はじめに
「またポップアップやるんですか?」
「今度はどこで買えますか?」
これまでイベントに出店するたび、そう声をかけてくださるお客様の笑顔を見るのが、何よりの励みでした。同時に、私の胸の奥には、申し訳なさと焦りもありました。
「限定された場所や時間だけでなく、いつでもお客様を温かく迎えられる『ホーム』を持ちたい」
改めまして、GUGGA(グッガ)代表の山後静音(さんご しずね)です。
2027年1月下旬、沖縄本島の中部エリアにあるプラザハウスショッピングセンターに、私にとって初めての常設店をオープンします。
これまでGUGGAでは店舗を持たず、さまざまな形で植物性のお菓子を届けてきました。新しい店では、お菓子を買うだけでなく、軽い食事やコーヒーを楽しみながら過ごせます。買い物の途中にひと息つき、子どもとおやつを選び、大切な人への贈り物を探す。
ここは、私たちがずっとつくりたかった、お客様と日常をともにするための初めての居場所です。
食べるものが違っても、同じテーブルを囲める
「食べるものが違っても、同じテーブルを囲める」。GUGGAを始めた頃から、ずっと大切にしてきた考え方です。

体質やアレルギー、生活習慣や好みなど、食べるものを選ぶ理由は人それぞれです。家族や友人と出かけても自分に合うものがなく、自分だけ別のものを探した経験がある方もいると思います。
GUGGAでは、一人ひとりが自分に合うものを選びながら、食事や会話を楽しめることを大切にしてきました。乳製品や卵、小麦を控えている方も、食の制限がない方も、同じテーブルを囲める店を目指します。
ヴィーガンの価値を大切にしながら、その人のからだや暮らしに合う選択も尊重したい。GUGGAが植物性の食を提案するのは、正しさを競うためではなく、選択肢を一つ増やすためです。
何より、一つのお菓子、一皿の料理として本当においしいこと。食べたあとに原材料を知り、「この素材で、こんな味や食感が生まれるのか」と驚いてもらえる店を目指します。

子どもは、おいしさにとても正直

息子が生まれてから、毎日の食事やおやつについて深く考えるようになりました。何が入り、どこでつくられたものなのかを知り、納得して選びたいと思っています。
原材料を確かめることは大切です。でも、子どもの反応を見ていると、何より正直なのは「おいしいかどうか」だと感じます。「からだにいいから」と説明しても、おいしくなければ手は伸びません。好きなものを食べたときの表情や、「もう一つ」という反応に迷いはありません。

だからこそ、原材料への配慮と、子どもが心からおいしいと感じることの両方を大切にします。子どもだけでなく、大人も一緒に食べたくなるものをつくります。新しい店では原材料を分かりやすくお伝えし、選ぶときの参考にしていただけるようにします。
GUGGAのお菓子の原点
私にとって、お菓子づくりの原点は、幼い頃に祖母と過ごした時間です。祖母の手書きのレシピ帳を見ながら一緒にクッキーやケーキをつくり、できたお菓子を囲んで食べる時間が大好きでした。
祖母のレシピ帳
キッチンと自然が好きだった私は、天文学と自然科学を学ぶためハワイの大学へ進み、ハワイ島ヒロで暮らしました。7人のルームメイトを通してヴィーガンの食生活を知り、植物性素材だけでも工夫次第で満足感のある味をつくれる面白さに惹かれました。そこから、祖母との思い出のお菓子を植物性素材で組み立て直すようになりました。
観測所があったマウナケア山頂
帰国後は日本の大学でフードサイエンスを学び、栄養や素材への知識を深めました。素材の配合や温度、焼き時間で、味や香り、食感が変わる。祖母との記憶と、科学するようにレシピを考える楽しさが、今のGUGGAの土台になっています。
ブランド名の「GUGGA」は、幼い頃、母の友人に「GOOD GIRL」と声をかけられたとき、私が「グッガ」と発音したことに由来しています。家族のあたたかい思い出をそのまま名前にしました。
私たちが本当においしいと思える味を
商品開発の出発点にあるのは、私たち自身が「もう一度食べたい」と思えるかどうかです。市場で求められる味も意識しながら、納得できるところまで試作を重ねます。
植物性であることだけに頼らず、香りや口当たり、余韻まで整える。その積み重ねがGUGGAらしい味につながっています。
試食したプロのパティシエから、素材の組み合わせと、植物性素材から生まれる食感を評価していただきました。
ヴィーガンだから選ばれるお菓子から、GUGGAだから選ばれるお菓子へ。自分への小さなご褒美や、大切な人への贈り物を選ぶときに、自然と思い出してもらえる存在を目指します。
ウェディングケータリング
2018年に鎌倉で始まり、沖縄へ
2018年に鎌倉でGUGGAをスタートし、ケータリングや焼き菓子の卸販売、イベント出店を重ねてきました。
ありがたいことに、ナチュラルローソンさんやビオセボンさん、JR東日本(東京駅)や羽田空港、そして沖縄移住後は美ら海水族館やジャングリアなど、企業のお土産菓子やメニュー開発にもたくさん携わらせていただきました。
大量生産でも絶対に味と品質をブラさない。そんな裏方としてのモノづくりで培った経験は、私の大きな自信になっています。

そして、スペイン・バルセロナの老舗パティスリーで修行し、横浜の洋菓子店や沖縄のTIMELESS CHOCOLATEで腕を磨いてきた夫(翔)も、裏方として強力に支えてくれています。
私のレシピ開発と、夫の確かな製菓・製造管理の知識。ふたりの得意分野を持ち寄り、工房での製造体制を整えながら今回の店づくりを進めています。

