はじめまして。宮城教育大学4年の千葉百華と申します。
興味を持ってくださり、ありがとうございます。よかったら最後までご覧ください。
現在、ALL東北教育フェスタという「おせっかいで、見たい未来をつくる」という理念のもと、教育に興味のある学生に対して活動をしています。
「自分はひとりだ」と感じている子どもと希望を持って生きるために、スウェーデンに学びに行くことです。
[孤独と感じていたわたしが人の応援の力で自分の人生を変えることができたから]
わたしは3歳で親が離婚し、小中学時代に親からDVや育児放棄を受けてきました。家に帰ってもひとり、親の機嫌が悪いと罵声を浴びせられてきました。
学校ではたくさん友達を作ろうと、とにかく明るく振る舞ってきました。
そのおかげで友達がたくさんできて、学校生活は楽しかったです。
しかし、どんなに充実した学校生活を送っていても、家庭環境のことだけは大学生になるまで誰にも言えませんでした。
中学2年のときにわたしが家出をした日
数学の先生に「今日の百華おかしくない?大丈夫?」と声をかけられました。
先生からしたら何気ない一言だったかもしれませんが、
わたしの心の闇に気付いてくれた先生に心が救われました。
わたしも先生のようにしんどいことやつらいことを抱えている子どもの力になりたい!と思い、教育の道をを志すようになりました。
高校に入学後も友人関係は上手に、クラスでも目立つようなポジションにいました。
高校3年になって大学の推薦入試に落ちたとき、友達や学校の先生に「まさか百華が落ちるとは思わなかった」と言われて今まで信じてきたものが音もなく崩れ去っていくのを感じました。そこへ、親から「もうどうしようもないな。」と言われ「なんでこんな環境で生まれたんだろう。わたしは期待外れな人間だ。誰もわたしが苦しんでいることになんて気づいてくれないんだ。」と思い自殺未遂。死にたくても死ねない苦しみ。現実逃避することでしか何も伝えられない自分。
そんなときに声をかけてくれたのがクラスの男の子でした。
「あなたほど人に気を遣っている人なかなかいないよ。あなたは自分が思っている以上に周りから愛されているよ。」と。
そこから彼はわたしが大学に合格するためにつきっきりで勉強を教えてくれました。
あの時彼がいなかったら
今、私はここにいません。
先生からは第一志望の大学に行くのは無理だといわれていました。
しかし彼の存在を支えにして、私は自分を持ち直し、なんとか第一志望の大学に進学することができました。
その後、認定NPO法人カタリバやALL東北教育フェスタ、認定NPO法人底上げでの出会いを通して自分と向き合ったり、人と向き合ったりする中で「親の離婚やDVが一番つらいのではない。自分はひとりだと感じてしまうことが一番つらいのだ。」ということに気づくようになりました。
大学4年生になり、
世界青少年「志」プレゼンテーション大会に出場し、300人の前で自分の志をプレゼンしてきました。
ステージに立った瞬間、「わたしが今ここに立てているのは確実に支えてくれている人たちのおかげだ」と思ったと同時に涙が出てきました。
わたしは本来人に自分のことをさらけ出すなんてできなかったのです。自分の心を隠して生きてきたわたしが大勢の前で自分の魂を叫べるようになったのです。
それは応援してくださる方々が、
「どんなわたしでも百華だ。」と認めてくれているからだと。
そんな底知れない応援の力を知ってしまったわたしはクラウドファンディングでスウェーデンに行きます。
そしてわたしと同じようにDVや離婚、いじめなど「自分はひとりだ」と感じている子どもたちが自分や社会に絶望するのではなく、希望を持てるような存在でありたいのです。
きっとこのプロジェクトはわたしがもっとわたしらしく魂に沿って生きるプロジェクトになります。
[なぜ、スウェーデン?]
