実施理由/背景
練供養で使用する全28装束の復元新調を行います
令和8年度に新調を予定している装束及び腰飾り等は、當麻寺練供養会式で使用される重要な祭礼用具です。しかし、現在は全28領の装束のうち、令和4年度に復元新調した上衣・下裳24領と、それ以前から使用している残る4領及び腰飾り等の付帯装備を併用しており、新旧の装束が混在した状態となっています。令和6年に當麻寺練供養会式が国の重要無形民俗文化財に指定されたことや、令和4年度の復元新調によって保存継承への機運が高まったことから、残る装束及び付帯装備についても復元新調を実施する必要があります。また、前回製作時に使用した染料や素材が保管されているものの、経年劣化が懸念されるほか、図様の作成など高度な伝統技術を有する技術者の高齢化も進んでいます。このため、年月を経て改めて製作する場合には、材料費や製作費の増加に加え、技術継承の面でも大きな支障が生じるおそれがあります。令和4年度に新調した装束と一体的に残る装束及び付帯装備を整備することで、祭礼の本来の姿を回復するとともに、貴重な伝統技術を継承し、當麻寺練供養会式を次世代へ確実に継承していきたいと考えています。
プロジェクト内容説明
練供養で使用する全28装束の復元新調を行います
當麻寺練供養会式で使用する装束や付帯装備には、復元新調が必要なものが残されていますが、それらを一度に整備するには多額の費用を要し、保存団体の負担も大きくなります。このため、令和4年度には全28領の装束のうち上衣・下裳24領の復元新調を実施し、残る4領及び腰飾り等の付帯装備については、優先順位を付けながら計画的に整備を進めています。しかし、必要な整備を保存団体のみの負担で実施することは極めて困難な状況にあります。また、前回の復元新調時に使用した染料や素材は保管されているものの、経年劣化が懸念されるほか、図様の作成など高度な伝統技術を有する技術者の高齢化も進んでおり、製作環境を維持できる期間は限られています。装束や付帯装備は當麻寺練供養会式を本来の姿で執行するために欠かすことのできない重要な祭礼用具であり、これらを一体的に復元新調することは、貴重な伝統技術を継承するとともに、国の重要無形民俗文化財である當麻寺練供養会式を将来にわたり確実に保存・継承していくための重要な基盤となります。
目指すところ
當麻寺練供養に使用する衣装の復元新調と行事の継続
當麻寺練供養会式は、當麻寺に伝わる中将姫伝説と浄土信仰を背景に、阿弥陀如来と二十五菩薩の来迎を荘厳な行列によって表現する伝統行事であり、令和6年には国の重要無形民俗文化財に指定されました。毎年5月14日に執行される練供養には県内外から多くの参拝者や観光客が訪れ、地域を代表する伝統行事として広く親しまれています。しかし、会式で使用する全28領の装束のうち、令和4年度に復元新調したのは24領のみであり、残る4領は従前のものを使用しているため、新旧の装束が混在した状態となっています。また、前回製作時に使用した染料や素材の経年劣化が懸念されるほか、図様の作成などの伝統技術を有する技術者の高齢化も進んでいます。そのため、残る装束を早期に復元新調し、装束の統一性を確保するとともに、製作工程や技術を記録し、次世代への継承につなげる必要があります。今回の整備を契機として、復元された装束の公開や情報発信を通じて会式の文化的価値への理解を深め、参拝者や地域住民、若い世代の関心と参加を促すことで、當麻寺練供養会式を将来にわたり安定的に保存・継承していきます。
寄付の使い道
當麻寺練供養会式で使用する全28体の菩薩装束の袈裟及び天衣を復元新調します。製作に当たっては、現存する古い装束のうち保存状態が良好で、吉祥文など格式の高い文様を有するものから6種類程度を選定し、彩色は7色程度を用いて、金入り繻珍、金襴、綾、錦など伝統的な素材により忠実に復元します。また、100年以上の長期使用に耐え得る耐久性に優れた素材・製法を採用し、文化財としての価値と実用性を兼ね備えた装束として整備することで、當麻寺練供養会式の保存・継承を将来にわたり支えていきます。
自治体からのメッセージ
1300年続く国指定無形民俗文化財の保護へのご理解とご支援をお願いいたします
當麻寺練供養会式は、中将姫伝説と浄土信仰を今に伝える我が国を代表する仏教行事であり、令和6年に国の重要無形民俗文化財に指定された貴重な文化遺産です。しかし、その継承には装束や祭礼用具の維持管理に加え、復元製作に携わる伝統技術の継承や多くの経費を必要とします。今回実施する菩薩装束の復元新調は、祭礼本来の姿を次世代へ継承するとともに、伝統的な染織技術や意匠を未来へ受け継ぐ重要な取組です。皆様からのご支援を通じて、當麻寺練供養会式の文化的価値や保存継承の意義について関心を深めていただくとともに、この貴重な文化遺産を将来にわたり守り伝えていく取組へのご理解とご協力を賜りますようお願いいたします。
事業スケジュール
令和7年度 菩薩装束袈裟15点の復元新調
令和8年度 菩薩装束袈裟11点と天衣8点の復元新調
令和9年度 菩薩装束天衣16点と腰飾り8点の復元新調
令和10年度 菩薩装束腰飾り14点の復元新調
令和11年度 菩薩装束腰飾り2点と菩薩装束上衣・下裳4体分の復元新調
本事業では、令和7年度に菩薩装束袈裟15点、令和8年度に袈裟11点及び天衣8点、令和9年度に天衣16点及び腰飾り8点、令和10年度に腰飾り14点、令和11年度に腰飾り2点及び菩薩装束上衣・下裳4体分の復元新調を計画しています。また、資料が少ない地蔵菩薩・龍樹菩薩・天童菩薩2体分の装束については、令和7年度から文様や色彩などの調査・検討を並行して進め、史実に基づく復元を目指します。各年度で計画的・段階的に整備を進めることで、菩薩装束一式を本来の姿で復元し、當麻寺練供養会式の保存・継承を将来にわたり支えていきます。
【寄付に関する注意事項】
目標金額に到達しなかった場合の寄付金の返還はございません。
目標金額に到達しなかった場合、お預かりした寄付金は自治体内で使い道を検討し、自治体が取り組む各種の事業に活用させていただきます。
目標金額を超過した寄付金の取扱いについては、各自治体の判断となります。
また、クラウドファンディングの目標金額到達前に、自治体またはさとふるの判断により、寄付の受付を停止する場合があります。あらかじめご了承ください。
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