劇団アラン・サムセについて

劇団アラン・サムセは1988年に結成された在日朝鮮人劇団です。
アランは朝鮮半島の有名な民謡「アリラン」の原型の一つと言われる「アラン(阿娘)伝説」のヒロインの名前で、二つに分かたれた魂と肉体がお互いを探し求めるというテーマに、分断された民族と祖国を重ね合わせたものであり、サムセには一世から三世代(朝鮮語でサムセ)にわたる在日朝鮮人のサム(朝鮮語で「生」=生き様)を表現するという意味を込めました。
「日本語による在日文化が溢れる中で、母国語による在日朝鮮人の歴史と文化の継承、生き様と未来への希望の表現」を標榜して活動を始めましたが、1997年からは日本語、もしくは日本語と朝鮮語のバイリンガルでの上演に切り替わりました。作家と役者の世代交代、日本人観客の増加がその理由です。
使用言語は変わっても、また作家が変わっても、劇団は一貫して「日本社会の中の在日朝鮮人の生活と葛藤と未来への意思」をオリジナル脚本で描いてきました。
決して政治的なテーマを声高に叫ぶのではなく、日本社会と私たちの間にある問題や、在日社会の中にあるリアルな葛藤を、暮らしの目線から「笑いと涙」で包み込んで届ける——そんな表現を大切にしてきました。
近年は日本人俳優さんにも多く出演していただき、それぞれの「生き方」や問題意識を響かせ合いながら作品をつくっています。舞台を通して、在日同胞の皆さん、そして日本人の観客の皆さんと、もっと共感し合える温かい交流の場をつくっていきたいです。
「초혼/チョホン(招魂)〜蝶よ、その名前をのせて飛べ〜」

朝鮮半島出身女性たちの中で自身が日本軍「慰安婦」被害者であったことを初めて明かしたぺ・ポンギ(裴奉奇 1914~1991)。
そして沖縄の「日本本土復帰」に伴い新設された総聯沖縄県本部に赴任したキム・ヒョンオク(金賢玉 1942~2024)。
日本本土復帰(1972年)から3年後の沖縄で出逢い、幾重もの桎梏(しっこく)に苦しめられながらも、強く美しい一本の縄をなうかのように生きた二人の魂。
そして、戦争が終わったことも知らぬまま、いまも海に山に沈む数多の名もなき魂たち。
あの戦争の炎が、未だ燻り続ける世界に生きるわたしたちがいま直面しているものを、在日の視点から描きました。
在日1世には異郷だった日本が、わたしにとっては生まれ故郷です。
この身体に流れる血の故郷と、この身体を育んでくれた生まれ故郷の間で、わたしはいまも揺さぶられるのです。
作品に込めた私たちの思い

この作品は、日本軍「慰安婦」として沖縄に連れてこられたぺ・ポンギ(裴奉奇 1914年~1991年)さんと、彼女を支え交流したキム・ヒョノク(金賢玉 1942年~2024年)さん、実在した二人をモデルにした物語です。
日本植民地統治下の朝鮮で生まれ、沖縄で「性奴隷」の辛酸をなめ尽くし解放後(日本敗戦後)も貧困と差別の中で孤独に生きたぺ・ポンギさんの人生と、「沖縄返還」後に彼女と出会い、その「孤独」から救い出すべく尽力し精神的支柱となり続けた在日2世のキム・ヒョノクさんとの交流を描くことで、激動の歴史の中に埋もれた、埋もれようとしている被抑圧者の声を語り継ぎたいという強い想いがあります。