NPOカタリバでのカタリ場プログラムでわたしの魂の叫びを聴いた高校生は、「親には反対されるし、みんなには応援されないだろうから言えないけれど本当は学校やめたい」や「実はわたしも親が離婚していて、今日も兄から暴力を振るわれた。」などと吐き出してくれることがあります。
吐き出してくれた嬉しさもあるけれど、わたしはあなたに何ができるだろうかということを頭の中でグルグル考えます。あなたにとっての「幸せ」はなんだろうって。
わたしは目の前の人の幸せに本気で向き合いたい、一緒に考えたい。そしてわたしは自己満足であるけれど、目の前の人が幸せの選択肢をとることがわたしの幸せです。
そんなことに気づいたわたしは幸福度が高いことでも有名なスウェーデンで教育と社会への結びつき、幸せについて学んできます。
[スウェーデンという国]
スウェーデンは若者の『幸福度』が高く、選挙投票率は常に80%を越えます。自然との共生を意識した環境政策の先進国でもあります。
一人ひとりのQuality Of Life(”生きることの質”)が重視され、すべての人が、「よく生きる」ことを社会が支えている国の一つです。
(EDU TRIP in Sweden Webサイトより)
[スウェーデンの教育]
①高い政治参加意識を育む“民主主義の教育”
(提供:Demo)
スウェーデンでは、子どもや若者が社会に参画し、影響力を高めることがとても重視されています。そのため、学校教育の授業の中でも、とにかく「自分の意見を持つ」ことを促し、生徒に「どう思う?」「なぜ?」と先生は頻繁に尋ねます。クラスや学校は、民主主義を学ぶ場であるという考え方が浸透し、クラス会議のハンドブックにもデモクラシーを学ぶ要素がふんだんに盛り込まれています。
②大人も学び続けることが保障される”生涯教育”
(提供:Demo)
北欧の国々の人たちは、余暇の時間を大事にしています。「それこそが人生だ」「そのための人生だ」とさえ考えられています。
スウェーデンでは、それを充実させる活動体として、音楽談義や読書会、スポーツなどをする多種多様な「スタディサークル」や、様々な社会的活動をするための協会・共同組合である「フォレーニング」が数多く存在。多くの市民が参加しています。
③自然豊かでエコな国を支える“環境教育”
(提供:Demo)
環境保護において世界で最も進んでいる国とも言われるスウェーデン。2021年までに持続可能な社会を実現することを目指し、それを達成するために16の具体的な「環境目標」(いつまでに何をする)が定められています。環境教育は4才からスタート。自然を体験すること、野外に出て学ぶこと、体やこころを使った学びによって、持続可能な社会をつくるための態度や感性が育まれています。
(EDU TRIP in Sweden Webサイトより)
[EDU TRIP]
わたしは今回EDU TRIP in Swedenというプログラムに参加してきます。
EDU TRIPとは教育関係者や、教育を学びたい方向けに特化したマナビ旅です。教育先進地や問題を抱える国を訪問することで「日本の教育と社会を外側から眺める視点」を与えてくれます。
----旅の行程----(2019年3月22日~3月30日)
※旅程は現地の事情により変更になることがあります。
3月22日・金 / 23日・土(0日目 / 1日目)
・22日深夜に関西国際空港を出発(ドバイ乗り換え)
※成田からの乗り継ぎ便あり(応相談)
・23日お昼頃、ストックホルム/アーランダ空港着
・現地コーディネーターの達平さんによるレクチャー
・夕食交流会
3月24日・日(2日目)
・ストックホルム市街観光
(ガムラスタン地区・王宮・市場など)
・アイスブレイク
・旅の目的の確認/共有ワーク
3月25日・月(3日目)
・「小中一貫校」訪問
・「スタディサークル」訪問
・振り返り
3月26日・火(4日目)
・「高校」訪問
・「ユースセンター」訪問
・「若者団体」訪問
・振り返り
3月27日・水(5日目)
・「自然学校」訪問
・スタディサークル訪問
・「成人教育協会」訪問
・振り返り
3月28日・木(6日目)
・「ムッレ」訪問
・全体の振り返り
3月29日・金(7日目)
・午前中のんびり
・お昼過ぎにストックホルム/アーランダ空港を出発
(ドバイ経由で乗り換え)
3月30日・土(8日目)
・夕方頃、関西国際空港着〜解散
----参加決定理由----
他にもいろいろなプログラムがあり、迷いました。
その中でわたしがEDU TRIPに参加を決めた理由は2つあります。
1つ目は【学校現場だけでなく社会とのつながりを感じることができる】と思ったからです。
EDU TRIPでは義務教育学校(小・中学)、高校、自然学校のほかにユースセンターやスタディサークルに訪問します。
子どもの頃の教育だけでなく、若者や大人になってからの余暇活動や社会参加への促しの場を見ることができるため、ただ教育を学ぶのではなく社会と結び付けて学ぶことができると思いました。
教育が人の「生きる質=幸せ」にどうつながるのか学んできます!
