演劇集団GreenScalesについて
演劇集団GreenScalesは、八王子・立川を拠点に2023年3月に活動を始めました。最初は、どこかの劇団に入ろうと考えていました。でも、お互いに気を遣うかなと思い、それなら自分で劇団を立ち上げるのが一番早いと思った。
「やるか!」「できるか?」
そんな感じで始まった劇団です。2024年6月の旗揚げ公演から、これまでに3回の公演を行い、2026年12月には第4回公演として、初めてのオリジナル作品『珈琲クローバー』を上演します。
『珈琲クローバー』について
2026年12月11日〜13日に上演する『珈琲クローバー』は、演劇集団GreenScales初のオリジナル作品です。舞台は、都会の喧騒から少し離れた地下にある「遺失物管理センター」。持ち主の現れないモノたちに囲まれた場所で働く牛飼誠のもとに、「私の約束、届いていませんか」と一人の女性・乙如那が訪れます。それぞれの想いが交差するとき、守るもの、探すもの、信じるもの、見据えるものが浮かび上がっていきます。そんな中、台帳にない「冬色キップ」という絵本が見つかる。さらに遺失物管理センターの突然の閉鎖が告げられます。
どこからともなく漂ってくる、コーヒーの香り。
これは、そんな遺失物管理センターを舞台にした物語です。
芝居との出会いから今まで
初めて芝居を観たのは、高校3年生のときだった。当時、演劇に興味があったわけではない。
たまたま観た舞台だった。でも、めちゃくちゃ感動した。
それでも、そのときは自分が芝居をやるなんて思っていなかった。
1998年4月、高校を卒業し専門学校へ。「せっかくだから、何かサークルに入ろう。」
そう思って探していたとき、高校3年生のときに観た劇団の作品をやっているサークルを見つけた。
「運命!」
そう思って、そこに入った。
声優の勉強をしながら舞台を続けているうちに、少しずつ舞台のほうへ比重が傾いていった。
専門学校を卒業して3ヶ月ほどが経った。サークル時代の友人から「緊急で」と声をかけられ、急遽その劇団の舞台に立つことに。そして、そのまま小さな劇団に入ることになった。
そこから約6年間、芝居を続けた。そして、芝居から離れた。
いろいろなことが重なって、気がつけば約15年。長い時間、舞台から離れていた。
2014年頃から福祉関連の事業所で働き始めた。そこで出会った利用者の人たちの思いや考えに触れるうち、少しずつ、芝居のことを思い出すようになった。その後、コロナの時期があり、入院もした。
いろいろなことが重なった。
そして、もう一度芝居をやろうという気持ちが、少しずつ強くなっていった。
できる限り、後悔を小さくしたい。そんなことを考えるようになった。
コロナが少し落ち着いたころ、最初は、どこかの劇団に入ろうと思っていたが。が、年も年だし、お互いに気を遣うかなと思った。だったら、自分でやるのが一番早い。自分のやりたいものをやるなら、自分で劇団を立ち上げるしかない。そう思った。
「やるか!」
「できるか?」
そんな感じで、2023年3月13日。演劇集団GreenScalesは始まった。
実現したいこと
演劇をもっと身近に。これが、演劇集団GreenScalesが目指していることです。演劇を観たことがない人に、無理に観てもらいたいわけではありません。まずは、「この辺でも芝居をやっているんだ」と知ってもらえればいい。街を歩いていて、「あっ、コンビニ」と気づくように、「あっ、ここで芝居やってるんだ」と気づいてもらう。そこで「へぇ」で終わっても、それはそれでいいと思っています。そのうち、何かのきっかけで「演劇、観てみようかな」と思ってもらえたら嬉しい。GreenScalesの芝居でも、別の劇団の芝居でも、それは構いません。
八王子・立川から芝居を発信しながら、この地域の中に演劇があることを少しずつ知ってもらう。そして、映画を観たり、ご飯を食べたりするのと同じように、「じゃあ、今度芝居も観てみようか」と思えるくらい、演劇が身近なものになればいい。演劇集団GreenScalesを知ってもらうことも、この地域で芝居をやっていることを知ってもらうことも、演劇そのものを知ってもらうことも、全部嬉しい。そのために、私たちはまず、自分たちが芝居を続けます。
「演劇、観てみようかな。」
そんなきっかけを、演劇集団GreenScalesはつくりたいと思っています。
これまでの活動実績