世界のいたるところで戦争、紛争が絶え間なく続き、国と民族、人と人を縦横に断ち分かつ分断線が日ごとに色濃く強固になっていく中で、そして「戦後」80年を過ぎてなお、在日米軍基地の負荷をほぼ単独で背負い苦難の歴史を刻み続ける沖縄の地で、この作品を上演することで、連綿と継続する植民地主義と未だ解決されない「過去清算」の本質を提示し、真の平和と融和、共生を希求します。
お二人の辛苦と魂の交流が刻まれた沖縄で、お二人への鎮魂の舞台として、そしてお二人の生きた証と想いを受け継ぎさらに次代に継承して行く決意の舞台として上演できることを、そしてまたこの想いが公演を支援してくださる皆様方と強く強く共有され、より深く大きな力に育って行くことを切に願っています。
▽▼▽▼▽▼公演情報▼▽▼▽▼▽
【東京公演】
2026/10/7(水)~10/11(日)
7日(水) 16時貸し切り公演
8日(木) 19時開演
9日(金) 19時開演
10日(土) 14時開演/19時開演
11日(日) 14時開演 ★終演後、劇団アラン・サムセ×在日本朝鮮人人権協会性差別撤廃部会トークイベントあり
※開場は上演の30分前 ※受付開始は上演の1時間前
■チケット代金(税込み・全席自由)
一般 前売 4,500円/当日 5,000円
学生 高校生以上 3,000円/小中学生 2,000円
■場所
高田馬場ラビネスト(http://www.rabinest.com/)
〒169-0051 東京都新宿区西早稲田3-27-4 第一キャラット河俣B1
【沖縄公演】
2026/11/12(木)~11/13(金)
12日(木) 19時開演
13日(金) 14時開演
※開場は上演の30分前 ※受付開始は上演の1時間前
■場所
那覇文化芸術劇場なはーと 小劇場(https://www.nahart.jp/)
〒900-0015 沖縄県那覇市久茂地3丁目26−27
■チケット代金(税込み・全席自由)
前売当日 3,000円
高校生以下 2,000円
■問合せ
劇団アラン・サムセ(https://arang-samse.readdy.co)
arang.samse@gmail.com
このプロジェクトの目的
1. 「今」しかできない——「戦後」80年、物語の原点「沖縄」で公演する必然性
「戦後」80年が過ぎた今、実在した二人の女性が生き、苦しみ、命を刻んだ沖縄の地でこの作品を上演すること。それは、私たち劇団アラン・サムセにとって悲願であり、使命です。 歴史の陰に埋もれかけている「性奴隷制問題」や個人の尊厳というテーマは、決して過去の遺物でも、遠い国の出来事でもありません。当事者の声を直接聴く機会が失われつつある「今」だからこそ、彼女たちが立った同じ風の吹く沖縄で、私たちの声と身体を通して命を吹き込み、未来へ語り継ぐ場を創出します。初となる沖縄公演は、単なる地方ツアーではなく、この作品が完成するための最後のピースなのです。
2. 埋もれた魂たちへ届ける「鎮魂の舞台」と、金賢玉氏の想いの継承
取材の過程で出会ったキム・ヒョンオク(金賢玉)氏の意思をつぎ、日本軍「慰安婦」被害者であるぺ・ポンギ(裴奉奇)氏の人生、そして沖縄の地に眠る人々のみならず、声を奪われ、歴史の静寂の中に消え去っていった数多の魂たちへ——この舞台を、魂を揺さぶる鎮魂歌として届けます。ただ歴史を伝えるだけでなく、いま生きる私たちの問題として心に刻み直す表現空間を創り上げます。
3.【切実なお願い】あと一歩の資金不足を乗り越え、ともに作品を届けるサポーターになってください
劇団アラン・サムセとして初となる沖縄公演は、大きな挑戦です。しかし現実は厳しく、キャスト・スタッフの渡航費用、機材の輸送費、現地での会場費・制作費といった多額の資金が重くのしかかっています。 現在の収支見込みのままでは、舞台美術や演出の規模を縮小せざるを得ず、届けたい表現の熱量を100%の形で実現することが極めて難しい状況です。
妥協のない最高のクオリティで沖縄の皆様に舞台を届け、この深い問いかけを社会へ大きく広げていくためには、どうしても皆様のお力が必要です。 単なる「制作費の補填」ではありません。この作品を一緒に沖縄へ運び、歴史と未来を繋ぐ「当事者」として、どうか私たちと一緒にこの舞台を創り上げてください。
リターンについて
①【チャガドコチュアル】コース/¥3,000・・・お礼メール(動画入り) + HPへのお名前掲載

