<クラウドファンディングプロジェクトについて>
こんにちは、インターナショナルアートジャーナルNEWSONGを制作・発行している蜂谷翔子です。6年目の今年は"whispers of defiance/ 抵抗のささやき"というテーマで制作しました。表紙を飾っていただいた山本れいらさんの絵画作品のタイトルをテーマとしました。270ページのボリュームでフルカラー、サイズは持ち運びやすいA5サイズです。今年も絵、写真、エッセイ、詩など、様々な作品と声を掲載しています。300冊〜500冊の印刷・製本を目指しており、このプロジェクトで予約販売を行い、必要な印刷資金を確保することが目的です。
<NEWSONGについて>
NEWSONGは2020年のコロナ禍で、ずっとなんとなく作ってみたいと思っていたzineを、国内外の友人達に声をかけて作品を送ってもらい、作ってみたことが最初でした。作品がインスタグラム上などだけで消費されることや、企業スポンサーの広告にまみれた媒体に掲載されて本来のパワーやメッセージが少し曇ってしまうことが気にかかっていたので、普通の雑誌やテレビと違い、企業広告のない、クリエイティビティーと人間性を中心にした制作をしています。もちろんAIアートはゼロ。
私はサンディエゴ州立大学でメディア学の学位を取得し、日本に帰国後はジャーナリストとして8bit Newsでの取材・執筆活動や、週刊金曜日への記事の寄稿などを行いました。かき消されそうな声を大切にし伝える努力をするジャーナリストとしての経験はNEWSONGにも大きく反映されていると思います。
今年は日本、ノルウェー、フランス、アメリカ合衆国、パレスチナ、カナダから25名が参加しており、part 1: Beyond Flat/ビヨンドフラット, part 2: Travelers' Diaries/旅行者の日記, part3: Whispers of Defiance/抵抗のささやき, part4: In Oregon/オレゴン州で、という4つのパートの構成になっています。
<リターン、スケジュール、お金の使い道について>
リターンは、NEWSONG 6th issue や過去のバックナンバー、絵画作品などを準備しています。また、ご自分の店舗で販売したい方や贈答用に多めに欲しい方のために、少しお得になるリターンオプションも準備しています。
制作は既に完了しており、現在印刷のための資金集めを行っている段階です。クラウドファンディングは10月末まで行い、リターンの品は11月の中旬ごろまでに送らせていただきます。
集まった資金は印刷・製本、郵送費、クラウドファンディングの手数料に当てさせていただきます。集まった資金によって、300部〜500部の間で製本数が左右されます。半分ほど集まった場合は300部、全額集まった場合は500部の製本が可能となります。
<参加アーティスト>
山本れいら:Beyond Flat zine の翻訳を通じて知り合ったアーティスト。クィアやフェミニズムの視点や擁護だけでなく、帝国主義に対する問題意識も強く持っているため、思考力にインターセクショナリズムの実践を感じるアーティスト。美術史やアニメ文化を分析・解体し、抑圧者や男性に利用されてきた少女や女性の表象を取り戻そうとする姿勢に共感。注目のアーティスト。

小宮りさ麻吏奈:漫画家でありアーティスト。第二次大戦の時代の日本、そしてアメリカを生きたセクシュアルマイノリティーの人々の物語、「線場のひと」は英語とフランス語に翻訳されている。次はニューヨークでのアートレジデンシーに向かいます。

門眞妙:仙台拠点のアーティスト。芸術活動だけでなくプロテストなどにも参加したり、軍産複合体やパレスチナで起きている民族浄化について学び考え行動する機会をつくったりと、今まさに必要な人間性の復興に尽力されている方。彼女が見た東日本大震災の瓦礫や、ガザの瓦礫、この世界を彼女の作品の中に描かれた、今はまだそっぽを向いているキャラクター達と静かに見つめる体験を、今年のNEWSONGの読者さん達にもぜひしていただきたいです。
小澤潤子:蜂谷の幼馴染であり、世界中を旅した経験があり、現在メキシコ在住。今回はイラン旅行の際に撮影した写真を掲載させていただきました。被写体の人たちの笑顔や優しい顔、リラックスした感じが撮影者である彼女の人間性を写しているような気がします。

Erik Lindo:ポップからハードコアまで、やりたい音楽はなんでもやってしまう多才なノルウェーのミュージシャン。今回はハードコアパンクQUE LINDOについてのショートエッセイと写真。日本で暮らしたり、日本ツアーの経験もあります。

Jason Stoneking:パリに住むアメリカ出身のライター、詩人。編集作業をしない、ライブ執筆というライティングスタイルの実践者であり、それも手書き。文章による人物のポートレイト、空のスケッチ、ダンサーとのコラボなど、部屋にこもって何時間も執筆をするようなライターのイメージをひっくり返す、非常にエネルギッシュでエキサイティングなライター。

Lucas Lecacheur:作曲家、サーフボード作家、アートディレクター、総合アーティストで、ラディカルなサーフブランド、パーフェクトデザインの創始者。『サーフ、アヴァンギャルド、ロックンロール』というタイトルで、パーフェクトデザインの作品と世界ツアーの写真を掲載。

Sarah Jane Lambert:蜂谷がサンディエゴに住んでいた頃からの友人でアーティスト。水彩画の作品が多く、オリジナルのタロットカードの制作も。今年はICEに一言。