沖縄の素材やつくり手と出会い、ここにしかない味を
2026年9月、1歳半の息子を連れてヨーロッパのカフェやベーカリーを巡る旅に出ました。
ポルトガル視察
ベビーカーを押しながら親目線で歩いて気づいたのは、朝からコーヒーを飲むおじいちゃんも、おやつを食べる親子連れも、みんなが気負わず同じ空間で思い思いの時間を楽しんでいる風景でした。そして、地元の市場に並ぶ野菜や果物が、そのまま日々の料理やお菓子に当たり前のように使われていること。
「私たちが沖縄でやりたいのは、まさにこれだ」と強く思いました。
沖縄には、力強くて魅力的な素材がたくさんあります。
太陽の光をたっぷり浴びたパイナップルや島バナナ
もっちりと滋味深い田芋(タイモ)
清らかな香りを持つ琉球カワラヨモギ
ピリッと甘いスパイシーさを添えてくれるピパーチ(島こしょう)
新しいお店では、県内の農家さんやつくり手さんと直接繋がりながら、「こんな組み合わせがあったんだ!」とワクワクするようなお菓子や軽食をどんどん生み出していきます。つくってくれた人の顔が浮かぶような、沖縄の季節の恵みをぎゅっと詰め込んでお届けします。

なぜ、プラザハウスなのか
実店舗の場所を探していたときに出会ったのが、沖縄の歴史とともに歩んできた「プラザハウス」でした。
日本最古のショッピングセンターでありながら、どこか異国の風が吹き、ゆったりとした時間が流れる特別な場所。
地元のおじいちゃんおばあちゃんから、小さなお子さん連れ、海外からのお客さんまで、いろんな人が自然体で過ごしている。この誰をもあたたかく受け止めてくれる空気感が、「食べるものが違っても、同じテーブルを囲める」というGUGGAの想いとぴったり重なりました。
ここにオーブンを置いて、焼きたての香ばしい匂いとおいしいコーヒーの湯気を漂わせたい。お買い物のついでにふらっと立ち寄れる、地域の止まり木のような場所をつくりたいと思っています。
プラザハウスショッピングセンター
正直、不安もあります。でも、みんなと一緒に作りたい
私たちがつくりたいのは、お菓子をサッと買って帰るだけの場所ではありません。
仕事でくたくたになった日、「今日もお疲れ様」と自分を甘やかしに立ち寄れる場所
「これ、すごく美味しいよ」と大切な人へのお土産を選べる場所
ドアを開けたら、いつでも「こんにちは!」と温かい笑顔で迎えられる場所
あなたにとっての「もうひとつのホーム」のような場所にしたいと思っています。
……と、理想を語るのは簡単ですが、毎日お店を開けてお客様をお迎えする常設店を持つのは、私にとって人生で初めての挑戦です。
夫は工房での仕込みや技術面でしっかりバックアップしてくれますが、お店の現場に立ち、スタッフと一緒にチームを引っ張っていくのは私自身です。
これまで卸や開発という“裏方”にいた私が、直接お客様をお迎えする店主になる。「本当に毎日うまく回していけるかな」「スタッフを雇う責任をちゃんと背負いきれるかな」と、夜中に不安で胃がキリキリすることもあります。
店舗の内装や厨房機器など、自己資金をかき集めて準備を進めていますが、親子連れでも過ごしやすい空間をつくり、焼きたてのお菓子を届ける厨房を整えるには、私ひとりの力ではどうしても限界があります。
でも、だからこそ、この店を「私だけの小さなお店」で終わらせたくないんです。
お店が形になっていく過程も、バタバタと準備に奮闘する姿もぜんぶ共有しながら、「オープンを一緒に楽しみに待ってくれる仲間」になってほしい。そんな思いで、クラウドファンディングに挑戦することにしました。

目標金額と資金の使い道
目標金額:2,000,000円
いただいたご支援は、大切なお店づくりのために、1円も無駄にせず活用させていただきます。
厨房設備および什器の導入費
ゆっくりおやつやギフトを選べる店内の什器・空間づくりの費用
※200万円を達成した場合は、ネクストゴール(300万円)を設定し、製造設備のさらなる充実や、沖縄素材を生かした新商品開発の資金として活用させていただきます。
今後のスケジュール
2026年10月下旬:クラウドファンディング公開
2026年12月11日:クラウドファンディング終了
2027年1月下旬:GUGGAプラザハウス店 オープン予定
2027年1月以降:利用券・掲載系リターンの実施
2027年2月以降:焼き菓子の順次発送
※工事や許認可の進捗により変更が生じる場合は、活動報告にて速やかにお知らせいたします。
応援の声
このプロジェクトに寄せて、応援してくださっている皆さまからメッセージをいただきました!





最後に
私たちが目指すのは、特別な日だけでなく、なんてことない日常のすきまに、ふと思い出してもらえるお店です。
食べるものや選ぶ理由がそれぞれ違っても、同じテーブルで「おいしいね」と顔を見合わせられること。
2027年1月下旬、GUGGAは「お菓子を買う場所」から「日常を過ごせる場所」へと新しい一歩を踏み出します。
遠方で沖縄へすぐには来られない方へも、心を込めて焼いたクッキーを全国へお届けします。沖縄にお住まいの方や旅行で来られる方は、オープンしたらぜひ、ちょっと甘やかされに来てください。
GUGGAの新しい挑戦を、一緒に面白がって、応援していただけたら本当に心強いです。
温かいご支援を、どうぞよろしくお願いいたします!
GUGGA 代表 山後 静音





コメント
もっと見る