2つ目はこのプログラムが【価値観の押し付けではなく、自分の価値観の再確認】になると思ったからです。
EDU TRIPツアーリーダーの武田緑さんにEDU TRIPの良さをお伺いしたところ、
実は「スウェーデンの教育がいいから日本でも取り入れよう!」という趣旨のツアーではない、ということが分かりました。
このプログラムの良さでもある参加者同士の夜のリフレクションでは、
同じ場所を見ても魅力的に感じるところは違ったり、ある人は「いい!」と思ってもある人は「違うなあ」と感じていたり、そんなことをリフレクションで話すのだとか…!
自分の常識や、日本のアタリマエとは異なる、
他国の教育のかたちに触れること。
その刺激がきっとわたしの教育観を照らし出してくれるのだと強く思っています。
[今後の展望]
EDU TRIP in Swedenで学び帰国した後
2019年4月下旬または5月上旬に学びの報告会を開催いたします。
自分自身のこれまでのDVや育児放棄を受けた経験やスウェーデンへ行ってきたことを中高生に伝える活動をしていきたいと考えております。
[ALL東北教育フェスタでの活動]
①合宿型イベント「夏フェス/冬フェス」を3回主催。
教育に興味のある学生を集めて学校の先生や塾の経営者、NPO代表など様々なキョウイクに携わる大人の話を聞き視野を広げます。その後大学生が自分のありたい姿について向き合う1泊2日のイベントです。
参加学生からは、「全員で創り上げた二日間は私にとって一生忘れられない日になる」、「このイベントでの気づきや学びをいかして、これからも自分の人生をがむしゃらにより価値のあるものに彩らせていきたい」などの感想をいただき、将来、教育に携わろうと努力する大学生の可能性を引き出し、また、教育に携わる仲間作りに貢献しています。
②「みやぎ県小中学生いじめ問題を考えるフォーラム」を年に一度宮城県庁と共同で小中学生がいじめ問題について考えることができる場の企画・サポートを行っています。
③「カフェフォーラム」を年に4-6回開催。
大学生が自分の考えや学びを気軽に発信でき、大学外の仲間と議論ができる場の提供をしています。
[その他活動]
大学1年生から3年生まで宮城/山形カタリバという組織で「カタリ場」というキャリア教育プログラムに携わっていました。
カタリ場は高校生に自身の経験を伝えることや高校生が普段話せない悩みや本音を聞き、高校生の将来を共に考える活動です。
[受賞歴]
元文部科学大臣下村博文氏、マンガ家松本零士氏が審査員を務める 世界青少年「志」プレゼンテーション大会で最優秀賞受賞。
読売中高生新聞や毎日新聞、Google等54媒体に掲載していただきました。
今回のクラウドファンディングでは、46.5万円を目標にall or nothing(46.5万円に到達しなければ、支援金額は全額支援者の方に戻ってくる方式)で行っています。
EDU TRIP 参加費 32万8000円(宿泊費、航空費)
燃料サーチャージ代・空港施設利用代 5万円
関西国際空港までの交通費 2万2000円
計 40万円
(現地の交通費・食費やお土産代などは自費。)
またCAMPFIREの手数料(14%)
6.5万
合計 46.5万円を目標に集めます。
*1000円コース
【学生限定コース】
・お礼のメッセージ
・活動報告メール(プロジェクトの進捗をお知らせいたします)
*3000円コース(①②は選択式です)
・活動報告メール(プロジェクトの進捗をお知らせいたします)
①【スウェーデンと千葉百華を感じようコース】(限定30名)
・手書きお礼メッセージ(スウェーデンのポストカード)(心を込めてお書きします)
②【まるで旅行気分?!生で現地を感じようコース】
・現地の生中継(このコース限定です!)(Zoomを使用する予定です)
・お礼のメッセージ
*5000円コース
【スウェーデンでの学びを聞こうコース】(限定60名)
・報告会無料ご招待(譲渡可)(2019年4月下旬または5月上旬開催予定)(開催地は仙台を考えています。)(交通費、滞在費はご自身でご負担お願いいたします。)