心を込めたお礼のメール送付と、HPへのお名前掲載をさせていただきます。
※リターン選択の際に、掲載を希望されるお名前を【備考欄】へご記入ください。
イニシャルやニックネームも可能です。 掲載を希望しない方は「掲載希望なし」とご記入ください。
②【クスリボベ】コース/¥5,000・・・お礼メール(動画入り) + HPへのお名前掲載 + 公演記念待ち受け画像 + 東京・沖縄公演裏話会 視聴権
★公演記念待ち受け画像
最年長劇団員、金正浩のスマートフォン用待ち受け画像。待ち受けにしていたら、幸運が訪れるかも???
★東京・沖縄公演裏話会 視聴権
東京・沖縄公演の準備中に起きたアクシデントや本番中の楽屋の模様などを面白おかしくご紹介!オンライン配信を視聴できるURLをお送りします。
*12月下旬頃開催予定です。詳細は後日メールでお知らせします。
③【ナルゲ】コース/¥10,000・・・お礼メール(動画入り) + HPへのお名前掲載 + 公演記念待ち受け画像 + 東京・沖縄公演裏話会 参加権
★東京・沖縄公演裏話会 参加権
「東京・沖縄公演裏話会」に現地会場でご参加いただけます。是非皆さまのご来場をお待ちしています!(配信URLもお送りします)
*12月下旬頃・東京(新宿)にて開催予定です。詳細は後日メールでお知らせします。
④【プリキプンナム】コース/¥30,000・・・お礼メール(動画入り) + HPへのお名前掲載 + 東京・沖縄公演裏話会 参加権 + 次回公演割引券
★次回公演割引券:次回の公演の500円割引券を郵送させていただきます。公演情報はメールで随時お知らせします。
⑤【クンナム】コース/¥50,000・・・お礼メール(動画入り) + HPへのお名前掲載 + 東京・沖縄公演裏話会 参加権 +次回公演割引券 + アラン忘年会または新年会 参加権
★アラン忘年会または新年会 参加権
劇団アラン・サムセの忘年会、または新年会にご参加いただけます!皆さまと公演のお話はじめ、色々なお話ができれば嬉しいです。ぜひこの機会に劇団メンバーたちと交流しませんか?
*2026年12月~2027年1月、東京を予定しています。詳細はメールでお知らせします。
⑥【テヤン】コース/¥100,000・・・お礼メール(動画入り) + HPへのお名前掲載 + 東京・沖縄公演裏話会 参加権+ 公演招待券 + アラン忘年会または新年会 参加権 + 劇団員サイン入り上演台本プレゼント

★公演招待券
次回以降上演される公演にご招待!招待券を郵送させていただきます。公演情報は随時メールでお知らせします。
★劇団員サイン入り上演台本プレゼント
本公演の台本をプレゼントいたします。是非作品の世界により深く触れていただければ幸いです!
リターンの使い道
本プロジェクトでご支援いただいた資金は、以下の費用として大切に使用させていただきます。
・沖縄渡航公演の移動費
・制作費
・会場費
・リターンイベント開催費用
・クラウドファンディング手数料
スケジュール
・10月中旬 クラウドファンディング公開(50日間)
・10月7-11日 東京公演
・11月末 クラウドファンディング終了
・11月12-13日 沖縄公演
・12月以降 順次リターン発送
※スケジュールは変更になる場合があります。何卒ご了承ください。
最後に

私たちは、決して有名な劇団ではありません。
けれど、名もなき人たちの魂を集め、その「魂の棲家」となる作品を構築し、世に届ける情熱だけは誰にも負けないと自負しています。
この沖縄公演は、私たちの力だけでは届かない夢です。みなさまの支援があって初めて完成します。
ご支援いただく方の想いや魂も一緒に乗せて、共に沖縄公演を実現させたい。私たちと一緒に、この作品を遠くへ届けませんか? どうぞご支援のほど、よろしくお願いいたします。





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