注目のリターン
はじめに
このプロジェクトをご覧いただき、ありがとうございます。
『「昆布を食え、昆布を。」昆布締め冊子制作プロジェクト』を企画した、植木弦です。現在、石川県金沢市の美術大学でデザインを学んでいます。
2025年、日本最北の島・礼文島への旅で、石原さんご一家と出会いました。島での滞在を重ねる中で、石原さんの人柄や活動に惹かれ、「昆布を使って、一緒にもっと面白いことをしたいね」と声をかけていただき、昆布の販売会を一緒に企画することになりました。その後も、大学にいるだけでは得られない、さまざまな貴重な機会をいただきました。
2026年春、石原さんから、
「去年作ってくれた冊子を昆布の横に置いていたら多くの人に手に興味持ってもらえて、今の冊子をアップグレードさせてもっと多くの人に読んでもらいたいんだ」
と連絡がありその時は「いつか実現できたらいいな」と思っていました。
しかし2026年、石原さんから「今年は昆布がほとんど採れない」と連絡があり、今こそ取り組むべきタイミングだ!と思い、急きょ礼文島へ向かいました。
礼文島では、聞いていたとおり昆布の漁獲量が減少し、多くの漁師が頭を抱えている状況でした。数年に一度、このような不作の年があるとはいえ、長期的に見ても昆布を取り巻く環境は変化しているようです。
現在、礼文島全体で昆布が大幅に減少していると断定できる状況ではありません。しかし、海水温の上昇などの環境変化が続けば、今後、礼文島でも同じような問題が起こる可能性があります。
2025年に金沢で開催した昆布の販売イベント「昆布を食え、昆布を。」
石原さんとの出会い
石原さんと出会ったのは、2025年の夏です。
「とりあえず最果てに行ってみたい」という思いから、昆布のことも礼文島のこともよく知らないまま、北海道の礼文島を訪れました。
海と山が近く、広大な自然が広がる礼文島で、漁師として紹介していただいたのが石原さんでした。
石原さんと食事をしながら、昆布や漁のこと、これからの海についてお話を伺いました。
石原さんは、移住者として礼文島で漁師になったそうです。島で漁師として暮らし始めた当初は、うまくいかないことも多かったといいます。
それでも、自分の信念を曲げず、自分なりの昆布づくりを続けていました。私は、石原さんの姿に次第に惹かれていきました。
「自分が昆布だったら、どうやって干されたいだろう」
これは、石原さんが昆布を扱うときに大切にしている考え方です。
昆布に対する並々ならぬこだわりと、その魅力を多くの人に知ってもらおうとする姿勢に触れ、学生である自分も、ものづくりを通して力になりたいと思うようになりました。
これが、このプロジェクトを始めるきっかけです。
石原さんへの取材から見えた昆布の現在
石原さんへの取材を通して、昆布がさまざまな課題に直面していることを知りました。
近年は、地球温暖化による海水温の上昇などにより、全国の昆布産地で漁獲量の減少や、生育環境の変化が問題になっています。
礼文島では、現在のところ昆布の量が大幅に減少しているわけではありません。しかし石原さんは、環境の変化が続けば、礼文島でも同じような状況になる可能性があると話していました。
かつて北海道の昆布は、北前船によって大阪や京都へ運ばれました。「天下の台所」と呼ばれた大阪や、京都の食文化を支え、日本の食文化の基盤の一つをつくってきた存在です。
昆布は、長い時間をかけて、日本の食文化や人々の暮らしに深く関わってきました。
その一方で私たちは今、昆布が少しずつ失われていくかもしれない未来に直面しています。

ものづくりを通して
昆布の現状を知っていく中で、石原さんの仕事や言葉を記録し、まだ知られていない昆布の魅力や、昆布を取り巻く課題を伝えることは、デザインやものづくりを通してできるのではないかと考えました。
この冊子は、昆布のおいしさを紹介するためだけのものではありません。昆布を通して人と人がつながり、昆布について考える人や、昆布に関わる人が少しずつ増えてほしい。そのような思いから、制作しました。
昆布の香りを届ける「昆布締め冊子」
「昆布締め冊子」と聞いて、疑問に思った方もいるかもしれません。
この冊子では、紙を昆布で挟み、昆布の香りを紙に移す「昆布締め」を行います。
石原さんの昆布の魅力は、味のおいしさだけではありません。昆布が大切に育てられ、加工され、消費者のもとへ届けられるまでの過程にも、大きな魅力があります。
その物語を伝えるためには、言葉や写真だけではなく、香りのような、より感覚的な情報を届ける必要があると考えました。
そこで、紙に昆布の香りを移し、冊子を開いた瞬間に昆布の香りを感じてもらうというアイデアにたどり着きました。
紙の昆布締めのテストの様子、紙に昆布の美味しそうな香りが移りました。
タイトルは
「昆布を食え、昆布を。」
昆布干し場で、石原さんがお腹を空かせた息子さんに行った一言です。
ユーモアがありながらも、まっすぐで力強いこの一言を、冊子のタイトルにしました。
この言葉には、昆布を大切に思う気持ちだけでなく、日本の食文化や、現代を生きる私たちが忘れかけている大切なことが込められているように感じます。
冊子の内容としては、日本における昆布の歴史的な背景や、石原さんの昆布がどのように作られているのかをイラストや写真を通して記録したものになります。礼文島で長い時間をかけて取材を重ね、リアルな葛藤などを描いた、冊子ならではの作品となっております。ぜひお楽しみください!
冊子のページ構成イメージ