・活動報告メール(プロジェクトの進捗をお知らせいたします)
・お礼のメッセージ
*7000円コース
②【千葉百華に相談しようコース】(限定10名)
・イベントやプロジェクトのご相談に乗ります。(2019年12月末日まで)
(大学生向けイベントではかなり力を発揮できると思います。)
*10000円コース
【千葉百華の魂に触れようコース】
・志プレゼンや講演をしに行きます(別途交通費をいただきます)
・活動報告メール(プロジェクトの進捗をお知らせいたします)
・お礼のメッセージ
*30000円コース(①②は選択式で)
①【千葉百華をレンタルしようコース】(限定10名)
・千葉百華1日無料券(2019年12月末日まで)(イベントお手伝いや、雑用なんでもやります!)(公序良俗に反する内容、法令に違反する場合などはお受けできません)
・スポンサー表記させていただきます(プロジェクト関連のSNS投稿のみ)
・活動報告メール(プロジェクトの進捗をお知らせいたします)
・お礼のお手紙
②【イベント企画&集客してもらおうコース】(限定5名)(企画&集客サポート適用期間は3か月とします。)
\大学生向けイベントの開催や、集客などサポートさせていただきます!!/
「あなたのやりたい!」をカタチにするお手伝いをします。
2000人のイベントや合宿型イベントを企画運営をしていた千葉が全力お手伝いします!
・イベント企画(学生団体代表の千葉が一緒にイベント企画します)(営利目的・法律に反するもの以外)(1時間のオンライン打ち合わせ×3回まで)(仙台でオフラインの場合、別途交通費をいただきます)
・集客サポート(facebookシェアや大学生の集客のお手伝いします)(仙台開催だとかなりお力になれるかと)(営利目的・法律に反するもの以外)
・スポンサー表記させていただきます(プロジェクト関連のSNS投稿のみ)
・お礼のお手紙(心を込めてお書きします)
・活動報告
[リターンの報告会について]
EDU TRIP in Swedenに参加した学びのご報告と今後についてお話しさせていただきます。
日程 2019年4月下旬または5月上旬
場所 仙台市内
定員 60名
詳細については別途ご連絡させていただきます。
最後までご覧いただき本当にありがとうございます。
10月22日に京都で700人の前でプレゼンをし、海外渡航費用の支援をみなさんにお願いしたところいただいたコメントペーパーの中に
「あなたがしたいことなんだから自分で稼いで何とかするべきです他人に甘えすぎ。他人に頼るな。」というコメントをいただきました。
わざわざ書いてくださったことのありがたさと
やはり自分のやりたいことの発信は勇気がいることだと感じました。
正直に言って今も本当に怖いです。誰かに自分の想いを発信することが。
それでもわたしが今回このプロジェクトを立ち上げたのは
「自分はひとりだ」と感じている子どもが自分や社会に絶望するのではなく、「こうなったらいいなあ」と願って生きることができるようにしたいからです。
家族からの暴力、育児放棄、両親がいないこと
貧困、いじめ、差別…
本当に生きにくい世の中だと思います。
その中でも生まれてきたその子は幸せになる権利があります。
そんな子どもたちが生きる希望を持てるのであれば、
わたしは生きていてよかったと心の底から感じます。
今年の誕生日の写真です。サプライズされるのが苦手なので自分でパーティーを開催しました(笑)小学校からの友達から大学の仲間まで色んな人が仙台に集まってくれました。
どうか応援よろしくお願いいたします!
最新の活動報告
もっと見る無事に帰国。あっという間の9日間でした。
2019/03/31 09:32こちらの活動報告は支援者限定の公開です。
気づいたらあと2日、、!
2019/03/28 17:37こちらの活動報告は支援者限定の公開です。
無事つきました!!
2019/03/24 15:35こちらの活動報告は支援者限定の公開です。
コメント
もっと見る