蜂谷翔子:NEWSONGを発行しているアーティスト、ライター。以前はジャーナリズムの中にアートの力を持ち込むという感じだったのが、今はアートをやりながらインデペンデントジャーナリズムのディシプリンをその中や仕組みにに生かすという感じになっているかと思います。今年はベトナム旅行についてのエッセイと絵を掲載。
Rajab Al Sendawi : 民族浄化の続く現在のガザの過酷な環境で暮らす車椅子バスケットボール選手、コーチのラジャブさん。パレスチナを代表してヨーロッパやアラブの国々でプレイをした経験があります。寄付を送りつつ、彼の物語と言葉を掲載させていただいています。人はただの数ではないのだと、彼の言葉や物語を通じて感じていただけたら幸いです。

田中龍作:インデペンデントジャーナリスト。平和国家としての基盤が危うくなっている現在の日本のことを憂いつつ、既に差別や政治により自由や平和を奪われた地域や人々の現実を伝えるため、戦地にも何度も行っている日本にはなかなかいないタイプのジャーナリストです。スリランカ、パレスチナ、アルメニアでの取材を掲載させていただきました。

Hazem Almassry:カナダ在住のパレスチナ人リサーチャー。パレスチナからの略奪と虐殺を長期に渡り可能にしてきたイスラエルの宗教的ロジックを解体・分析したエッセイを掲載させていただきました。なぜ人間が同じ人間に対してこんな残酷で非人道的なことをできるのか?暴力装置でもある国家というものに刷り込まれたことを解毒してゆくために、全ての人に読んでほしいエッセイ。
George Pritzker:サンディエゴ在住のミュージシャン。今年のテーマ「抵抗のささやき」から直接着想し制作した「苔と花崗岩」という音楽作品と、ビジュアル作品を掲載。昨年の表紙を飾っていただいたミュージシャンです。

内田涼:「tide pool : 潮だまり」シリーズを掲載。NEWSONGの創刊号の表紙を飾っていただいたアーティストです。なかなか掴むことのできないようなものをモチーフに取り入れていることが多い気がします。そしてそういった手に入れることはできないようなものに、私たちは確かに心を惹かれたり、大いに影響を受けていると思います。

Tatiana Ortiz-Rubio:クリップタイムと呼ばれる、時間の社会的構成概念と、身体障がいや病気と共に生きている人々の現実との不和合性に焦点を当てた「Non-Compliant 非従順」シリーズの作品を掲載。

Lea Dumayet:フランスとイタリアで活動するアーティスト。様々な素材を使った「彫刻」は、強さや脆さ、バランスや緊張感の満ちた空間へ鑑賞者を招待する。

Rebekka Deubner:フランスのフォトグラファー。地震、津波、原発事故という3つの災害を経験することとなった福島の若者、そして自然など周囲の環境のポートレイトを撮影するプロジェクトを過去に行なった。今回は抗議活動が権力側から大きな弾圧を受けたために大きなニュースにもなった、フランスの田舎での貯水池をめぐる物語と写真。人間と自然との間のぼやけてゆく境界線にカメラを向ける。

鈴木邦弘:原発事故のために帰還困難区域となった場所を何百キロも歩き、ドキュメントし、絵を描いている絵本作家。汚染された福島県双葉町の酒蔵を後にし、現在はシアトルに渡り酒造りを続けている冨澤酒造さんについてのエピソードと絵画作品を今年は掲載させていただきました。原発事故のショックやセンセーショナルさが消えた後もしっかりと我慢強く福島を見つめ、汚染の実体や人々の物語や心を伝え続けている貴重な存在。鈴木さんのアートや話に触れれば、国策アートに対する免疫もつくと思います。

Matt Volpe:ニューヨーク在住のアーティスト。子育てをしながら、ポップかつ重圧な絵を描き続けています!

なかちきか&ひげしくろう:かつて渋谷で野宿生活者と支援者が一緒に公園で共同炊事をするという活動をしていた「のじれん」についてのなかちさんによるエッセイと、野宿生活者を排除しようとする渋谷区による公園の夜間施錠を阻止するための「よなこ」の活動中にキャン太郎を生み出したひげしさんの絵を去年に続き掲載させていただきました。今年は絵の中にラブレターや風景画も登場。進化が続いている。
近廣直也:中野の鍋屋横丁でラーメン屋を営みつつ、休日の月曜日にイスラエル大使館を怒鳴りつけに行っている近廣さんが20代の時に書いた詩を掲載。

Peter Ryan:ポートランドでKusikiaというバンドをやっている友人。詩を掲載。

TOKO TAPE:インドネシア語でテープ屋さんという意味。インドネシア系アメリカ人のジョシュアのカセットテープのレーベル、ポートランドではじまりました。

Peel:同じくポートランドで今年始まった実験的なアートスペース「ピール」。ファーストzineを掲載。

Object Permanance:オレゴン州のセーレムで新しくレコードプレス工場を開いた友人のキャリーとアダムの物語。なぜ今レコードなのか?その理由をぜひ知ってほしい。

神山かおり: ジャーナリスト。南方新社さんから「奄美『緑』の脱植民地闘争」を出版。NEWSONG でも2022年から毎年、縄文時代から変わらぬ姿と生態系を今日まで繋いできている嘉徳浜や、浜の自然のサイクルを破壊するコンクリート護岸工事から守る活動をしている方々の声や物語、科学的知見を伝えてきました。神山さんの著書は長年の闘争を一冊にまとめあげたような本です。現在嘉徳浜では護岸工事が開始されている状況ですが、10月の工事再開直前に工事区域内で海亀の産卵があり、再び工事がストップしています。以前も嘉徳川で新種のエビが発見され工事が止まったこともありました。世界自然遺産でもある嘉徳浜、自然の素晴らしさを体験し、共生や、島の経済のあり方について考える上で訪れてほしい場所です。今年はNEWSONGの裏表紙を神山さんの本に飾っていただきました。






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