石原さんからのメッセージ
僕はたまたま礼文島に辿り着き、ご縁が巡って漁師になり、気づけば昆布を採っていました。礼文島で採れる昆布は利尻昆布です。
だけど僕の昆布は利尻昆布の枠を超えた唯一無二の"イシハラ昆布"を作りたいと思っています。
それは賛否両論があるけど、僕の昆布に対する想い、こだわり、そして願い。それに共感して、応援してくれて、支えてくれる方たちに、これからも僕は昆布を届けていきたいです。
そして今回、植木くんと共に制作する昆布締め冊子。この冊子には昆布のことはもちろん、礼文島のことやイシハラ昆布の想い。さらに香りまでも閉じ込めています。昆布の香りで礼文島の大自然を感じてもらえたら、とても嬉しいです。
冊子制作にあたって
この冊子は、大量に印刷して一度に配布するものではなく、昆布に興味を持ってくださった方のもとへ、一冊ずつ大切に届けるものにしたいと考えています。少部数の印刷にも対応しており、冊子制作について相談しながら制作できる長野県の「藤原印刷」さんにお願いすることにしました。
実際に現地へ赴き実際の昆布と照らし合わせながら紙の種類や印刷方法を検討しました。
最後に
生態系を変えて昆布が採れる環境を作ることは私たちにはできません。
しかし、環境を変えようとするのではなく、現状を知り思いに共感し、仲間を作ることの方がむしろ今の私たちにできる大事なことではないかと思います。旅人であった私が石原さんの思いに共感したこともその中の一つです。
「昆布を食え、昆布を。」がその仲間を作る一つの手がかりになり、遠い最北で起きている現状に少しでも思いを馳せてくれることを願っています。
全力で制作の方、進めて参りますのでご支援よろしくお願いします。
資金の使い道
概算費用の内訳 (総額予定150万円)
総額予定:150万円
- 印刷費:A4判・64ページ・800部 1,250,000円
- 梱包・発送費用:100,000円
- クラウドファンディング手数料:150,000円
予定以上の資金が集まった場合は、冊子の増刷や、展示用什器の制作費などに活用させていただきます。
リターンについて








資金の使い道
概算費用の内訳 (総額予定150万円)
・印刷費 A4/64p/800部 1,250,000円
・梱包、発送費用 100,000円
・手数料 150,000円
予定以上の資金が集まった場合、増刷の際の資金や展示の什器などの資金に活用させていただきます。
実施スケジュール
- 2026年9月末:クラウドファンディング開始
- 2026年10月25日:クラウドファンディング終了
- 2026年11月3日:入稿データ完成・印刷開始
- 2026年11月23日:冊子納品
- 2026年11月下旬〜12月上旬:昆布締め•検品・梱包
- 2027年12月上旬〜中旬:リターン発送
<All-in方式>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
もっと見る
冊子のレイアウトを調節しています!
2026/10/09 13:53調節と印刷を繰り返しながらレイアウトを考えています!とても地味な作業ですが、とても重要なところなんです。しばらくはこのような作業が続きます! もっと見る
【束見本が届きました!】
2026/10/07 12:51本日の報告冊子のボリューム感、質感や表紙のデザインなど確認するため束見本を作っていただきました!昆布の質感がよく表現できているかと思います。またロゴは箔押し、細かいところまでこだわって作っていきます!藤原印刷さんありがとうございます! もっと見る
冊子の内容を少し公開します!
2026/10/06 13:17現在、冊子の中に入れる挿絵の制作をしています。礼文島でみた昆布の森のことを思い出しながら色鉛筆で少しずつ描いています!この挿絵がどのように使われるかは届いてからのお楽しみです! もっと見る





コメント
もっと見る