷の激しい、天明7年(1787)・寛政8年(1796)・寛政9年(1797)・寛政10年(1798)・文化2年(1805)・文化7年(1810)・文化14年(1817)・文政5年(1822)・文政9年(1826)のものを対象としております。いずれも冊子を解体した上で、クリーニングや欠失部分の補修を行い、改装して美観を回復します。また、今回の保存修理は、なら歴史芸術文化村の修理工房において、公開修復という形で実施します。
目指すところ
県指定文化財・柳澤家当主年録及び日記類の保存修理を実施します
柳澤家当主年録及び日記類のうちの10冊は現状、水損や蝕害による欠失などの破損が甚大であり、取り扱いに注意を要する状態です。現在実施している保存修理により、欠損部を補修し、汚損をクリーニングするなどして美観を回復するとともに、強度が弱まっている部分については補強を行い、安全な取り扱いと保存ができるようにします。こうした保存修理を実施することにより、将来の適切な保存を確実なものとし、博物館での展示や各機関による研究など、今後の活用にそなえます。また、なら歴史芸術文化村で実施する公開修復としては、冊子装の形状の文化財修理は初めての物件となります。様々な形態を取る古文書の、形態に即した修理方法を広く伝える貴重な機会にもなります。
寄付の使い道
今回の保存修理事業は奈良県と大和郡山市の補助事業として実施されます。県・市からは修理費が補助されますが、それでもなお多くの所有者負担金が生じます。いただいたご寄付はこの所有者負担分に充当し、活用させていただきます。
自治体からのメッセージ
奈良県指定文化財の保護へのご理解とご支援をお願いいたします
平成25年度に奈良県指定文化財に指定された柳澤家当主年録及び日記類は、質・量ともに江戸時代の大和を代表する藩政史料であり、大和の歴史を明らかにする上で極めて重要な文化財です。このたびは所有者である公益財団法人郡山城史跡・柳沢文庫保存会から公開修復事業へのご理解を賜って、なら歴史芸術文化村で実施する運びとなり、文化財の保護と活用という両面からその意義は大きいものになると確信しております。みなさまのご理解とご支援をお願いいたします。
事業スケジュール
令和8年~令和9年 本紙のクリーニング・補修・補強
令和10年3月 修理完了(予定)
柳澤家当主年録及び日記類のうち10冊の修理は、令和8年4月より着手しており、本紙のクリーニング・補修・補強などの処置を進めています。令和9年も同様の処置を進め、令和10年3月までには完了し、柳沢文庫へお納めする予定です。
【寄付に関する注意事項】
目標金額に到達しなかった場合の寄付金の返還はございません。
目標金額に到達しなかった場合、お預かりした寄付金は自治体内で使い道を検討し、自治体が取り組む各種の事業に活用させていただきます。
目標金額を超過した寄付金の取扱いについては、各自治体の判断となります。
また、クラウドファンディングの目標金額到達前に、自治体またはさとふるの判断により、寄付の受付を停止する場合があります。あらかじめご了承ください。
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受付終了後に入金が確認できたものについては、受付終了後に数字を更新いたします。