2023年3月、演劇集団GreenScalesは始まりました。最初の公演は、2024年6月の旗揚げ公演。無料で、劇場ではない場所での公演でした。オムニバス形式。メンバーにも未経験者が多く、公演は1回だけでした。そこから、2024年12月に第2回公演(全4回)、2025年8月に第3回公演(全2回)と、一つずつ公演を重ねてきました。公演を続ける中では、自分たちだけで何もかもできたわけではありません。いろいろな人に助けてもらい、協力してもらいながら、その都度、舞台を形にしてきました。そして2026年12月、第4回公演(全4回)を迎えます。
今回の『珈琲クローバー』は、演劇集団GreenScalesにとって初めてのオリジナル作品です。
オリジナル作品『珈琲クローバー』の誕生
演劇集団GreenScalesを始めたときから、オリジナル作品をやりたいと思っていました。でも、書ける人がいなかった。探しました。でも、見つかりませんでした。
自分の中には、「こういう作品が好き」「こういう芝居をやりたい」というイメージはありました。でも、それを文章にすることができない。自分で台本を書こうなんて、全く思っていませんでした。文才が0なので。
そんな中、AIと「自分はこういう作品が好き」という話をしていました。最初から台本を書こうと思っていたわけではありません。自分の中にあったアイデアをAIに話してみる。そこから出てきた言葉についてまた考えて、話してみる。そうやってやり取りを重ねるうちに、少しずつ作品の形が見えてきました。
その過程では、タイトルや設定などが、すでにある作品と重なっていないかも、その都度確認しながら進めました。もちろん、世の中にあるすべての作品を調べ切ったわけではありません。それでも、できる限り確認しながら、一つずつ形にしていきました。そして、その流れと勢いのまま、一本の作品を書き上げました。100%自分がやりたいものなのかは、正直まだ分かりません。それでも、書き上げた瞬間に思いました。
「ここから始まるには申し分のない作品だ」
そして、「これが、演劇集団GreenScalesだ」と。
ずっとやりたかったオリジナル作品。それが、ようやく形になった。
そう思ったとき、なんだかドキドキワクワクしました。
公演制作への想い
演劇集団GreenScalesの芝居を観て、何かを感じてもらえたら、それはもちろん嬉しい。何を感じるかは、人それぞれだと思います。ただ、演劇集団GreenScalesの芝居を観たことが、その人の人生の中の選択肢の一つになったらいいなと思っています。
「映画を観に行こう」「ご飯を食べに行こう」。そんな風に、「じゃあ、今度芝居も観に行ってみようか」となる。そうやって、演劇そのものが、もっと身近なものになってくれたら嬉しい。
演劇集団GreenScalesは、そのきっかけになりたいです。
今後の展望
一人でも多くの方に、演劇集団GreenScalesの芝居を観てもらえるようになりたいです。
現在の目標は集客500人。知り合いや関係者が中心だったところから、演劇集団GreenScalesを知らない方にも少しずつ広がっていけばと思っています。そして、劇団員も自分を含めて11人の形にしていきたいと考えています。お客様が来てくださり、芝居を観ていただく。その積み重ねの先に、劇団としてできることも少しずつ増えていくのだと思います。その中で、いつか劇団員にも報酬を出せるようにしたい。上手い下手に関わらず、お客様からお金をいただいて芝居を観てもらっている以上、プロとしての責任を果たさなければならないと考えています。
まずは芝居を作る。そして、観てもらう。観終わった後に、普段は当たり前のようにそばにいる誰かを思い出してもらえる。そんな芝居を、これからも演劇集団GreenScalesで作っていきたいと思っています。
皆さんへのお願い
劇場に足を運ぶのが初めての方も、これまで演劇に興味がなかった方も、ぜひこの機会に『珈琲クローバー』と出会っていただけたら嬉しいです。
「今まで演劇なんて観たことないけど、ちょっと行ってみようかな」。
そんなきっかけになれば、それだけでも嬉しく思います。皆さんのご支援が、地域で演劇を続けていくための大きな力になります。
最後に
『演劇がもっと身近な存在に』
演劇集団GreenScalesが、その第一歩となることを願い、これからも活動を続けていきます。
『珈琲クローバー』は、そのための最初のステップです。ぜひ、劇場に。





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